エイジングケアは何歳から始めるべき?20代、30代、40代のお手入れのポイントを紹介
あなたは、もうエイジングケアを始めていますか?
「20代の私にはまだ早いかな?」
「何をすればいいかわからない……」
「40代は手遅れ!?」
人によってさまざまな想いが浮かぶことでしょう。
今回は、そんなエイジングケアに関する疑問にクローズアップ。
エイジングケアを始めるべき年齢や、年代別・肌悩み別のケア方法などを詳しく解説します。
肌に合った適切なエイジングケアを取り入れて、あなた本来の美しさを引き出していきましょう。

1.エイジングケアを始めるタイミング

エイジングケアを始めるタイミング
まずは、エイジングケアを始めるタイミングについて見ていきましょう。

1-1.エイジングケアとは

エイジングケアとは、加齢に伴う肌の変化を最小限に留めるケアのこと。
エイジングサインを最小限に留めながら、本来の美しさを引き出す方法です。
エイジングサインが出やすい部分は人によって違いがあるため、自分の肌の状態をしっかり見極めて適切なスキンケアを行うことが大切です。

1-2.エイジングケアは何歳から始めるべき?

では、エイジングケアは、いつごろから始めたらよいのでしょうか。
おすすめは、20代。
個人差もありますが、肌の変化は20代から徐々に始まります。
とくに20代後半になると、しわやしみなどの老化サインはまだ少ないものの、10代の頃よりも肌が乾燥しやすくなるなど、何かしらの初期症状が現れる方も多いでしょう。
この頃からエイジングケアを始めることで、加齢による肌の変化を最小限に留められると考えます。

1-3.加齢による肌の変化とは?

では、加齢によって、肌はどのように変化しているのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

・ターンオーバーが遅くなる

加齢によって、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが遅くなります。
ターンオーバーの理想は、約28日。
20代が理想のピークで、30代、40代と徐々に遅くなっていきます。
ターンーオーバーが遅くなると、傷の治りが遅くなったり、古い角質が蓄積して肌がくすむなど、エイジングサインが発生します。

・3大保湿因子の減少

加齢によって、保湿因子も減少。
私たちの肌には、皮脂、天然保湿因子、細胞間脂質(セラミド)といった、うるおいを保つ成分が存在します。
これらが減少することで、肌は乾燥しやすくなり、キメの乱れや小じわが発生します。

・真皮層の劣化

真皮層の劣化もエイジングサインを深めます。
真皮層の下には、コラーゲンやエラスチンなど、肌のハリや弾力を司る成分が存在。
これらが減少したり、変性すると、肌にハリや弾力がなくなり、たるみが起こります。

1-4.何歳からでも遅くない!

「じゃあ、30代以上の私は手遅れ?」
そう思う方がいらっしゃいますよね。
しかし、エイジングケアは気づいたときが始めどき。
20代を過ぎていても、もう手遅れということはありません。
40代でも50代でも今の肌の状態を見極めて、適切なスキンケアを取り入れることが大切です。
のちほど年代別のエイジングケアをご紹介するので、参考になさってくださいね。

2.こんなサインが現れたら、エイジングケアの始めどき

こんなサインが現れたら
エイジングケアを始めるタイミングとして、チェックしたいのが老化のサイン。
次のようなサインが現れたら、エイジングケアの開始を検討してみてくださいね。

2-1. しわ

まずは見ておきたいのが、しわ。
最近、目元に細かいちりめんじわができて、アイライナーが引きにくくなっていませんか?
目元や口元など、表情による圧力がかかりやすい場所は、小じわが発生しやすいパーツ。
また額や首元も、しわができやすい部分なので、チェックしてみてください。

2-2.シミ

シミも、わかりやすいエイジングサインのひとつ。
過去になかったシミができたり、シミが濃くなっていることはありませんか?
紫外線が当たりやすい頬骨付近は、シミができやすいパーツ。
マスク摩擦を受けやすいあご周りも、シミが発生していないかチェックしてみましょう。

2-3.くすみ

肌のくすみもエイジングサインのひとつ。
「朝起きたら、顔がどんよりしていた」「夕方になると、顔が茶色っぽくなる」といった症状は、くすみのせいかもしれません。
また日焼けをしていないのに、以前使っていた明るい色のファンデーションが合わなくなった場合なども、くすみが起きている可能性があります。

2-4.ハリや弾力の低下

加齢によって、肌のハリや弾力も低下します。
「マスクや枕の跡がなかなか取れない」「ほうれい線やマリオネットラインが出てきた」といった症状は、肌のハリや弾力が低下しているサインです。

3.年代別・肌悩み別のエイジングケア

年代別・肌悩み別のエイジングケア
では、エイジングケアは具体的に何をしたらよいのでしょうか。
年代別、肌質別に見ていきましょう。

3-1.年代別

まずは、年代別のエイジングケアをご紹介します。

・20代

20代は、肌の変化を感じ始める世代。
この頃から正しいスキンケアを身につけておくことが、将来の肌老化を遅らせることにつながります。
・メイクをした日は必ずクレンジングを
メイクをした日は、できるだけ早くクレンジングをしましょう。
「メイクを落とさないで寝ると3日分老ける」などと言われるように、長時間のメイクは、肌に大きなダメージを与えます。
体力もあり、まだまだ夜更しできる年齢ですが、メイクをしたまま寝落ちしないように気をつけましょう。
・摩擦レス洗顔
正しい洗顔を身につけることも大切。
その際、気をつけるべきは「摩擦」です。
摩擦は、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因。
洗顔の際には、たっぷりの泡で優しく洗うようにしましょう。
その際、皮脂の多いTゾーンから洗うことで、ニキビやテカリを防ぐことができます。
泡立てが面倒な方、ニキビやテカリ、毛穴の黒ずみが気になる方は、パックタイプの酵素洗顔もおすすめです。
・水分と油分のバランスを整える
皮脂が多い20代は、水分と油分を適切に与えて、バランスを整えることが大切。
洗顔後、化粧水でたっぷり水分を与えて、乳液で蓋をしましょう。
・20代に適した化粧品を
スキンケアの際、40、50代向けと謳われた製品は、あまりおすすめできません。
エイジング世代の化粧品は高い効果を得られそうですが、20代の肌に必要な成分もあります。
テクスチャーが重く感じられたり、浸透が悪いと感じることもあるでしょう。
自分の年代に合った化粧品で心地よくスキンケアをすることも、本来の肌の美しさを引き出すと考えましょう。

・30代

エイジングサインが現れ始める30代は、次のようなお手入れが有効です。
・真皮層に働きかける成分
肌のハリや弾力が低下してくる30代は、真皮層に働きかけてくれる成分が効果を発揮。
ナイアシンアミドやレチノールなど、真皮にアプローチしてくれる成分で、しわを予防しましょう。
・角質ケア
ターンーオーバーが遅くなり、くすみや毛穴の詰まりなどが気になってくる30代。角質ケアを定期的に取り入れると効果的です。
ただし、ピーリングは肌に強い刺激となるため、注意が必要。
古い角質を除去してくれる酵素洗顔で、定期的にお手入れすることをおすすします。
・美容医療
30代は、美容医療を始める方も多い年代。
たとえば、たるみケアができるハイフは、「20代では早すぎ、40代では遅い。30代がベスト」と言われています。
その他にも、いろいろなメニューがあるので、ご自身の肌悩みを見極めて検討しましょう。

・40代

エイジングサインが、はっきりと現れる40代。
お手入れによって大きな差が出てくるので、ご自身の肌と向き合って、しっかりケアしていきましょう。
・複合的な悩みにアプローチできる化粧品を
しわ、たるみ、しみ、くすみなど、悩みが多岐に渡る40代。
複合的な悩みにアプローチできる化粧品がおすすめです。
美容液やシートマスク、アイクリームなど、肌悩みに合わせたスペシャルケアアイテムを組み合わせて、積極的にケアしていきましょう。
・油分をしっかり
40代では水分だけでなく、油分も大きく減少してきます。
乳液で物足りなくなってくるので、クリームやオイルなどしっかり油分を与えられるものを取り入れましょう。
・生活習慣の見直し
生活習慣の見直しもエイジングケアのひとつ。
睡眠不足や栄養バランスの悪い食事などの乱れた生活習慣は、肌老化を促進させます。
深夜にジャンクフードを食べてもニキビ一つで済んだ20代と違い、回復力が低下している40代は肌へのダメージが長引きます。
ホルモンバランスも乱れやすい年代なので、健やかな生活を意識していきましょう。

3-2.肌悩み別

次に、肌悩み別のエイジングケアをご紹介します。

・しわ

しわは浅く細かい小じわと、深いしわがあります。それぞれ次のようにお手入れしましょう。
・浅いしわ
目元などに多い浅いしわは、肌の乾燥によって起こります。
そのため、予防&改善には保湿が大切。角質層をうるおいで満たしてあげることで、キメがふっくらして目立たなくなります。
・深いしわ
深いしわは、コラーゲンやエラスチンの減少や変性などによって起こっています。そのため、レチノールやナイアシンアミドなど真皮層にアプローチできる成分が有効です。

・シミ

シミには、ビタミンC誘導体、アルブチン、m-トラネキサム酸などの美白成分を配合した化粧品が効果的。
シミの原因となる紫外線や摩擦から肌を守ることも大切です。

・くすみ

くすみには、次のようなケアが有効です。
・角質ケア
くすみは、角質肥厚によって引き起こされます。
そのため、角質ケアアイテムは、くすみ改善に効果的。
古い角質にアプローチできる酵素洗顔などで、明るく透明感のある肌を目指しましょう。
・抗酸化・抗糖化対策
また肌の酸化や糖化もくすみを引き起こす原因。
抗酸化化粧品はもちろん、近年では抗糖化化粧品も注目を集めています。
また血糖値を急上昇させない食生活なども有効です。

・たるみ

肌は一度たるんでしまうと戻りにくいため、ケアが難しいのが実情。
たるみは、ほうれい線やマリオネットラインの原因となるため、できるだけ早くから予防しておくことが大切です。
化粧品では限界があるため、マッサージや表情筋トレーニング、美容医療など、さまざまなアプローチが有効です。
ただし、マッサージの摩擦には要注意。
こすると肌を傷めてしまうので、気をつけましょう。

4.【全年代・全肌質共通】必須のエイジングケア

必須のエイジングケア
年代や肌質に関係なく、次に挙げる2つのスキンケアはとても重要。
肌老化を左右するので、必ず取り入れましょう。

4-1.保湿

どの年代、どの肌質の人も、重要なのは保湿。
水分や油分を適切に与えることで、肌のうるおいを保つことができます。
まずは、化粧水でたっぷり水分補給を。
スキンケアの最後には、乳液やクリームで蓋をして、水分の蒸発を防ぎましょう。
スキンケアにセラミドを取り入れるのもおすすめ。
セラミドは、もともと私たちの肌にある成分で、肌のうるおいに欠かせない成分です。
ちなみに私が使っているのは、『ピュアセラ美容オイル』。
配合されているヒト型セラミドは、肌なじみと保湿力が高いので、40代で乾燥肌の私の肌も、うるおいが長時間続きます。
ピュアセラ美容オイル
うるおいが長時間続きます

4-2.UVケア

UVケアも、欠かせないエイジングケアのひとつです。
紫外線は、シミ、しわ、たるみ、くすみ、乾燥など、あらゆるエイジングサインの元凶。
若い頃に浴びた紫外線の影響は、加齢とともに顕著になってきます。
季節や天候に関わらず、毎日日焼け止めを塗り、紫外線が強い時期は日傘やサングラスなどのアイテムをプラスするなどして、肌を紫外線から守りましょう。

5.まとめ

今回は、エイジングケアについてピックアップしてきました。
エイジングケアを始めるおすすめのタイミングは、20代。
しかし20代を過ぎても、エイジングケアを始めるのに遅すぎるということはありません。
何より年代や肌質に合わせた、適切なケアを取り入れることが大切。
保湿とUVケアは、全年代・全肌質に共通する大切なケアなので、ぜひ行ってくださいね。
おすすめの記事