馬油洗顔で毛穴から砂利が出るってホント!? 42歳の毛穴で試してみました※写真あり

こんにちは。美容ライターの小泉雨凜です。

あなたは「馬油洗顔」をご存じでしょうか?

それは昔ながらの、あの「馬油」を使った、一風変わった洗顔方法。
毛穴の角栓や汚れがよく取れるらしく、「砂利が出た」なんて表現が飛び交うほどSNSで大きな話題となっているんです。

私も角栓とは長い付き合い。
とくに小鼻の黒ずみはできやすく、20代の頃からシートタイプの毛穴パックや酵素洗顔などでケアしてきました。

しかし最近では、シートタイプの毛穴パックはピリピリしてしまったり、酵素洗顔でつっぱってしまうことも……。アラフォー&乾燥肌には、刺激が強すぎるみたいです。

けれど馬油洗顔は、しっとりふっくらするって噂!
ものは試しにと、さっそくトライしてみることにしました。

今回は、馬油洗顔をした様子を、写真付きで詳しくレポートしてみたいと思います。

1.馬油洗顔の発祥と話題性

まずは、馬油洗顔がどこから生まれたのか、そしてどんな風に話題になっているのか、チェックしてみましょう。

1-1.元鈴木さんのTwitterが発祥

馬油洗顔とは、元鈴木さんという女性のTwitterが発祥です

元鈴木さんとは、人気のコルセットブランドとアパレルブランドのオーナーで、経営と育児を両立する女性。
SNSのフォロワーは10万人を超え、ストレートでわかりやすい言葉による発信がとても魅力的です。

そんな元鈴木さんの話題のツイートがこちら。

乾燥にも毛穴にもいいなんて、ちょっと試してみたくなりますよね♪
しかも洗い流さなくていいなんて、ラクそう!

なんせ経営と育児を両立しているワーママの元鈴木さんのおすすめですもの、きっと時短に違いない。
このツイートを読んで、私も試したくなりました。

1-2.多くの人がトライした馬油洗顔

この元鈴木さんのツイートが話題となり、多くの人が馬油洗顔を試しているようです。
SNS上には、馬油洗顔にトライした方々の感想がたくさん上がっていました。

けっこう多くの人が、砂利を出してるんですよね〜!
100個くらい出たというツワモノも。

私は現在、W酵素と泥が配合された洗顔を使っているので、だいぶ毛穴が気にならなくなりました。
でも、もしかしたら毛穴に砂利がいっぱい隠れているかも!?
私も砂利、出してみた〜い♪

そんなミーハー心が刺激されて、トライしてみることにしました。

2.そもそも馬油ってなに?

そもそも馬油ってなに?
馬油洗顔に使われるのは、「馬油」という動物性のオイルです。

馬油とは、その名のとおり馬から採れる油のこと。
馬のたてがみや皮下脂肪から抽出されます。
肌なじみのよい不飽和脂肪酸が豊富に含まれているのが特徴。

皮膚を保護して乾燥を防ぐ効果があり、全身にも使えることから、スキンケア製品・シャンプー・石鹸など、馬油を使ったさまざまな製品も販売されています

3.準備したもの

今回、馬油洗顔をするにあたって、準備したものは次の4点です。

馬油洗顔をするにあたって、準備したもの

  • 馬油
  • ピュアセラ肌美水(拭き取り用の化粧水)
  • コットン
  • 寝起きの顔

3-1.ソンバーユ

いろいろな種類の馬油が発売されていますが、元鈴木さんがおすすめされているのは次の2種類です。

  • ソンバーユ
  • 北海道純馬油

私は王道のソンバーユで試してみることにしました。

ドラッグストアやAmazon、楽天などで、わりと手に入りやすい商品です。
うちの近くのココカラファインには、ボディミルクやワセリンなどが置いてあるコーナーにありました。(1,680円くらい)

3-2.ピュアセラ肌美水(拭き取り用の化粧水)

拭き取り用の化粧水には、ピュアセラ肌美水を使用。
これを選んだ理由は2つあります。

ひとつは肌が敏感なときも使える、ということ。
「拭き取る」という工程でどうしても摩擦が発生してしまうので、他のアイテムはせめてやさしいものを……と思い、肌美水をセレクトしました。

もうひとつは、香り。
開封したての馬油は匂いがほぼないので、化粧水でいい香りをプラスしたいと思いました。
といっても、肌美水の香りはわざとらしい強い香りじゃなくて、ほんの~りやさしい香り
洗顔なので、これくらいのやさしい香りがぴったりかなと思っています♪

3-3.コットン

コットンは、いたって普通のもの。
大判すぎると拭き取りづらいので、シンプルで手にフィットする小さめサイズにしました。

3-4.寝起きの顔

そして、最後に寝起きの顔。
皮脂もほこりも花粉も目やにもガンガン付着した、「とれたての朝の顔」を準備しましたよ!

さきほど保育園に子供を送り届けましたが、すっぴん&マスク&帽子で、現在、寝起き顔をキープしております(汗)

4.馬油洗顔で角栓を取ってみよう

では、実際に馬油洗顔を試してみたいと思います。

4-1.馬油洗顔前の毛穴

馬油洗顔で角栓を取ってみよう

こちらは洗顔前の私の肌のドアップです。(汚くてごめんなさい……!)

赤マルで囲んだ3ヶ所が、とくに毛穴の黒ずみが気になるところ。今回の出したい「砂利」ってやつですね。

上の2つの赤マルは、黒ずみができやすい鼻の上部分。
皮脂も多いし、紫外線や空気に触れやすいので、頻繁に黒ずんでいるスポットです。

そして、もうひとつの赤マルは鼻の穴の下。
なぜか、ここにいつも黒ずんだ角栓があるんですよね。
おそらく鼻の穴の近くなので洗いにくく、汚れがたまりやすいのでしょう。

このように私の肌にも若干、砂利が眠っているので、馬油で掘り起こしてみたいと思います。

4-2.馬油で顔を洗ってみました

馬油洗顔で角栓を取ってみよう

こちらがソンバーユ。
「馬油といえばソンバーユ」っていうくらい、有名な馬油ですよね。
実家やおばあちゃんちで見たことがある、という方もいらっしゃるかもしれません。

馬油は固めだったので、スプーンですくいました

通常は固形です。
この日は3月に入って間もない、まだまだ寒い日。
開封したての馬油は固めだったので、スプーンですくいました。
(その後、3月の中旬くらいになり暖かくなると、馬油も柔らかくなっていました。夏には液状化しそうです。)

マスカット大くらいの馬油をとります
ケチると摩擦になるので、贅沢に使いましょう!

馬油の融点は30〜43℃だそう

まずはTゾーン。
馬油の融点は30〜43℃だそうで、塗っていくと液状になります。

スルスル滑る感じでした。

気になる小鼻の脇

そして、気になる小鼻の脇
じゃりじゃりって音が聞こえると言っている人がいましたが、そうでもないかなぁ。
指触りも、じゃりじゃり感はあまりなし。

それから鼻の上と鼻の下も、重点的にくるくるしてみました
角栓、溶けてくれるといいなぁ〜。

そして頬。
ここはさすがに砂利が埋まっていないと思うので、軽めにくるくる。
あまり長い時間やると摩擦になるので、そこそこで切り上げます。

そのほか、目元や口周りも、馬油が入らないように軽めにくるくるしました。

4-3.化粧水で拭き取ります

ピュアセラの肌美水

そして、お待ちかねの拭き取りタイム♪
使用したのは、「ピュアセラの肌美水」です。

ピュアセラ肌美水は温泉水や乳酸菌など配合

ピュアセラ肌美水は、パッケージこそシンプルですが、温泉水や乳酸菌などうれしい美肌成分が入った化粧水。ややとろみがあります。

ケチると摩擦になるので、コットンをひったひたにしました

ケチると摩擦になるので、コットンをひったひたにしました。

ケチると摩擦になるので、コットンをひったひたにしました

さあ、拭き取っていきましょー。
ちなみに私は、拭き取りを「一方向」にしています
往復すると摩擦になるので、一方向でひたすら拭き取りました。

コットン1枚分は、額と頬をぬぐってベタベタになってしまったので、このあと鼻用に追加でもう一枚、化粧水をつけたコットンを作りました。

4-4.馬油洗顔で取れた「砂利」の正体

馬油洗顔で取れた「砂利」の正体

そして、鼻周りをぬぐったコットンがこちら。

黒いポツポツが4つ。ちょっと取れてる!?
おそらくこれが、噂の「砂利」の正体ですね。

これは酸化して黒ずんだ角栓です
残りの黒いものは残念ながら、ただのほこりのようです……。

酸化して黒ずんだ角栓

仕上がりはしっとり♪

砂利が出るっていうほどではありませんでしたが、乾燥肌対策にはよさそうな感じでした。

5.馬油洗顔のメリット、デメリット点

馬油洗顔、なかなか面白かったです!

その後、数回トライしてみて、改めて私なりに感じたメリット・デメリットをまとめてみました。

5-1.馬油洗顔のメリット

馬油洗顔には、次のようなメリットを感じました。

・そこそこ毛穴の詰まりが取れた

砂利が出るっていうほどではありませんでしたが、そこそこ角栓らしき毛穴の詰まりが取れました
角栓は油となじみやすいので、馬油でなじませることによって、外に出やすくなったのでしょう。

同じように他の日にトライしましたが、結果は同じく2〜4個くらい。
少なめとはいえ、少しでもきれいになったということで、メリットに挙げておきたいと思います。

もっと角栓を本格的に出したい方は、

  • 蒸しタオルをあててから行う
  • お風呂に浸かりながら行う
  • スチーマーをあてながら行う

などが、毛穴が開きやすくなるのでおすすめです。

また、「毛穴から出る砂利をもっと見てみたい!」という方は、男性の肌で試してみるのがよさそう(笑)
Twitter上でも、男性が馬油洗顔すると、砂利がスゴイと話題になっていました。
旦那さんや彼氏やお友達など、オイリーな男子を捕まえてぜひ試してみてくださいね。

・シートタイプの毛穴パックのようなピリピリ感はなし

冒頭でお話したように、シートタイプの毛穴パックを使うと、私は鼻の周りがピリピリしてしまいます。化粧水や乳液を塗ったあとも、1日かゆいまま……。

でも、馬油洗顔はピリピリ感はなし!
これも良かったポイントのひとつです。

乾燥しているけど毛穴ケアしたい、という方にはよさそうです。

・しっとりした

そして最大のメリットは、馬油洗顔後の肌がしっとりしたことです。
化粧水で拭き取っただけですが、すべてのスキンケアを終えたあとのように、このままメイクに突入できそうなしっとり感がありました。

ただ私は乾燥肌なのでそう感じましたが、オイリーの方にとっては、若干ベタつきが気になるかもしれません。そのような方は、通常の洗顔と組み合わせてみるといいと思います。

5-2.馬油洗顔のデメリット

一方、馬油洗顔には次のようなデメリットも感じました。

・スッキリ感がない

朝の洗顔に求めるモノって何ですか?

皮脂や汚れを落とすことはもちろんですが、「目も覚めるようなスッキリ感」もありますよね。
その点、残念ながら馬油洗顔は、スッキリ感はありません

水で洗い流さないので仕方ないですが、やはり拭き取るだけの洗顔では爽快感は生まれないようです。

拭き取った後のコットンには、ほこりや角栓が付着していたので、それなりに汚れは落ちていると思うのですが、気分的なスッキリ感は感じられませんでした

元鈴木さんが言っていた、濡らしたマイクロファイバーの洗顔パフの方がスッキリするのかな!?今度、試してみたいと思います。

・目やにが落とせない

さらに、「目やにが落とせない」というデメリットもあります。

これは人によると思いますが、私、目やにがスゴいんですよ(泣)
とくに今のような花粉の季節は、朝起きるとカピカピに乾いた目やにが、目頭にこびりついていたりして……。

洗顔料で洗うときは、すすぎのときに一緒にぬるま湯でオフするのですが、馬油洗顔だと馬油や化粧水が目に入りそうで、目頭を攻められない!

結果、目の周りだけぬるま湯で落とすという二度手間になってしまいました。

「目やになんて出ないよ」という方は、スルーしていただいて大丈夫ですが、私のように目やにが出やすい方は要注意です。

・勝手に期待した「時短」ではなかった

そして最後に、「そこまで時短ではなかった」という点があります。

これは私が勝手に期待していたのですが、馬油洗顔は「洗い流し不要&その後のケアもいらない」とのことなので、とても時短なんじゃないかと思っていました。

けれど実際は、くるくると角栓を浮かせて化粧水で拭き取るという工程に、それなりに時間がかかってしまったんです。

さらに私の場合は、目やにをぬるま湯で落とす時間まで加えてしまったので、時短とまではいきませんでした。

そこまで時短を狙って馬油洗顔を始める人は少ないと思いますが、私のように時短への過度な期待は禁物です。

・馬油の臭いが気になる

開封したてのソンバーユは、ほぼ無臭でした。

しかし、馬油は油なのでやがては酸化します。
すると、どうしても臭いが気になってきますよね。

臭いもので洗顔するって、気分的にイヤだな……と思っています。

  • 開封したら早めに使いきる
  • 直射日光の当たるところには置かないで、冷暗所に保存する

などして、酸化する前に馬油を使いきることをおすすめします。

6.馬油洗顔の今後の取り入れ方

以上のように、私にとってはメリットもデメリットも感じた馬油洗顔。
今後の取り入れ方を考えてみました。

6-1.馬油をクレンジングに使うのもアリ

今回試したのは洗顔ですが、馬油はクレンジングにも使用できます。
オイルなので、同じ油分を含んだメイクを落とす効果があるのです。

基本的なやり方は次のとおりです。

  1. 蒸しタオルを作ります(タオルを濡らして軽く絞り、レンジで20秒温めます)
  2.  蒸しタオルを顔に1分間のせて、毛穴を開かせます
  3.  馬油を手に取って、くるくるとメイクになじませていきます
  4.  先ほどの蒸しタオルで拭き取ります
  5.  いつもどおりの洗顔をします

私は基本ナチュラルメイクで、マスカラはお湯でオフできるタイプのものを使っているので、この方法で落とすことができました。

ただし、馬油はクレンジング専用の化粧品ではないので、濃いメイクにはおすすめできません。
とくにウォータープルーフのマスカラやエマルジョンファンデーションなどを使ってメイクした場合は、やはり専用のメイク落としを使用した方がよいでしょう。

蒸しタオルを作るという手間はかかりますが、夜に余裕があり、ナチュラルメイクのときには、クレンジングとして取り入れてみるのもいいと感じました。

6-2.馬油洗顔の頻度は、週1回~2週間に1回。スペシャルケアとして

「砂利」のようには取れなかったけれど、肌がしっとりしたし、馬油もまだまだ残っているので、スペシャルケアとして馬油洗顔をやっていこうと思います。

頻度は、2週間に1回くらいにする予定。
(元鈴木さんも「たまに」って書かれていますもんね!)

あまり頻繁にやると摩擦が心配なことと、それなりに時間がかかるので、これくらいにしようと思います。

6-3.洗顔料で洗う+馬油洗顔をする

そんなスペシャルケアの際、洗顔料で洗ったあとに馬油洗顔をプラスするのがいいかなと思いました。

「スッキリ感がない」や「目やにが取れない」というデメリットをカバーするためです。

「洗顔」というネーミングにつられて、朝の洗顔をそのまま馬油洗顔に置き換えようとしたのですが、私的にはどうもスッキリしない……。
洗顔料か、せめてぬるま湯で洗ってから、プラスのケアとして馬油洗顔を取り入れる方がいいような気がしました

ちなみに今使っているのは、ピュアセラディープクレイというパックタイプの洗顔料。

パックと言っても、顔に塗って15秒経ったら洗い流せばいいのでかなり時短。
しかもW酵素と泥の効果で、毛穴の角栓にもアタックしてくれます。

馬油洗顔で砂利がそこまで取れなかったのは、毎日ピュアセラディープクレイで洗顔しているからかもしれません♪

  • 毛穴をキレイにしたい
  • くすみが気になる
  • 洗顔をラクにしたい

このような方にはかなりおすすめです。

詳しいレポはこちらに載っているので、気になる方はこちらもぜひ読んでみてくださいね。

7.まとめ

今回は、SNSで話題の馬油洗顔を実際に試してみた様子をレポートしてきました。

元鈴木さんという女性のツイートが発祥となり、今や大きな話題を呼んでいる馬油洗顔。
私の場合は、SNSで上がっていた「砂利が出る」というほどはありませんでしたが、肌もしっとりして楽しいケアでした。

これからは引き続き、デイリーではピュアセラディープクレイで洗顔。
そして、たまのケアとして馬油洗顔を楽しんでいきたいと思います♪

 

 

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