ワセリンパックで後悔してない?実態調査といちご鼻の正しいケアを解説

毛穴の黒ずみに効果を発揮すると話題のワセリンパック。

「毛穴の黒ずみがなくなった」
「いちご鼻が解消した!」

SNSでもこのような口コミが広がり、注目を集めています。

一方で
「毛穴が悪化した」
「ニキビだけ残った」
といった口コミもあるように、ワセリンパックで後悔している人もいるようです。

今回は、その実態をリサーチ。
さらにワセリンを使った毛穴ケアで後悔しないためのポイントを詳しく解説していきたいと思います。

ワセリンを毛穴ケアに取り入れたいと思っている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

1.ワセリンパックとは?

ワセリンパックとは?

そもそもワセリンパックとは、どのようなケアなのでしょうか。
その概要をチェックしておきましょう。

1-1.ワセリンで毛穴の黒ずみをケアする方法

今回クローズアップしているのは、ワセリンを使った毛穴の黒ずみケア。
いわゆる「いちご鼻」と呼ばれる、角栓が酸化して黒ずむことで目立っている毛穴のケアです。

ちなみに角栓は皮脂と古い角質が混ざってできたもの。

ワセリンも油なので、角栓の原因となる皮脂となじみがよいと考えられます。
その作用を使って、毛穴の黒ずみを解消しようというスキンケアです。

1-2.ワセリンパックの方法

では、ワセリンパックはどのようにして行うのでしょうか。
その方法を、簡単にご説明します。

  1. 綿棒にワセリンをたっぷりつける
  2. 毛穴の黒ずみが気になる部分に塗る
  3. ラップを被せて、5分放置する
  4. ラップを外して、綿棒でワセリンを拭う
  5. 洗顔して残ったワセリンを落とす

詳しくは、こちらの記事に写真付きで解説しているので、併せてチェックしてみてくださいね。

2.ワセリンパックに対するネガティブな意見

ワセリンパックに対するネガティブな意見

ワセリンパックに対するネガティブな意見はあるのでしょうか。SNSをチェックしてみました。
すると、次のように肌荒れやニキビなどの肌トラブルにつながったという意見がいくつか見つかりました。

3.ワセリンパックで肌が荒れるのはなぜ?

ワセリンパックで肌が荒れるのはなぜ?

なぜ、ワセリンパックで肌荒れやニキビなどの肌トラブルが起きてしまうのでしょうか。
その原因を探っていきましょう。

3-1.ワセリンパックが合わない肌質

実はワセリンパックは、人によって合う・合わないがあります。

ワセリンパックが合わないのは、次のような人です。

・ニキビ肌の人

ニキビにお悩みの方には、ワセリンパックが合いません。

ニキビがある肌に行うと、毛穴を余計に詰まらせたり、綿棒の刺激でニキビを悪化させてしまう可能性があるからです。

ニキビには直接触れないようにして、スペシャルケアはニキビが落ち着いてから行うようにしましょう。

またワセリンのような保湿剤で毛穴ケアを行うよりも、しっかり皮脂にアプローチできる酵素洗顔などの方が適していると考えます。

・ゆらぎ肌の人

一時的に肌が敏感になるゆらぎ肌の人も要注意。

普段は大丈夫でも、生理前やストレスの多い時期などに、肌が敏感になったり、ニキビができやすくなることがありますよね。

そのような方は、肌の調子が悪い時にワセリンパックを行うと、刺激を感じてしまう可能性も。比較的肌の状態が安定している時期に行いましょう。

3-2.刺激を加えすぎている

綿棒でワセリン拭ったり、肌に残ったワセリンを洗顔で落とす際に、刺激を加えすぎると肌トラブルにつながります。

たとえば、ワセリンを綿棒で拭う際、垂直に当ててゴシゴシしてしまうのはNG。

肌にダメージが加わり、赤みやニキビなど肌トラブルにつながってしまいます。

摩擦が起こらないように、次のポイントに注意して行いましょう。

  • 綿棒を寝かせて、やさしくワセリンをオフする
  • 洗顔料はしっかり泡立てて、指と肌が触れないようにモフモフ押し洗いをする
  • すすぎやタオルで水分を拭き取る際も、ゴシゴシせずにやさしく行う

3-3.時間を置きすぎている

ワセリンを塗ってラップをした状態で、長時間放置するのもNG。

「テレビを見ながらワセリンパックをしていたら、うっかり1時間経過してしまった!」
「長く置いた方が、毛穴がキレイになりそう」

なんて方もいらっしゃるかもしれません。

しかし長時間のパックは、肌にダメージを与え、人によってはニキビを誘発してしまう可能性もあります。

5分程度で剥がすようにしましょう。

3-4.ワセリンが肌に残っている

ワセリンパックでは、綿棒でワセリンを拭った後に洗顔をして、残ったワセリンと肌の汚れを落とします。

しかし洗顔をせずに、ワセリンが残ったままだと毛穴を詰まらせて悪化させる可能性も。

パックのあとは、必ず丁寧に洗顔をしましょう。

3-5.その後の保湿を怠っている

ワセリンパックを終えて洗顔をした後、化粧水や乳液などでしっかり保湿をしましょう。

洗顔後に保湿をしないと、肌が乾燥します。
肌は乾燥しすぎると、それをカバーしようと余計な皮脂を分泌させてしまうので、結果、毛穴が詰まったりニキビを誘発してしまうことにつながるからです。

洗顔後はしっかり保湿するように心がけてください。

3-6.毛穴の黒ずみが即効解消されると思っている

「ワセリンパックをしたのに、毛穴がキレイにならなかった」
という人の中には、過度な期待をしている方もいらっしゃるかもしれません。

実際、私もワセリンパックを行ってみましたが、実際に毛穴の黒ずみが完全に解消されたわけではありません。結果は5~6割程度。白い角栓は取れたけれど、黒い角栓は残っているような感じでした。

白い角栓は、空気や紫外線に当たると黒い角栓となり、取れにくくなります。
すでに黒くなっている角栓を一回でオフできるほどの力は、ワセリンにはないのです。

今の毛穴の黒ずみをケアするには、皮脂と古い角質に確実にアプローチできる酵素洗顔がおすすめ。

ワセリンパックは、いちご鼻の「予防」に使う程度の気持ちで取り入れるようにしましょう。

4. まとめ

ワセリンパックで後悔しないためのポイントについて、解説してきました。

ニキビ肌の人は行わない、ワセリンをしっかり洗い流すなど、毛穴を悪化させないためにはいくつかのポイントがあります。

せっかく手間や時間をかけて行うスペシャルケア。
正しい方法で、毛穴を悪化させないようにしましょう。

おすすめの記事