オイル美容の立役者とも言えるホホバオイル。
ブースターや保湿、クレンジングや毛穴ケアなど、いろいろなスキンケアができる万能保湿剤として人気がありますよね。
しかし、「ホホバオイルは毛穴によくない」「ニキビが悪化した」などネガティブな噂もちらほら。
本当にホホバオイルは、肌によくないのでしょうか?
今回は、その真相に迫っていきたいと思います。
ホホバオイルを毛穴ケアに取り入れたい方、ホホバオイルで肌荒れを起こした経験がある方も、ぜひチェックしてみてくださいね。
Contents
1.ホホバオイルのスキンケア
まずはホホバオイルとは、どのようなオイルなのか、その特徴をチェックしましょう。
1-1.肌への刺激が少ない肌にやさしいオイル
ホホバオイルとは、ホホバという植物の種子から採れる植物油。
主成分は人間の皮脂の構造にとてもよく似ているワックスエステルです。
そのため、人の肌になじみがよく、浸透力が高いのが特徴。
肌への刺激もほとんどないと言われています。
1-2.万能オイル
そんなホホバオイルは、あらゆるスキンケアに取り入れられています。
- ブースター
- 肌の保湿
- クレンジング
- 毛穴パック
- 髪の保湿
ちなみに、私も以前ホホバオイルを使って、いちご鼻のケアを試みたことがあります。
こちらの記事に詳しい方法を写真付きでレポートしているので、併せてチェックしてみてくださいね。
2.ホホバオイルで肌が荒れた人の意見
そんな肌にやさしく万能な保湿剤として、多くの人に愛されているホホバオイル。
しかし、次のように肌トラブルを起こしたという意見もあるようです。
ホホバオイルあんまり肌に合わなかった…ニキビできた…ヘアオイルに使おっと
— ろなタロサァン (@en_tkdn) September 26, 2019
https://twitter.com/u7eonnidaisuki/status/1281945822330929152
今流行ってる無印のホホバオイルで毛穴落とし
— タケシ復活ユニバース場面緘黙症 (@shalalale259) June 30, 2021
毛穴、悪化した……
3.ホホバオイルで肌が荒れる原因
なぜ、ホホバオイルで毛穴が悪化したり、ニキビができてしまうのでしょうか。
考えられる原因を探っていきましょう。
3-1.毛穴パックの頻度が高い
毛穴パックのようにホホバオイルを使ったスペシャルケアは、「頻度」に注意が必要です。
ブースターや保湿剤として使用する場合は、毎日使っても問題はありません。
しかし毛穴パックのようなスペシャルケアは、やりすぎると肌に余計な負担をかける可能性もあります。
ホホバオイルを使った毛穴パックは、週1程度にするなどして、やりすぎに注意しましょう。
3-2.摩擦を起こしている
ホホバオイルでスキンケアをする際、「摩擦」にも注意が必要です。
摩擦が起こると、肌は内部を守ろうと角質を厚くします。それにより、皮脂が詰まりやすくなり、黒ずみやニキビを招くこともあるのです。
- ホホバオイルパックで綿棒を使う場合は、垂直に持たずに寝かせてやさしくなでる
- ホホバオイルでクレンジングするときは、量をたっぷりと使う
- ホホバオイルで肌を保湿する場合も、やさしくハンドプレスしながら塗布する
このようなことを意識して、極力摩擦を起こさないようにしましょう。
3-3.クレンジングやパックで、ホホバオイルが肌に残っている
ホホバオイルを使ったクレンジングや毛穴パックを行った後は、洗顔料で残ったホホバオイルや肌の汚れをオフします。
これを怠ると、肌に汚れと混ざったホホバオイルが残ったままに。
残ったオイルが酸化すると、ニキビやくすみなどの肌トラブルを招く可能性も考えられます。
必ず、クレンジングや毛穴パックの後は、洗顔料でやさしく洗うようにしましょう。
3-4.Tゾーンに塗りすぎている
ホホバオイルを保湿に使う際、Tゾーンにたっぷり塗るとニキビや毛穴の詰まりを引き起こす可能性もあります。
Tゾーンはもともと皮脂が多い部分。
とくにオイリー肌や混合肌の人は、Tゾーンはごく少量にしたり、塗布を控えるなどして、塗りすぎには注意しましょう。
3-5.古いホホバオイルを使っている
ホホバオイルは、熱や酸素に強く、酸化しにくいオイルと言われています。
しかし、開封後あまりにも時間が経ったオイルは、肌にダメージを与えてしまう可能性も。
開封後は1年以内に使い切るようにしましょう。
また明らかに油臭くなっていたり、変色している場合などは、1年以内であっても使用を中止してください。
3-6.保存状態が悪い
開封後、1年以内であっても、保存状態が悪いと品質が劣化してしまいます。
- 蓋を開けっぱなしにしている
- 直射日光が当たる場所や高温多湿の場所に保管している
このような保管方法は、品質の劣化を招きます。
使用後は蓋をしっかり閉めて、風通しのよい冷暗所に保管するようにしましょう。
3-7.ホホバオイルが肌に合わない
ホホバオイルは、人によっては合わない場合もあります。
人の肌によく似たワックスエステルを主成分とするため、皮膚刺激性はほとんどないといわれていますが、極度の敏感肌の方、アレルギー体質の方や、アトピーの方など、まれに刺激を感じる人もいらっしゃいます。
精製のホホバオイルは合わないけれど、未精製のホホバオイルは使える、またはその逆など、人によって感じる刺激はさまざまです。
肌が敏感で心配な方は、使用前にパッチテストを行い、問題がなければ使い始めるなどして、大きな肌トラブルを招かないようにしましょう。
4.【結論】正しい使い方をすれば問題ない
皮膚への刺激が少なく、比較的安全と言われているホホバオイルも、間違った使い方をしていると思わぬ肌トラブルを引き起こす可能性もあります。また体質によっては合わないことも考えられます。
何かしら肌に異変を感じたら、すぐに使用を中止しましょう。
ホホバオイル自体は、肌に危険なオイルではなく、正しい使い方をすれば大きな肌トラブルを招くことはありません。
この記事をきっかけに、ホホバオイルの正しい使い方や保管方法をチェックして、適切に取り入れてみてくださいね。