【牛乳石鹸】赤・青どっち派?違いを徹底解説。洗顔に使うならやっぱり赤!

「牛乳石鹸、よい石鹸~♪」
誰もが一度は耳にしたことがあるCMソングでおなじみの『牛乳石鹸』。

1928年に誕生した牛乳石鹸は、今でも愛されている超ロングセラー商品です。

牛乳石鹸には、赤箱と青箱の2つのタイプがあります。
両者には、成分や使用感、香りなど、さまざまな違いがあるんですよ。

そこで今回は、牛乳石鹸の赤箱と青箱の違いを徹底解説。
それぞれの魅力や人気度をリサーチしてお伝えしていきたいと思います。

また実際に赤箱と青箱を使って洗顔。
44歳の乾燥肌が、どのように変化したかなどをレポートしました。

  • 牛乳石鹸の赤箱と青箱はどっちがいい?
  • 赤箱と青箱の成分の違いは?
  • 牛乳石鹸の赤箱で洗顔できるってホント?
  • 牛乳石鹸の赤箱でニキビケアはできる?
  • 牛乳石鹸の使い方は?

このような疑問をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

1. 牛乳石鹸とは

牛乳石鹸とは

牛乳石鹸とは一体どのような製品なのでしょうか。
その特徴をチェックしていきましょう。

1-1. 牛乳石鹸共進社株式会社の固形石鹸

牛乳石鹸は、牛乳石鹸共進社株式会社が発売している固形石鹸です。

ミルク成分を配合している牛乳石鹸は、肌にやさしいのが特徴。
赤ちゃんからお年寄りまで、老若男女問わず使うことができます。

1-2.1928年に赤箱が誕生

牛乳石鹸が誕生したのは、1928年の大阪。
赤箱がリリースされました。

その後、戦争の時代に突入したことで、牛乳石鹸の生産も一時ストップ。
工場を再建して、再び人々の元に届くようになりました。

1-3.1949年に青箱が誕生

1949年には、牛乳石鹸の全国展開がスタート。

それとともに、青箱と白箱がリリースされます。
関東地方を中心に、青箱の人気が広がっていきました。

2.赤箱と青箱の違い

赤箱と青箱の違い

牛乳石鹸の赤箱と青箱には、どのような違いがあるのでしょうか。
詳しく掘り下げていきましょう。

2-1.赤箱の特徴

赤箱の特徴

今年で95年を迎えるロングセラーの赤箱。
赤箱は次のような特徴があります。

・サイズ&価格

赤箱のレギュラーサイズは、90g。
税込で110円です。

そのほかにも、125gの「赤箱 125」やレギュラーサイズを10個詰めたギフト用の展開もあります。

・全成分

赤箱の全成分は、次のとおりです。

石ケン素地・香料・乳脂(牛乳)・スクワラン・水・ステアリン酸・酸化チタン・EDTA-4Na

ポイントは4つめのスクワラン。
保湿効果があり、肌を乾燥から守ってくれます。

・洗い上がり

うるおい成分が多く配合されている赤箱は、しっとりした洗い上がりに。
乾燥肌にも使いやすく、洗顔にも使えます。

・香り

香りはローズ。
昔ながらの石鹸らしい香りが、しっかりついています。

2-2. 青箱の特徴

青箱の特徴

青箱は、次のような特徴があります。

・サイズ&価格

青箱のレギュラーサイズは、85gと赤箱よりやや小さめ。
税込で96円です。

そのほかにも、130gの「バスサイズ」やレギュラーサイズを10個詰めたギフト用の展開もあります。

・全成分

青箱の全成分は、次のとおりです。

石ケン素地・香料・乳脂(牛乳)・水・ステアリン酸・酸化チタン・EDTA-4Na

青箱に、保湿成分であるスクワランは配合されていません。
また乳脂(牛乳)の配合量も、赤箱より少ないと言われています。

・洗い上がり

うるおい成分の配合量が赤箱よりも少ない青箱は、さっぱりした洗い上がりに。
主にボディの洗浄に用いられます。
皮脂の多いオイリー肌の方や男性に多く好まれます。

・香り

香りはジャスミン。
赤箱よりもやや控えめですが、こちらも石鹸らしい香りだと思います。

2-3.赤箱と青箱の比較表

以上の違いを表にまとめてみましょう。

赤箱と青箱の比較表

3.赤箱と青箱、どっちが人気?

赤箱と青箱、どっちが人気?

牛乳石鹸の赤箱と青箱は、どちらが人気なのでしょうか。
チェックしてみましょう。

3-1.全国的には半々

2022年11月~2023年1月の期間に、牛乳石鹸共進社株式会社が「カウブランド赤箱or青箱どっち派」というアンケートを実施しました。

“今回、牛乳石鹸の赤箱・青箱を使ったことがある全国4700人の男女に「あなたは赤箱派? 青箱派?」と調査をしてみたところ、赤箱派50.8%:青箱派49.2%でほぼ半々という結果に!”
参照:赤箱・青箱あなたはどっち派?キャンペーン|牛乳石鹸共進社株式会社 アクセス日 2023年3月17日

全国的には半々

すると、ほぼ半々の結果に。
さらに後日のキャンペーンで再度アンケートを行ったところ、赤箱派が優勢だったようです。

3-2.地域によって人気の偏りがある

地域によっても人気に偏りがあるのも牛乳石鹸の面白いところ。
アンケートでは、次のような傾向が見られました。

北海道……赤箱派が優勢
東北……赤箱派が優勢
関東……赤箱青箱が人気を二分
東海……青箱派が優勢
甲信越……赤箱派が優勢
近畿……赤箱派が優勢
中国四国……青箱派が優勢
九州……赤箱派が優勢
沖縄……赤箱派が優勢

全国的には、赤箱派が優勢のようですね。

4.牛乳石鹸で洗顔できる?口コミをチェック

口コミをチェック

肌に優しい牛乳石鹸は、洗顔にも用いられています。
赤箱派、青箱派のそれぞれの口コミをチェックしていきましょう。

4-1.赤箱派の口コミ

4-2.青箱派の口コミ

4-3.保湿力の高い赤箱が人気

このように、赤箱でも青箱でも洗顔している方はいらっしゃいました。

さらにリサーチを進めていくと「#赤箱女子」というハッシュタグも盛り上がりを見せていることが判明。

やはり洗顔には、保湿成分が多く含まれている赤箱が人気のようです。

5. 牛乳石鹸の赤と青を使い比べてみた

赤と青を使い比べてみた

それではここから、実際に牛乳石鹸の赤箱と青箱を使い比べていきたいと思います。

使用したのは、赤箱のレギュラーサイズ90gと、青箱のバスサイズ130gです。

パッケージに包まれていました

外箱から出してみると、どちらもこのようなパッケージに包まれていました。

5-1.香り

袋を開封すると、ふわ~っと石鹸の香りが漂ってきました。

赤箱の香りはローズ。
昔ながらの石鹸らしい香りが、強めに香ります。

青箱はジャスミン。
ローズよりも香りがやや控えめで、男性でも使いやすいと思います。

5-2.泡立ち

どちらも泡立ちはよいです。
泡立てネットで泡立ててみたところ、このような泡ができあがりました。

赤はキメ細かく、もっちりした泡

赤はキメ細かく、もっちりした泡。
一般的な洗顔料に比べると、やわらかい泡だと思います。

軽くやわらかい泡

青は赤よりも、軽くやわらかい泡です。

5-3.洗い上がり

顔を半分ずつ洗ってみました

赤箱、青箱の石鹸で、顔を半分ずつ洗ってみました。

どちらも、すすぎは大変しやすく、短時間で泡を流すことができました。
このすすぎのしやすさは、洗顔石鹸のメリットと言えるでしょう。

洗い上がりに大きな違いは感じませんでしたが、赤箱で洗った肌は、ややもっちり。
青箱で洗った左顔は、さっぱりしつつも、つっぱるほどではありませんでした。

私は乾燥肌なので、赤箱のほうが洗顔に合っていると思います。

また、両者でボディも洗浄。
赤箱でも皮脂が落ちた感じはあり、すっきりとしました。
青箱は、肌がきゅっとなる感じも気持ちいいですね。
夏のボディ洗浄にもよいと思いました。

香りにも大きな違いがあるので、香りの好みで選ぶのもよいと思います。

6.牛乳石鹸は洗顔にも使える

牛乳石鹼は洗顔にも使える

肌にやさしい牛乳石鹸。とくに赤箱での洗顔する人も増えています。
なぜ、洗顔にも使うことができるのでしょうか。

6-1.合成界面活性剤を配合していないから

牛乳石鹸には、合成界面活性剤は配合されていません。

合成界面活性剤は、肌を乾燥させたり、体内に吸収されてアレルギーを引き起こすなど、有害に働くことがあります。

そんな合成界面活性剤を配合していない牛乳石鹸は、デリケートな赤ちゃんの肌にも使用できるほど肌にやさしいのです。

6-2.天然の界面活性剤

ただし牛乳石鹸には合成界面活性剤は含まれていないものの、石鹸自体は天然の界面活性剤。

肌の3大保湿因子のひとつである皮脂も洗い流す作用もあるので、注意が必要です。
次のポイントを意識して、洗顔をしましょう。

  • 洗顔は1日2回までにする
  • しっかり泡立てる
  • ゴシゴシ洗わないで、泡を転がすようにやさしく洗う
  • 必要以上に長く洗わない
  • ぬるま湯でやさしく洗い流す

また肌が乾燥しないように、洗顔後はしっかり肌を保湿することも大切です。
水分を挟み込んで保持するセラミドを配合した化粧品などで保湿してあげると、肌の乾燥を防ぐことができますよ。

肌に合わない場合は、界面活性剤フリーの洗顔料に切り替えるのもおすすめです。

6-3.固形石鹸での洗顔が合わない場合

固形石鹸は、次のようなデメリットもあります。

  • 泡立てが面倒
  • 肌が乾燥しやすい
  • 肌がつっぱる

このように感じる方は、泡立て不要のパック洗顔もおすすめ。
顔に塗って洗い流すだけなので簡単。摩擦や乾燥も防ぐことができますよ。

7.まとめ

今回は、超ロングセラー「牛乳石鹸」の赤箱と青箱の違いについて、解説していきました。

赤箱は、保湿成分が多く配合されている石鹸。
もっちりとした濃密な泡で、肌をやさしく洗い上げることができます。

青箱は、軽い泡で、さっぱりとした洗い上がり。
皮脂の多くなる夏の時期などには、よいと感じました。

石鹸での洗顔で乾燥を感じる方は、スキンケアにセラミドを追加したり、界面活性剤フリーの洗顔に切り替えるなどして、肌のうるおいを守っていきましょう。

おすすめの記事