ニキビ跡はどうしたら消える?自力で治せる?家にあるもので消す方法も紹介

ニキビが治った後もなお、私たちを悩ませるニキビ跡

赤みがあったり、茶色くなっていたり、はたまたデコボコしていたり…。

1箇所だけならまだしも、いろんなところにニキビ跡ができていると、素肌にも自信が持てませんよね。

そんな私たちを悩ませるニキビ跡を消す方法がないか、いろいろと調べてみましたよ。

「ニキビ跡はどうしたら消える?」
「ニキビ跡は自力で治せる?」
「家にあるもので消す方法を知りたい!」

こんな風にお考えの方は、ぜひこの記事をチェックしてくださいね。

 

1.ニキビ跡は全部で4種類!種類別の原因とは?

そもそもニキビ跡ってなんでできるの?

ニキビ跡は、ニキビによって起こった炎症が、皮膚の奥にダメージを与えることでできてしまうものです。

そんなニキビ跡ですが、赤みがあるものや色素沈着しているものなど、いろいろありますよね。

原因がわからないと消す方法もわからない!ということで、ニキビ跡の4つの種類別にその原因をまとめてみました。

1-1.赤み(赤いニキビ跡)の原因

ニキビ跡の中で最もよく見られるのが「赤み」。

これは、毛穴の中で起こった化膿や炎症によって肌がダメージを受けることが原因で引き起こされます。

ニキビの炎症が長引いたときも肌に赤みを残すことがありますが、深部へのダメージは大きくないため、通常であればターンオーバーとともに徐々に薄れて目立たなくなっていきます。

ただし、炎症がひどく大きなダメージを受けた場合は、なかなか赤みが引かないこともあります。

1-2.色素沈着(茶色いニキビ跡)の原因

ニキビ跡による色素沈着は「炎症後色素沈着」と言われ、ニキビの炎症が原因で引き起こされます。

ニキビの炎症が毛穴周辺のメラノサイトを刺激し、メラニンを大量に生成することで肌が茶色っぽくくすんでしまうのです。

赤みのニキビ跡同様、ターンオーバーで徐々に排出されていきますが、ダメージが大きい場合はシミのように残ってしまうことも。

1-3.クレーター(デコボコしたニキビ跡)の原因

主に重症化したニキビが原因で起こるクレーター。

重症化したニキビによって毛穴の中の炎症が悪化すると、真皮層の組織を破壊してしまい、肌にデコボコとした凹凸を引き起こします。

クレーターは重症化したニキビだけでなく、ニキビを潰してしまうことでも起こります。

ニキビ跡の中でも重症で、自力ではなかなか治しにくい状態です。

1-4.しこり(ケロイド状のニキビ跡)の原因

ニキビが治るときに何らかの異常が起こり、コラーゲンを生成しすぎてしまうことが原因で引き起こされるしこりやケロイド。

皮膚が硬くなって盛り上がった状態のもので、フェイスラインなどに多く見られます。

重症化したニキビだけでなく体質や遺伝的な要因も大きいとされていて、自力で治すのは難しいニキビ跡です。

 

2.家にあるものでニキビ跡を消す方法

自力でニキビ跡を消す方法

「ニキビ跡を自力で消したい!」
「ニキビ跡を消したいけどあまりお金はかけられない…」

そんな方のために、セルフケアでニキビ跡を治す方法をまとめてみました!

今日から始められることばかりなので、ニキビ跡を消したい方は今すぐ実践してみてくださいね。

2-1.保湿を徹底する

ニキビ跡ができている肌は、ターンオーバーが乱れてバリア機能も低下した状態。

洗顔後はすぐに化粧水で水分補給し、乳液やクリームで水分の蒸発を防ぎましょう。

保湿アイテムとして「セラミド」配合のものを選ぶのもおすすめ。セラミドは水分の蒸発を防ぎ、バリア機能を整えてくれる効果があるため、ニキビ跡の肌の保湿にぴったりです。

2-2.摩擦や刺激を避ける

ゴシゴシ洗顔や顔のマッサージなど、肌への摩擦や刺激は極力避けましょう。

ニキビ跡がさらなるダメージを受けて悪化するおそれがあります。

顔を触る癖や頬杖をつく癖がある人も要注意!髪の毛が長い人はまとめたりピンでとめたりすると安心です。

2-3.紫外線対策をする

紫外線は、肌の乾燥を引き起こしてバリア機能を低下させたり、ターンオーバーを乱す原因になります。

また、紫外線によって色素沈着が悪化するおそれもあります。

紫外線は1年を通して降り注いでおり、4月~9月は特に紫外線が強いと言われています。

冬の紫外線は夏ほど強くありませんが、肌が紫外線に慣れていないためよりいっそうダメージを受けやすくなります。

季節や天候、屋内・屋外を問わず日焼け止めを毎日塗る、外出時は帽子や日傘、サングラスなどのアイテムで紫外線から肌を守るなど、常日頃から紫外線対策を徹底しましょう。

2-4.睡眠の質を高める

睡眠の質を高めることで、肌の修復につながる成長ホルモンの分泌を促すことが可能です。

高価な枕やマットレスを買わなくても、下記の方法で睡眠の質を高めることができますよ。

  • 寝る前から部屋の明かりを暗めにしておく
  • 寝る直前までスマホやパソコンを使うのをやめる
  • 寝る2時間前までには夕食を済ませる
  • 寝る2~3時間前に入浴する
  • 寝る前の飲酒や喫煙、カフェインの摂取を控える
  • 朝起きたら日光を浴びて体内時計をリセットする

2-5.ニキビ跡に効く栄養素を取り入れる

外からのケアだけでなく、内側からのインナーケアもニキビ跡の改善には重要です。

ニキビに効果的なビタミンB群や、肌の再生をサポートするビタミンC、色素沈着を防ぐ働きのあるビタミンEなどのビタミン類を積極的に摂取しましょう。

ビタミンB群・・・豚肉、うなぎ、鶏レバー、納豆、ブロッコリーなど

ビタミンC・・・トマト、キウイ、いちごなど

ビタミンE・・・ナッツ類、かぼちゃ、サーモンなど

2-6.美白に効果的な化粧品を使う

ビタミンCレチノールナイアシンアミドなどの成分が配合されたアイテムを取り入れるのも手です。

これらの成分は、ターンオーバーをサポートしたり、メラニンの生成を抑えてシミを改善する効果が期待できるので、特に色素沈着のニキビ跡に効果的と言えます。

最近のスキンケアアイテムはプチプラでもこれらの成分が含まれていることがあるので、ご自宅のスキンケアアイテムにも入っていないか確認してみましょう。

2-7.今すぐ消したい場合はメイクでカバー

「今日どうしてもニキビ跡を消したい!」という場合は、メイクでカバーしましょう。

根本的な解決にはなりませんが、ぱっと見で目立たなくなります。

用意するコンシーラーはベージュ1色でもOKですが、ナチュラルかつ確実にカバーしたい場合はオレンジ色のコンシーラーもあるとベストです。

今回は2色使ったカバー方法をご紹介します。

【カバーする手順】

① オレンジ色のコンシーラーをブラシや綿棒の先に少量とり、ニキビ跡の上にのせる。
①オレンジ色のコンシーラーをブラシや綿棒の先に少量とり、ニキビ跡の上にのせる。

② コンシーラーを周囲に広げすぎないように注意しながら、薬指でトントンとなじませる。
②コンシーラーを周囲に広げすぎないように注意しながら、薬指でトントンとなじませる。

③ ベージュのコンシーラーをブラシや綿棒の先にとり、②の上にのせる。
③肌の色に合ったベージュのコンシーラーをブラシや綿棒の先にとり、②の上にのせて指でぼかす。

④ 指でぼかして目立たなくなればOK。

④指でぼかして完成。

3.ニキビ跡を残さないためにできる対策

ニキビ跡を消すには?

ニキビ跡ができてからのケアも大事ですが、ニキビ跡を残さないためのケアはもっと重要です。

ここでは、ニキビの種類別にニキビ跡にしないための対策をご紹介します。

3-1.白ニキビと黒ニキビ

白ニキビと黒ニキビはニキビの初期症状のため、ニキビ跡になることはほとんどありません。

しかし、白ニキビも黒ニキビも悪化するとニキビ跡になりやすい赤ニキビや黄ニキビになってしまうので、悪化させないために早めに治すことが大切です。

  • ニキビを触らない
  • ニキビを潰さない
  • ゴシゴシ洗顔やメイク、クレンジングによる摩擦が起こらないようにする
  • ニキビがあっても化粧水と乳液で保湿をする
  • 紫外線対策を怠らない
  • タオルや枕カバーは常に清潔なものを使う

これらの基本的なスキンケアを丁寧におこない、早めに治すよう心がけましょう。

3-2.赤ニキビと黄ニキビ

炎症が進んだ状態の赤ニキビや黄ニキビは、これ以上炎症が進行しないようになるべく早めに対処しましょう。

むやみに触ったり潰したりすると、炎症が広がってしまいニキビ跡になりやすくなるので、意識的に触らないように心がけてください。

皮脂を洗い流そうと熱いお湯で洗顔すると、肌が乾燥してかえって皮脂の分泌が増えてしまうので、32℃程度のぬるま湯を使うのがおすすめです。

市販の抗菌薬を使う場合は、患部を清潔にしてから、綿棒に少量をとってちょんちょんと軽くなでるように塗布してください。指でぐりぐり塗りこんではいけません

3-3.紫ニキビ

ニキビの中で最も悪化した状態のものが紫ニキビです。

炎症を起こした患部に血や膿が溜まり、赤紫色に腫れあがってしまったものを紫ニキビと言います。

炎症が起こったニキビを放置することで紫ニキビになりますが、極限まで炎症を起こしている状態なので、確実に跡が残ってしまいます。

また、自力で治すことが難しいので、紫ニキビができてしまった場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

4.原因別・ニキビ跡を改善する治療法

ニキビ跡になりやすいニキビとその対処法

ニキビ跡は、その程度によって、自分でケアできるものとできないものがあります。

また、短期的にきれいに治そうと思った場合、やはり皮膚科での治療がいちばんの近道です。

ここでは、ニキビ跡の種類別にどんな治療が最適なのかご紹介します。

4-1.赤み(赤いニキビ跡)の場合

赤みは自然に引く場合が多いですが、なかなか引かない場合はケミカルピーリング光治療がおすすめです。

ケミカルピーリングは、古い角質を取り除くことで肌の生まれ変わりを促す治療法です。

光治療は、ヘモグロビンに反応する光を照射することで、赤みが目立つ部分の毛細血管を収縮させ、赤みを目立たなくさせることができます。

4-2.色素沈着(茶色いニキビ跡)の原因場合

色素沈着が目立つ場合は、レーザー治療トレチノイン、ハイドロキノン等の外用薬を使った治療が効果的です。

レーザー治療は、色素沈着に直接働きかけて排出を促すものです。

トレチノインやハイドロキノンはシミを改善する効果があるので、色素沈着の治療には有効です。

ビタミンCなどを内服するのも効果があります。

4-3.クレーター(デコボコしたニキビ跡)の場合

クレーターには、フラクショナルレーザーダーマペンでの治療が有効です。

フラクショナルレーザーは皮膚に細かいドット状のレーザーを照射していくもの、ダーマペンは皮膚表面に無数の針で細かく穴を開けていくもので、どちらも皮膚の再生を促す効果があります。

ダーマペンの方が作用が穏やかな分、ダウンタイムも比較的少ないです。

4-4.しこり(ケロイド状のニキビ跡)の場合

しこりやケロイド状のニキビ跡には、ステロイド注射が用いられます。

ステロイドを局所的に注射することで、患部の盛り上がりを柔らかくして平坦にし、凹凸を目立たなくさせることができます。

 

5.まとめ

今回は、ニキビ跡のケア方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

ニキビ跡には「赤み」「色素沈着」「クレーター」「しこり(ケロイド)」の4種類があります。

ニキビ跡を治すためのセルフケアとして

  • 保湿を徹底する
  • 摩擦や刺激を避ける
  • 紫外線対策をする
  • 睡眠の質を高める
  • ニキビ跡に効く栄養素を取り入れる
  • 美白に効果的な化粧品を使う
  • 今すぐ消したい場合はメイクでカバー

以上の7つのケアをご紹介しました。

どれも今日から始められることばかりなので、ぜひ早めにケアしてニキビ跡の改善を目指しましょう。

なお、ニキビができた場合は、早めに対処してニキビ跡を残さないようにすることも大事ですよ。

治療とセルフケアを上手に取り入れて、ニキビ跡を改善していきましょう。

 

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