「デートなのに、目のクマがひどい！」
「今日はなんだか毛穴の角栓が目立つな～」
「夜更かししちゃって、化粧ノリが悪い……。」
そんな突然の肌トラブル、あなたも経験したことがあるのではないでしょうか。
とくに大切な日に肌の調子が悪いと、「今すぐ何とかしたい！」と焦ってしまいますよね。
そんなとき、大活躍するのが「蒸しタオル（ホットタオル）」。
エステサロンなどでよく使われる蒸しタオルですが、実はおうちで簡単に作れちゃうんですよ♪
しかも、目のクマや毛穴、くすみなど、あらゆる肌悩みに効果を発揮してくれるオールマイティな美容法。
今回は、そんな「蒸しタオルの作り方と効果」について徹底解説。
次のような疑問をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 蒸しタオルはどうやって作るの？
- 蒸しタオルはレンジで作れる？
- レンジがない場合はどうしたらいい？
- 蒸しタオルを使うタイミングはいつ？
- 蒸しタオルは毛穴にも効く？
- 目のクマを蒸しタオルで改善するには？
- 化粧ノリが悪いときに、蒸しタオルは効果ある？
お金をかけずにできる「蒸しタオル美容」、あなたもぜひ試してみてくださいね。
Contents
1.蒸しタオルの効果
蒸しタオルには、一体どのような効果があるのでしょうか。
詳しくチェックしていきましょう。
1-1.目のクマや眼精疲労に
「夜更かしして、目のクマがひどい」
「いつも目の下が青黒い」
そんなとき、蒸しタオルが効果を発揮してくれます。
目の周りを温めることで、血流が促進されて、明るい目元に。
とくに、血流が滞ることでできる「青クマ」には、即効性がありますよ。
コンシーラーを厚塗りして隠す前に、まずは蒸しタオルで改善できないか試してみてくださいね。
ちなみに「クマ」は青クマのほかに、たるみが原因で起こる「黒クマ」や色素沈着が原因で起こる「茶クマ」などがあります。
それぞれの見分け方や改善方法は、こちらに詳しく記載しておりますので併せてチェックしてみてくださいね。
また蒸しタオルは、現代人に多い目の疲れにも効果的。
あなたもスマホやパソコンの長時間の使用で、目の疲れを感じたことがあるのではないでしょうか。
蒸しタオルで目の周りを温めることで、血流が促進されて、筋肉の緊張が緩和。
日々、酷使している眼をやさしく癒してくれます。
テレワークの休憩中や、就寝前に行えば、疲れ目もリセットできるでしょう。
1-2.毛穴ケア
蒸しタオルは「毛穴」にも効果を発揮してくれます。
とくに、皮脂や汚れが詰まって目立つ「詰まり毛穴」には効果的。
蒸気の効果によって、毛穴が開き、角栓を取れやすくしてくれます。
効果的なタイミングは、クレンジングと洗顔の間。
クレンジングでメイクをオフした後、蒸しタオルで毛穴を開かせてから洗顔することで、毛穴に詰まった汚れをオフしやすくなります。
シートタイプの毛穴パックは刺激が強くて苦手、という方にもおすすめ。
必要な角質が剥がされることなく、やさしくケアできますよ。
ただし、白い角栓が酸化してできた「毛穴の黒ずみ」は硬く、蒸しタオルでは取れにくいのが実状。
そのような場合は、酵素洗顔のように毛穴に詰まった皮脂や角質にアプローチできる製品が効果的です。
蒸しタオルは、柔らかく白い角栓の除去や、毛穴の黒ずみ予防として使ってみてくださいね。
1-3.くすみ改善
蒸しタオルは、肌のくすみにも効果的。
糖化による茶色っぽいくすみや、メラニンによる黄ぐすみなど、くすみにもいくつか種類がありますが、蒸しタオルが効果を発揮してくれるのは、血色が悪く、青黒いくすみ。
加齢や睡眠不足、疲労、喫煙などによって、血流が悪くなることでくすみが引き起こされた肌です。
くすんだ肌を蒸しタオルで温めることによって、血行がアップ。
ほんのり蒸気したような、ピュアで明るい肌に導いてくれますよ。
1-4.ごわつきを解消して、基礎化粧品の浸透アップ
「肌が硬くて、化粧水の浸透が悪い……。」
そんな「肌のごわつき」にも、蒸しタオルは大活躍。
蒸気の効果で肌が柔らかくなり、基礎化粧品の浸透をアップさせることができます。
上記のように、洗顔とスキンケアの間に取り入れてみてくださいね。
さらに基礎化粧品の浸透を促したい方は、蒸しタオルのあとにブースターを塗布するのもおすすめ。
蒸しタオルとブースターのダブルの効果で、基礎化粧品がしっかり浸透。
肌に透明感も出てきますよ。
1-5.化粧ノリアップ
蒸しタオルは、化粧ノリが悪い肌にも有効。
朝の洗顔後に蒸しタオルをすることで、肌が柔らかくなり基礎化粧品の浸透がアップ。肌表面がなめらかになって、化粧ノリもよくなります。
蒸しタオルを乗せたあと、血色がよくなった唇にリップクリームを塗ることもお忘れなく。
縦ジワが目立たなくなり、口紅もきれいに塗れますよ♪
2.【レンジ】蒸しタオルの作り方
蒸しタオルの優れた効果がわかったところで、次に蒸しタオルの作り方をチェックしていきましょう。
蒸しタオルの作り方は大きく分けて次の2つ。
- レンジで作る方法
- お湯で作る方法
まずは、レンジを使った蒸しタオルの作り方をご紹介していきましょう。
この方法のメリットは、なんといっても手軽なところ。
濡らしたタオルをレンジでチンするだけなので、とっても簡単です。
2-1.準備するもの
準備するものは次の通りです。
- 電子レンジ
- タオル
- ジッパー付き保存袋 または ラップ
どれもたいてい家にあるものですよね。
ジッパー付き保存袋かラップは、どちらか一方でOKです。
2-2.レンジを使った蒸しタオルの作り方
それでは、さっそく作っていきましょう。
まずは、タオルを水で濡らして絞ります。
絞ったタオルを、ジッパー付き保存袋に入れます。
このとき空気の逃げ道を作るために、口を少し開けておいてくださいね。
500～600Wのレンジで30秒チン！
あたため終わったら袋から取り出します。この際、やけどしないように注意してください。
タオルを広げて熱すぎないか確認し、OKだったら蒸しタオルの完成です。
3. 【お湯】蒸しタオルの作り方
次にご紹介するのは、お湯を使った蒸しタオルの作り方。
電子レンジで作ると、まれに温度のムラができてしまうことがありますが、お湯で作ればまんべんなく温かいタオルができます。
3-1.準備するもの
準備するものは次の通りです。
- 40～45℃くらいのお湯
- タオル
お湯の温度の調整が必要ですが、電子レンジで作る方法よりも、さらに少ないアイテムでできます。
3-2.お湯を使った蒸しタオルの作り方
それでは、作ってみましょう。
今のお湯の温度は、44℃。ここにタオルを入れ、まんべんなく浸します。
※今回は撮影のため洗面器に入れて温度を計測してしますが、給湯器で温度を設定してタオルを濡らしていただいてもOKです。
お湯がタオル全体に行き渡ったら、絞ります。
この際、やけどにご注意を。
熱めのお湯で作りたい方は、ゴム手袋をするなどしてくださいね。
タオルを広げて熱すぎないか確認し、OKだったら蒸しタオルの完成です。
4. 蒸しタオルの使い方
それではここから、蒸しタオルを実際に顔に乗せていきたいと思います。
4-1.蒸しタオルを顔に乗せる
熱すぎないか確認後、適温であれば、顔全体を覆うように乗せていきます。
側面を手で押さえると、より密着してすみずみまで蒸気を行き渡らせることができますよ。
座って行う場合は、タオルが落ちないように上向きになりますが、首が疲れる方は、寝転がって乗せるのもおすすめです。
目の周りだけ温めたい場合は、こんな風にタオルを折りたたんで乗せてみてください。
おしぼりのような小さなタオルで作ってもOKですが、すぐに冷めてしまうのが難点。
しっかり温めたい場合は、このような普通のフェイスタオルを使ってみてくださいね。
ただし、フィルムタイプのマスカラをしている場合は要注意。
37～40℃くらいで剥がれるように設定されているので、お気をつけくださいね。
4-2.タオルを外す
2～3分経過したら、タオルを外します。
ここであまり長い時間、蒸しタオルをあてるのはNG。
室温にもよりますが、5分くらいするとタオルが冷えてきてしまうので、2～3分くらいがおすすめです。
4-3.速やかに次のケアへ
蒸しタオルを外したあとは、毛穴が開いている状態。
速やかに次のケアに移りましょう。
クレンジングのあとに蒸しタオルを使った場合は、その後に洗顔を。
ゴシゴシこすらず、泡を転がすようにやさしく洗いましょう。
タオルにクレンジング剤やメイク汚れが付着している場合があるので、洗濯時はご注意くださいね。
洗顔後に蒸しタオルを乗せた場合は、化粧水などのスキンケアを適宜行ってください。
蒸しタオルを外したあとは、水分がどんどん蒸発していきます。
化粧水の浸透がよくなっている絶好のタイミングでもあるので、あまり時間を空けず、速やかにスキンケアを行いましょう。
このとき、収れん化粧水をプラスするのもおすすめ。
収れん化粧水で毛穴を引き締め、そのあとに保湿化粧水でしっかり水分を与えることで、毛穴が目立ちにくくなります。
5. 蒸しタオルがすぐに冷えてしまうときの対処法
「蒸しタオルを作っても、すぐに冷たくなっちゃう……」
そんな経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに室温やタオルの温め方によって、すぐに冷めてしまうことがあります。
そんなときは、次のような方法を試してみてください。
5-1.厚手のタオルを使う
蒸しタオルには、厚手のタオルがおすすめ。
薄手のタオルだと、すぐに冷めてしまいます。
とくに室温が低いときには、厚手のタオルを使ってみてくださいね。
5-2.蒸しタオルの上にラップをかぶせる
また蒸しタオルの上に、ラップをするのもおすすめ。
熱が逃げにくくなり、一枚被せるだけでも効果が持続します。
簡単でとても効果的なので、ぜひ行ってみてくださいね♪
6. 蒸しタオルを使ったスペシャルケア
さらに、蒸しタオル美容をもっと楽しみたい方は、次のような方法もおすすめ。
お時間があるときに、ぜひトライしてみてくださいね。
6-1.温、冷を交互で
温めるだけでも美肌効果はありますが、そこにさらに「冷やす」という行為を加えると、さらに効果アップ！
「温める」と「冷やす」を繰り返すことで、毛細血管の拡張と収縮が交互に行われ、より血流が改善します。
・タオルで冷やす
肌を冷やす方法の一つが「冷やしタオル」。
顔全体を一気に冷やすことができます。
冷やしタオルの作り方は簡単。
キンキンに冷やした氷水にタオルを浸して、絞って完成です。
濡らして絞ったタオルをジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫で冷やしてもOK。
10分程度で、ひんやり冷たいタオルが出来上がります。
蒸しタオル→冷やしタオル→蒸しタオル→冷やしタオル……
と何度か繰り返してみてくださいね。
・スプーンで冷やす
もうひとつおすすめなのが、スプーンで冷やす方法。
これは、先日『徹子の部屋』にゲストで出演されていた小林ひろ美さんが行っていたので、参考にしてみました。
タオルのように、顔全体を一気に冷やすことはできませんが、スプーンがとても冷たくなるので、しっかり冷やすことができます。
鼻の周りや目など、細かい部分にもアプローチできるのもうれしいポイント。
とくに夏場は気持ちがいいのでおすすめです。
6-2.リラックスしたいときはアロマオイルをプラス
蒸しタオルにエッセンシャルオイルを追加するのもおすすめ。
香りがじわ～っと広がって、心身ともにリラックスできますよ。
ちなみにエッセンシャルオイルは、植物の成分が凝縮されているので、肌にそのまま塗布せずに水やキャリアオイルで希釈して使用するものです。(ラベンダーはやけどや切り傷に原液のまま塗布することもあります)
蒸しタオルで使用する場合も、直接肌に触れる面にエッセンシャルオイルを垂らさずに、タオルの内側に、1～2滴垂らすようにしてくださいね。
また妊娠時など、体調や体質によって使用できないエッセンシャルオイルもあるのでご注意ください。
7. まとめ
今回は、蒸しタオルの作り方と効果について解説してきました。
蒸しタオルは、レンジやお湯を使って、簡単に作れるアイテム。
高いお金をかけることなく、エステに行ったような効果が期待できるのはうれしいですよね。
目のクマ、くすみ、毛穴、ごわつき、化粧ノリの悪さなど、いろいろな肌悩みを解決してくれるのも、素晴らしい利点。
冷たいタオルやアロマオイルをプラスして、スペシャルケアも楽しめます。
おうち時間が増えている今日、あなたもぜひやってみてくださいね♪
