肌がざらざらになる原因は?急に顔がざらざらになったときにやるべき対策※写真あり
顔にふと手を当てて見たら、肌がざらざらしていた、なんてことありませんか。
肌のざらつきは、メイクノリも悪くなり、気分も落ち込んでしまいますよね。
今日は、そんなざらざら肌の原因と対策を徹底解説。
肌のざらつきやごわつき予防・改善するスキンケアや生活習慣などを、詳しくご紹介していきます。
  • 肌がざらざらする原因は何?
  • 顔のザラザラをなくすスキンケアは?
  • ざらざら肌を改善する生活習慣は?
  • 急に顔がざらざらしたら皮膚科にいくべき?
  • ざらざら肌を改善する美容医療のメニューは?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひお読みくださいね。

1.ざらざら肌の原因

ざらざら肌の原因
肌がざらざらしてしまうのは、どのようなことが原因なのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

1-1. ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーの乱れ
ざらざら肌の原因として、まず挙げられるのがターンオーバーの乱れ。
ターンオーバーとは、表皮の生まれ変わりのこと。
本来、私たちの表皮は、約28日で生まれ変わり、古い角質は最終的に垢となって剥がれ落ちていきます。
しかし、加齢や紫外線、摩擦、ストレス、睡眠不足など、さまざまな影響によってターンオーバーは乱れてしまいます。
このターンオーバーの乱れによって、未熟な細胞が蓄積。
角質が厚くなり、肌のざらつきを引き起こします。

1-2.肌の乾燥

肌の乾燥
乾燥も、ざらざら肌を引き起こす原因です。
うるおいのある肌は、水分と油分のバランスがよく、角質層が柔軟に保たれている状態。
しかし、肌は乾燥すると硬くなり、柔軟性を失ってしまい、ざらざらとした手触りになってしまいます。
乾燥を引き起こす原因は、次のようにさまざま。
  • 空気の乾燥
  • 保湿不足
  • 紫外線
  • 不適切な洗顔
  • 加齢
  • マスクの着脱
など
適切なスキンケアで、肌にしっかりうるおいを与えてあげることが大切です。
のちほど、肌のうるおいをアップさせる成分をご紹介していきますので、参考になさってくださいね。

1-3.毛穴の詰まり

毛穴の詰まりも、ざらざら肌の原因のひとつ。
皮脂と角栓が混ざり合って、角栓という塊が出来上がります。
最初は白くやわらかい角栓ですが、酸素や紫外線に触れることで黒く、硬くなることで、触れるとざらついた感触に。これも、ざらざら肌の原因となります。
毛穴の詰まりを解消する、適切なケアが必要となります。

2.ざらざら肌を予防・改善するスキンケア

ざらざら肌を予防・改善するスキンケア
以上のように、いくつかの原因で引き起こされるざらざら肌。
ここで、ざらざら肌を予防・改善するスキンケアをご紹介していきます。

2-1.洗顔

ざらざら肌を予防・改善するためには、次のような洗顔が有効です。

・摩擦レス洗顔

まず意識したいのが、摩擦レス洗顔。
摩擦によってターンオーバーは乱れてしまうので、できるだけ摩擦が起こらないように行います。
たっぷりの泡で、やさしく押し洗いをして、すすぎやタオルで水分を拭き取る際もゴシゴシしないように気をつけましょう。

・酵素やクレイの洗顔

毛穴の詰まりや角質肥厚によってざらつきを感じる場合は、酵素やクレイ洗顔料がおすすめです。
酵素は毛穴に詰まった、皮脂や古い角質を分解。頑固な角栓や肌表面のざらつきをオフして、なめらかな状態に導いてくれます。
またクレイは、汚れの吸着力が高く、毛穴に詰まった汚れを落としやすいというメリットがあります。
ただし、一般的なパウダータイプの酵素洗顔は刺激が強いため、週1回程度のスペシャルケアで取り入れるのが正解。過剰に使うと肌を乾燥させてしまう可能性もあるので、気をつけましょう。
製品によっては、毎日使えるマイルドな洗顔料もあります。

2-2.保湿

ざらざら肌を予防・改善するためには、丁寧な保湿も重要なポイント。
基本のスキンケアに加え、次のようなスペシャルケアを取り入れるとよいでしょう。

・ブースターを使う

ざらざら肌に有効なアイテムといえば、ブースター。
ざらつきやごわつきを感じるとき、肌は硬くなっており、化粧水の浸透が悪い状態にあります。
そのようなとき、ブースターを取り入れることで、肌の水分量がアップ。
柔らかくほぐれて、その後のスキンケア製品の浸透がよくなります。

・セラミド配合の化粧品

ざらざら肌の予防・改善には、保湿力の高い成分を取り入れることも大切。
なかでも、保湿成分であるセラミドを補うことは有効です。
セラミドは、もともと私たちの角質層に存在する成分。
バリア機能の要として、水分の蒸発を防いだり、外的刺激から内部を守る働きをしています。
セラミドに満ちた肌はうるおいと弾力があり、ざらつきやごわつきとは無縁。
しかしセラミドは、加齢や不適切なスキンケアなどによって減少してしまうため、スキンケアで補ってあげることが大切です。
セラミド配合の化粧品
私が愛用しているのはヒト型セラミドが溶け込んだオイルの美容液。
ごわつきのない状態をキープ
セラミドとオイルのダブルの効果で肌は柔らかくほぐれて、ごわつきのない状態をキープできています。

・就寝前にもう一度保湿

入浴後のスキンケアから就寝までに時間が空いている場合は、就寝前にもう一度保湿をするのもおすすめ。
就寝中に肌が乾燥することがないように、しっかりうるおいを与えることで、ざらざら肌の予防・改善につながります。

2-3.UVケア

紫外線は、ざらざら肌を引き起こす大きな原因のひとつ。
肌を乾燥させ、ターンオーバーを乱し、角栓を酸化させるなど、さまざまな原因で、肌をざらつかせます。
そのため、UVケアを徹底することは、ざらざら肌の予防・改善に必要不可欠です。

・秋冬もUVケアを

紫外線は、365日降り注いでいます。
そのため、一年を通して毎日UVケアを行いましょう。
秋冬はUVケアを怠りがちですが、空気も乾燥する上に、紫外線のダメージを受けてしまうと、余計に肌はざらざらに。
また雪面は土や道路よりも紫外線の反射率が高いため、スキーなどのレジャーに行かれる方は、より入念にUVケアを行う必要があります。

・曇りや雨の日も紫外線が届いている

また曇りや雨の日も油断禁物。
快晴の日を100%とすると、薄曇の日は約80%、曇りの日は約60%、雨の日は30%程度の紫外線が地表に降り注いでいます。
そのため、天候に関わらず、UVケアをすることが大切です。
ざらざら肌を自宅で改善する方法に関しては、こちらの記事にもまとめて掲載しております。

3. ざらざら肌を予防・改善する生活習慣

ざらざら肌を予防・改善する生活習慣
ざらざら肌を予防・改善するには、次のように生活習慣を見直すことも大切です。

3-1.十分な水分摂取

ざらざら肌を予防・改善するために、まず意識したいのが、十分な水分摂取。
水分をしっかり摂取することで、肌表面の水分量はアップして、乾燥によるざらつきが軽減できます。
季節や健康状態、体の大きさにもよりますが、1日1.5L程度の水分を摂取することが望ましいと言われています。
一気に飲むと胃腸に負担をかけてしまうので、こまめに飲むようにしましょう。

3-2.栄養バランスのよい食事

栄養バランスのよい食事を心がけて、健やかな肌を育むことも大切。
なかでも次のような栄養素を、意識的に摂ることをおすすめします。

・ビタミンA

皮膚のターンオーバーをサポート。ざらつきのないなめらかな肌に導く助けとなります。

・ビタミンC

抗酸化作用やコラーゲンの生成をサポートする働きにより、しわやざらつきの改善に効果が期待できます。

・ビタミンE

抗酸化作用や血流を良くする働きがあります。

3-3.質の良い睡眠

ざらざら肌の予防・改善には、質の良い睡眠も必要不可欠。
肌の修復に関わる成長ホルモンは、寝ている間に分泌されます。
しっかり睡眠をとることで、ターンオーバーは正常化。
なめらかな肌を目指すことにつながります。
なかでも寝入りの3時間は、成長ホルモンが大量に分泌されるタイミング。
長い睡眠時間が取れなくても、深い眠りができるように心がけましょう。

3-4.ストレスケア

ストレスが増えると、体内のホルモンバランスが変化し、肌のターンオーバーに悪影響を及ぼします。
そのため、肌のざらつきを予防・改善するためには、ストレスをこまめに解消することが大切。
ストレスは、仕事や育児、人間関係などの精神的なストレスだけでなく、季節の変わり目や、肌のかゆみなど、物理的な影響でも起こります。
自分でも気づかないうちにストレスが溜まってしまうこともあるので、ご自身に合ったストレス解消法で、溜めこまないようにしましょう。

5.肌のざらつきに関する気になるQ&A

肌のざらつきに関する気になるQ&A
最後に、肌のざらつきに関する気になるQ&Aをまとめてご紹介します。

5-1.改善しない場合はどうしたらいい?

肌のざらつきがなかなか改善しない場合は、湿疹や皮膚炎などの皮膚疾患である可能性も。
  • かゆみがある
  • 膿が出た
  • 何をしても一向に改善しない
以上のような場合は、速やかに皮膚科を受診するようにしてください。

5-2.ざらざら肌を改善する美容医療メニューは?

ざらざら肌を改善するために、美容医療を取り入れるという選択肢も。
次のようなメニューは、ざらざら肌に効果が期待できます。

・ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、薬剤を使用して古い角質を取り除いて肌を滑らかにする施術。
ホームケアでピーリングをすることもできますが、より安全に行うためにも、美容皮膚科で相談されることをおすすめします。

・レーザー

レーザーを照射することで、皮膚の表面の状態を改善する施術。
蓄積した古い角質や、毛穴の詰まりの改善に効果が期待できます。

6.まとめ

今回は、肌がざらざらになる原因とその対策について解説してきました。
ざらざら肌は、ターンオーバーの乱れや乾燥、毛穴の詰まりなど、いくつかの原因が考えられます。
予防・改善するためには、スキンケアや生活習慣を見直して、健やかな肌を育むことが大切。
また、なかなか改善しない場合は、皮膚科を受診することも必要です。
今回、酵素やクレイの洗顔料、セラミド化粧品など、有効なアイテムをご紹介したので、お手入れの参考になさってくださいね。
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