レチノール貯金で将来の美肌は作れる?おすすめ4選とA反応の様子を写真付きでレポート
あなたは「レチノール貯金」という言葉を聞いたことがありますか?
将来の美肌を作る方法として、美容のアンテナが高い人々から注目を集めているワードです。
レチノールは、厚生労働省から認められている医薬部外品の有効成分。
しかし、人によっては赤みや皮剥けなどの副反応が起こる、注意が必要な成分でもあります。
そんなレチノールを用いて、将来の美肌作りに役立てるには、どのようにしたらよいのでしょうか?
今回は、さまざまなレチノール製品を使ってきた私が効果と注意点を徹底解説。
併せて、A反応が起こった肌の様子も、写真付きでレポートしたいと思います。
また、初めての人でも使いやすいレチノール商品もご紹介していくので、参考になさってくださいね。
この記事では、次のような疑問が解決できます。
  • レチノール貯金とは何?
  • レチノールは何に効く?
  • レチノールの副反応は?
  • ビタミンAとレチノールの違いは何?
  • エリクシールのレチノールクリームの口コミは?
  • トゥベールのレチノールは毎日使える?
  • レチノールが合わないのは、どんな人?
  • レチノールを塗っていい頻度が知りたい
レチノールの特徴をしっかり理解して、あなたも「レチノール貯金」始めてみませんか?

1.レチノール貯金とは?

レチノール貯金とは?
今回クローズアップしている「レチノール貯金」というワード。
一体、どのような意味なのか、チェックしていきましょう。

1-1.将来のためのスキンケアの一環

レチノール貯金とは、「レチノールをコツコツ使い続けて、将来の美肌作りをする」というもの。
肌にレチノールの成分を蓄えておくというわけではなく、早くからレチノールを取り入れることで、将来エイジングサインが目立ちにくい美しい肌を目指すスキンケアです。

1-2.いつから始めればいい?

レチノール貯金は、いつから始めればいいのでしょうか。
おすすめは、30代前後。
まだ深刻なエイジングサインは現れていない時期ですが、少しずつターンオーバーは遅くなり、老化が始まっています。
この時期から少しずつレチノールを取り入れていくことで、40代の肌が変わってくるはずです。
ただし、やみくもにレチノールを取り入れるのは危険。
レチノールは正しく使ってこそ、効果が生まれます。
後ほど、正しい使い方や注意点をご紹介しますので、参考になさってくださいね。

2.レチノールの特徴

.レチノールの特徴
レチノール貯金を始めるにあたって、まずはレチノールの特徴を知っておきましょう。

2-1.ビタミンAの一種

レチノールとは、ビタミンAの一種。
脂溶性の成分であることから、クリームやオイルなど油分の多い製品に配合されています。
なかには、みずみずしいテクスチャーの製品もあるので、肌質に合わせて続けやすいものを見つけてみてくださいね。

2-2.レチノールの効果

2017年に厚生労働省により、医薬部外品の成分として認定されたレチノール。
次のような効果が期待できます。

・シミの改善

レチノールは、シミを改善する効果があります。
そこに関係してくるのが、表皮のターンオーバー。
レチノールは、このターンオーバーをサポートすることで、留まっているメラニンを排出する効果があります。
私も以前、トレチノインというレチノールを美容皮膚科で処方してもらい、シミの改善に取り組んだことがあります。
こちらで詳しく解説しておりますので、併せてご覧くださいね。

・しわを改善

レチノールは、しわを改善する効果もあります。
表皮のヒアルロン酸の産生を促して、肌表面をふっくらさせたり、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの働きを高めて肌にハリや弾力をもたらします。

3. レチノールの注意点

レチノールの注意点
以上のように、レチノールは魅力的な成分ですが、大変デリケートな成分。
使用する際には、注意が必要です。
実は私もつい先日、使い方を誤って、大きな失敗をしてしまいました。
その体験談も含めて、どのような点に注意したらよいのか、お話していきたいと思います。

3-1.A反応が出る場合も

レチノールは、A反応といって、赤みや皮剥け、カサカサなどの反応が起こる場合があります。
私は過去に、美容皮膚科で処方してもらったトレチノインを使った際、皮剥けが起こりました。
皮剥けが起きている間は、化粧ノリも悪く、不安な気持ちになりますが、たいてい、1週間以内で治ります。
さらに先日、新たにレチノールオイルを試してみたところ、3日目で盛大な皮剥けと赤み、ヒリヒリ感に襲われ、びっくりしました!
その写真がこちら。
赤みの起きた肌
赤みの起きた肌の様子。
皮剥けの起きた肌
皮剥けの起きた肌の様子。
実はこれまでたくさんのレチノール製品を試してきたので、肌が慣れていると油断して、たくさん塗ってしまったのです。
本来、気になる部分に少量だけを塗るのがよいのですが、広範囲に多く塗布してしまったのは、完全に自分のミス。
当たり前ですが、商品に記載されている量や塗り方を守るようにしましょう。

3-2.紫外線に注意

レチノールは紫外線にも要注意。
レチノールを肌に塗っている間は、紫外線の影響を受けやすい状態になっています。
製品によっては日中使えないものもあるので、注意しましょう。
レチノールを使っている時期は、必ず日焼け止めを塗り、できれば日傘や帽子などでガードすることをおすすめします。
先日、大きなA反応が起きた日に、子供の運動会がありました。
天気は、超・晴天。
紫外線を浴びたのは、ほんの30分でしたが、日焼け止めと日焼け止め効果のあるファンデーションをしっかり塗っていたので、大丈夫だと思っていました。
しかし、その日の夜から肌がさらに赤くなって、ヒリヒリ!
いつもの化粧品は痛くて使えなくなってしまいました。
結局、皮膚科で炎症を抑える薬をもらってきたところです。
運動会が終わってからレチノールのケアを始めればよかったと後悔しています。
紫外線を多く浴びる機会がある方は、レチノールを始めるタイミングもしっかり見極めてから始めることをおすすめします。

3-3.頻度やタイミングは製品による

レチノールを塗布できる頻度やタイミングは、製品によって違います。
1日おきの製品や、夜しか使えない製品などもあるので、取扱説明書をしっかり読み、それに準じて取り入れましょう。
くれぐれも、私のような失敗を起こさないようにしてくださいね。

4. かずのすけさんおすすめ 敏感肌でも使えるレチノール4選

敏感肌でも使えるレチノール
以上のように、副反応や使い方に注意が必要なレチノール。
敏感肌の人は、使うことができないのでしょうか?
実は、レチノールにはさまざまな種類があり、刺激がマイルドなものもあります。
今回は、美容を教える化学の先生・かずのすけさんがおすすめする、敏感肌でも使いやすいレチノールをいくつかピックアップして紹介したいと思います。

4-1.エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリーム

エリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリーム
資生堂が開発した、純粋レチノール配合の製品。
私も使っていますが伸びが良く使いやすいレチノールクリームです。

こちらの記事に私が使っている様子を詳しくレポートしておりますので、併せてチェックしてみてくださいね。

資生堂公式サイト

4-2.トゥヴェール レチノショット0.1

トゥヴェール レチノショット0.1
攻めの純粋レチノールに加え、グラナクティブレチノイドなど健やかな肌を維持する守りの4種のビタミンA誘導体を配合。
攻めと守りのバランスで、敏感肌でも使いやすいレチノール製品です。
日本製ですので、海外コスメが肌に合わないという方にもおすすめ。

4-3.アンレーベル ラボ Rエッセンス

アンレーベル Rエッセンス
こちらは水添レチノール配合の美容液。
水添レチノールは安定性が高く、紫外線によって分解されることがないというメリットがあります。
そのため、レチノールクリームを朝晩使いたい方におすすめです。

 

50mL で1,760円(税込)というお値段も魅力。お金をかけずに、少しずつレチノール貯金をしたい方にもぴったりだと思います。

4-4.シェルシュール モイスチャーマトリックスQ

シェルシュール モイスチャーマトリックスQ
こちらは、リノール酸レチノール配合の美容液。
美白の有効成分としても認可されている成分なので、美白としわ改善効果の両方の効果を期待したい方におすすめです。
肌のうるおいやバリア機能を高める、ヒト型セラミドも配合。

 

グリセリンフリーでみずみずしいテクスチャーなので、湿気の多い季節でも使いやすいアイテムです。

5. まとめ

今回は、「レチノール貯金」という言葉をピックアップしてきました。
レチノールはエイジングケア効果が期待できる一方で、副反応や使い方に注意すべき点があります。
レチノールの特徴を理解して、正しく取り入れていくことが大切です。
製品によっては、敏感肌でも使いやすいものがあります。
ご自身の肌に合ったレチノール製品を見つけ、将来の美肌作りを始めてみてくださいね。
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