肌に残った汚れや古い角質をオフしてくれる「拭き取り化粧水」。
朝の洗顔代わりに、拭き取り化粧水を使う人もいらっしゃいます。
一方で、「本当に汚れが落ちるの?」「肌に悪そう」といったネガティブな意見を持つ人も。
実際、朝の洗顔代わりに拭き取り化粧水を使うことはできるのでしょうか。
今回は、そんな疑問にクローズアップ。
拭き取り化粧水を朝の洗顔代わりに使うメリットやデメリット、正しい使い方、人気の拭き取り化粧水などをご紹介していきたいと思います。
拭き取り化粧水の使い方に疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
1.拭き取り化粧水とは?
拭き取り化粧水とは一体どのような製品なのでしょうか。
その特徴をチェックしていきましょう。
1-1.汚れをオフする化粧水
拭き取り化粧水とは、クレンジング剤でメイクオフしたあと、油に残った油分や、余分な角質をオフするためのスキンケア製品。
一般的に「化粧水」と呼ばれる保湿化粧水や、引き締め効果のある収れん化粧水とは異なるものです。
拭き取り化粧水は、洗顔料で汚れを落としたあと、化粧水の前に使用するのが一般的です。
1-2.起源はヨーロッパ
拭き取り化粧水が、愛用されているのはヨーロッパです。
ヨーロッパのメイクオフは、クレンジングクリームが主流。
そのため、水ですすぎをするのではなく、拭き取り化粧水でオフする方法が広まりました。
また、ヨーロッパは硬水の地域が多いのが特徴。
硬水で顔を洗うと乾燥するため、拭き取り化粧水が重宝されています。
2.拭き取り化粧水は、朝の洗顔代わりになる?
拭き取り化粧水は、朝の洗顔代わりになるのでしょうか。
その疑問を解明していきましょう。
2-1. 答えは“Yes”
拭き取り化粧水を朝の洗顔代わりにするのは可能。
「朝の洗顔代わりに」と謳っているメーカーもあります。
朝の肌は、寝ている間に分泌された皮脂や汗、付着したほこりなどで汚れた状態。
それらの汚れを、拭き取り化粧水で落とすことができるのです。
2-2.ただし日本人は注意が必要
ヨーロッパで人気の拭き取り化粧水ですが、日本人の肌に使用する場合は注意が必要です。
その理由は、日本人は皮膚が薄いから。
欧米人の肌に比べて皮膚が薄い日本人の肌は、摩擦に弱く、刺激を受けやすいというウィークポイントがあります。
のちほど、できるだけ刺激を与えない使い方をご紹介するので、参考になさってくださいね。
2-3.朝の洗顔は洗顔料がおすすめ
朝の洗顔には、基本的に洗顔料を使うのがおすすめです。
まずは、寝ている間に付着した汚れを、洗顔料でしっかりオフ。
その後、化粧水や乳液、クリームで保湿をします。
拭き取り化粧水は、どうしても忙しい朝のお助けアイテムにするなど、頻度に注意して取り入れるのがよいでしょう。
とくに、乾燥肌や敏感肌の人は、使い方や頻度に注意してください。
3.拭き取り化粧水を朝に使うメリット・デメリット
拭き取り化粧水を朝の洗顔代わりにすることは、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
チェックしてみましょう。
3-1.メリット
まずは、メリットを見ていきましょう。
・メイクノリがよくなる
拭き取り化粧水を朝の洗顔代わりにするメリットのひとつが、メイクノリの向上。
拭き取り化粧水は、古い角質を除去する効果があります。
本来であれば、ターンオーバーによって余分な角質は、垢として剥がれ落ちていきます。
しかし、加齢や、乱れた生活習慣など、さまざまな影響でターンーオーバーが乱れてしまうと、古い角質が蓄積。
これが、くすみやごわつきの原因になります。
拭き取り化粧水によって、古い角質が除去されると、肌は明るくなめらかに。
スキンケア製品の浸透もよくなり、メイクノリがアップします。
・時短
朝の洗顔代わりに拭き取り化粧水を使えば、時短にもなります。
拭き取り化粧水は、洗顔料のように泡立てる必要はありません。
また、すすぎをするも必要ないので、わざわざ洗面台に行かなくても、汚れをオフすることができます。
忙しい朝の頼もしい味方となるでしょう。
朝ゆっくり泡立てて洗顔する時間がないという方には、パックして15秒で洗い流すだけの洗顔料もおすすめ。摩擦もなく、ざらつきのないクリアな肌へ導いてくれますよ。
3-2.デメリット
一方で、拭き取り化粧水は、次のようなデメリットがあります。
・摩擦が起こる
拭き取り化粧水において避けられないのが「摩擦」。
拭き取り化粧水は、コットンに含ませて使用するため、どうしても摩擦が起きてしまいます。
肌は摩擦を受けると、ダメージから身を守ろうと、角質を厚くしようとします。
またメラニンも発生するため、シミなどの肌トラブルを引き起こす可能性も。
できるだけ摩擦を起こさないように使用することが大切です。
・別途、保湿化粧水が必要
拭き取り化粧水は、汚れや角質をオフするのが目的なので、保湿力は低め。
そのため、拭き取り化粧水を使用した後に、別途、保湿化粧水を使う必要があります。
その分、費用や手間がかかることは、デメリットと言えるでしょう。
・目や口の際に使えない
拭き取り化粧水は、目や口の際に使えないのもデメリット。
寝起きで目やにや口元に汚れなどがついていても、拭き取り化粧水が入ってしまうギリギリの場所である場合オフできません。
4.拭き取り化粧水の使い方
以上のようにメリットもデメリットもある拭き取り化粧水。
デメリットのひとつである「摩擦」を起こさないようにするには、次のような方法がおすすめです。
4-1.拭き取り化粧水をたっぷり含ませる
量が少ないと摩擦が起きやすくなります。
コットンの角までひたひたになるように、たっぷり含ませましょう。
4-2.こすらず、コットンをトントン置く
拭き取り化粧水を含ませたコットンを、やさしく肌の上にトントンと置いていきます。
これは美容を教える化学の先生・かずのすけさんが実践されている方法。
(かずのすけさんは拭き取り化粧水ではなく、保湿化粧水で拭き取りをしているそうです。)
摩擦を起こすことなく、古い角質や余分な皮脂などの汚れをオフできるのでおすすめです。
4-3.保湿をする
拭き取り化粧水を使用した後は、保湿化粧水を塗布します。
その後、乳液やクリームなどで蓋をすることも忘れなく。
朝のスキンケアであれば、日焼け止めで仕上げをしましょう。
こちらの記事にて、より詳しく拭き取り化粧水の正しい使い方を解説しておりますのでご覧ください。
5.拭き取り化粧水の選び方
拭き取り化粧水は、さまざま種類があります。
ここで選び方のポイントをご紹介するので、お買い物の参考になさってくださいね。
5-1.肌質に合わせて
拭き取り化粧水は、肌質に合わせて選ぶことが大切。
脂性肌の方は、皮脂を抑える効果がある拭き取り化粧水を使うことで、化粧崩れを防ぐことができます。
乾燥肌や敏感肌の方は、アルコールフリーのものがおすすめ。
保湿成分が多く配合されており、乾燥しにくい製品を探してみてくださいね。
5-2.テクスチャーの違い
拭き取り化粧水は、さっぱりしたものから、ややとろみのあるものまで、テクスチャーの違いもあります。
肌質や季節に合わせて、心地よく使えるものを選びましょう。
5-3.形状の違い
拭き取り化粧水はリキッドタイプが主流ですが、なかにはシートタイプもあります。
リキッドタイプは、コットンにたっぷり含ませることができるので、摩擦を軽減させることができます。
シートタイプは持ち運びに便利。
旅行やジムなど、荷物を減らしたいときに使いやすいでしょう。
ライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
6.人気の拭き取り化粧水ベスト5
それではここから、アットコスメで人気の拭き取り化粧水ベスト5(2023/10/10現在)を、口コミと共にご紹介します。
6-1.カネボウ ラディアント スキン リファイナー
多くのベストコスメを受賞している大人気の拭き取り化粧水。
さらっとした使用感ですが、保湿力も高く、透明感とツヤのある肌へ導きます。
「ティートピア」をアクセントにしたフローラルな香りも高評価。
口コミ
- さっぱりする
- ざらつきが減る
- 肌が柔らかくなる
- 香りが好き
- 保湿力が足りない
6-2.ベネフィーク リセットクリア N
肌に蓄積した汚れをからめとり、クリアで美しい肌に導いてくれる拭き取り化粧水。
とろみのあるテクスチャーで、保湿力も高く、乾燥肌でも使いやすいタイプです。
口コミ
- 透明感が出る
- 肌がつるつるになる
- しっとり感がある
- さっぱり感が物足りない
6-3.ネイチャーコンク薬用 クリアローション
プチプラの拭き取り化粧水といえばこちら。
アルコールフリーで、乾燥肌でも使いやすいタイプです。
美白有効成分や抗炎症成分も配合で、透明感の高い肌を目指します。
口コミ
- コスパがいいので、惜しみなく使える
- 乾燥しにくい
- キャップの作りが微妙
- 角質除去の効果が低め
6-4.オードムーゲ薬用ローション(ふきとり化粧水)
ニキビや肌荒れにお悩みの方に人気なのがこちら。
エタノール配合のさっぱりした使い心地で、抗炎症成分で肌を健やかに導いてくれます。
口コミ
- ニキビができにくくなる
- さっぱりする
- 生理前の肌荒れを予防できる
- 保湿力はない
6-5. スノー クラリファイア
降りたての雪のように透明感のある肌に導いてくれるという拭き取り化粧水。
とりみがあり、ジェルの厚みで摩擦が軽減できるのが魅力。
口コミ
- トーンアップする
- 毛穴が目立たなくなる
- 角栓がなくなる
- アルコール臭が強い
また、韓国で大流行中のトナーパッドも、拭き取り化粧水として大人気。
こちらの記事にて、人気3社を比較しておりますので、併せてチェックしてみてくださいね。
7.まとめ
今回は、拭き取り化粧水についてピックアップしてきました。
拭き取り化粧水は、朝の洗顔代わりに使用することも可能です。
しかし、摩擦が起きてしまうので、使い方や頻度に注意が必要。
とくに乾燥肌や敏感肌の方は、お気をつけください。
使用する際は、やさしくトントンと乗せるようにして、摩擦を起こさないように使いましょう。