コーヒーはニキビの原因になる?カフェインと肌荒れの関係について解説
「このニキビ、もしかして大好きなコーヒーのせい?」と考えたことはありませんか。
実はコーヒーは、飲み方によってニキビや肌荒れに影響を与えることがあります。
今回はそんなニキビとコーヒーの関係について徹底解説。
併せて、ニキビを予防する生活習慣やスキンケアもご紹介します。
  • コーヒーはニキビの原因になる?
  • コーヒーは肌に悪い?
  • カフェインを取るとニキビができやすいのはなぜ?
  • コーヒーをやめたらニキビが治る?
  • ニキビを予防する食べ物は?
  • ニキビを予防するスキンケアは?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

1.コーヒーは飲み方によってニキビの原因になる

コーヒーは飲み方によってニキビの原因になる
結論を先にお伝えすると、コーヒーが、直接的にニキビを誘発するわけではありません。
しかし、飲み方によっては、間接的にニキビを誘発してしまうことがあります。
その原因を掘り下げていきましょう。

1-1.カフェインが寝つきを悪くする

コーヒーに含まれているカフェインは、寝つきを悪くします。
これがニキビにとって悪影響。
コーヒーによって寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下したり、睡眠時間が短くなってしまうと、肌の修復が十分に行われず、ニキビや肌荒れを誘発してしまう可能性があるからです。
カフェインによる覚醒効果は、4時間程度持続すると言われているので、コーヒーを飲むタイミングを意識することが大切です。

1-2.胃酸を分泌

コーヒーの成分であるカフェインやクロロゲン酸などにより、胃酸分泌が活発になります。
これもニキビを間接的に誘発。
とくに空腹時にコーヒーを飲むと胃酸が過剰に分泌され、胃粘膜に負担をかかります。
過剰な胃酸分泌が続くと、コルチゾールと呼ばれる体内のストレスホルモンが上昇。
これが皮脂腺を刺激して、皮脂の過剰分泌を引き起こすことがあります。
すると皮脂が毛穴に詰まり、ニキビにつながってしまいます。

1-3.砂糖やクリーム

コーヒーに加える砂糖やクリームが、ニキビに影響を与えることもあります。
砂糖が大量に含まれているコーヒーは血糖値を急上昇させます。
血糖値が急上昇すると皮脂腺を刺激。皮脂分泌が活発になり、ニキビができやすくなります。
また、クリームには脂肪分が多く含まれています。
消化の際に皮脂腺の活動が活発になることがあり、これが皮脂の過剰分泌につながります。
なかでも加糖の缶コーヒーやフラペチーノなどは、糖分や脂肪分を多く含んでおり、ニキビにつながる可能性があると考えられます。

2.ニキビをできにくくするためのコーヒーとの付き合い方

コーヒーとの付き合い方
以上のように、いくつかの理由で間接的な関わりがあるニキビとコーヒー。
しかし、コーヒーは飲んではいけないというものではなく、上手に付き合っていくことが大切。
コーヒーが好きな方は、次のポイントを意識して、取り入れていきましょう。

2-1.飲みすぎない

まずは、コーヒーを飲みすぎないことが大切。
1日マグカップ2~3杯程度にし、大量摂取しないようにしましょう。

2-2.寝る4時間前は飲まない

コーヒーを飲む時間帯も意識したいポイント。
覚醒効果は4時間程度続くため、夜間はなるべく飲まずに、夕方までに飲み終えるようにしましょう。

2-3.空腹時には飲まない

空腹時にコーヒーを飲まないことも大切。
空腹時に飲むと胃酸の分泌が活発になってしまい負担がかかります。
食後に飲むと、胃酸が活発に分泌され、消化を促進してくれます。
ただし、コーヒーに含まれるポリフェノールやタンニンが、鉄の吸収を阻害するというデメリットも。
貧血気味の方で鉄分の多い食事を意識されている方は、食後に飲むとその効果を十分に得られなくなってしまう可能性もあります。そのような方は、食後30分~1時間程度空けてから、コーヒーを飲むのがおすすめ。
ご自身の体調に合わせて、うまく調整してみてくださいね。

3.ニキビを予防する食生活

ニキビを予防する食生活
コーヒーの他に、どのような食べ物がニキビに影響を与えるのでしょうか。
チェックしていきましょう。

3-1. ニキビができやすい食べ物

まずは、ニキビができやすい食べ物をチェックしていきましょう。

・脂質の多い食べ物

脂質の多い食べ物は、皮脂分泌が活発になり、ニキビができやすくなります。
下記のような食べ物の食べすぎには注意しましょう。
  • スナック菓子
  • 揚げ物
  • ファーストフード
  • 加工肉

・カフェインを多く含むもの

コーヒーに限らず、次のようにカフェインを含んでいるものはあります。
過剰摂取に気をつけましょう。
  • 緑茶
  • 紅茶
  • エナジードリンク
  • 高カカオチョコレート

3-2. ニキビ予防になる食べもの

一方、次のような食材はニキビの予防につながります。

・ビタミンB群を含んだ食べ物

ビタミンB群、なかでもビタミンB2・ビタミンB6は皮脂の分泌をコントロールする働きがあり、ニキビに効果的です。
ビタミンB2の多い食べ物
  • レバー
  • 納豆
  • 青魚など
ビタミンB6の多い食べ物
  • 鶏肉
  • レバー
  • 魚類
  • バナナなど

・ビタミンAを多く含む食べ物

ビタミンAは、皮脂腺を縮小させ、皮脂の分泌を抑制してくれます。
ビタミンAの多い食べ物
  • ニンジン
  • カボチャ
  • ほうれん草
  • 卵黄など

・ビタミンCを多く含む食べ物

ビタミンCは、抗炎症作用や皮脂分泌の調整効果によって、ニキビによい効果をもたらします。
ビタミンCの多い食べ物
  • イチゴ
  • キウイ
  • パプリカ
  • トマトなど
ただし、栄養素は互いに作用し合って働きます。そのため、ひとつの食材に限らず、栄養バランスの良い食事を摂るようにしましょう。

4.ニキビを予防する生活習慣

ニキビを予防する生活習慣
ニキビは食生活だけでなく、生活習慣全体とも深く関わっています。
ニキビができやすい方は、次のポイントを参考に、生活習慣を整えるようにしましょう。

4-1.質の良い睡眠

まずは睡眠。
睡眠は最高の美容液と言われるように、ニキビはもちろん、あらゆる肌トラブルの改善には欠かせません。
長時間の睡眠時間が取れなくても、質の良い睡眠をしっかり取れるように環境を整えましょう。
寝つきを良くするためには、次の方法がおすすめです。
  • 寝る1時間半前ぐらいに、ぬるめのお風呂に入る。
  • 寝る1時間前からは、スマホやパソコンを使用しない。
  • 部屋を薄暗くして過ごす。
  • 深酒をしない。
  • ハーブティーなど、ノンカフェインの飲み物でリラックスする。

4-2.ストレスケア

ストレスケアを行うことも、ニキビの予防につながります。
ストレスが過剰になるとホルモンバランスが乱れて、皮脂分泌が活発になることがあります。
これがニキビの原因に。
ご自身に合ったストレスケア方法を見つけ、こまめに発散するようにしましょう。
また、ストレスケアのためにコーヒーを飲んでいるという方は、他の方法を見つけることが、結果的にニキビの予防につながる可能性も。

4-3.適度な運動

適度な運動も、ニキビ予防に効果を発揮。
血行促進、ストレス軽減、ホルモンバランスの調整などの効果によって、ニキビによい影響を与えます。
身体を適度に疲れさせることで、入眠もスムーズに。
スロージョギングやウォーキングなど、心身への負担にならない軽めの運動から始めてみてはいかがでしょうか。

5.ニキビを予防する正しいスキンケア

ニキビを予防する正しいスキンケア
最後に、ニキビを予防するスキンケアをご紹介します。

5-1.洗顔

ニキビケアにおいて、最も重要なポイントが洗顔。
過剰な皮脂や古い角質を洗い流し、毛穴の詰まりを予防することで、ニキビを作らせない肌を目指しましょう。
しかし、洗いすぎは要注意。
過剰な皮脂を洗い流そうと一日何度も洗顔してしまうと、肌が乾燥。すると内部を守ろうと皮脂分泌が起こり、結果的にニキビを招いてしまいます。
朝晩1日2回、正しい洗顔を行うことが大切です。
こちらの記事にて、ニキビ肌のための正しい洗顔を詳しく解説しております。
ぜひ併せてチェックしてみてください。
また、ゴシゴシ洗顔もNG。
摩擦によって角質肥厚が起こり、ニキビができやすい肌になってしまいます。
そのため、しっかり泡立てることが大切。
泡立てが面倒だという方は、パックタイプの洗顔料がおすすめ。
酵素やクレイが皮脂や古い角質をしっかり洗い流し、ニキビができにくい肌に導いてくれますよ。

5-2.保湿

ニキビ予防には、保湿も大切。
肌は乾燥すると過剰な皮脂を分泌させてしまうので、スキンケアでうるおいを与えておくことがニキビ予防につながるのです。
ご自身が心地よく使えるテクスチャーのものをセレクトして、水分と油分をバランスよく与えましょう。

5-3.UVケア

ニキビ予防にはUVケアも欠かせません。
紫外線は肌を乾燥させて、ターンオーバーを乱します。
肌には、不要な角質が蓄積。毛穴がつまりやすくなって、結果的にニキビができやすくなってしまうのです。
また、すでにできてしまったニキビに紫外線が当たると悪化する可能性も。
日焼けやシミの予防ではなく、ニキビ予防の観点からも、しっかり UVケアを行うようにしましょう。

・365日UVケアを

紫外線は夏だけでなく、一年中降り注いでいます。
季節に関係なく、365日日焼け止めを塗り、紫外線が強い時期は、帽子、サングラスなどのアイテムをプラスして、しっかり肌を守りましょう。

・こまめに塗りなおす

日焼け止めはこまめに塗り直すことが大切。 
汗をかきやすい日は、2 ~3時間おきに塗り直すのがベストです。
メイクの上に日焼け止めを塗り直すのが難しい場合は、 UV効果のあるファンデーションやパウダーで化粧直しをするなどして、紫外線から肌を守りましょう。

6.まとめ

今回はニキビとコーヒーの関係について解説してきました。
コーヒーは直接的にニキビに関係しませんが、飲み方によってはニキビを誘発する可能性があります。
今回ご紹介したポイントを参考に適度に取り入れることが大切です。
また、コーヒー以外にも、乱れた生活習慣や不適切なスキンケアなどがニキビにつながります。
ニキビができやすい方は、ご自身のニキビの原因を見極め、適切に対処していきましょう。
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