日焼け止めはどれくらい塗るのが正解?正しい塗り方と知っておきたいポイント

紫外線対策のために毎日使う人も多い日焼け止めですが、

「日焼け止めってどれくらい塗ればいいの?」
「日焼け止めの正しい塗り方って?」

などといった疑問を感じる方はいませんか?

そこで今回この記事では以上のような方に向けて、

  • 日焼け止めの適量
  • 日焼け止めの効果的な塗り方
  • 塗るときに注意したいポイント

などを分かりやすく紹介・解説していきますよ。

ぜひこの記事を最後まで読んで日焼け止めの使い方をマスターし、夏でも美白肌を手に入れましょう!

 

1.日焼け止めの適量とは?

日焼け止めの適量とは?

日焼け止めは紫外線のダメージからお肌を守るために使うアイテムですが、正しい量を塗らないと十分な効果を得られないことはイメージできますよね。

そこでまずは日焼け止めの適量について見ていきましょう。

最初に結論からお伝えすると、日焼け止めは「お肌の面積1㎠あたり2mg」が適量と言われています。

というのも、企業の製品開発をするときに用いられる紫外線対策の試験(UVカット試験)では、製品の効果に対する試験の基準量として「1㎠あたり2mg」の日焼け止めが使われているため。

そのため、アイテムのパッケージに記載されているPA値やSPF値などの効果は、1㎠あたり2mg使わないと得られないんです。

また、例として顔の大きさを縦21cm×横18cmとした場合に必要な日焼け止めの量は、約380㎠(顔の面積)×2mg=760mgとなり、およそ0.8gの日焼け止めが必要になります。

以上の数値を日焼け止めのタイプごとの目安として表すと、

  • クリームタイプ…パール1粒分
  • ローションタイプ…1円玉1枚分

となるので、実際に塗るときの参考にしてみてくださいね。

 

2.日焼け止めの正しい塗り方

日焼け止めの正しい塗り方

先ほどは日焼け止めの適量についてお伝えしましたが、「そもそも日焼け止めの正しい塗り方って?」と気になる方もいるでしょう。

そこでこの章では、日焼け止めの正しい塗り方について、

  • 顔、首周り
  • ボディ

といった部位別に詳しくご紹介していくので、ぜひこの機会に覚えてみてくださいね。

それではさっそく見ていきましょう。

2-1.顔・首周り

まずは「顔・首周り」の正しい塗り方について。

顔や首周りは凹凸が多く、塗りムラが発生しやすいため以下の手順を参考にして塗るようにしましょう。

顔・首回りの正しい塗り方
  1. 日差しを受けやすい箇所に日焼け止めを5点置きする(おでこ、両頬、鼻頭、あご)
  2. 優しく叩き込むように中心から外側へ徐々に広げていく
  3. 再度5点置きして重ね付けする
  4. ハンドプレスでしっかりとなじませる
  5. 首や耳の裏、あご下、デコルテといった塗り忘れやすい箇所にも塗る

以上のように日焼け止めを塗っていくことで、塗りムラを防止しつつ効果的に日焼け止めを使うことができますよ。

また首周りに塗るときのポイントとしては、首の前を塗る時は上を向きながら、首の後ろを塗る時は下を向きながら、皮膚を伸ばすようにして塗ることできれいに塗ることができます。

2-2.ボディ

続いて「ボディ」の正しい塗り方について。

ボディは範囲が広い分塗り忘れが多くなりがちですが、これからご紹介する「ストローづけ」と言われる方法で塗ることで塗りムラや塗り忘れを防ぐことができますよ。

ストローづけとは、その名称の通りストローのように細長く線を引くように日焼け止めを塗っていく方法のことで、詳しい塗り方は以下の手順を参考にしてみてください。

ボディの正しい塗り方
  1. 日焼け止めを容器から直接肌に線状に適量出す
  2. 手のひらで円を描くように塗り広げていく
  3. STEP2を何度か繰り返し、均一にムラなく塗っていく

また、ストローづけをする際に指先で塗り広げてしまうとムラが起きやすくなってしまうので、手のひらだけを使うことがポイントですよ。

なお、ボディの中で塗り忘れやすい部位としては、

  • 膝、膝裏
  • 手や足の甲
  • 身体の側面

などが挙げられるので、これらの部位はより意識的に塗ると良いでしょう。

 

3.日焼け止めを塗るときのポイント 

日焼け止めを塗るときのポイント

前章では日焼け止めの正しい塗り方をお伝えしましたが、日焼け止めを塗る際には気を付けたいポイントがいくつかあるんです。

そこでここでは、日焼け止めの効果を引き出すために知っておきたいポイントを3つご紹介していきますよ。

それでは順番に詳しく見ていきましょう。

3-1.保湿した後に塗る

まず1つ目のポイントは、「保湿した後に塗る」です。

というのも、実は日焼け止めに含まれる成分の中にはお肌を乾燥させる作用があることが多く、保湿ケアをする前に日焼け止めを塗ってしまうと乾燥を中心に多くの肌トラブルにつながる恐れがあるんです

そのため、日焼け止めを塗る際には化粧水や乳液などを使ってしっかりと保湿をした後に塗ることでお肌へのダメージを抑えることができます。

また、保湿効果が含まれた日焼け止めなどもあるので、乾燥が気になる方はそういったアイテムを使うことも一つの手ですよ。

3-2.外出の30分前に塗る

次に2つ目のポイントは、「外出の30分前に塗る」です。

日焼け止めは外出する直前に塗っている、という方も少なくないと思いますが、実は日焼け止めは塗ってから皮膚になじんで効果が発揮されるまで30分ほどの時間が必要と言われているんです。

また、外出する直前に塗ってしまうと汗や皮脂によって日焼け止めが落ちやすくなったり衣類にくっついてしまうことも。

そのため日焼け止めを塗るときは、外出する30分前までには皮膚に浸透させておくことを意識するようにしましょう。

3-3.無理やり塗り広げない

最後に3つ目のポイントは、「無理やり塗り広げない」です。

日焼け止めはアイテムによっては伸びが悪いものがありますが、伸びが悪いからといって無理やり塗り広げると、お肌に負担がかかってさまざまな肌トラブルにつながってしまいます。

そのため、日焼け止めを塗るときには優しく塗り広げることを心がけましょう。

また、伸びが悪い原因はアイテム自体の問題だけでなく、お肌の保湿不足の場合があるので、伸びづらさを感じる場合は保湿を意識することで改善することがありますよ。

 

4.日焼け止めの塗り直し方

日焼け止めの塗り直し方

日焼け止めは外出前に塗っても効果が一日中持続するわけではないため、塗り直しが必要ですよね。

また、塗り直しをするときに上手くいかなかったり、正しい塗り直し方を知らない方も多いと思います。

そこでこの章では、日焼け止めの塗り直し方について、

  • 塗り直すタイミング
  • 塗り直す方法

といった2つの項目に分けて詳しくご紹介していきますよ。

それでは一つずつチェックしていきましょう。

4-1.塗り直しのタイミング

日焼け止めの塗り直しが必要なことは分かっていても、どのタイミングで塗り直せばいいのか分からない、という方はいませんか?

実は日焼け止めは想像以上に汗をかくことや衣類との摩擦によって落ちやすく、こまめに塗り直さなければ効果を持続することは難しいんです。

そのため、よく汗をかく季節には2〜3時間おきに塗り直すことを意識すれば、日焼け止めの効果を一日中キープすることができるでしょう。

また、日が落ち始める夕方は塗り直しがおろそかになりがちですが、とくに夏場は夕方でも紫外線が強いままなので、朝や真昼でなくても定期的に塗りなおすことも肝心なポイントですよ。

4-2.塗り直す方法

日焼け止めを塗り直す際に意識したいポイントは、「塗り直しの前に汗や皮脂を拭き取る」こと。

というのも、汗や皮脂が残っている状態で日焼け止めを塗り直してもお肌になじみにくく、すぐに落ちてしまうため。

また、クリームやジェルタイプの日焼け止めはメイクの上から塗り直すことは難しいため、外出先での塗り直しはスプレータイプの日焼け止めがおすすめですよ。

スプレータイプの日焼け止めを使った塗り直し方は以下の通りです。

スプレータイプの日焼け止めの使い方
  1. 顔の皮脂をティッシュなどで軽く落とす
  2. 通常のフェイスパウダーを使って化粧直しをする
  3. スプレーをよく振ってから手に噴射する
  4. 顔全体を押さえるようにしてなじませる

なおスプレータイプの日焼け止め以外にも、UVカット効果のあるフェイスパウダーを使って簡単に塗り直すこともできるので、お好みで自分に合った方法を選んでみてくださいね。

 

5.まとめ

今回この記事では、日焼け止めの塗り方について紹介・解説してきましたが、いかがでしたか? 

最後にもう一度、日焼け止めの適量と正しい塗り方をまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。

日焼け止めの適量

お肌の面積1㎠あたり2mg(顔全体で0.8g程度)

  • クリームタイプ…パール1粒分
  • ローションタイプ…1円玉1枚分
日焼け止めの正しい塗り方
  • 顔、首周り…5点置きで凹凸にまんべんなく塗る
  • ボディ…ストローづけで全体にムラなく塗る

ぜひこの記事を参考に日焼け止めを正しく使えるようになり、紫外線ダメージに悩まないお肌をかなえましょう!

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