顔が脂っぽいと感じることはありませんか?
私は乾燥肌ですが、ときどきベタつきを感じることがあります。
とくに生理前。ただでさえ体がダル重な時期に、Tゾーンがテカテカして憂鬱な気分になってしまいます……
さらに40代に入ってからは、顔の臭いも気になるように!
顔があぶら臭いなんて、とっても不快ですよね。
これから夏に向けて、顔の脂が増える時期。
メイク崩れの原因にもなるので、今のうちにしっかり対処したいと思っています。
実は、顔が脂っぽくなる原因は人それぞれ。
ホルモンバランスや間違ったスキンケア、生活習慣など、多岐に渡ります。
今回は、そんな顔が脂っぽくなる原因と対策を徹底解説。
- どうして顔が脂っぽくなるの?
- 皮脂で顔が臭くなるって本当?
- 顔の脂を抑えるには、どんなスキンケアがいいの?
- 顔の脂がすごいときは、どんなメイクをしたらいい?
- 顔の脂が出やすくなるNG習慣って何?
このような疑問をお持ちの方は、ぜひ読んでみてくださいね。
さあ、今日からベタベタ肌を徹底改善。
サラサラ肌で、気持ちよく夏を迎えましょう!
Contents
1.顔がベタベタするのは皮脂の過剰分泌
そもそも、なぜ顔がベタベタしてしまうのでしょうか?そのメカニズムを詳しく見ていきましょう。
1-1.皮脂腺から皮脂が分泌される
私たちの毛穴の奥には、「皮脂腺」という器官が備わっています。
そこから「皮脂」が分泌されます。
では、なぜ皮脂は分泌されるのでしょうか。
それは、私たちの肌を守る役割があるから。
皮脂は膜を張って水分の蒸発を防いだり、さまざまな外的刺激から肌を守ってくれているのです。
1-2.過剰に分泌されてしまうことがある
このように私たちの肌にとってなくてはならない皮脂ですが、必要以上に分泌されてしまうことがあります。
すると、顔が脂っぽくなったり、テカリやベタつきの原因に。
場合によっては
- 毛穴の詰まり
- 毛穴の開き
- 毛穴の黒ずみ
- ニキビ
などを引き起こすこともあります。
2.皮脂が過剰に分泌される原因とは?
では、なぜ必要以上に皮脂が分泌されてしまうのでしょうか。
その理由を深掘りしていきましょう。
2-1.男性ホルモン
顔が脂っぽくなる要因のひとつが、男性ホルモン。
男性ホルモンは、皮脂腺の働きを活発にして皮脂を多く分泌します。
ちなみに男性ホルモンは、女性にも分泌されます。
男性に比べてホルモンの分泌量は少ないものの、皮脂を過剰に分泌させる原因となってしまいます。
最も活発になるのは、思春期。
男女ともに男性ホルモンが活発となり、皮脂が出やすくなります。
それに伴い、ニキビが増えることも。
また思春期を過ぎてからも、ストレスなどによりホルモンバランスが乱れることで、男性ホルモンの影響を受けやすくなることもあります。
2-2.季節
皮脂分泌量は季節によっても変化。
梅雨から夏にかけて皮脂分泌量が増加して、秋冬になると低下します。
また夏は気温が上がり汗をかきやすくなることで、皮脂が流れてニキビやメイク崩れの原因になります。
2-3.黄体ホルモン
女性に大きな影響を与えるのが黄体ホルモン。
黄体ホルモンは排卵後に分泌されるホルモンで、皮脂分泌を活発にして、ニキビをできやすくしてしまいます。
乾燥肌の私も、生理前はテカリやニキビに悩まされていることも。
肌質に関係なく黄体ホルモンの影響により、顔が脂っぽくなることがあるのです。
2-4.乾燥
また、肌の乾燥も皮脂分泌を誘発する原因のひとつ。
肌が乾燥し過ぎると、肌は内部を守ろうと、皮脂をたくさん分泌してしまうのです。
そのため、皮脂の取りすぎは要注意。
逆に皮脂分泌を誘発してしまい、テカリやニキビを引き起こすこともあるのです。
とくに、混合肌の方、大人ニキビでお悩みの方は、肌の乾燥によって過剰な皮脂分泌が起こっている可能性大。
テカリの原因となる皮脂を根こそぎ洗い流すのではなく、皮脂を取りすぎないスキンケアを取り入れることがポイントになります。
のちほど詳しく解説しますので、参考にしてみてくださいね。
3.顔の脂を抑えるスキンケア
以上のように、顔が脂っぽくなる原因はいくつか考えられます。
まずは、毎日のスキンケアを見直して脂っぽさを解消していくことから始めましょう。
3-1.クレンジング
まず見直したいのが、クレンジングです。
肌に残ったメイク汚れや皮脂や汗は、酸素と結びついて「過酸化脂質」に変化。この過酸化脂質は、毛穴の黒ずみやニキビ、臭いの原因になります。
メイクをした日は、必ずクレンジングをしましょう。
・メイクの濃さに合わせてクレンジングを変える
クレンジングの種類によって、洗浄力が異なります。
油性のエマルジョンファンデーションやウォータープルーフの日焼け止めは、洗浄力の高いクレンジングオイルが最適。
BBクリームやミネラルファンデーションは、肌に優しいミルククレンジングでもオフできます。
メイクの濃さに応じて、クレンジングを使い分けるようにしましょう。
・長い間クレンジング剤を肌に乗せない
クレンジング剤を長く肌に乗せていると、皮脂を取りすぎてしまいます。メイクとなじませ、少量のぬるま湯で乳化させたら、手早く洗い流しましょう。
3-2.洗顔
次に徹底したいのが、朝晩の正しい洗顔。
- 1日に何度も洗顔をする
- ゴシゴシ洗う
- 洗顔料を長時間肌に乗せる
- 熱いお湯ですすぐ
これらは必要な皮脂を取りすぎて、新たな皮脂分泌を誘発してしまう原因となります。
次のような基本の洗顔の仕方を取り入れて、肌をいたわる洗顔を行いましょう。
- ぬるま湯で軽く予洗いする
- 洗顔料をしっかり泡立てる
- 最初にTゾーン、泡を転がすように、やさしく手早く洗う
- 同様に、Uゾーンや目の周りなどの細かい部分を洗う
- ぬるま湯ですすぐ
- 清潔なタオルで、やさしく上から押さえるように水気を拭き取る
・おすすめはパックタイプのクレイ洗顔
泡立てるのが面倒な方、丁寧に洗顔をしている時間がない方は、パックタイプの洗顔もおすすめ。
2つの酵素が皮脂とたんぱく汚れにアプローチ。さらに沖縄産のクレイが汚れを吸着してくれるので、たった15秒で洗い流してOKなんです。
私もいろいろな洗顔を使いましたが、結局これに戻ってしまいます。
朝晩使い続けていると、脂っぽさはもちろん、角栓が気にならなくなりくすみもすっきり!これからの季節は手放せないアイテムです。
脂を取りすぎてつっぱることもないので、30~40代で脂が気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね!
3-3.保湿
クレンジングと洗顔で清潔な肌になったら、お次は保湿。
先述したように、乾燥は過剰な皮脂分泌を促す原因になってしまいます。
顔の脂が気になる人も、保湿を怠らないようにしましょう。
・オイリー肌の人
もともと皮脂分泌が活発なオイリー肌の人は、収れん化粧水を取り入れるのもおすすめです。
アルコール配合量が多く、さっぱりとした使用感。
毛穴を引き締めたり、皮脂分泌を抑えることができます。
ただし保湿力は低いので、そのあと保湿化粧水を併用するようにしましょう。
その後、乳液やクリームで蓋をして水分の蒸発を防ぎます。
テカリが気になるTゾーンはごく少量にするなどして、調整しましょう。
・混合肌、乾燥肌の人
混合肌や乾燥肌で、部分的に顔の脂が気になる人は、とくに保湿が重要。
肌の乾燥によって過剰な皮脂分泌が起きている可能性が高いので、しっかり保湿をしましょう。
肌が敏感になっていたり、ニキビができているときは、こちらの化粧水がおすすめです。
肌美水
温泉水がベースになっている、肌にやさしい化粧水。
保湿力は高いのですが、べたつきはなくとても使いやすいですよ♪
今話題の「美肌菌」にも着目して、肌を健やかにしてくれる強い味方です。
使用感はこちらに、詳しく載せているので併せてチェックしてみてくださいね。
3-4.ビタミンC
顔の脂が気になる人にとって、ビタミンC配合の化粧品も強い味方。
ビタミンCには、過剰な皮脂分泌を抑制してくれる効果があります。
他にも、
- コラーゲンの生成
- シミの原因となるメラニン色素の抑制
- 抗酸化作用
など肌にうれしいことがいっぱい。
顔の脂が気になる方はもちろん、肌老化を気にされている方にもおすすめの成分です。
一般的なのは、「ビタミンC誘導体」。
ビタミンCは不安定な成分ですが、ビタミンC誘導体は構造を変えることで角質層に浸透しやすくしたものです。
また「ピュアビタミンC」と呼ばれる、即効性の高いビタミンCもあります。
これはビタミンC誘導体のように構造に変化を加えていない、ビタミンCそのもの。
とてもデリケートで不安定というウィークポイントがありますが、近年では肌にしっかり届くように開発されたピュアビタミンC配合の美容液も販売されています。
4.顔が脂っぽいときに気をつけたいメイク
顔が脂っぽいときは、メイクにも気を使いますよね。
とくに次の2点は、注意したいポイントです。
4-1.パール系を使いすぎない
顔の脂がすごいときに、気をつけたいのがパール系のメイク。
光沢感のある華やかな印象を与えてくれますが、脂っぽいときに使うとよりテカリを強調してしまいます。
顔の脂が気になるときは、粉っぽくツヤが控えめのマットタイプがおすすめ。
陶器のような肌を目指すとよいでしょう。
4-2.あぶら取り紙の使い方に注意
余分な皮脂を除去してくれるあぶら取り紙。
メイク直しの際に、取り入れている方も多いのではないでしょうか。
手軽に皮脂が取れるのでとても便利なアイテムですが、使い方を間違えると肌に負担がかかってしまいます。次のポイントに注意して、上手く取り入れるようにしましょう。
・ゴシゴシこすらない
あぶら取り紙は、肌にそっと押し当てるだけで余分な皮脂をとることができます。摩擦が起きないように、あぶら取り紙でゴシゴシこすらないようにしましょう。
・何枚も使わない
すぐに紙がベトベトになるので一度に何枚も使う、という方もいらっしゃいますよね。
しかし、必要な皮脂まで奪ってしまうことも。
1~2枚を皮脂の多いTゾーンだけ使うなどして、皮脂の取りすぎに注意しましょう。
・皮脂を取りすぎない和紙タイプも
あぶら取り紙には、和紙タイプとフィルムタイプがあります。
皮脂の吸収率が高く、広く普及しているのがフィルムタイプ。
一方、和紙タイプは皮脂の吸収率が低め。
適度に皮脂を残すことができるので、乾燥を防ぐことができます。
ご自身の肌に合わせて選んでみてくださいね。
5. 顔の脂がすごいとき、見直すべき生活習慣
「スキンケアを見直しても、顔の脂がすごい……!」そんなときは生活習慣を見直してみましょう。
次のような乱れた生活習慣が、過剰な皮脂分泌を誘発している可能性があります。
5-1.栄養バランスの悪い食事
栄養バランスの悪い食事は、肌荒れの原因になります。
なかでも次に挙げるものは、皮脂分泌を活発にしてしまうので要注意。
- バターや脂身の多い肉など、動物性脂肪の多い食べ物
- お菓子などの甘いもの
- 小麦粉、白米など精製された食べ物
- アルコール
これらを控え、栄養バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。
とくに次の3つのビタミンは、顔が脂っぽいときやニキビが気になるときにおすすめです。
・ビタミンB2
皮脂の分泌を調節して、皮膚を健やかに保ちます。
多く含まれる食材……シソ、うなぎ、レバー、いわしなど
・ビタミンB6
ビタミンB2とともに、皮脂分泌をコントロールする作用があります。
多く含まれる食材……レバー、肉類、魚介類、豆類、卵黄など
・ビタミンC
スキンケアでもおすすめしたビタミンCですが、食事で摂るのも効果的。
皮脂の過剰分泌を抑えたり、抗酸化作用により肌へのダメージを防ぎます。
多く含まれる食材……キウイフルーツ、いちご、赤ピーマン、ブロッコリーなど
5-2.睡眠不足
また美肌のためには睡眠不足も大敵。
睡眠不足によりホルモンバランスが崩れると、皮脂分泌が増加することがあります。
寝ているあいだに細胞を修復する成長ホルモンが活発になるので、美肌づくりには睡眠が必要不可欠なのです。
なかでも寝入りの3時間が重要。
成長ホルモンが大量に分泌されるので、長い時間眠ることができなくても、しっかり熟睡できるようにしましょう。
そのために、意識したいのが「メラトニンの分泌を促すこと」。
睡眠を安定させるメラトニンというホルモンは、夜に強い光を浴びると分泌されにくくなります。
寝る一時間前からスマホやテレビ、パソコンの使用を中止して、照明を暗くするようにしましょう。
またどんなに疲れていても、寝る前にメイクを落とすこともお忘れなく。
ニキビや顔の臭いの原因になりますので、清潔な肌をしっかり保湿した状態で眠るようにしましょう。
5-3.ストレス
ストレスも顔の脂を増やしてしまう要因のひとつ。
ストレスによってホルモンバランスが崩れることで、皮脂分泌が過剰になることがあります。
こまめにストレスを解消して、質の良い睡眠で心身を休めるなど、しっかりご自身を労わってあげてくださいね。
6. まとめ
今回は、多くの人を悩ませる「顔の脂」をピックアップしてきました。
顔の脂は放っておくとテカリやニキビ、毛穴の黒ずみや顔の臭いまで、深刻な肌トラブルに繋がります。
ホルモンや季節、年齢などによって、皮脂の分泌量は変化。
また間違ったスキンケアによる皮脂の取りすぎ、乱れた生活習慣などによっても、過剰に皮脂が分泌されることもあります。
正しいスキンケアを取り入れて、生活習慣を整えることで、過剰な皮脂分泌を抑えていくことが大切です。
おすすめアイテムもご紹介したので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!