ポーラリンクルショットの効果を写真つきレビュー!ほうれい線や目の下のたるみに1カ月塗ってみた。12年塗り続けた研究員が話題
しわ改善美容液の先駆けとして人気を集め続けているポーラの『リンクルショットメディカルセラムN』。
ほうれい線や額のしわなど、エイジングサインに悩む世代から絶大な支持を受けています。
しかし、リンクルショットは一本14,850円という高額な化粧品。
本当に効果があるのか、気になりますよね。
そこで今回は、45歳の私がリンクルショットを1ヶ月使い続けた結果を徹底レビュー。
ほうれい線、額、目元のしわにどのような変化があったのか、写真付きで詳しくレポートしていきたいと思います。
  • ポーラのリンクルショットは何ヶ月もつ?
  • リンクルショットの効果がわかる研究員のおじさんとは?
  • ポーラのリンクルショットでほうれい線は消える?
  • リンクルショットとBAはどっちがいい?
  • リンクルショットは何に効く?
  • リンクルショットはまぶたのたるみに効く?
  • リンクルショットとレチノール美容液、どっちがいい?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.ポーラのリンクルショットは何に効く?

ポーラのリンクルショットには、どのような効果が期待できるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

1-1.しわ改善

ポーラのリンクルショットに期待できるのは、「しわ改善」。
日本で初めてしわ改善効果が認められた成分を配合しており、しわ改善化粧品のパイオニアとして、大きな注目を集めてきました。
初代にリンクルショットが発売されたのは2017年。
その後、2021年には、『リンクルショットメディカルセラムN』がリニューアル発売されました。
リニューアル製品には、肌のハリとうるおいをサポートする独自成分が追加。
エイジング世代の肌悩みに寄り添ってくれるアイテムとして、注目を集め続けています。

1-2.有効成分「ニールワン」

リンクルショットに配合されている注目成分は、「ニールワン」と呼ばれる成分です。
ポーラは15年の研究の際、しわができるメカニズムを解明。
真皮層にダメージを与える、好中球エラスターゼという酵素の存在を発見しました。
好中球エラスターゼは、紫外線や表情を変える際に起きるかすかな炎症によって過剰発生して、コラーゲンやエラスチンを分解。それによって、しわにつながってしまうのです。
ニールワンは、好中球エラスターゼに合体して働きを抑制。コラーゲンやエラスチンの生成をサポートして、しわ改善を促してくれるのです。

1-3.リンクルショットは深いしわに効果的

なかでも効果が期待できるのが、深いしわの改善。
メーカーに問い合わせをしたところ、リンクルショットは、細かいちりめんじわよりも、深くしっかり刻まれたしわへの効果が期待できるとのことでした。
しわには、大きく分けて、乾燥による小じわと、老化による深いしわがあります。
乾燥小じわのケアは、毎日のスキンケアで丁寧に保湿をすることが大切。
一方、深く刻まれてしまったしわには、今回のようなしわ改善に特化した化粧品がおすすめです。
目の周りの乾燥小じわにお悩みの方は、こちらの記事にて原因と対策をご紹介しておりますので、よかったらご覧くださいね。

1-4.話題の研究員のおじさんとは?

リンクルショットの効果がわかると話題を呼んでいるのが、初代リンクルショットの開発に携わった研究員・檜谷季宏さん。
話題の研究員のおじさん

参考サイト:XユーザーのPOLA公式さん アクセス日 2023/10/18
檜谷さんは、なんと12年間リンクルショットを片側だけに塗り続けたといいます。
向かって右側のほうれい線は長く、左側はその半分以下ですよね。
12年間塗り続けるというのは大変ですが、これだけの効果が期待できると試してみたいと思いますよね。
ちなみに檜谷さんは、これからも片側だけに塗り続けていく予定とのこと。
15年後、20年後の左右差も楽しみです。

2.しわに悩む45歳がリンクルショットを使ってみた

そんなリンクルショットおじさんに触発されて、しわに悩む45歳の私も使い始めてみました。

2-1.リンクルショット使用前の写真

まずは、リンクルショット使用前の写真をご覧ください。
リンクルショット使用前の写真
額のしわがこちら。
眉を動かさなくても、このような3本のしわがしっかり刻まれています。
ここ数年は、前髪で隠す日々……(泣)
目尻のしわ
30代後半から目立ってきたのが、目尻のしわ。
「幸せの象徴っぽくていいかな♪」と何のお手入れもしなかったせいか、最近では笑わなくても目立つようになってきました。
細かいちりめんじわ
目頭の上下には、細かいちりめんじわ。
さらに目の下はたるみによって影ができています。
ほうれい線
ほうれい線がこちら。
左右どちらもありますが、とくに左側のほうれい線が、深く長く刻まれています。
さらにくっきり刻まれているのが、口角の横から顎に向かって伸びているマリオネットライン。
傷のようにしっかりしわがついてしまっている状態です。

2-2.使用した部位と量

今回リンクルショットを使用したのは次のとおりです。
使用した部位
①と記載してあるのは、米粒1~2粒分。
赤いラインは、しわに沿ってリンクルショットを塗布した部分です。
額
ほうれい線
額とほうれい線は、ヘッドから直接塗布。
ほうれい線につけたクリームを、マリオネットラインまで伸ばして塗布しました。
目の周り
目の周りは、1パーツにつき米粒1~2粒分を、指に取って塗布しました。
詳しい塗り方については、こちらの記事にて詳しく解説しておりますので、併せてチェックしてみてくださいね。

2-3.使用頻度

使用頻度は毎日。
1ヶ月、朝晩欠かさず塗り続けました。
しかし、テクスチャーがとても重めのため、2週目あたりからは朝のみ少なめの量(夜の3分の2程度)にしました。

3.1ヶ月使い続けた結果は?

1ヶ月
それでは1ヶ月塗り続けた後の肌の状態を、写真でチェックしてみましょう。

3-1.ビフォーアフター

まずは、額のビフォーアフターから。
ビフォーアフター
くっきり3本刻まれていたしわ。
若干、目立ちにくくなっているような気もしますが……そこまで大きな変化はないようです。
まぶたの細かいしわ
まぶたの細かいしわには、あまり変化を感じませんね。
一方で、目の下は影が薄くなったように感じます。
リンクルショットは目の下のたるみには効果がないと言われていますが、リニューアル製品はハリやうるおいを与える独自成分が追加されているので、目立たなくなったのではないかと感じています。
目尻のしわ
目尻のしわは、やや目立ちにくくなっていると思います。
ほうれい線&マリオネットライン
ほうれい線&マリオネットラインは、あまり変化なし。
一番気合を入れて塗布していましたが、残念ながらくっきり刻まれたままでした。

3-2.1ヶ月使ってみた感想

1ヶ月使ってみた感想は、次のとおりです。

・よかった点

よかった点は次の2つです。
・高い保湿力による安心感
リンクルショットを塗布した後は、しばらくうるおいが続きます。
夜寝る前に塗布すると、朝もまだしっとり感が残っているので乾燥肌の私も安心。
この高い保湿力は、乾燥しやすい季節の強い味方だと思いました。
・刺激がない
高機能な化粧品にしては、全く刺激がなく使いやすかったです。
肌がゆらぎがちな生理前の時期も、何の刺激も感じることなく塗布することができました。
この点は、同じくしわ改善効果のあるレチノールとは、大きな違いだと感じました。

・悪かった点

一方で、次のようにあまりよくないと感じる点もありました。
・塗りにくい
リンクルショットはかなりこっくりしたテクスチャー。
まるで軟膏のようで、正直塗りにくいです。
化粧水をしっかり浸透させてからでないとうまくなじまず、丁寧に塗布する必要がありました。
またとにかく重めなので、その後に乳液やクリームを塗るのも、やや塗りづらかったです。
・朝は使いにくい
テクスチャーが重いリンクルショットは、朝のメイク前は使いにくいと思いました。
とくに気になったのがTゾーン。
前髪がピタッとくっついてしまうほど、しっとりしているので、量を調整する必要があります。
とはいえ、メーカーの推奨は、朝晩2回。
常にニールワンが肌にある状態が望ましいそうなので、その他の油分を控えめにするなどして、油分過多にならないように気をつける必要があると思います。

3-3.持ちについて

持ちについて
今回、いろいろなパーツに惜しみなく使ったので、1ヶ月でほぼ使い切りました。
とくに額やほうれい線は、しわにそってクリームを出すので、けっこう量を消費します。
公式では「1部位使用で約4ヶ月」と記載されているので、長持ちさせたい方は、しわ改善したいポイントを1~2部位に絞って塗布するのがよいかもしれません。

4.リンクルショットとB.Aアイゾーンクリームとどっちがいい?

B.Aアイゾーンクリーム
同じくポーラから発売されているBAシリーズにアイクリームがあります。
リンクルショットとどちらが効果的なのでしょうか。

4-1. B.A アイゾーンクリームとは

B.A アイゾーンクリームは、目の周りの総合的なケアに適したクリーム。
目元の構造に着目して開発されており、うるおいとハリをもたらしてくれます。
テクスチャーは、リンクルショットに比べてみずみずしく、目の周りに広く塗布しやすいのが特徴。
目の周りに多く見られる、細かいちりめんじわにも効果が期待できるアイクリームです。
こちらの記事にて、リンクルショットとB.A アイゾーンクリームのテクスチャーの違いを写真付きでご紹介していますので、併せてチェックしてみてくださいね。

4-2.悩みに合わせてセレクトするのが正解

では、しわ改善美容液であるリンクルショットと、目の周りのケアに特化したB.A アイゾーンクリーム、どちらがよいのでしょうか。
それは、悩みに合わせてセレクトするのが正解。
  • 目の周りのちりめんじわ、目の下のたるみ……B.A アイゾーンクリーム
  • 目尻の深いしわ……リンクルショット
以上のように、ご自身の悩みに合わせて選んでみてくださいね。
ちなみに2つは、併用も可能です。
その際は、リンクルショットを先に、B.A アイゾーンクリームを後に塗るようにしましょう。

5.リンクルショットとレチノール美容液どっちがいい?

リンクルショットとレチノール美容液どっちがいい?
同じくしわ改善有効成分として注目されているレチノール。
レチノール配合の化粧品とリンクルショットはどちらがいいのでしょうか。
その違いを解説していきます。

5-1.レチノールとは?

レチノールとはビタミンAの一種。
近年日本でもしわ改善効果が認められて、配合化粧品が多数販売されています。
主に次の2つの効果が期待できます。
  • しわ改善……ヒアルロン酸の生成を高めることで、しわを改善。
  • シミやくすみの改善……ターンオーバーを整え、蓄積した不要な角質を排出することで、シミやくすみの改善をサポート。

5-2.しわにもシミにも

以上の特性から、レチノールは、しわだけでなく、シミにも効果を発揮してくれます。
リンクルショットはしわ改善だけですが、レチノール化粧品はシミやくすみへの効果が期待できるのが大きな違い。
私も過去にレチノール美容液を試してきましたが、40代を迎えて多発していた小さなシミがレチノールによっていくつか目立たなくなりました。
複合的な悩みをお持ちの方には、レチノール配合美容液がよいと考えます。

5-3.副反応が強い

しかし、レチノールは、リンクルショットと比べて大きなウィークポイントがあります。
それは副反応。
レチノールは、製品にもよりますが、赤みや皮むけなどの副反応が起こる場合があります。
そのため、最初は、数日おきに使用するなど、様子を見ながら取り入れる必要があります。
また、紫外線の影響も受けやすくなるため、製品によっては朝使えないものもあります。
私も実際、この赤みや皮むけを体験しました。
皮むけをしている部分は、ファンデーションのノリが最悪。
しっかり保湿してもファンデーションがうまくフィットせず、よれてしまいます。
副反応が強く出てしまった場合は、一旦使用を中止する必要も。
その点、リックルショットは、このような副反応はなく、朝晩使い続けられます。
副反応や使用制限がないことは、リンクルショットの魅力のひとつと言えるでしょう。

5-4.併用できるかメーカーに訊いてみた

リンクルショットとレチノールは併用できるのでしょうか。メーカーに聞いてみました。

リンクルショットとレチノール化粧品は併用できるのでしょうか?

ポーラ様
はい、それぞれ作用が違いますので、併用していただけます。

併用する場合、どのような順番で使えばよいですか?

ポーラ様
テクスチャーによります。レチノール化粧品が柔らかめのテクスチャーでしたら、先にレチノールを塗布して、後にリンクルショットをお使いください。レチノール配合のオイルでしたら、リンクルショットを先にお使いください。
ということで、併用はOKでした。
併用する場合は、それぞれのテクスチャーに合わせて、塗布する順番を変えてみてくださいね。

6.まとめ

今回は、ポーラ『リンクルショットメディカルセラムN』の効果について、詳しく解説してきました。
ポーラのリンクルショットは、しわ改善に効果が期待できる美容液。
ニールワンという成分が、コラーゲンやエラスチンを分解してしまう酵素の働きを抑制して、しわ改善効果をもたらします。
実際、1ヶ月間使ってみたところ、やや変化を感じた部分と、全く変化を感じなかった部分がありました。
メーカーいわく、たしかな効果を実感するには、12週間以上使う必要があるそうです。
話題の研究員のように、12年も使い続けるのは難しいと思いますが、リンクルショットでしわ改善効果を得たい方は、できるだけ長期間の使用を検討しましょう。
おすすめの記事