キールズのレチノール濃度は何パーセント?合わない人はいる?その他の成分解析も
ここ日本でも人気を博している、キールズのレチノール美容液『DS RTN リニューイング セラム』。
敏感肌でも使えるレチノール美容液として注目を集めています。
しかし、「敏感肌でも使える」となると、気になるのがレチノール濃度。
「レチノールがあまり配合されていないのでは?」
と、考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、『DS RTN リニューイング セラム』のレチノールの濃度をはじめ、その他の成分をご紹介。
併せて、肌に合わない人がいるかなどのリサーチを行ないました。
キールズのレチノール美容液が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.キールズにレチノール濃度を訊いてみた

濃度を訊いてみた
キールズのレチノール美容液には、レチノールが何パーセント配合されているのでしょうか?
チェックしてみましょう。

1-1.レチノールの最適濃度は?

美容成分には、効果が発揮されるための最適な配合濃度があります。
レチノールの最適な配合濃度と言われているのは「0.01~0.1%」。
数字だけ見ると微量に感じてしまいますが、0.1%でも十分な効果が期待できる成分だということを覚えておきましょう。

1-2. 『DS RTN リニューイング セラム』はレチノール濃度非公開

レチノール濃度に公表の義務はありません。
よって、公表の有無はメーカーによってさまざま。
『DS RTN リニューイング セラム』は、パッケージにも公式サイトにも、特に記載はありませ んでした。

1-3.問い合わせても教えてもらえない

今回ダメもとで、キールズのカスタマーサービスに電話をして濃度を訊いてみました。
私:『DS RTN リニューイング セラム』は、レチノールは何パーセント配合されていますでしょうか?
キールズ様:申し訳ありませんが、レチノール濃度に関しましては、非公開となっております。
私:海外の『DS RTN リニューイング セラム』では、0.1%と公表しているものもあるようですが。日本の製品と同じでしょうか?
キールズ様:当社の製品は、アジア限定で製造する製品もございますので、必ずしも同じとは言えません。
ということで、残念ながら、濃度を教えていただくことはできませんでした。

2.『DS RTN リニューイング セラム』レチノール濃度予測

レチノール濃度予測
では、『DS RTN リニューイング セラム』は、だいたいどのくらいのレチノールが配合されているのでしょうか?さまざまな観点から、予測を立ててみましょう。

2-1.容器

まずは容器から。
『DS RTN リニューイング セラム』の容器は、濃紺のエアレスボトル。
開封後も、紫外線や酸素のダメージから守る容器が使われています。
この点から、デリケートな成分であるレチノールが、しっかり配合されていると推測します。

2-2.紫外線と使用頻度への注意喚起

また、『DS RTN リニューイング セラム』は夜のお手入れでの使用が推奨されています。
朝も使えないわけではありませんが、「日中使用する場合は日焼け止めをご使用ください。」と記載されています。
また、使用頻度への注意喚起も注目したいポイント。
使い初めの1?2週間は、0.5~1プッシュの少量ずつから1日おきに使うことが推奨されています。
以上のことから、 レチノールがしっかり配合されていることが考えられます。

2-3.海外の公表

また、海外では、0.1%と公表されている『DS RTN リニューイング セラム』もあります。
日本で販売されているものが、同じ配合量かはわかりませんが、これもひとつの指標となるでしょう。
1gあたり500UI
ちなみに、同じくデイリーに使えるレチノール製品として人気のイニスフリーの『レチノール シカ リペアセラム』は、1gあたり500UIと濃度が公表されています。
UIという単位が分かりにくいですが、かつて日本で上限とされていた濃度の5分の1程度。
イニスフリーの『レチノール シカ リペアセラム』については、こちらの記事にて詳しく記載しております。

2-4.自分の肌に起きたA反応

今回私も『DS RTN リニューイング セラム』を使ってみたところ、皮ムケ、赤み、ヒリヒリ感などのA反応が起こりました。
この反応から、やはりレチノールがしっかり配合されているのだろうと思います。
A反応の様子については、こちらの記事にて写真付きでレポートしております。
以上のことから完全に推測ではありますが、海外で公表されている量かそれに近い量のレチノールが配合されているのではないかと予想しています。

3.キールズ 『DS RTN リニューイング セラム』の成分

キールズ 『DS RTN リニューイング セラム』の成分
『DS RTN リニューイング セラム』は、どのような成分でできているのでしょうか?チェックしてみましょう。

3-1.全成分

まずは、『DS RTN リニューイング セラム』の全成分をチェックしてみましょう。

全成分
水、グリセリン、BG、ペンチレングリコール、ナイアシンアミド、セタノール、イソへキサデカン、イソノナン酸イソノニル、セバシン酸ジイソプロピル、オレアミドオクタデカンジオール、4-tーブチルシクロヘキサノール、アセチルジペプチドー1セチル、アデノシン、セラミドNP、ヒドロキシパルミトイルスフィンガニン、ラウロイルリシン、オクチルドデカノール、テトラ (ジーtーブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸) ペンタエリスリチル、塩化Na、ヒアルロン酸Na、水酸化N2、エチレンジアミンジコハク酸3Na、レチノール、トコフェロール、ジカプリリルエーテル、ポリアクリロイルジメチルタウリンアンモニウム、ベヘニルアルコール、カプリリルグリコール、カルボマー、セテアリルアルコール、セテアリルグルコシド、ダイズ油、ヒマワリ種子油、ヒドロキシエチルセルロース、レシチン、フェネチルアルコール、ポロキサマー188、ポリカプロラクトン、ラウリン酸ソルビタン、ステアレスー100、Bーカロチン、クロルフェネシン、フェノキシエタノール

3-2.注目成分

『DS RTN リニューイング セラム』のキャッチコピーは「攻めながら守るレチノール美容液。」
その「攻め」と「守り」に該当する成分をそれぞれチェックしてみましょう。

・攻めの成分

まずは「攻め」の成分を見ていきましょう。
・レチノール
『DS RTN リニューイング セラム』に配合されている「攻め」の成分のひとつが「レチノール」です。
レチノールは、ターンオーバーをサポートしてシミを改善したり、真皮層にアプローチしてコラーゲンの産生を促してしわを改善する効果が期待できる成分。
美白とエイジングケア効果を同時に叶える美容成分として、エイジング世代から大きな人気があります。
ちなみに『DS RTN リニューイング セラム』に配合されているのは、マイクロレチノールと呼ばれるキールズの独自処方のレチノール。
皮膚の薄い目の下や、敏感な肌にも使いやすいのが特徴です。
・ナイアシンアミド
『DS RTN リニューイング セラム』には、ナイアシンアミドも配合されています。
化粧品の成分表には、配合量が多いものから記載されていますが、ナイアシンアミドは5番目と比較的上位。配合量が多いことが予測できます。
ナイアシンアミドも、美白としわ改善効果を期待できる成分。
レチノールのような副反応はなく、比較的マイルドな使い心地です。
レチノールと一緒に使うと、レチノールのA反応を軽減できるという魅力も。
ナイアシンアミドとレチノールの併用については、こちらの記事に詳しく記載しております。
・ペプチド
『DS RTN リニューイング セラム』には、アセチルジペプチド-1セチルというペプチドも配合されています。
これは、筋肉の収縮を抑制する神経伝達物質の放出を促進してくれる成分。
表情筋の収縮を緩和することによる、シワの軽減効果が期待されます。

・守りの成分

「守り」の成分は、次のとおりです。
・セラミド
『DS RTN リニューイング セラム』には、セラミドも配合されています。
セラミドは肌にもともとある成分。
バリア機能を正常にして、肌のうるおいを守り、外部刺激から肌内部を守るという重要な役割を持っています。
しかし、肌にあるセラミドは、加齢とともに減少。
化粧品で適切に補うことが大切です。
『DS RTN リニューイング セラム』のキャッチコピーは「攻めと守りのレチノール美容液」。
この「守り」の部分を担っている成分のひとつが、セラミドなのです。
・ヒアルロン酸
『DS RTN リニューイング セラム』に配合されているヒアルロン酸も、「守り」に該当する成分。
ヒアルロン酸は、1gで水6リットルを保持できる成分。
角層の水分量を高めて、うるおいのあるふっくらした肌に導いてくれます。

4. キールズ 『DS RTN リニューイング セラム』は合わない人はいる?

キールズ 『DS RTN リニューイング セラム』は合わない人はいる?
『DS RTN リニューイング セラム』は、合わない人はいるのでしょうか?リサーチしてみました。

4-1.メーカーの回答

まずは、次のようにメーカーに問い合わせてみました。
私:『DS RTN リニューイング セラム』は、敏感肌でも使えると書かれていますが、肌に合わない人はいるのでしょうか?
キールズ様:はい、『DS RTN リニューイング セラム』は、敏感肌でも使いやすい仕様になっています。しかし、肌質は人それぞれですので、すべての肌質に合うとは申し上げられません。
刺激の感じ方も人によって違うため、A反応が出たら使用を一旦中止するなどして、肌の様子を見ながらお使い頂ければと思います。
以上の回答から、肌質に関係なく『DS RTN リニューイング セラム』が合わない人がいるようです。

4-2.合わなかった人の口コミと検証

次に、『DS RTN リニューイング セラム』が合わなかったという口コミを見てみましょう。

上記のように、肌が改善するまで3カ月ほどかかった方がいるようです。ヒリヒリ感やニキビなどが多発するようでしたら、悪化する前に使用を中止しましょう。

上記のように、使用量によってニキビができたりできなかったりする方もいるようです。
1~2週間の慣らし期間が終わったあとは、2プッシュが推奨されていますが、肌の調子を見て、0.5~1プッシュに減らすなど、使用量を調整しましょう。

このようにニキビや発疹のようなものが出る方もいるようです。
これがA反応なのか、肌に合わないというサインなのか、その見極め方についてメーカーに質問してみました。
すると次のような回答をいただきました。
「ニキビや発疹のようなものが出た場合は、一旦使用を中止してください。それがA反応なのかどうなのかは、こちらでは判断できかねます。」
ということでニキビや発疹に関してはメーカーでも判断ができないようなのですが、いずれにせよ、使用は一旦中止すべきだそうです。

4-3.レチノール以外の成分が合わない可能性も

『DS RTN リニューイング セラム』が合わなかったという人の中には、レチノールが合わない人のほかに、ナイアシンアミドなど、その他の成分が合わない可能性も考えられます。
合わない成分を特定するのはなかなか難しいですが、今後のスキンケアの参考にしてくださいね。

5. まとめ

キールズの人気レチノール美容液『DS RTN リニューイング セラム』をピックアップしてきました。
レチノールの他にもナイアシンアミドやセラミドなど、魅力的な成分が配合されている『DS RTN リニューイング セラム』。
しかし、なかには肌に合わないと感じる人もいるようです。
皮むけ、赤み、ヒリつき、ニキビ、発疹などが出た場合は一旦使用を中止して、肌の様子を見ながら慎重に使うようにしましょう。
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