ビニール肌とは?4つの原因と改善方法7選!画像付き診断シートで見分け方も紹介

あなたは「ビニール肌」という言葉をご存じでしょうか?

美容が好きな人は、もしかしたら耳にしたことがあるかもしれませんね。

ビニール肌とは、一見キレイなツヤ肌に見えますが、実は肌が敏感になっている状態。
悪化すると、ひどい肌荒れに繋がってしまう危険な肌なのです。

そしてこのビニール肌は、スキンケアが大好きな人が陥りやすい、という珍しい特徴もあります。

今回は、そんな「ビニール肌」に着目してみました。

  • ビニール肌ってどんな肌?
  • ビニール肌は自己診断できる?
  • どうしてビニール肌になっちゃうの?
  • ビニール肌は治せる?

このように考えている方は、ぜひ読んでみてください。

ちなみに私は皮膚が薄くスキンケアも大好きなので、一歩間違えればビニール肌になりやすい、ビニール肌予備軍。
ビニール肌にならないように、日々やりすぎないスキンケアを心がけています。

見極めの難しいビニール肌、早めの改善で「本当のツヤ肌」を目指しましょう!

Contents

1.ビニール肌とは

ビニール肌とは

まずは、ビニール肌が一体どんなものなのか、詳しくみていきましょう。

1-1.ビニール肌と美肌との違い

ビニール肌とは、その名のとおりビニールを貼ったような肌。

本当の美肌はキメが揃っていることで、肌にツヤが生まれます。
しかし、ビニール肌は、ただつるつるに見えているだけの状態です。

私たちの皮膚の一番外側にあるのは、わずか0.2㎜の表皮です。

この表皮はさらに

  • 角層
  • 顆粒層
  • 有棘層
  • 基底層

によってできています。

一番外側にある部分が「角層」です。
角層は、バリア機能の働きでうるおいを保ち、皮膚を外的刺激から守るという重要な働きがあります。

この大切な角層が薄くなってしまっている状態が、今回取り上げている「ビニール肌」。

本来の美肌のようにキメが整ってツヤが出ているわけではなく、角層が剥がれてつるつるになってしまっているだけなのです。

1-2.【画像付き】ビニール肌を見分けるセルフ診断

ビニール肌

美肌との見分け方が難しいビニール肌ですが、以下のような症状に当てはまる方は、ビニール肌になっている可能性があります。

ご自分の肌と照らし合わせて、当てはまる項目があるか診断してみてくださいね。

アップで見ると、肌にキメがない
洗顔後、肌がつっぱる
肌がピリピリする
肌に赤みがある
肌がテカテカしている
化粧ノリが悪い
肌にハリや弾力がない
乾燥がひどい
ニキビなどの肌トラブルが増えた
細かいちりめんじわや縦に入る不自然なシワがある
化粧水がしみる

 

肌がピリピリビニール肌には

2.ビニール肌を放っておくとどうなる?

ビニール肌を放っておくとどうなる?

さて、一見わかりにくいビニール肌ですが、放っておくとどのようなことが起きるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

2-1.肌が老化しやすくなる

ビニール肌を放っておくと、しみやしわ、たるみなどいわゆる「肌老化」を起こしやすくなります。

理由は、角層が担う「バリア機能の低下」。

角層は、バリア機能の働きでうるおいを保ち、皮膚を外的刺激から守っています。

しかし、角層が薄くなってしまったビニール肌は、うるおいが保てず肌は乾燥。

バリア機能の低下により紫外線の影響も受けやすく、ターンオーバーも乱れるのでシミができやすい肌になってしまうのです。

さらに、肌のハリや弾力と深いかかわりがある真皮層にも、ダメージが届きやすくなってしまうので、しわやたるみもできやすくなります。

このように、バリア機能が弱まったビニール肌は、あらゆる肌老化を招きやすくなってしまうのです。

2-2.スキンケア製品が合わなくなる

ビニール肌になると、今お使いのスキンケア製品が合わなくなってしまうことも。

今までは何ともなかったのに、急にヒリヒリしたり、赤みがでるなどの症状が出たら要注意。

お使いのスキンケア製品の見直しが必要です。

一旦、使用を中止して、トラブルの起きないスキンケア製品に変えていきましょう。

2-3.過剰な皮脂分泌が起こることも

また、ビニール肌によって乾燥が激化すると、それをカバーしようと過剰な皮脂分泌が起こることがあります。

通常、肌は適量の皮脂によって守られていますが、過剰に分泌された皮脂は、テカリや毛穴の詰まり、ニキビなどの肌トラブルを引き起こしてしまいます。

3.「スキンケアのやりすぎ」がビニール肌の原因に

ビニール肌を招く間違ったスキンケア

このように、あらゆる肌トラブルを引き起こすビニール肌。
原因は「スキンケアのやりすぎ」にあります。
詳しくチェックしていきましょう。

3-1.角質ケアのしすぎ

まず大きな要因になるのが、ピーリングやスクラブなどの角質ケアのしすぎです。

ピーリングやスクラブは、不要になった表面の角層をオフして、肌を整えることができるアイテム。

ザラつきやくすみ、毛穴やニキビなどに効果を発揮してくれるので、角質ケアを定期的に取り入れている方もいらっしゃいますよね。

しかし、やりすぎると必要な角質を剥がしてしまい、ビニール肌になってしまうことも!

クリニックのピーリングに多く使用されるのは「酸」。
細胞同士の結合を弱めるなどして、皮膚の表面をはく離します。
ホームケアで行うピーリングよりも効果が高い分、刺激も強いので注意が必要です。

一方、ホームケアで行うピーリングは、クリニックのピーリングよりはマイルドですが、それでもやりすぎれば肌への負担となってしまいます。
さらに、その後の保湿を怠れば、大きなダメージに繋がります。

スクラブは、粒子で肌表面をこするという物理的な刺激により角質を除去していくため、刺激が強すぎると角質が薄くなってしまいます。

角質ケアのあとは肌がつるんとなるので、頻繁にケアしたくなってしまいますが、行き過ぎた角質ケアはビニール肌への第一歩。十分な間隔を空けて行わなければなりません。

3-2. 毛穴パックの使いすぎ

ピーリングやスクラブ同様、毛穴パックのしすぎもビニール肌を招く原因のひとつ。

毛穴パックは、角栓を手軽にオフできるアイテムですが、角栓だけでなく角質も一緒に剥がれてしまいます。
パックをする時間が長すぎたり、頻度が多いと、必要な角質が剥がれてしまいかねません。

私はシートタイプの毛穴パックをすると、剥がした後にピリピリしてしまいます。
その後、しっかり保湿しても翌日までピリピリしたまま。必要な角質も剥がれてしまったのでしょう。
今ではシートタイプの毛穴パックは使用しないようにしています。

推奨時間を守る、頻度を減らすなどして、上手に取り入れなければビニール肌の原因にもなってしまうので注意しましょう。

3-3.強すぎるクレンジング

また、毎日のクレンジングも気をつけたいポイント。

メイク残りは、毛穴の詰まりや乾燥などあらゆる肌トラブルの原因になりますが、クレンジングのしすぎは肌に大きな負担となります。

  • 洗浄力の強いクレンジングでゴシゴシ洗う
  • 一日に何度もクレンジングをする
  • 長い時間、クレンジングをする
  • 拭き取り系のクレンジングシートを毎日使う

このような行為は、肌を乾燥させたり、摩擦によって未熟な細胞を作ってしまいます。
メイクの濃さに合わせた適切なクレンジングで、丁寧にやさしくメイクをオフしましょう。

3-4. 過度な洗顔

クレンジング同様、洗顔のしすぎもビニール肌を悪化させる原因になります。

  • あまり泡を立てずに、ゴシゴシ洗う
  • 長い時間、洗顔をする
  • 一日に何度も洗顔をする
  • タオルでゴシゴシ拭く

このような洗顔は、肌への刺激となります。
のちほど、正しい洗顔の方法を解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

4.ビニール肌の改善方法7選

ビニール肌の治し方

このように、過度なスキンケアが引き起こしてしまうビニール肌。
元の肌に戻すためには、スキンケアの方法を見直さなければなりません。

次に挙げるポイントを意識して、肌をいたわるスキンケアに変えていきましょう。

4-1.ピーリング、スクラブ、毛穴パックを使わない

まず、ビニール肌を改善する第一歩として

  • ピーリング
  • スクラブ
  • 毛穴パック

を一旦中止しましょう。

先述したように、これらは不要な角質や毛穴詰まりを除去するだけでなく、肌自体を薄くしてしまう可能性があるからです。

定期的にケアをしていた方は、毛穴などが気になってくるかもしれませんが、そこはグっとがまん。

「本当のツヤ」を手に入れるために、正常な角質を育んでいくことが大切です。

ビニール肌が完全に治癒して、不要な角質が蓄積するようになったら、週1回程度のスペシャルケアとして取り入れていきましょう。

4-2.やさしいクレンジング

毎日のクレンジングの見直しも大切。

ビニール肌になってしまった場合や、ビニール肌を予防するためには、肌にやさしいクレンジングを心がけましょう。

・肌にやさしいクレンジングを選ぶ

ビニール肌の改善には、クレンジング選びも重要。

クレンジングオイルは洗浄力が強く、落ちにくいファンデーションも落とすことができます。
しかし、肌に必要な油分まで一緒にオフしてしまうので、ビニール肌を改善したい場合は、おすすめできません。

また、拭き取りタイプのシートクレンジングは、摩擦が起きてしまうので、ビニール肌を悪化させてしまいます。

おすすめは、クレンジングミルク。
クレンジングミルクは、マイルドで肌への負担がもっとも少ないクレンジングです。

クレンジングミルクを、指が肌に直接触れないように、たっぷり使ってメイクを浮かせていきましょう。

ただし、洗浄力が弱めなので、メイクによっては落としきれないこともあります。

クレンジングミルクでも落とせるように、毎日のメイクを薄くしておくことも大切なプロセスです。

また、フォームタイプのクレンジングも泡がクッションになるのでおすすめ。
こちらも、指が肌に触れないように、十分な量の泡を使ってやさしくメイクを浮かせるようにしましょう。

・素早くぬるま湯で洗い流す

洗い流すまでに、時間をかけないことも大切です。

メイクが浮いてきたら少量の水を加えて乳化させて、素早くぬるま湯で落としましょう。
熱いお湯は、必要な油分を奪ってしまいます。

シャワーをそのままかけるのもNG!
水圧が刺激になって敏感なビニール肌を悪化させてしまいます。

ぬるま湯を手ですくって、やさしく洗い流すようにしましょう。

4-3.やさしい洗顔

次に見直したいのが、朝・夜の洗顔。

洗顔のしすぎは乾燥を招き、ビニール肌を悪化させてしまいます。

ただし、水だけで洗うと皮脂や汚れが残って、それが刺激になることも。

マイルドな洗顔料を使って、やさしく洗うようにしましょう。

・しっかり泡立てる

まずは、洗顔料はしっかり泡立てて、指が肌に触れないようにすることが大切。
泡立てネットを使って、たっぷりの泡で洗うようにしましょう。

・Tゾーンから洗う

洗うのは、皮脂の多いTゾーンから。
次に、Uゾーンや目の周りなどを洗うようにしましょう。

・ぬるま湯でやさしく洗い流す

クレンジング同様、すすぎはぬるま湯で行いましょう。
ぬるま湯を手ですくって、ここでもできるだけ手と肌が触れないようにすることが大切。

また、すすぎ残しも肌荒れの原因になります。
フェイスラインなどにもすすぎ残しがないかチェックして、しっかり洗い流しましょう。

・やわらかいタオルでやさしく拭く

ビニール肌を改善させるためには、タオルの質にもこだわりたいところ。

ガサガサのタオルは刺激になるので、肌触りのいいふかふかのタオルでやさしく肌を押さえるように水分を取りましょう。

4-4.丁寧な保湿

ビニール肌は常に乾燥状態。

洗顔後は、高保湿化粧品で丁寧に保湿するように心がけましょう。

手にたっぷりの化粧水をとり、やさしくハンドプレスするように保湿していきましょう。
手やコットンでパチパチ叩くのは、刺激になるので避けてください。

また、乳液も省かずに塗ることが大切。
乳液は、水分が蒸発しないように蓋の役割を果たしてくれます。
朝、晩ともにしっかり乳液を塗布しましょう。

セラミド化粧品を取り入れるも一手ですよ。
セラミドは、水分を挟み込んで蒸発を防ぎ、バリア機能を高めてくれる成分です。

ちなみに私は、セラミド配合のオイル美容液をブースターとして使用しています。

皮膚が薄く、水分を溜め込みにくい私の肌も、夕方まで乾燥知らず♪
乾燥肌の方や、インナードライの方にもおすすめです。

※セラミド配合のオイルの体験談はこちら↓

4-5.紫外線対策は一年中

そして、ビニール肌の人が特に力を入れていきたいのが紫外線対策。

ビニール肌はバリア機能が弱まっているので、紫外線の影響を非常に受けやすい状態になっています。

紫外線は、肌を黒くするだけでなく、乾燥、シミ、しわ、たるみなどのあらゆる肌トラブルの原因になります。
ビニール肌を悪化させる要因にもなるので、徹底して対策していきましょう。

・天気に関わらず紫外線対策をする

紫外線が降り注いでいるのは、晴れた日だけではありません。

快晴の日に対して、次の割合の紫外線が降り注いでいます。

  • 薄曇りの日……8~9割
  • 曇りの日……6割
  • 雨の日……3割

晴れていなくても、必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。

・日陰にいても紫外線対策をする

紫外線は、太陽から直接届く直射光だけではありません。

ちりやほこりで散乱された「散乱光」、地面に反射された「反射光」も肌に届いて日焼けを起こします。

日陰にいる時も、日焼けを起こさないように、しっかりケアしていくことが大切です。

・屋内でも日焼け止めを塗る

また、屋内でも日焼け止めを塗ることは大切。

紫外線は、波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cの3つに分類されます。

なかでもUV-Aは波長が長く、窓ガラスも通過します。
窓の近くで過ごしていると、うっかり日焼けをしてしまうことに。

たとえ外出する日がなくても、朝はスキンケアの最後に必ず日焼け止めを塗るように心がけましょう。

夏以外でも紫外線対策をする

紫外線は夏以外の季節も降り注いでいます。

UV-Aは4~9月、UV-Bは7~8月に多く降り注ぎます。

また、雪面は反射が強いので、冬でも日焼けを起こすことも。

一年を通して、しっかり紫外線対策をすることが大切です。

日焼け止めはやさしく塗る

ビニール肌になってしまっているときは、日焼け止めの塗り方も気を配りたいポイント。

手に充分な日焼け止めをとり、手に軽くなじませてから、やさしく塗布していきます。
このときも、ゴシゴシ塗りはNG。

できるだけ摩擦が起きないように、やさしく手で押さえるように塗布します。
細かい部分は指でそっと伸ばしていきましょう。

4-6.マスクの摩擦にも注意

すっかり必需品になったマスクも注意したいところ。

マスクをつける際、どうしても摩擦が起きてしまいます。

肌触りのいい敏感肌用のマスクをつけたり、ワセリンなどを使って摩擦を軽減するなど、できるだけ刺激を軽減するようにしましょう。

こちらの記事にマスク荒れを予防する方法が載っているので、よかったらチェックしてみてください。

4-7.生活習慣の改善

また、ビニール肌を治すためには、生活習慣を改善していくことも大切です。

  • バランスのとれた食事をする
  • 睡眠をしっかりとる
  • ストレスを溜め込まない

このようなポイントを意識して、美しい肌を育めるように体の内側も整えていきましょう。

5.症状が強い方は皮膚科を受診しましょう

症状が強い方は、皮膚科を受診しましょう

ここまで、ビニール肌のセルフケアについてご紹介してきましたが、症状が強い方やビニール肌かどうかわからない方は、皮膚科を受診することをおすすめします。

ビニール肌は、通常の肌荒れと違い、改善に時間がかかるもの。
間違ったケアをする前に、しっかりプロの判断を仰ぐのも近道です。

  • 一刻も早く治したい
  • ビニール肌かどうかわからない
  • ビニール肌がなかなか治らない

そのような方は、ぜひ皮膚科で相談してみてくださいね。

6.ビニール肌にまつわるよくある質問

Q&A

これまでご紹介してきたこと以外に、ビニール肌に関して寄せられる「よくある質問」にお答えしたいと思います。

Q1.ビニール肌はどのくらいの期間で回復しますか?

個人差があるため一概には言えませんが、1ヶ月以内での完治は難しいと言えるでしょう。

ビニール肌は角層が限りなく薄くなった状態ですので、これらの角層がすべて健康な角層と入れ替わる必要があります。

ターンオーバーは約1ヶ月と言われていますが、それは若くて健康な肌の持ち主の目安。また、すべての肌細胞が生まれ変わるにはさらに数ヶ月はかかることが予想されます。

ビニール肌の改善には根気がいりますが、シンプルなケアを継続して少しずつ健康な肌を取り戻しましょう。

Q2.レチノールが原因でビニール肌になりますか?

ビニール肌の原因は角質の削り取りすぎにあります。

レチノールにもピーリング作用がありますので、やりすぎればビニール肌になる可能性はあると言えるでしょう。

ビニール肌はバリア機能の低下によって乾燥しやすくなったり、ちょっとした刺激でも赤みやかゆみを感じやすくなる肌状態です。

このような症状が現れたら、スペシャルケアはお休みして、刺激の少ないシンプルなケアに切り替えましょう。

Q3.ヒルドイドでビニール肌は治りますか?

ヒルドイド(ヘパリン類似物質)は一定の保湿効果が見込めるため、乾燥しやすい状態であるビニール肌の保湿には有効です。

ただし、ヒルドイドには血行促進作用があるため、血友病や血小板減少症、紫斑病等の持病がある方は使用できません。

また、ヒルドイドは保湿剤ではなく皮膚炎等の治療に用いられる薬であるため、自己判断で使うことはおすすめしません。

ビニール肌は角層が薄くなった肌状態であるため、治すためには「薄くなった角層を元の状態に戻す」必要があります。

「ヒルドイドを塗ればビニール肌が治る」わけではありませんので、その点には注意しましょう。

Q4.ステロイドでビニール肌になりますか?

ステロイドは皮膚炎の治療に使用されますが、長期使用や過剰使用により皮膚が薄くなるなどの副作用があります。

そのため、大量のステロイドを長期間使用している場合は、ビニール肌につながる可能性も考えられるでしょう。

しかし、治療薬として処方されているステロイドを自己判断でやめてしまうのは避けるべきです。

また、用法・用量を守って正しく使用していれば、過度に副作用を恐れることはありません。

皮膚炎の治療中でビニール肌のリスクが心配な方は、医師に相談し、今後の治療方針を話し合うことをおすすめします。

Q5.フォトフェイシャル(光治療)でビニール肌になりますか?

クリニックや美容皮膚科で受けられるフォトフェイシャルはダウンタイムがほとんどない美肌治療として人気があります。

そんなフォトフェイシャルも、やりすぎると肌が刺激を受けすぎてターンオーバーが極端に短くなり、ビニール肌になる可能性があります。

施術間隔を短くしすぎない、必要以上に回数を重ねないなど、ビニール肌のリスクを減らしながら取り入れてくださいね。

1クールの治療が終わった後は、メンテナンスとして数ヶ月に1回を目安に必要に応じて施術を受けるようにしましょう。

Q6.ビニール肌の保湿にワセリンは使えますか?

ワセリンは赤ちゃんの肌にも使えるほど低刺激な保湿剤ですので、刺激に敏感になっているビニール肌の保湿に有効と言えるでしょう。

ただし、ワセリンには水分を与える力はありません。ビニール肌は水分を保持する力が弱くなっているので、刺激のない化粧水で水分を与えた後に蓋として使うことをおすすめします。

Q7.芸能人のツヤ肌はビニール肌によるものですか?

芸能人の肌はツヤツヤでツルンとしていて美肌そのものですよね。

あまりにもツヤ感がありすぎると「ビニール肌なのかな?」と思ってしまいますが、そうとも限りません。

メイクやライトの当て方によってもツヤ感は演出できますし、雑誌等の場合は修正も入りますので、肌がピカピカしているからといってビニール肌であるとは言えません。

中には行き過ぎたお手入れのためにビニール肌になっている方もいるかもしれませんが、ツヤのある肌がすべてビニール肌というわけではないことに注意しましょう。

Q8.足(すね)もビニール肌になりますか?

ビニール肌になるのは顔だけと思われがちですが、実は違います。

全身の肌でビニール肌になる可能性があり、特に脚のすねはムダ毛処理等で刺激を受けやすいため、ビニール肌になりやすい箇所です。

私も10代の頃に除毛クリームを頻繁に使っていて、すねがビニール肌になってしまったことがあります…。

ピカッと光るほどツヤがあるのに肌がすごく乾燥していて、肌が弱くなっている感じがありました。

除毛クリームの使用をやめて電気シェーバーなどの刺激の少ない処理方法に切り替え、入浴後の保湿を欠かさないようにしたら自然と治りました。

「ビニール肌になっているかも…」と思ったら、刺激を避けてしっかり保湿するよう心がけましょう。

7.まとめ

一見、美肌にみえる「ビニール肌」。
スキンケアが好きな人が陥りやすい、なんとも皮肉な肌トラブルですよね。

主な原因は、スキンケアのしすぎ。
角質を剥がしてしまうピーリングやスクラブ、毛穴パックは中止して、やさしく丁寧なスキンケアに変えていきましょう。

また、紫外線対策や生活習慣の改善などで、ビニール肌が悪化しないようにしていくことも大切です。

美容好きな人にとっては意外と難しい「やりすぎないケア」。

健やかなキメを育んで、本当の美肌を取り戻しましょう。

 


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