バオバブオイルのスキンケアが話題。アラフォー美容ライターが効果効能と使い方を解説 ※写真あり

長寿の巨木バオバブから抽出される「バオバブオイル」。
あなたはもうお使いですか?

バオバブオイルは、顔はもちろん全身のスキンケアにも使える万能オイル。
日本ではまだ知名度が低いですが、美容業界から熱い視線を注がれているオイルです。

ホホバオイルやアルガンオイルなど、いろいろな美容オイルがありますが、それらとバオバブオイルは、どのような違いがあるのでしょうか。

今回は、数年間オイル美容にハマり続けているアラフォーの私が、実際に試して詳しい使用感などをレポートしていきたいと思います。

  • バオバブオイルってどんなオイル?
  • バオバブオイルの効果効能を知りたい!
  • バオバブオイルはどんな成分でできてるの?
  • バオバブオイルを使ったスキンケア法を知りたい

バオバブオイルをスキンケアに取り入れてみたいとお考えの方、ぜひチェックしてみてくださいね。

1.バオバブオイルとは

.バオバブオイルとは

バオバブオイルとは、どのようなオイルなのでしょうか?
まずはその概要をチェックしておきましょう。

1-1.アフリカの巨木「バオバブ」

オバブ」とは、マダガスカルやアフリカに生息するという樹木。
成熟すると直径は10メートルを超えるほどの巨木で、独特な形をしています。

『星の王子様』にも登場することで、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。

1000年を超える木もあるといわれるほど寿命が長く、現地の人々からは「精霊が宿る木」として愛されてきました。

水分をしっかり蓄えることができるため、非常に乾燥に強いたくましい樹木です。

1-2. 種子から採れるオイル

そんな不思議な巨木の種子から採れるのが、今回ピックアップしている「バオバブオイル」。

種の中心部からごくわずかに採取される希少な油で、古くからアフリカの人々の肌を過酷な環境から守ってきました。

2.バオバブオイルの有効成分

バオバブオイルの有効成分

バオバブオイルは、どのような成分でできているのでしょうか。
詳しく掘り下げていきましょう。

2-1.バランスのいい脂肪酸

まずは、バオバブオイルの脂肪酸の構成比を見ていきましょう。

脂肪酸 構成比
飽和脂肪酸 パルミチン酸 18~30%
ステアリン酸 2~9%
不飽和脂肪酸 オレイン酸 30~42%
リノール酸 0~35%
リノレン酸 1~3%

抗酸化作用のあるパルミチン酸やステアリン酸、肌なじみをアップさせてくれるオレイン酸やリノレン酸など、美肌効果が期待できる成分が配合されています。

2-2.豊富なビタミン類

バオバブオイルは、豊富なビタミン類を含んでいるところも魅力のひとつです。

なかでも豊富に含まれているのがビタミンE。
100gあたり93㎎ものビタミンEを含んでいます。

ちなみに、アルガンオイルは51㎎、アーモンドオイルは31㎎、オリーブオイルは7.4㎎。
バオバブオイルの含有量が群を抜いていることがわかりますよね。

ビタミンEは抗酸化作用のあるビタミン。酸化しにくく長期保存が可能です。
(ただし、まったく酸化が進まないわけではないので、開封後はしっかりと蓋を閉め、すみやかに使い切るようにしましょう。)

他にも、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンFなど、美肌効果をもたらすさまざまなビタミンが含まれています。

3.バオバブオイルの効果・効能

バオバブオイルの効果・効能

バオバブオイルには、次のような効果・効能が期待できます。

3-1.保湿効果

バオバブオイルには、保湿効果があります。

肌なじみのいいオレイン酸や、肌をなめらかにしてバリア機能を高めてくれるリノール酸など、肌のうるおいに効果をもたらしてくれる脂肪酸が豊富。

しっとりしたやわらかい肌を目指すことができます。

3-2.強い抗酸化作用

バブオイルは、強い抗酸化作用の効果が期待できます。

バオバブオイルには、ビタミンEが豊富に含まれています。

ビタミンEは抗酸化作用のあるビタミンで、活性酸素によるダメージを抑えてくれます。

活性酸素は、紫外線や激しい運動、ストレス、喫煙などさまざまなことが原因で大量発生。
健康な細胞まで傷つけてしまうことから、しわやしみなど肌老化の原因になります。

そのため、ビタミンEが豊富なバオバブオイルは、エイジングケアにぴったりなオイルと言えるでしょう。

3-3.くすみ改善&血色アップ

バオバブオイルは、くすみの改善にも効果的。

バオバブオイルに豊富に含まれるビタミンEは、血行を促進する働きがあります。

メイク前にバオバブオイルでやさしくマッサージすれば、ほんのり蒸気したような明るい肌に。
くすみが気になる方にはおすすめです。

4.バオバブオイルの使用感

バオバブオイルの使用感

それではさっそく、バオバブオイルがどのようなオイルなのか詳しくレポートしていきたいと思います。

今回使用したのはこちら。
オリヂナル株式会社の「バオバブエッセンスオイル」。

こちらはバオバブオイル100%ではなく、ハイブリッドヒマワリ油をはじめ、多数のオイルがブレンドされている製品です。

(このように、新しいオイルを試してみるとき、ブレンドオイルを購入するのも一手。他のオイルや配合成分の恩恵も受けられて、使いやすく改良されていることが多いですよ♪)

バオバブの木

バオバブオイルは、成分表の2番目に記載されているので含有量は多いと考えられます。

ちなみに、このパッケージの上部にうっすら描かれているのが、バオバブの木です。

4-1.色

黄金色

バオバブオイル100%の製品は、黄金色をしています。
こちらの製品はブレンドオイルなので、透明に近い、薄い黄色でした。

4-2.香り

バオバブオイルは、ほぼ無臭。

匂いに敏感な方には、うれしいポイントですよね。
またエッセンシャルオイルと混ぜるときも、香りがぶつからないので使いやすいと思います。

4-3.テクスチャー

テクスチャーはさらさら

テクスチャーはさらさら。
手の甲に乗せると、すぐに垂れていきました。

伸びがいいので広範囲に使いやすいのはうれしいポイント。
逆に、こっくりとしたテクスチャーのオイルがお好みの方には、物足りないかもしれません。

ツヤが出ます

肌になじませるとこんな感じのツヤが出ます。一瞬でスーッと入り込んでいく感じではありませんが、5分もすると吸収されてしっとり&さらさらになりました。

5.バオバブオイルの使い方

バオバブオイルの使い方

バオバブオイルは、全身に使える万能オイル。
次のような使い方ができます。

5-1.フェイスケア

まずは、バオバブオイルを使用したフェイスケアをご紹介します。

・クレンジング

バオバブオイルはクレンジングに使用することが可能。
皮脂を落としすぎることなく、メイクをオフすることができます。

アイシャドウ・リップ(ティントリップではないもの)・アイブロウパウダー

左から、アイシャドウ・リップ(ティントリップではないもの)・アイブロウパウダーです。

バオバブオイルをなじませる

ここに、バオバブオイルをなじませると、すぐにふわっと浮いてきます。

このようにすっきり落ちています

ティッシュで拭き取ると、このようにすっきり落ちています。

ただし、市販のクレンジングに比べてすすぎにくいのがデメリット。
キュッと引き締まるようなすっきり感もないので、あくまで乾燥肌の方向けです。

・ブースター

バオバブオイルはブースターとして使うこともできます。

洗顔後の清潔な肌にバオバブオイルを塗布することで、血色もアップ。明るくしっとりした肌になります。

少量のオイルを手に出し、ハンドプレスするようにやさしく塗布してくださいね。

・スキンケアの仕上げに

バオバブオイルをスキンケアの仕上げに使うのもおすすめ。

化粧水や乳液など、いつものスキンケアを行い、最後に適量のバオバブオイルを塗布します。
水分の蒸発を防ぐことができて、うるおいのある肌を目指すことができます。

ただしさらりとしたテクスチャーなので、ひどい乾燥にお悩みの方や、重めのオイルに慣れている方には、やや軽く感じてしまうかもしれません。

・物足りない方はセラミド配合オイルがおすすめ

乾燥をしっかり改善したいのであれば、セラミド配合のオイルがおすすめです。
セラミドとは私たちの角質層にもともとある保湿成分。水分を挟み込んで蒸発を防いでくれる働きがあります。

しかし年齢と共に減少してしまうのが実状。

そこでセラミド配合のオイルを塗布することで、肌に補充することができます。

私も乾燥肌なので、冬場はセラミド配合のオイルに頼りっぱなし!
おかげで夕方まで乾燥が気にならなくなりました。

なかでも、ヒト型セラミドは肌なじみがよく、保湿力も抜群にいいのでおすすめです。

・ファンデーションなど他の製品に混ぜる

バオバブオイルを他のスキンケア製品やメイクアップ化粧品にブレンドしてもOK!

テクスチャーがやわらかくなり、保湿力もアップします。

ァンデーションなど他の製品に混ぜる

硬めのファンデーションに、1~2滴のバオバブオイルを加えます。

やわらかく伸びのいいファンデーション

やわらかく伸びのいいファンデーションになり、塗りやすくなりました♪

・メイク直し

メイク直し

またちょっとしたメイク直しにも大活躍。
綿棒に少量のバオバブオイルを含ませます。

くるくるなぞるだけ

マスカラがにじんでしまった場所などに、くるくるなぞるだけですぐにオフできます。

5-2.ボディケア

伸びがよく、広範囲に塗りやすいバオバブオイルは、ボディケアにも適しています。

・入浴剤の代わりに

バオバブオイルを入浴剤の代わりにするのもアリ♪
湯船に数滴垂らすことで、全身にうるおいをもたらしてくれます。

ただ香りがなく、バオバブオイルだけではリラックス効果は得られないので、私はエッセンシャルオイルを追加しています。

入浴剤の代わり

浴槽いっぱいに香りが広がり、リラックスできますよ。

・ボディマッサージに

バオバブオイルは、ボディマッサージに使うこともできます。

バオバブオイル100%のオイルは、決してリーズナブルではないので、ボディにバンバン使える、という感じではありませんが、伸びがいいのでマッサージしやすいのが特徴です。

ボディマッサージに

リンパが集中しているデコルテや、乾燥が気になるひじ、ひざ、かかとなど、気になる部分をピンポイントでマッサージしてみてくださいね。

6.まとめ

今回は、アフリカの巨木・バオバブから抽出されるバオバブオイルをご紹介してきました。

栄養豊富なバオバブオイルですが、なかでもビタミンEの含有量はトップクラス。
抗酸化作用によるエイジング効果、血色アップなどうれしい効果が期待できます。

一方で、重めのテクスチャーや、強い香りがあるオイルがお好みの方など、個性的なオイルが好きな方には物足りないかも、と思う点もありました。

いい意味でも、悪い意味でも、クセがなくノーマルなオイルだと感じます。

あなたも相性のいいオイルを見つけて、オイル美容ライフを楽しんでみてくださいね♪

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