ここ数年、大きな注目を集めている炭酸パック。
あの田中みな実さんも、愛用していると話題となりました。
ちなみに筆者も炭酸パックの大ファン!
44歳のくすんだ肌も、炭酸パックをすると肌がみるみる明るく元気になります。
そこで今回は、炭酸パックの魅力を徹底解説。
併せて、2種類の炭酸パックの使い方も写真付きでレポートしていきたいと思います。
炭酸パックのメリット・デメリットや、より効果を上げるための秘策などもお伝えしていきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 炭酸パックって何?
- 炭酸パックはどんな効果があるの?
- 炭酸パックはどんな種類がある?
- 炭酸パックの使い方を知りたい
- 炭酸パックを使う頻度は?
- 炭酸パックの効果を上げるための秘策
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みくださいね♪
Contents
1.炭酸パックとは
1-1.炭酸が配合されたパック
炭酸パックとは、その名の通り「炭酸」が配合されたパックのことです。
炭酸が肌に触れることで、細胞が活性化して、さまざまな美容効果を得られるのが特徴。
週1回程度のスペシャルケアとして、取り入れられることの多いアイテムです。
1-2.炭酸パックの種類
炭酸パックは、大きく分けて次の2つのタイプがあります。
・炭酸配合タイプ
手軽に使えることで人気を博しているのが、炭酸が配合されているタイプ。
中でもさらに「フォームタイプ」と「シートタイプ」に分類されます。
容器から出せばすぐに使えて、手間がかからないのがこのタイプの最大の魅力。
使用時間も1~5分程度と短く、ボディにも使いやすいとうメリットがあります。
一方で、炭酸が逃げやすいというデメリットも。
そのため、高濃度の炭酸が配合されたパックを選ぶことが大切です。
・調合タイプ
もうひとつは、自分で混ぜて炭酸を発生させるタイプ。
最終的に剥がしてオフするか、洗い流してオフします。
混ぜてできたものはジェル状になっており、肌に長く乗せられるので、炭酸の効果をしっかり享受できるのがメリット。
一方、デメリットとしては、混ぜるという手間がかかることや放置時間が長いことが挙げられます。
2.炭酸パックの効果
炭酸パックは、一体どのような効果があるのでしょうか。
詳しく掘り下げていきましょう。
2-1.血流をアップさせる
炭酸パックは、血流をアップさせる効果があります。
炭酸ガスが皮膚から吸収されると、血管に取り込まれます。
すると血管壁の緊張が緩み、血管が拡張。
血管拡張効果により、その部分の血流がアップするのです。
・くすみが解消されてトーンアップ
血流がよくなることで、肌はほんのり赤くなり、くすみが改善。
まるで天然のチークを塗ったかのように、元気な印象になります。
写真は炭酸パック直後の肌。ほんのり赤みを帯びているのがお分かりいただけますでしょうか。
くすみが気になる年齢肌世代にはうれしい効果のひとつです。
・むくみの改善
さらに血流がアップすることで、老廃物が流れやすくなり、むくみも解消。
個人差があると思いますが、私は炭酸パックをした前と後では、手で触れた肌の位置が違うと感じたこともありました。むくみが改善されて、肌がキュッと引き締まったのだと思います。
2-2.ボーア効果により細胞が活性化する
炭酸パックは、細胞を活性化させるという効果もあります。
酸素は通常ヘモグロビンとくっついています。
そこに二酸化炭素が血管に入ってくる、酸素が切り離されてヘモグロビンと二酸化炭素がくっつくのです。
切り離された酸素は、細胞に取り込まれて細胞を活性化。
一時的な酸欠状態となり、さらに多くの酸素が放出されるようになります。これをボーア効果といいます。
このボーア効果により、肌も新陳代謝が活発に。
シミやしわ、乾燥など、新陳代謝の低下によって招かれた肌トラブルにアプローチ。
さらに、やけどや傷などの修復を助けるなど、ダメージを受けた肌にもうれしい効果が期待できます。
2-3.毛穴の汚れをオフできる
また炭酸パックには、毛穴をキレイにする効果も期待できます。
炭酸は、たんぱく質を吸着するという作用があります。
毛穴に詰まった古い角質(たんぱく質)を吸着することで、毛穴の詰まりや黒ずみ改善などの効果が期待できるでしょう。
ただし頑固な毛穴の黒ずみを改善したいのであれば、酵素洗顔の方が効果的。
のちほど炭酸パックと酵素洗顔の併用についても解説していきますので、参考になさってくださいね。
3.フォームタイプの炭酸パックの使い方
それでは、炭酸パックが具体的にどのようなものなのかチェックしていきましょう。
まずは、フォームタイプの炭酸パックの使い方を写真付きで解説していきますね。
3-1. フォームタイプの炭酸パックの使い方
今回、使用したのは『SODA SPA FORM PREMIUM 10,000』
筆者がすでに5本リピートしている、愛用コスメです。
先述したように、フォームタイプの炭酸パックは炭酸が逃げやすいので、高濃度のものを選ぶのがポイント。こちらは10,000ppmの炭酸が閉じ込められた、高濃度の炭酸パックです。
ただ高濃度のものは必然的に費用も高くなります。そこが気になるポイントですね……。
それでは実際に使ってみましょう!
まずは炭酸パックを行う前に、クレンジングや洗顔をして清潔な肌の状態にしておきます。
洗顔を終えたら、缶をよく振ります。
缶の頭部を上にして、泡を出します。
プシューっと生クリームのような固めの泡が出てきました。
炭酸が既に溶け込んでいるので、すぐに押せばすぐに使えるのが最大の魅力です。
出てきた泡を、そのまま肌に乗せていきます。
乗せた瞬間から、ジワ?っと軽い刺激が。
私は初めてこの炭酸パックをしたとき、肌が熱くなるようなヒリヒリ感にかなり驚きました!
しかし今ではすっかり慣れて、この刺激が心地よくなるほどに。
塗り終わったら、1~5分程度放置。
その後、洗い流して完了です。
ちなみに余った分は、首に使っています。
年齢が出やすい首も、手軽にエイジングケアできるのはうれしいですね♪
フォームタイプの炭酸パックは、こうして全身に使えることも魅力のひとつです。
またフォームタイプの炭酸パックは、頭皮にも使用可能。
頭皮の血行が促進されて、健やかな髪作りのサポートになります。
男性にも人気があるらしく、主人の頭皮にも使ってみたところ刺激が心地よいと言っていました。
3-2. フォームタイプの炭酸パックのメリット・デメリット
フォームタイプの炭酸パックを使ってみて、次のようなメリット・デメリットを感じました。
・メリット
- 容器から出せばすぐに使えて簡単
- 1~5分で洗い流せるので時短
- 全身に使いやすい
・デメリット
- 炭酸が逃げやすいので、高濃度の製品を選ぶ必要がある
- 高濃度の炭酸パックは値段が高い
4.調合タイプの炭酸パックの特徴と使い方
次に、調合タイプの炭酸パックをご紹介します。
4-1.調合タイプの炭酸パックの使い方
今回、使用したのは『17Skin 高濃度炭酸パック』
最近よくSNSでも見かける炭酸パックで、4回分が1セットになっています。
まずはフォームタイプと同様に、クレンジングや洗顔をして清潔な肌の状態にしておきます。
洗顔が終わったら、同梱されているジェルに粉を投入します。
ジェルと粉をよく混ぜます。(専用のスパチュラがあるのですが、紛失してしまいました……)
こうして混ぜることで、炭酸を発生させます。
ちなみに調合タイプは製品によっては、粉ではなく2種類のジェルを混ぜるタイプもあります。
混ぜ終わったら、すみやかに肌に塗っていきます。(ここも本当は専用のスパチュラで……)
塗り終わったら、同梱されているドライシートを被せて密閉。
ここから20~30分放置します。
混ぜてからすぐに塗らなくてはいけないこと、さらに塗ってから30分近く放置する必要があるので、まとまった時間が取れるときに行いましょう。
25分経過したので、剥がしました。
シートを剥がすと、固まったジェルがくっついて、ぺりぺり剥がれます。
シートタイプの毛穴パックを剥がすときのような痛みはなく、簡単に剥がれます。
剥がれなかった分は、洗い流して終了です。
4-2. 調合タイプの炭酸パックのメリット・デメリット
調合タイプの炭酸パックは、次のようなメリット・デメリットを感じました。
・メリット
- 炭酸をしっかり肌に届けられるので、効果が高い
・デメリット
- 調合する手間がかかる
- 一度混ぜたらすぐに肌に乗せなくてはならない
- 放置時間が長い
- 費用が高い
5.炭酸パックのウィークポイント
以上のようにタイプによってメリット・デメリットがありますが、どちらも共通して次の問題点を感じました。
5-1.刺激が強い
高濃度の炭酸パックは、ヒリヒリとした刺激を感じます。
そのため、肌の調子が悪い時に使いにくいアイテムです。
私は生理前やストレスの多い時期に肌が敏感になってしまうのですが、そのようなときは炭酸パックを行わないようにしています。
5-2.頑固な毛穴の黒ずみはすぐには取れない
また毛穴にも効果的な炭酸パックですが、角栓が完全にスッキリなくなるわけではありません。
こちらは、炭酸パック後の毛穴。
白い角栓はオフできたのですが、黒く硬い角栓は残ったままでした。
シートタイプの毛穴パックやエステのピーリングのように、一度のケアですべての角栓をなくしたい方には、若干物足りないかもしれません。
5-3.費用が高い
炭酸パックは、費用が高いというデメリットがあります。
1回分のコストは、フォームタイプの炭酸パックの方が割安。
しかし高濃度の製品は、決してリーズナブルとはいえません。
さらに調合タイプの炭酸パックは、全体的に費用が高め。
ここぞという時のスペシャルケア向きだと感じました。
6.酵素洗顔やクレイ洗顔と併用がおすすめ
以上のウィークポイントをカバーするために、ここであるスキンケアを提案させてください。
それは、炭酸パックと酵素洗顔やクレイパックの併用!
製品にもよりますが、酵素洗顔やクレイパックは、炭酸パックに比べて次のようなメリットがあります。
- 炭酸パックのようなヒリヒリ感はない
- 毛穴にしっかりアプローチできる
- リーズナブル
また毛穴のケアやくすみ改善など、炭酸パックと共通する効果も期待できます。
高価な炭酸パックは月1のお楽しみにして、それ以外の週末のスペシャルケアは酵素洗顔やクレイパックにするなど、上手に組み合わせてみてはいかがでしょうか。
酵素洗顔やクレイパックは、次のような特徴があります。
・酵素洗顔とは
毛穴に詰まった角栓は「古い角質(たんぱく質)」と「皮脂」が混ざり合った塊。
そのため、毛穴の詰まりや毛穴の黒ずみには、「たんぱく質」と「皮脂」の両方を分解する必要があります。
そこで活躍するのが、酵素洗顔。
酵素洗顔は、たんぱく質を分解してくれる洗顔料で、製品によっては皮脂を分解する酵素も配合されています。
毛穴のシートパックなどより刺激が少なく、炭酸パックよりも毛穴にアプローチできるのが特徴です。
ただしパウダータイプの酵素洗顔は刺激が強いので、週1回程度の使用がおすすめです。
・クレイパックとは
またクレイパックも、汚れの吸着に優れたアイテム。
カルシウムやマグネシウムなど泥に含まれたミネラルは、肌にとって有益な成分です。
肌のごわつきを解消して、くすみのない明るい肌に導いてくれますよ。
・酵素とクレイが一緒になった洗顔も
酵素洗顔とクレイが一緒になった洗顔料もあります。
肌にうるおいを与えるアルガンオイル配合で、毎日使えるパックタイプの洗顔料。
このような洗顔料を日常使いして、角栓やくすみを溜め込まないことも大切です。
使用感はこちらに詳しく記載しておりますので、併せてチェックしてみてくださいね。
ちなみに私は「酵素&クレイパック洗顔」をデイリーケアに、炭酸パックを月に2、3回のスペシャルケアに取り入れています。
7. まとめ
今回は、近年大人気の「炭酸パック」を取り上げてきました。
炭酸パックは、血流をよくして、肌の新陳代謝を促してくれるアイテム。
肌がトーンアップして透明感が出たり、むくみが改善されたり、シミや毛穴の詰まりなどにも効果が期待できます。
ただし、高濃度の炭酸パックは値段が高く、刺激が強いのが実状。
そんなときおすすめなのが、酵素洗顔やクレイパックの併用です。
くすみ解消や毛穴ケアに効果があり、炭酸パックよりもリーズナブルで日常使いしやすいアイテムです。
一段上の透明美肌を目指すために、このようなアイテムを炭酸パックとうまく組み合わせてみてはいかがでしょうか。