スキンケアの最後に使う、乳液やクリーム。
どちらを使ったらいいか迷うことはありませんか?
そもそも両方使うべきなのか、2つの違いは何なのか、よくわからないという方もいらっしゃいますよね。
そこで今回は、乳液とクリームの違いについて解説。
併せて、乳液やクリームの正しい使い方や、乳液なしでも保湿できるプチプラフェイスクリームの紹介もしていきます。
- 乳液なしでクリームを使っても大丈夫?
- 乳液とクリーム、どっちが大事?
- クリームと乳液は同じ?
- 乳液は必要?
- クリームは必要?
- 乳液とクリームはどの順番でつける?
- メイク前に乳液とクリームどっちがいい?
- 乳液とクリームはどのタイミングで塗るのが正しい?
- 乳液とクリームは両方必要?
- 化粧水の後、クリームだけでいい?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
Contents
1.乳液とクリームの違い
乳液とクリームはいったいどのような違いがあるのでしょうか。
まずは、そのポイントを見ていきましょう。
1-1.乳液
乳液は水分が多く、油分も適度に含まれているアイテム。
軽い使い心地で、べたつきを感じにくいのが特徴です。
肌を柔らかくほぐしながら、水分の蒸発を防ぐことができます。
「さっぱりタイプ」や「しっとりタイプ」など、テクスチャーにも違いがあり、朝専用として紫外線カット効果を備えた乳液も多く発売されています。
1-2.クリーム
乳液に比べて油分が多いのがクリーム。
こっくりしたテクスチャーで、水分の蒸発を防ぎ、肌をしっかり保湿します。
なかには、シワやたるみを防ぐ成分が含まれており、エイジングケア効果が期待できる製品もあります。
2.乳液なしでも保湿できるプチプラフェイスクリームの紹介
クリームの中には、乳液の後での使用が推奨されているものや、化粧水の後すぐに使用可能なものなど、メーカーによってさまざまです。
ここでは、乳液なしでも保湿できるプチプラフェイスクリームをご紹介。
アットコスメに寄せられた口コミと共に、解説しています。
2-1.ラロッシュポゼ シカプラストリペアクリームB5+
CICA成分配合で、乾燥で敏感になった肌でも使えるラロッシュポゼのクリーム。
肌が揺らいでいてスキンケアをシンプルにしたい時期にも、使いやすいアイテムです。
・よい口コミ
- 肌が安定する
- 少量でしっかり保湿される
- メイク前にも使える
・悪い口コミ
- 脂性肌には重い
- 吹き出物ができた
- 容器もテクスチャーも硬くて、使いづらい
2-2.エクセルデイスキンコンフォート
化粧水の後これ1つで朝ケアが完了する、朝用スキンケアUVクリーム。
SPF32・PA++と紫外線カット効果があるので、すぐにメイクに入ることができます。
カネボウのクリーム イン デイに似ていると話題。
・よい口コミ
- しっかり保湿される
- みずみずしいテクスチャーで心地よい
- 日焼け止め特有のキシキシ感がない
・悪い口コミ
- SPFとPAが低いのが残念
- 目に沁みる
- メイクが崩れる
2-3.キュレル潤浸保湿フェイスクリーム
敏感肌向けブランドキュレルの人気クリーム。セラミド機能成分やユーカリエキスが肌の角質層にじっくり浸透。バリア機能を整え、外部刺激を受けにくい肌に導きます。
・よい口コミ
- べたつかないけど、内側がしっかりうるおう感じがする
- 柔らかいテクスチャーで、ふわふわな感触が心地よい
- 肌の調子が整う
・悪い口コミ
- 顔中痒くなった
- 赤みが出た
- 保湿力が低い
3.乳液を使わないメリットとデメリット
乳液なしでクリームを使う場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
3-1.メリット
乳液なしでクリームを使うメリットは、次のとおりです。
・時短になる
乳液を使わないことで、スキンケアの工程が一つ減少。その分、時短になります。
・スキンケアにかかるお金が安くなる
乳液にかかる費用も削減。
スキンケアにお金をかけたくない方にはおすすめです。
・シンプルスキンケアができる
乳液なしでクリームを使うメリットとして、シンプルスキンケアができるという点もあります。
スキンケアに時間をかけられないときや、肌がゆらいでいるときなど、乳液なしでクリームを使うことで、シンプルながらもしっかり保湿することができます。
3-2.デメリット
一方、乳液なしでクリームを使うお手入れは、次のようなデメリットが考えられます。
・肌の柔軟性が低下する可能性がある
乳液は水分を多く含んでいるため、肌の柔軟性を高める効果があります。
乳液を省略することで、肌の水分補給が不十分になり、肌の柔軟性が低下する可能性があります。
・水分と油分のバランスが崩れる
乳液は、肌に水分と油分のバランスを保つ役割があります。
肌質や季節によっては、乳液を省くことでこのバランスが崩れ、肌が乾燥したり、逆に油分が多くなったりする可能性があります。
4.【乳液あり・なし】向いている肌質・スキンケアの順番・注意点
それではここから、乳液あり・なし、それぞれに適した肌質や順番、注意点などを掘り下げて解説していきます。
4-1.乳液あり・なし向いている肌質
乳液あり・なしは、次のように肌質によって向き不向きがあります。
・乳液のみ
乳液のみが向いているのは、脂性肌。
脂性肌は油分がしっかりあるので、クリームを塗るとべたつく可能性があります。
しっかり化粧水で水分を与えた後、さっぱりした乳液で蓋をしましょう。
・クリームのみ
乳液を省いて、クリームだけにするお手入れは、一部の敏感肌の方に有効。
乳液が肌に合わず、できるだけスキンケアをシンプルにしたい時に適しています。
・乳液とクリームの併用
乳液クリームを併用するのが向いているのは、乾燥肌と敏感肌の方。
乳液で肌を柔らかくしながら、クリームでしっかり蓋をすることで、保湿力を高めることができます。
また、混合肌の方は、乾燥している部分のみ乳液とクリームを併用することで、顔全体のバランスを整えることができます。
4-2.スキンケアの順番
乳液あり・なしで、スキンケアの順番は次のように変わります。
乳液とクリームは、それぞれ水分の蒸発を防ぐ役割があるのでスキンケアの最後に使用します。
乳液とクリームを併用する場合は、先に乳液を塗り、最後にクリームを塗りましょう。
4-3.注意点
また、乳液あり・なし、それぞれのスキンケアにおいて、次のような注意点があります。
・乳液のみの注意点
乳液は水分と油分をバランスよく補給しますが、油分が少ないものが多いのが特徴。
乾燥肌の方や、冬など乾燥しやすい季節は、うるおい不足にならないように気をつけましょう。
・クリームのみの注意点
クリームは乳液よりも油分が多く、乾燥を防ぐのに効果的ですが、製品や肌質によっては重すぎることがあります。
ベタつきや毛穴の詰まりを起こさないように、Tゾーンは少なめに塗布したり、テクスチャーの軽いクリームを選ぶなどして調整しましょう。
・乳液とクリームを併用するときの注意点
どちらも油分を含む製品なので、多すぎるとべたつきの原因に。
毛穴詰まりや化粧崩れを起こさないように、量を調整しながら使いましょう。
5.肌の保湿に本当に大切なものとは?
以上のように、さまざまなスキンケア方法がありますが、保湿に本当に必要なこととは、一体何でしょうか。そのポイントをチェックしておきましょう。
5-1.水分・油分のバランス
保湿において大切なことは、水分と油分のバランスを整えること。
まずは化粧水でしっかり水分を与え、スキンケアの最後には油分を含んだ乳液やクリームで蓋をします。
たとえ脂性肌の方でも化粧水だけでお手入れを完了させてしまうと、水分はどんどん蒸発して、肌は乾燥。その乾燥を防ごうと、余計な皮脂分泌が起き、毛穴が詰まってニキビを誘発することさえあります。
どんな肌質でも、水分と油分を両方与えて、バランスを整えることが大切です。
5-2.3大保湿因子を補う
私たちの肌にはもともと、3つの保湿因子が存在します。
・セラミド(細胞間脂質)
角質層の細胞間の隙間を満たしている細胞間脂質。その主成分がセラミドです。
セラミドに満ちた肌はバリア機能が高く、うるおいに満ちており、外部刺激にも負けない肌となります。
・NMF(天然保湿因子)
角質層の水分保持機能の中心的な役割を担っているのがNMF(天然保湿因子)。
主成分はアミノ酸で、その他にもPCA、乳酸ナトリウム、尿素などがあります。
・皮脂
皮脂は皮膚表面に膜を作ることで、肌表面からの水分蒸発を防止。
また外的刺激から内部を守ります。
これらは、加齢や不適切なスキンケアによって、失われてしまいます。
するとバリア機能が低下して、肌は乾燥。
セラミドやNMF配合のスキンケア製品を使ったり、スキンケアの最後に油分の多い製品でコーティングすると効果的です。
6.おすすめシンプルスキンケア
以上のような保湿に必要なものだけを取り入れたシンプルスキンケアがあります。
たとえば、化粧水とセラミドなどの保湿因子が入ったオイルを組み合わせることで、水分と油分、そして保湿因子を効率的に補うことができます。
スキンケアにかける時間や労力、費用を抑えたい方、できるだけ少ないアイテムで肌をいたわりたい方などにはおすすめです。
こちらの記事には、オイルだけのシンプルスキンケアを行った際のレポートを掲載しております。
併せてチェックしてみてくださいね。
7.まとめ
今回は、乳液なしでクリームを使うスキンケアについて解説してきました。
乳液とクリームは、配合されている油分の量に違いがあります。
肌質や季節によって、適切なスキンケアが異なるため、ご自身の肌の状態と相談して、乳液を使うか使わないか判断してみてくださいね。
また、シンプルスキンケアを行う際は、保湿に必要なものをしっかり取り入れ、うるおい不足にならないようにしましょう。