見た目年齢を一気に引き上げてしまう顔のたるみ。
ふと鏡を見たときの自分の顔がたるんでいると、やるせない気持ちになってしまいますよね。
今回は、そんな顔のたるみを食い止める、意外な習慣をご紹介。
毎日のちょっとした意識で、若々しい肌をキープできる方法です。
- 顔のたるみはなぜ起きる?
- たるみやすいパーツはどこ?
- 顔のたるみを改善するにはどうしたらいい?
- 顔がたるまない方法はある?
- 顔がたるむ習慣は?
- ためしてガッテンで紹介された顔のたるみを改善する方法とは?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひ参考になさってくださいね。
Contents
1.顔のたるみの原因
顔のたるみは、なぜ起こってしまうのでしょうか。
その具体的な原因を見ていきましょう。
1-1.加齢
顔のたるみの原因のひとつとして、まず挙げられるのが加齢。
加齢は、次のようなさまざまな影響をもたらします。
・真皮層の衰え
加齢によって、真皮層は衰えていきます。
真皮層は、コラーゲンやエラスチンなどのハリや弾力を司る成分が存在する場所。
加齢によってコラーゲンやエラスチンの生産が減少や変性することで、たるみが引き起こされます。
・骨密度の低下
加齢によって、骨密度も低下。
土台となる骨が痩せてしまうことで、筋肉や皮下脂肪、皮膚などを支えきれなくなり、たるみが発生します。
とくに女性は閉経を迎えると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが急激に減少。
それに伴って骨密度も低下します。
・リガメントや筋膜の衰え
加齢によって、リガメントと呼ばれる皮膚や筋肉を骨とくっつけているパーツや、筋膜も衰えます。
それにより、皮下脂肪を支えきれなくなり、たるみが生じます。
1-2.紫外線
紫外線も顔のたるみの大きな原因です。
なかでも波長の長いUV-Aは真皮まで到達。
コラーゲンやエラスチンにダメージを与えてしまいます。
これによって肌にハリや弾力がなくなり、たるみが生じます。
UV-Aが多く降り注ぐのは、4~9月と長期間。
さらに、雲や窓ガラスも通過するため、一年を通して、曇りの日や外出しない日もUVケアをすることが大切です。
1-3.表情筋の衰え
表情筋の衰えも、顔のたるみを引き起こします。
長時間、無表情で過ごしていると、皮膚が下方向へ引っ張られてしまい、口元やフェイスラインがたるみやすくなってしまいます。
また表情筋が使われないため、血流が悪化。
肌にハリや弾力に必要な栄養が運ばれにくくなってしまうのです。
2.たるみやすいパーツ
以上ような原因によって、起こってしまう顔のたるみ。
なかでも、次のパーツはたるみやすい部分です。
2-1.目の下
目の下は皮膚が薄く、たるみが目立ちやすいパーツ。
目の周りの脂肪が支えきれなくなり目の下に移動すると、目の下が膨らみ、たるんでしまいます。
2-2.目頭と頬のあいだ
目頭と頬のあいだも、たるみやすいパーツ。
ゴルゴ線やミッドチークラインなどとも呼ばれます。
2-3.口元
口元は、表情筋の低下による影響を受けやすい部分。
たるみによって、鼻の脇から口元にかけてできるほうれい線、口から顎にかけてできるマリオネットラインなどが刻まれます。
2-4.フェイスライン
表情筋の低下や悪い姿勢によってたるみやすいフェイスライン。
顔と首の境がぼんやりして、あごの下にも脂肪がつきやすくなります。
3. 顔のたるみをとるためによく知られている習慣
では、顔のたるみを取るためには、どのような方法が有効なのでしょうか。
まずは、一般的によく知られている2つの方法をご紹介します。
3-1.フェイスマッサージ
ひとつめは、フェイスマッサージ。
マッサージをすることで、老廃物が流されてむくみが改善されたり、血流がアップして、肌に必要な栄養素がスムーズに運ばれやすくなります。
しかし、注意したいのは摩擦。
皮膚は摩擦を受けると、内部を守ろうと角質を厚くしてしまいます。
これが、くすみやニキビ、乾燥など、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまうのです。
またマッサージによってリガメントが、引き伸ばされるリスクも。
リガメントは、引き伸ばされるとたるみが悪化してしまいます。
そのため、頻繁なマッサージや強い力を加えたマッサージはおすすめできません。
そこでおすすめなのが、顔に触れないマッサージ。これは、NHKの人気番組だった『ガッテン!』で紹介されていた方法です。
顔に触れずにリンパを流すことで、間接的に顔のたるみにアプローチする方法です。
こちらの記事にて詳しくやり方を解説しておりますので、ご覧くださいね。
目の周りも皮膚も薄くデリケートなので、マッサージは危険。
顔に触れないマッサージに加えて、眼輪筋のトレーニングなどもをご紹介しておりますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
3-2.表情筋のトレーニング
表情筋のトレーニングも、顔のたるみを取る方法としてよく知られていますよね。
先述したように無表情で過ごしていると、皮膚が下方向に引っぱられてたるみやすくなってしまうので、時々トレーニングで刺激を与えてあげることも有効です。
こちらの記事には、顔ヨガブームの火付け役・間々田佳子さんのトレーニングを参考に、ゴルゴ線の消し方をご紹介しています。
さらに、こちらの記事には、マリオネットラインを予防するトレーニングをご紹介。
ツボ押しや美顔器などの情報も併せて掲載しておりますので、マリオネットラインが気になる方は参考になさってくださいね。
4. たるみ予防に役立つ【意外】な習慣
次のような意外な習慣も、顔のたるみによい影響を与えます。
意外と簡単な方法で顔のたるみが軽減・予防できるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
4-1. よい姿勢
まず意識したいのが、よい姿勢。
姿勢と顔のたるみは、実は深い関係があります。
常に下を向いていると、頭が前に傾いた状態となり、重力によって顔の皮膚や筋肉が引っぱられてしまいます。これが顔のたるみの原因に。
パソコンやスマートフォンの利用で、下を向く時間が多くなりがちな現代。
スマートフォンを目の高さに上げて見るなどして、姿勢を意識するとよいでしょう。
よい姿勢によって首や肩の緊張が和らぐと、血流もアップ。肌に必要な栄養素が運ばれやすくなります。
4-2.保湿
顔の保湿も、たるみを予防するためには欠かせない習慣のひとつです。
しかし、化粧品で保湿をしても、実際にうるおうのは角質層まで。
いくら保湿しても、ハリや弾力に関係している真皮層には、あまり影響がないように思われるかもしれません。
しかし、角質層をうるおいで満たすことで、キメがふっくらとしてしわが目立たなくなったり、
バリア機能を正常にしておくことで、紫外線などによる真皮層へのダメージを少しでも減らすことにつながります。
なかでもバリア機能の要である、セラミド配合の化粧品はおすすめ。
セラミドは水分をしっかり挟み込んで蒸発を防いでくれるので、長時間うるおいをキープすることができます。
4-3.食生活
肌のたるみを予防するには、栄養バランスのよい食生活も必要です。
なかでも次に挙げる栄養素は、意識して取るとよいでしょう。
・たんぱく質
細胞の元となる栄養素。肌のハリに欠かせないコラーゲンもたんぱく質で作られます。
多い食材
- 肉
- 魚
- 大豆
など
・ビタミンC
コラーゲンの合成をサポートするビタミン。抗酸化作用により、コラーゲンやエラスチンなどの酸化を防ぎ、たるみ予防に役立ちます。
多い食材
- キウイ
- パプリカ
- ブロッコリー
- いちご
など
・大豆イソフラボン
コラーゲンやエラスチンの合成をサポートする栄養素。女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをして、肌にハリやツヤをもたらします。
多い食材
- 納豆
- 豆腐
- 豆乳
など
・カルシウム
骨の形成に欠かせない栄養素。骨密度の低下によるたるみを予防します。
多い食材
- 牛乳
- ヨーグルト
- チーズ
など
・ポリフェノール
抗酸化作用のある栄養素。コラーゲンやエラスチンなどの酸化を防ぎ、たるみ予防に役立ちます。
多い食材
- ベリー類
- 赤ワイン
- カカオ
など
4-4.歯ぎしりや食いしばりの予防
歯ぎしりや食いしばりを予防することも、肌のたるみ予防につながります。
歯ぎしりや食いしばりは、咬筋に過剰な圧力をかけて、顔周りの筋肉を緊張させます。
これが、顔のたるみの原因に。
日常生活で歯ぎしりや食いしばりをしていないか意識してみましょう。
口をポカンと開けて、「あーっ」と発声するだけで、咬筋の緊張がほぐれるので、やってみてくださいね。
寝ているあいだに、無意識に歯ぎしりや食いしばりをしてしまう方は、マウスピースをつけるという対策もあります。
4-5.笑顔
笑顔で過ごすことも、たるみ予防につながります。
先述したように無表情でいることはたるみを促進する原因。
一人でいるときも、口角をきゅっと上げて、笑顔をキープしておくことが、表情筋トレーニングとなり、たるみ予防につながります。
また、笑顔で過ごすことで、ストレスが軽減。
ストレスは活性酸素を生み、肌を老化させる原因となるため、笑顔でいることが結果的にたるみ予防にもよい影響をもたらすと考えられます。
5.まとめ
今回は顔のたるみを取る、意外な習慣についてピックアップしてきました。
顔のたるみは、加齢や紫外線、表情筋の低下など、いくつかの理由で進行します。
よい姿勢を保つことや、保湿を心がけること、笑顔で過ごすことなど、日常で取り入れやすいことがたるみ予防につながるので、ぜひ心がけてくださいね。