乳液クレンジングで本当にメイクは落ちる?毛穴が詰まる?メリット・デメリットを徹底解説
基本のスキンケアアイテムとして、たいていの人が持っている「乳液」。
その乳液を使って、メイクオフができるのをご存じですか?
クレンジング剤を切らしてしまったときや、旅行で荷物を減らしたいときなど、活躍してくれそうですよね。
しかし、保湿アイテムである乳液で、本当にメイクは落ちるのでしょうか。
そこで今回は、乳液クレンジングのメリット・デメリットを徹底解説。
併せて、正しい乳液クレンジングの方法や、どの程度のメイクが落ちるのかを検証した様子など、詳しくご紹介していきたいと思います。
  • 乳液でクレンジングはできる?
  • 乳液クレンジングのメリット・デメリットは?
  • 乳液クレンジングのやり方を知りたい
  • 乳液クレンジングでメイクは落ちる?
  • 乳液クレンジングは毛穴が詰まるって本当?
  • 乳液クレンジングで日焼け止めも落ちる?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

1. 乳液クレンジングとは

乳液クレンジングとは

 

乳液クレンジングとは、一体どのような美容法なのでしょうか。
その概要をチェックしていきましょう。

1-1.乳液でメイクオフすること

乳液クレンジングとは、その名のとおり、乳液でクレンジングすること。
クレンジング剤の代わりに、乳液を使用してメイクアップ化粧品をオフする美容法です。

1-2.どうして乳液でメイクが落とせるの?

保湿剤である乳液で、なぜメイクが落とせるのでしょうか。
それは、乳液に「油分」が含まれているから。
ファンデーションやリップ、アイシャドウなど、多くのメイクアップ化粧品には、油分が含まれています。
油同士はなじむ性質があるため、乳液をなじませることでメイクを浮かせることができるのです。
ちなみに、同じく油分であるベビーオイルでメイクオフする方法もあります。
美容を教える化学の先生「かずのすけさん」は、ベビーオイル洗顔の後に乳液で肌の油分をオフする方法を提案しています。
ベビーオイル洗顔にご興味がある方は、こちらの記事もぜひご覧くださいね。

2.乳液クレンジングのメリット・デメリット

乳液クレンジングのメリット・デメリット

 

乳液クレンジングには、メリットとデメリットがあります。
それぞれチェックしておきましょう。

2-1.メリット

乳液クレンジングを行って、次のようなメリットを感じました。

・クレンジングによる乾燥リスクを下げることができる

オイルクレンジングなど、洗浄力の強いクレンジング剤は、肌の必要なうるおいまで奪ってしまう可能性があります。
その点、乳液は保湿剤ですので、肌のうるおいを奪ってしまうことはありません。
肌を乾燥から守りながら、メイクオフすることができます。
ちなみに、クレンジングの後に、乳液で洗顔を行う「乳液洗顔」という美容法もあります。
これも、肌のうるおいを守りながら、汚れをオフすることができる美容法。
こちらの記事にて、詳しいやり方や、メリット・デメリットなどを解説しておりますので、併せてチェックしてみてくださいね。

・アイテムが少なくて済む

乳液をクレンジングにすると、使用するアイテムをひとつ減らすことができます。
たとえば、旅行に行くときやジム通いなど、荷物を減らしたいときに活用できるでしょう。

・メイク直しにも活躍

乳液クレンジングは、外出先のちょっとしたメイク直しにも活躍。
旅行用のミニサイズの乳液をポーチに忍ばせておくと便利です。
たとえば、マスカラが落ちてパンダ目になってしまっているところに、乳液を含ませた綿棒でくるくるとなぞると、キレイにオフすることができます。
その上からパウダーを乗せれば、リセット完了。
目元にうるおいを与えることもできて、しわっぽさも軽減できますよ。

2-2.デメリット

一方で、次のようないくつかのデメリットを感じました。

・ごくごく軽いナチュラルメイクしかオフできない

乳液クレンジングは、ごくごく軽いナチュラルメイクしかオフできません。
ミネラル化粧品など、石鹸で落とせるメイクアップ化粧品をごく薄く塗布している場合のみ有効です。
  • リキッドファンデーション
  • ロングラスティング処方のマスカラやアイブロウ
  • ティントリップ
  • ウォータープルーフの日焼け止め
以上のような落ちにくいメイクは、しっかりオフすることができません。
クレンジング剤を使用しましょう。

・毛穴の奥のメイクがオフできない

乳液クレンジングは、毛穴の奥に詰まったメイクまではオフできません。
そのため、毛穴を詰まらせるリスクがあります。
これは、毛穴の黒ずみやニキビの原因になるので要注意。
毛穴の詰まりを解消したい場合は、しっかりメイクをオフできるクレンジング剤を使用しましょう。
毛穴の詰まりは気になるけれど、どうしても乳液クレンジングをしたい方は、乳液クレンジングの後に、毛穴の詰まりにアプローチできる酵素洗顔料を使うことをおすすめします。
ちなみに私が愛用している『ディープクレイ』は、酵素とクレイのW処方。
濡れた顔に塗って15秒で洗い流せるので、時短しながら毛穴ケアできますよ♪

・拭き取りによる摩擦が起こる

乳液クレンジングは、コットンで拭き取りを行います。
そのため、どうしても摩擦が起こってしまいます。
摩擦は角質を厚くしてくすみを招いたり、シミやしわなどあらゆる肌トラブルを引き起こす原因。
そのため、できるだけゴシゴシしないようにやさしくオフしたり、乳液クレンジングを行う頻度を下げるなど、注意が必要です。

・まつ毛エクステが取れる

乳液クレンジングは、まつ毛エクステが取れる可能性もあります。
アイメイクは「まつ毛エクステOK」と記載されたポイントメイクリムーバーでやさしくオフして、まつ毛エクステに乳液をなじませないようにしましょう。

・乳液を大量に消費する

乳液を大量消費してしまうことも、乳液クレンジングのデメリットのひとつ。
乳液の量が少なすぎると、摩擦やメイク残りの原因になるのでお気をつけください。

3.乳液クレンジングが合う人や乳液の種類は?

乳液クレンジングが合う人や乳液の種類は?

 

以上のような乳液クレンジングのメリット・デメリットを踏まえて、乳液クレンジングが合う人や、適した乳液をチェックしておきましょう。

3-1.乳液クレンジングが合う人、合わない人

乳液クレンジングが合う人は、すばり「ナチュラルメイクで乾燥肌の人」。
逆に、しっかりメイクの人や脂性肌でニキビができやすい人、毛穴の詰まりや黒ずみが気になっている人などは、乳液クレンジングに適しません。

3-2.適した乳液

乳液クレンジングで使用する乳液は、基本的にどのようなものでもかまいません。
しかし、次のポイントに注意しましょう。

・惜しみなく使える乳液を使う

少量で行うと摩擦やメイク残りを招くので、ご自身が惜しみなく使えるものを選びましょう。
クレンジング用として、リーズナブルな乳液をひとつ用意しておくのもおすすめです。

・肌に合うもの

肌に合わない乳液が余っていると、クレンジングで消費してしまいたくなりますが、あまりおすすめしません。
メイクと共に拭き取ってしまいますが、短時間でも肌に乗るので、肌に合わない乳液はリスクを伴います。
ご自身の肌に合う乳液で行いましょう。

4.乳液クレンジングのやり方

乳液クレンジングのやり方

 

それではここから、乳液クレンジングの具体的な方法をご紹介していきます。

4-1.準備するもの

乳液クレンジングで準備するものは、次のとおりです。
  • 乳液
  • ポイントメイクアップリムーバー
  • コットン

4-2.やり方

それではここから、乳液クレンジングのやり方をご説明します。
あらかじめ、ポイントメイクアッププリムーバーで、ポイントメイクオフしておきましょう。
たっぷりの乳液を手に出します

 

たっぷりの乳液を手に出します。
くるくるとメイクになじませていきます

 

乳液を顔に乗せて、くるくるとメイクになじませていきます。
この際、摩擦が起きないように、やさしく馴染ませていきましょう。
コットンを水に濡らして、軽く絞ります

 

コットンを水に濡らして、軽く絞ります。
乳液をやさしく拭き取ります

 

乳液をやさしく拭き取ります。
この際も、摩擦が起きないように、やさしく拭き取りましょう。
私はこの工程を、蒸しタオルに替えて行うのが好きです。
タオルにファンデーションなどが付着してしまいますが、よりすっきりオフすることができますよ。
うっすらとファンデーションがついていますね

 

うっすらとファンデーションがついていますね。
コットンが汚れたら新しいコットンに替えて、顔全体を拭き取っていきましょう。
以上で、クレンジングの工程は終了です。
このあと、必ず洗顔を行いましょう。
洗顔をすることで、肌に残った汚れをオフすることができます。

4-3.乳液クレンジングの感想

今回、乳液クレンジングを実際に行って、個人的に感じたことをまとめておきます。

・ミルククレンジングに似ている

乳液クレンジングの感触はミルククレンジングと似ています。
滑りもよく、意外とメイクになじませやすいと感じました。

・早くすすぎをしないと!という焦りから解放される

クレンジング剤は洗浄力が高いため、なるべく早くメイクになじませて、速やかにすすぎをするようにしています、
一方、乳液クレンジングの場合は、洗浄力が低いため、そこまで急ぐ必要はありませんでした。
焦ってゴシゴシしてしまう方がよくないので、やさしく丁寧にメイクに馴染ませるのがよいと思います。

・時短でもラクでもない

乳液クレンジングは、「ポイントメイクをオフ→乳液クレンジング→洗顔」、という流れになります。
そのため、とくに時短でもラクでもありません。
肌にはやさしいけれど、忙しいときや疲れているときは、クレンジングウォーターのほうがよいなと感じました。

5.乳液クレンジングのメイク落ち検証

乳液クレンジングのメイク落ち検証

 

ごく軽いメイクしか落とせない乳液クレンジング。
どの程度のメイクアップ化粧品ならオフできるのか、検証してみたいと思います。
ポイントメイクは、ポイントメイクアップリムーバーで落とすので、頬など広範囲に塗布しているメイクアップ化粧品で検証していきます。
メイクアップ化粧品で検証

 

左から
  • 日焼け止め乳液
  • クッションファンデーション
  • パウダーファンデーション
  • チーク
乳液をなじませていくと、ふわっと浮いてきました

 

乳液をなじませていくと、ふわっと浮いてきました。
水に濡らしたコットンで拭き取ってみると、このような感
水に濡らしたコットンで拭き取ってみると、このような感じ。

 

若干チークが残っています

 

日焼け止め乳液、クッションファンデーション、パウダーファンデーションは、しっかりオフできました。
写真では分かりにくいですが、若干チークが残っています。
またチークに入っていたラメが、全体に広がってしまい腕全体がややキラキラ。
チークも、ポイントメイクアップリムーバーでオフした方がよさそうですね。

6.まとめ

今回は、「乳液クレンジング」についてクローズアップしてきました。
乳液クレンジングとは、乳液でメイクオフする方法。
肌を乾燥させることなく、軽いメイクをオフすることができます。
濃いメイクはオフできない、毛穴の奥の汚れは取れないなど、いくつかデメリットもありますので、注意しながら取り入れましょう。
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