眉間のシワの原因と対策は!スキンケアからエクササイズまで改善策を一挙公開
ふと鏡を見たときに、くっきりと刻まれている眉間のシワ。
老けて見えるのはもちろん、不機嫌な印象を与えてしまう眉間のシワは、すぐにでも改善したいですよね。
今回は、眉間のシワの原因と対策を徹底解説。
眉間のシワができてしまう原因や、効果的な改善策をご紹介していきたいと思います。
  • 眉と眉の間にできるシワは、なぜできる?
  • 眉間のシワはどうやって取れる?
  • 眉間のシワを消すマッサージが知りたい
  • 眉間のシワをなくすトレーニングは?
  • 眉間のシワに効果的なスキンケアは?
  • 眉間にも保湿は必要?
  • 眉間のしわを解消する美容医療は?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

1. 眉間のシワの原因

眉間のシワの原因
眉間のシワは、なぜできてしまうのでしょうか。
その原因を探っていきましょう。

2-1.肌のハリの低下

眉間のシワの原因として挙げられるのが、肌のハリの低下。
肌の真皮層には、コラーゲンやエラスチンなど、肌のハリや弾力を司る組織が存在します。
しかし、加齢や紫外線など、さまざまな影響によってコラーゲンやエラスチンが減少したり、変形したりしてしまうと、肌のハリや弾力も低下してしまいます。
そもそも眉間は脂肪が少なく、弾力が少ないパーツ。
そこへコラーゲンやエラスチンの劣化によって、ハリや弾力の低下が進むと、しわが刻まれやすくなってしまうのです。

2-2.表情の慢性化

表情の慢性化も、眉間のシワを作る要素のひとつ。
顔にはいくつも筋肉があり、表情を作るために筋肉が動きます。
本来、筋肉をゆるめることでシワも元に戻ります。
しかし、同じ表情を長時間続けることでシワが戻らなくなり、くっきりと刻まれてしまうことに。
とくに、眉の上にある「皺眉筋(しゅうびきん)」、眉間から鼻筋に向かって伸びる「鼻根筋(びこんきん)」は、眉間のシワと深い関わりがあります。
皺眉筋(しゅうびきん)
皺眉筋(しゅうびきん)は、眉を寄せるときに使う筋肉で、眉間の縦ジワを作る筋肉。
鼻根筋(びこんきん)
鼻根筋(びこんきん)は、収縮すると眉間のやや下にできる横ジワを作ってしまいます。
目を細めて見る癖がある方、細かい作業で目を酷使している方、ストレスや怒り、痛みを感じている方などは、表情筋が凝り固まりやすいので要注意。
のちほど、筋肉を緩めるエクササイズをご紹介しますので、参考になさってくださいね。

2-3.肌の乾燥

肌の乾燥も、眉間のシワを作る原因の一つ。
角質層
私たちの肌の一番外側には、角質層があります。
この角質層は、バリア機能によって水分を保持しています。
しかし、バリア機能が低下すると、内側の水分が蒸発して肌が乾燥。
表面が硬くなり、シワがつきやすくなってしまうのです。
バリア機能が低下すると、紫外線の影響も受けやすくなるため、さらに肌の弾力も低下。
やがて乾燥による浅いシワから、深いシワへと変化してしまうため、うるおいを与えてバリア機能を高めておくことが大切です。

2.眉間のシワを予防&改善する対策

眉間のシワを予防&改善する対策
眉間のシワは、どのようにして予防&改善できるのでしょうか。
具体的な方法を見ていきましょう。

2-1.スキンケア

眉間のシワを予防&改善するためには、次のようなスキンケアが大切です。

・保湿

眉間のシワは、肌の乾燥もひとつの原因。
そのため、しっかり保湿することが予防&改善につながります。
頬や目の周り、おでこなどはしっかり保湿をしていても、眉間の保湿は忘れがち。
スキンケア製品を、眉間にもしっかり伸ばし、丁寧に保湿しましょう。
よりうるおいをアップさせたい方は、セラミド配合の化粧品も効果的。
セラミドはもともと私たちの肌に存在する成分で、水分の蒸発を防いだり、花粉や紫外線などの外部刺激から肌を守る、バリア機能の要となる成分。
しかし30代以降から徐々に減少して、50代では20代の半分くらいまで減ってしまいます。
セラミドを化粧品で補うことで、肌の保湿力を高め、眉間の弾力アップが期待できます。

・UVケア

眉間のシワを予防&改善するためには、UVケアも欠かせません。
・UV-AもUV-Bもガードする
UV-Aは真皮層まで到達して、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えてしまいます。
UV-Bは肌を乾燥させて、バリア機能を低下させることに。
眉間のシワを予防&改善するためには、UV-AとUV-B、両方からガードする必要があります。
ちなみに日焼け止めに記載されている「SPF」はUV-Bを防ぐ指標。数値が大きいほど効果が高くなります。
一方、「PA」はUV-Aを防ぐ指標。+が多いほど効果が高くなります。
日常、スポーツ時、レジャーなど、シーンに合わせて、適切な日焼け止めを取り入れましょう。
つばの大きい帽子も、眉間への紫外線を防御できるアイテムとしておすすめです。
・365日、UVケアを行う
紫外線は1年中降り注いでいるので、365日UVケアを行うことも大切です。
とくに肌のハリや弾力を低下させるUV-Aは、雲や窓ガラスも通過するので、天候や外出の有無に関係なくケアをすることが、眉間のシワ予防&改善につながります。

2-2.表情を意識的に緩める

眉間にシワが寄らないように、表情を意識的にゆるめることも大切。
次のように、日常生活のあらゆるシーンで意識してみましょう。
  • 遠くを見るときに、目を細めないようにする
  • 笑う際に、眉を寄せないようにする
  • 仕事中に眉をひそめていないか、定期的にチェックする
  • 眩しいものを見ないようにする

2-3.マッサージ

眉間のシワに関係する表情筋をマッサージすることも、予防&改善になります。
とくに、目を酷使している方は、皺眉筋(しゅうびきん)や鼻根筋(びこんきん)が凝り固まっているため、マッサージでやさしくほぐしてあげるとよいでしょう。
ここでひとつ、鼻根筋(びこんきん)のマッサージをご紹介しておきます。
片方の指で額の皮膚を引き上げます
片方の指で額の皮膚を引き上げます。
やさしくほぐします
もう片方の人差し指、中指、薬指を鼻の付け根に当てて、やさしくほぐします。
ただし、やりすぎたり、強くこすったりすると摩擦が起きて、肌のバリア機能が低下。
シワを深めてしまう可能性があるので、注意しながら取り入れてください。
摩擦を軽減するために、マッサージ前に美容オイルを使うのもおすすめです。

2-4.美容医療

眉間のシワを確実に改善したい方には、美容医療という選択肢もあります。
とくに眉間のシワに効果が高いと言われているのが、ボトックス注射。
ボツリヌス菌の作り出す毒素成分を注射することで、筋肉の動きを止めて、しわを改善する方法です。
注射を打つ場所は、皺眉筋(しゅうびきん)や鼻根筋(びこんきん)など、眉間のシワを作っている表情筋。
数ヶ月で効果が薄れていくので、キープするためには再度注射を打つ必要があります。

2-4.目の負担を軽くする

パソコンやスマートフォンの長時間の利用や、細かい作業などで目を酷使している人は目を休ませてあげることも大切。
目が疲れると自然に眉間にしわが寄ってしまうことがあるので、意識的に休息を入れて、表情筋をゆるめてあげましょう。
またピントの合っていないコンタクトレンズや眼鏡をお使いの方は、自分に合った度数のものに切り替えることも大切。
目に余計な負担をかけないように、過ごしていきましょう。

2-4.ストレスケア

ストレスをこまめに解消しておくことも、眉間のシワの予防&改善につながります。
苛立ちや怒り、痛みなどを抱えていると、表情が険しくなり、眉間にシワが寄りやすくなってしまいます。
ストレスを多く抱えているのであれば、できるだけ取り除いてあげることが大切。
自分を大切にいたわってあげることで、自然とやわらかい表情になります。
精神的負担の多い現代社会ではなかなか難しいことですが、眉間のシワを深くしないためにも、心身共にご自愛くださいね。

3.眉間のシワを改善する表情筋トレーニング

表情筋トレーニング
普段、無表情で過ごしている方、眉間にシワを寄せるクセがある方は、表情筋を緩めるトレーニングもおすすめ。
今回は、顔ヨガ講師の間々田佳子さんのエクササイズをご紹介します。

3-1.眉リセット

まずは、眉リセットというエクササイズをご紹介します。
親指と人差し指で眉頭のあたりを軽くつまみます
目を軽く閉じ、親指と人差し指で眉頭のあたりを軽くつまみます。
眉尻に移動
指を軽く揺らしながら少しずつ眉尻に移動させ、眉全体をゆるめます。
私はこのエクササイズで、左の眉だけ痛みを感じました。
筋肉の凝りにも左右差があること、眉が意外と凝っていることがよくわかります。
エクササイズをしたあとは、目の周りが軽くなって目が開けやすくなるような感じがしました。
目を酷使している方は、ぜひトライしてみてくださいね。

3-2.眉間のV

次に、眉間のVというエクササイズをご紹介します。
眉間のV
机やテーブルなどに肘をつき、人差し指と中指を眉間にあてます。
鼻から息を吸い、息を吐くタイミングに合わせて、指に頭の重さを預けるようにします。
人差し指と中指を開くようにして、眉間のシワを左右に伸ばします。
顔全体の力も抜くようにして、数回繰り返します。
顔全体の力も抜けるので、心身共にふわっと解放される心地よいエクササイズ。
頑張りすぎているときや、仕事で集中したあとなどに取り入れてみてくださいね。
間々田佳子さんのエクササイズは、こちらの記事でもご紹介しています。
目頭から頬の中央に向かって伸びる「ゴルゴ線」にお悩みの方は、ご参照くださいね。
その他、ほうれい線や首のシワなど、見た目年齢を上げるエイジングサインのケアはこちらの記事にて紹介しております。

4.まとめ

今回は、マイナスな印象を与える「眉間のシワ」にクローズアップしてきました。
眉間のシワは、表情の慢性化や肌の弾力の低下、肌の乾燥などが原因。
保湿などの丁寧なスキンケアに加えて、表情筋をゆるめる意識やマッサージなどが有効です。
また美容医療やトレーニングなど、積極的なケアを取り入れるのも一手。
あなたに合った方法で、眉間のシワを予防&改善していきましょう。
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