ほうれい線はワセリンで消える?予防法や有効成分、美容医療まで一挙公開

肌にやさしいワセリン。
リップケアや毛穴ケアなど、多様な使い方ができる保湿剤です。

あまりにも万能なので
「もしかして、ワセリンってほうれい線にも効くんじゃないの?」
あなたは今、そんな期待を抱いていらっしゃるかもしれませんね……♪

しかし結論から申しますと、ワセリンでほうれい線は消えません。

とはいえ全く意味がないわけではなく、長い目で見てほうれい線をワセリンで保湿しておくことは有効です。

どっちつかずの答えになってしまいますが、その意味を本記事で詳しく解説していきたいと思います。

  • ワセリンにはどんな効果がある?
  • どうしてワセリンでほうれい線が消せないの?
  • ほうれい線を消す化粧品や美容医療のメニューを知りたい!
  • ほうれい線を予防するスキンケアとは?

このような疑問をお持ちの方は、ぜひお読みくださいね。

1.ワセリンとは

ワセリンとは

まずは、ワセリンとがどのようなものなのか、チェックしておきましょう。

1-1.石油由来の保湿剤

ワセリンは、石油由来の保湿剤です。

「石油!?なんだか肌に悪そう」
そう思われがちですが、実はワセリンはとても安全です。

その理由は、高い精製技術。

原油に含まれる肌に刺激となる成分はほとんど除去されるため、デリケートな赤ちゃんの肌や敏感肌にも使えるほど肌にやさしい保湿剤なのです。

1-2.ワセリンは4種類

ワセリンは精製度によって、4つの種類に分類されます。

ワセリンは4種類

現在、日本に流通しているのは白色ワセリン以上のものがほとんど。
油焼けの心配もなく、安心して使うことができます。

1-3.ワセリンの効果

ワセリンは、皮脂膜のように肌をコーティングします。

肌に浸透せず皮膚の表面にとどまることで、肌の水分の蒸発を防止。また外的刺激から肌を守る効果もあります。

2.ほうれい線とは

ほうれい線とは

次に、ほうれい線とはどのようなものなのか、詳しくチェックしていきましょう。

2-1.鼻の横から伸びるライン

ほうれい線とは、鼻の横から口元まで伸びるラインです。

個人差はありますが、30代後半くらいから徐々に現れて、40代くらいから目立ち始めます。

ほうれい線は目元のちりめんじわなどとは違い、頬のたるみによってできる溝
メイクでは隠しきれないため、多くの人を悩ませるエイジングサインです。

2-2.ほうれい線の原因

ほうれい線の原因は、次のようにいくつかあります。

・真皮層の劣化

真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが、加齢や紫外線などによって変性や減少。肌のハリや弾力が失われて、肌がたるみ、ほうれい線の原因となります。

・表情筋の衰え

表情筋が衰えることで皮膚や脂肪を支えきれなくなり、肌全体が下降。
そこに溝ができて、ほうれい線が現れてしまいます。

・脂肪の急激な増減

脂肪が増えて皮膚が引き伸ばされ、その後急激にしぼんで皮膚が余ってしまうと、ほうれい線が現れることも。

若くても、急激なダイエットによってほうれい線ができてしまう可能性があるので注意しましょう。

3.ほうれい線はワセリンで消せない

ほうれい線はワセリンで消せない

そんな手強いエイジングサイン・ほうれい線は、ワセリンで消すことはできません。
その理由を具体的に解明していきましょう。

3-1.ワセリンは皮膚をコーティングするだけ

ほうれい線がワセリンで消えないのは、ワセリンが皮膚をコーティングするだけだからです。

ワセリンは、皮脂膜のように皮膚をコーティングして水分の蒸発を防ぐ効果はありますが、あくまでそれだけ。

皮膚に浸透して、肌の弾力をよみがえらせてくれたり、たるんだ表情筋をひきしめてくれるわけではありません。

そのため、すでにくっきり刻まれてしまったほうれい線を、ワセリンで消すことはできないのです。

3-2.長い目で見て、ほうれい線の予防にはなる

しかし、ほうれい線にワセリンを塗ることに、全く意味がないわけではありません。

肌は乾燥すると、ターンオーバーが乱れます。するとバリア機能が低下。
紫外線などの影響を受けやすくなり、真皮層にダメージが加わり、たるみが起こりやすくなってしまうのです。

そのため、ワセリンを保湿に取り入れてバリア機能を高めておくことは、長い目で見てほうれい線の予防になるといえます。

3-3.ワセリンだけでは、保湿は完成しない

しかし、注意したいのは、ワセリンの保湿力。

繰り返しになりますが、ワセリンはあくまで皮膚をコーティングするだけ。
もともとある水分の蒸発を防ぐことはできますが、水分量をアップさせることはできないのです。

そのため、肌の水分量をアップさせるものを塗布した後に、ワセリンで蓋をすることが大切です。

3-4. 肌の水分量をアップさせるもの

では、肌の水分量をアップさせるものとは何か。

・化粧水

それはずばり、化粧水です。

化粧水は、肌に水分を与えてみずみずしくしてくれる製品。
まずは、しっかり化粧水で肌にうるおいを与えてあげましょう。

洗顔後、顔全体に化粧水をたっぷり塗布します。

ほうれい線など、気になる部分には重ね付けを。

ほうれい線など、気になる部分には重ね付けを。

乳液で肌を整えます。

その後、乳液で肌を整えます。

少量のワセリンを手に取ります

最後に、少量のワセリンを手に取ります。
手のひらをこすり合わせてワセリンをなじませたら、ハンドプレスしながら頬に塗布。

あまり多く塗りすぎると、テカリやベタつきの原因になるので気をつけましょう。

乾燥が気になる部分にだけ

重さが気になる方は、口周りなど乾燥が気になる部分にだけ、ワセリンを塗布してもOKです。

・セラミド配合化粧品

また、肌の水分量をアップする成分として「セラミド」もおすすめです。

セラミドは、肌の角質層に存在するもので、水分を挟み込んで蒸発を防ぐ成分。セラミドに満ちた肌はバリア機能が高く、うるおいに満ちています。
紫外線などの外的刺激の影響も受けにくくなるので、ほうれい線ケアにも有効です。

ただし、セラミドは年齢と共に減少。
30代くらいから徐々に減り始めるので、セラミド配合化粧品で補ってあげるとよいでしょう。

私が使用しているセラミド配合美容液は、ピュアセラ美容オイル
ブースターとして使用すると、肌がやわらかくなって保湿力も持続します。

おすすめの順番

おすすめの順番は、こちら。

  1. ピュアセラ美容オイル……肌をやわらかくする&水分保持力アップ
  2. 化粧水……水分を与える
  3. ワセリン……水分の蒸発を防ぐ

このように、お手入れの最後に、ワセリンで蓋をしてあげてくださいね♪

4.ほうれい線に有効な成分

ほうれい線に有効な成分

初期の浅いしわであれば、レチノールやナイアシンアミドなどの成分も有効。
これらが配合された医薬部外品の製品がおすすめです。

4-1.レチノール

レチノールとはビタミンAの一種。

脂溶性の成分なので、クリームやクリーミーな美容液に配合されています。
ヒアルロン酸の生産を高めることで、しわを改善します。

4-2.ナイアシンアミド

ナイアシンアミドとはビタミンB3の一種です。

水溶性の成分で、化粧水や美容液に配合され、みずみずしいお手入れができるのが特徴。

コラーゲンの生成を高めて、肌にハリや弾力をもたらします。
また、メラニンの輸送を抑制することから、美白効果も期待できます。

5. ほうれい線に効く美容医療

ほうれい線に効く美容医療

すでにくっきり刻まれてしまったほうれい線は、化粧品でのケアに限界があります。
そこで注目されているのが美容医療。次のようなメニューが、ほうれい線ケアに取り入れられています。

5-1.ラジオ波

ラジオ波とは、電磁波のひとつです。

肌にラジオ波を当てることで、真皮層にあるコラーゲンが損傷。すると、コラーゲンの産生が促されるという仕組みです。

照射時はほのかにあたたかく、痛みはありません。

家庭用の美顔器やエステのメニューでもありますが、美容医療でのラジオ波よりも低周波で、効果はマイルドです。

5-2.ハイフ

ハイフとは超音波治療の一種。

筋肉と皮膚をつなぐSMAS筋膜に、熱エネルギーを加えることで、筋膜が収縮。
これにより、リフトアップします。

施術中は、チクチクとした痛みや、骨に響くような痛みを感じる人も。
施術後に赤みや腫れなどの副作用が出ることもありますが、やがて落ち着きます。

美容医療のハイフは、半年から1年ほど効果が持続すると言われています。

5-3.ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射も、ほうれい線ケアの施術のひとつ。

ほうれい線の溝に直接ヒアルロン酸を注入することで、ハリが保たれて溝が目立ちにくくなります。

注入されたヒアルロン酸は、約半年~1年ほどかけて徐々に体内に吸収されていきます。

6.ほうれい線を予防するスキンケア

ほうれい線を予防するスキンケア

このように、一度刻まれてしまうと改善が難しいほうれい線。
できるだけ予防することが大切です。

乾燥を防ぐことに加えて、次の2つのポイントを意識して、ほうれい線を予防しましょう。

6-1.UVケア

ほうれい線の予防に、何より大切なのはUVケア。

紫外線は

  • UV-A
  • UV-B
  • UV-C

の3種類に分類されます。

なかでも、注意したいのはUV-A。

UV-Aは、波長が長く真皮層まで到達。
肌のハリや弾力を司るコラーゲンやエラスチンにダメージを与えてしまうのです。

しかも、雲や窓ガラスも通過してしまうので、うっかり日焼けを起こしやすいという怖さも。
たとえ曇っていても、屋内にいても、しっかり日焼け止めを塗るようにしましょう。

またUV-Aは4~9月に多く降り注ぎます。
日差しが強くなる夏に限らず、一年中ケアすることが大切です。

6-2.摩擦を減らす

摩擦を減らすことも効果的。

摩擦が起こると肌のターンオーバーが乱れて、バリア機能が低下。
すると紫外線などの影響を受けやすくなってしまうので、注意しましょう。

洗顔時やスキンケア、メイクの際に、ゴシゴシしていないか、チェックしてみてくださいね。

6-3.過度なマッサージ

ほうれい線をケアしようと、マッサージをする方もいらっしゃいますよね。
たしかにマッサージによってむくみを解消しておくことは大切です。

しかし、過度なマッサージによって、筋膜を引き伸ばしてしまうとそれがたるみの原因に。
頻度や強さに十分気をつけて、行いましょう。

7. まとめ

今回は、「ほうれい線はワセリンで消えるのか」、という疑問をピックアップしてきました。

残念ながら「ほうれい線は、ワセリンで消えない」というのが結論です。しかし、乾燥を防いでバリア機能を高めておくことは、ほうれい線の予防につながるので、ワセリンが無意味というわけではありません。

化粧水などで水分を与えた後に、ワセリンでコーティングすることで水分の蒸発を防ぐことができます。

また、初期の浅いしわにはレチノールやナイアシンアミド、深く刻まれたほうれい線には、美容医療などが有効です。

コスパもよく、肌にやさしいワセリン。
正しい使い方で、ほうれい線ケアに役立ていきましょう♪

 

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