こんにちは。
今回のテーマはホホバオイル。
美容雑誌や化粧品のランキングサイトでも人気のオイルですよね。
でも・・・
「ホホバオイルは以前から気になっているけど、どうやって使えばいいの?」
「いざ買おうと思ったら、いまいち選び方がわからなかった。」
なんて方もいらっしゃるのでは?
そこで今回は、これさえ押さえておけば大丈夫!というポイントをわかりやすく解説していきます。
もしあなたが乾燥肌をすぐに治したい!
もっと、もっと若く見られたい!!
とお思いで、ホホバオイルが気になっているなら、とってもお役に立てると思います。
なぜなら、私も数年前にホホバオイルと出会ってから、スキンケアの効果がみるみるアップした一人なんです。
そんな経験も交えてお伝えしますね!
Contents
1.ホホバオイルってどんなオイル?
ホホバオイルはその名のとおり、ホホバと呼ばれる植物の実の種からしぼられたオイルです。
ホホバはアメリカ南西部、メキシコ北部の砂漠地帯が原産で、1790年頃からネイティブアメリカンが「金の液」と呼び、強い日射しと乾燥から肌や髪を守るために使っていたと言われています。
近年では化粧品や医療用として使われるようになり、スキンケアにおいては、その豊富な栄養素を含んでいることから、すべての肌質に合う「美容液」「保湿液」として最も理想的と言われています。
2.ホホバオイルにはこんなメリットが!
- 乾燥肌、肌荒れの改善
- ニキビや吹き出物などの予防
- エイジングサインの予防
- 毛穴トラブルの改善や角栓の除去
- 日焼けしたお肌の炎症の緩和
- 乾燥によるかゆみの緩和
- 頭皮や毛髪トラブルの改善
など、たった1本で嬉しいメリット満載です。
もうこの時点で「早く使ってみたい!」と思われた方もいるかもしれませんね。
ホホバオイルがなぜこんなに万能なのか?
それは、他のオイルにはない豊富な栄養素にヒミツが隠されているのです。
では、もっと詳しくホホバオイルの特徴を見ていきましょう!
3.ホホバオイルのスゴさは豊富な栄養素にあり!
ホホバオイルは”オイル”と名前がついていますし、常温だと液体のため、よく植物オイルと誤解されますが、実は”オイル”ではなくワックスエステルというロウの一種です。
そのため、オイルとは異なる性質をもち、乾燥肌や肌荒れを解決してくれる栄養素がたっぷり含まれています!
3-1.ビタミン類
肌荒れ改善やエイジングケアに欠かせないのがビタミン類。
ホホバオイルにはビタミンA、ビタミンD、ビタミンEがたっぷり含まれていて、これらには主にお肌のシミ・シワ・たるみ・くすみなどを予防する効果があります。
ビタミンA:お肌をもっちりさせて乾燥による肌荒れやニキビなどを防ぎます。
ビタミンD:皮膚や髪の毛のコンディションを整えて成長を促進します。
ビタミンE:「若返りのビタミン」と呼ばれていて血流を促し細胞を活性化します。
3-2.アミノ酸(17種類)
ホホバオイルには17種類ものアミノ酸が含まれていて、お肌の角質層にある天然保湿因子(NFM)のバランスを整え乾燥を防いでくれます。
3-3.ミネラル
ミネラルと聞くと、温泉に含まれるミネラル成分を思い浮かべる方も少なくないでしょう。
温泉水はお肌をツルツルにしたり、肌トラブルの治療に使われます。
ミネラルは美肌には欠かせない成分で、シミやそばかすを予防し年齢を重ねたお肌のケアに効果が期待できます。
4.オイル美容が初めての方にホホバオイルをおすすめする理由
ホホバオイルには、オイル美容が初めての方におすすめできる理由が3つあります。
詳しく見ていきましょう。
4-1.人の皮脂と同じで肌なじみがいい
ホホバオイルの主成分ワックスエステルは「天然界で最も人の皮脂に近いオイル」と言われるほど肌なじみがいいです。
オイルでは唯一人工心臓の潤滑油としても使用されるほど信頼性が高く、敏感肌の方をはじめ、あらゆる肌質の方に相性がいいのです。
塗った瞬間、すーっとお肌に浸透してベタつきもないので、メイク前のスキンケアとしても使えます。
4-2.劣化(酸化)しにくい
ホホバオイルは劣化(酸化)しづらく、防腐剤などが入っていなくても長期間の保存ができます。
なんと! 半永久的に腐らないと言われるほど安定性が高く、70℃以上の高温で4日間熱し続けても変質しなかったという実験結果があるほどです。
4-3.ほぼ無臭
ホホバオイルに香りはほとんどありませんので匂いが苦手な方でも気にせず使えます。
植物オイルの中には、特有の香りがするものもあり注意が必要です。
お顔に塗るものですから、せっかくお肌との相性がよくても匂いがキツいと続けるのはむずかしいですよね。
化粧品は無香料派! という方にもホホバオイルはおすすめです。
5.ホホバオイルの効果・効能は?
ここからは、ホホバオイルが持つ効果効能をご紹介していきますね。
5-1.乾燥肌や肌荒れ予防に
ホホバオイルのスゴさはなんといってもその保湿力!
天然の美容液といわれる主成分ワックスエステルがお肌にたっぷりの栄養を送りこみます。
すると砂漠のように乾いたお肌でも、たちまち潤いがよみがえるのがわかるでしょう。
さらに肌のバリアが整えられることで肌荒れを防ぐことができます。
そして、ホホバオイルは肌タイプを選ばない!
乾燥肌の人には不足しがちな皮脂の分泌を促します。
逆に皮脂が多めのオイリー肌には皮脂分泌を抑えてお肌のコンディションを整えてくれます。
このようにさまざまな肌タイプの人にも使えるところが嬉しいですよね。
5-2.年齢を重ねたお肌のケアに
加齢とともに気になるシワ、たるみ、ほうれい線。
これらはお肌の細胞が酸化して弾力を失うことで起こります。
ホホバオイルには天然の防腐剤と言われるほど酸化を防ぐチカラがあるため、お肌に塗ると酸化しづらくなるのです。
ホホバオイルは肌の弾力をわずか1時間で40%アップさせ、シワを半減させる臨床データを持っているほどです。
(参照元:instiute for applied pharmaceutical reseach)
さらに、豊富に含まれるビタミン類がお肌の新陳代謝を促し、血流を良くしてくれるのでメラニン色素の働きを整えシミやくすみを防いでくれます。
5-3.ニキビや吹き出物などの予防に
ニキビや吹き出物は、毛穴に余分な皮脂がたまり雑菌が繁殖することで起こります。
しかも市販のクレンジングや洗顔ではその余分な皮脂が落ちにくいと言われているので、そんなときこそホホバオイルの出番です!
ホホバオイルには
- 毛穴に詰まった余分な皮脂を浮き上がらせてしっかり落とす
- 反バクテリア作用でニキビの原因と言われているアクネ菌の繁殖を抑える
- ホホバオイルに含まれるビタミン類が代謝を促進し、毛穴詰まりを防ぐ
という働きがあります。
特に大人ニキビはお肌の乾燥も関係しているので、保湿に優れたホホバオイルはおすすめです。
5-4.髪の「ハリ・コシ・ツヤ」そして「抜け毛予防」に
年齢を重ねるごとに、髪のハリやコシがなくなってくるのも悩みのひとつ。
ホホバオイルは、こうして弱った髪に栄養と潤いを与えるので、紫外線やドライヤーの熱から髪を守ってハリ・コシ・ツヤをよみがえらせてくれます。
また、シャンプーではなかなか落とせなかった頭皮の毛穴汚れを浮かせて取り除くので、清潔に保つことができます。
さらに、ビタミンEが血行を促進して抜け毛を予防します。
最近では専用のアウトバストリートメントなどもありますが、成分を見るとホホバオイルが配合されているものをよく見かけます。
それだけ、ホホバオイルはヘアケアにも欠かせないアイテムなんですね。
6.ホホバオイルの正しい使い方
ホホバオイルは様々な使い方で、全身をケアすることができます。
6-1.ブースター(導入液)として保湿ケア
ホホバオイルは洗顔後すぐ、化粧水をつける前にブースター(導入液)として使うとおすすめです。
洗顔 →『ホホバオイル』→ 化粧水 → 乳液
の順番で使ってみてください。
ホホバオイルを2~4滴手にとって、手の平で温めてからなじませましょう。
オイルのエモリエント効果でお肌が柔らかくなり、水の通り道をつくるので、そのあとに使う化粧水の浸透がぐんっとアップ!
しっかり水分を吸い込んだお肌は潤いが持続してモチモチになりますよ♡
「先にオイルを塗ると、化粧水が弾いてしまうのでは?」というご質問をよくいただくのですが、オイルですから多少弾く分はありますが、それよりお肌が柔らかくなることで化粧水の浸透がアップするメリットの方が大きいのです。
【よくあるご質問】
ホホバオイルで効果を実感できない時はどうすればいいですか?
6-2.クレンジングでメイクもスッキリ
ホホバオイルはクレンジングオイルとしても優秀です。
他のオイルよりも浸透性に優れているのでメイクや汚れをしっかり落としてくれます。
さらに潤いを保ちながらメイクオフできるのが嬉しいですね。
使い方は簡単!
ホホバオイル500円玉大を手に取り、指の腹でクルクルと優しくお肌になじませます。
(ウォータープルーフマスカラなどの濃いメイクはあらかじめ専用リムーバーで落としておきましょう)
指先の感触が軽くなったら、オイルとメイクがなじんだ合図。
その後、コットンで優しく拭き取るか、ぬるま湯ですすいでください。
最後に洗顔料をしっかり泡立ててきれいに洗い流します。
変なツッパリ感もなく、お肌がすべすべになりますよ。
6-3.ラップを使って角栓除去
ホホバオイルは角栓の除去にも役立ちます。今回はラップを使った方法をご紹介しますね。
- 角栓が気になるところにホホバオイルを適量なじませる
- ザラザラした感触がなくなったら、小さめに切ったラップをかぶせる
- そのまま5分放置したら、洗顔料で洗い流す
6-4.オイルパックでスペシャルケア
入浴中のホホバオイルによるパックは「お肌のデトックス」と「保湿力アップ」が同時にできるスペシャルケアです。
湯船に15分ほど浸かりながらたっぷりの量のホホバオイルを手のひらに取り、顔全体を入念に優しくマッサージしてください。
お肌にたまった余分な皮脂や汚れ、角栓が除去されやすくなります。
そのまま2~3分放置しておくと、どんどんお肌が柔らかくなってくるのを感じるでしょう。
これがホホバオイルの肌を柔軟にするエモリエント効果です。
その後、洗顔で浮き出た汚れを丁寧に落としていきます。
6-5.ヘアパックで髪にツヤ
髪の毛が乾燥するとツヤがなくなりパサついて、老けた印象を与えてしまいます。
そんなときはホホバオイルを使って、乾燥などで傷んだ髪に潤いを与え、紫外線やドライヤーの熱から髪を守りましょう!
髪を洗ってタオルドライしたあと、ドライヤーで乾かす前にホホバオイルを1~2滴の少量ずつ毛先から付けて髪全体に優しくなじませます。
ドライヤーで乾かすとしなやかでサラサラな、コシのある髪になります。
このとき、ホホバオイルを付けすぎてしまうと髪の毛がぺたんとなってしまうので、髪の長さやボリュームに合わせて少しずつ付けていくのがポイントです!
私の髪は肩までの長さなのですが、少しくせ毛なので毛先を重点的に3滴ぐらい付けています。ちょうどよく髪がまとまります。
7.ホホバオイルの注意点
オイル美容初心者の方にも扱いやすいホホバオイルですが、注意点もいくつかあります。
7-1.長期保存はしない
保存する際は、直射日光や湿気の多い場所を避けて、常温で保存しましょう。
ほかのオイルと比べて酸化しにくいのが特徴ですが、あまりにも長期の使用は避け半年くらいで使い切るようにしましょう。
7-2.ホホバオイルは低温で固まることがある
ホホバオイルの主成分はワックスエステル(ロウ)なので、その特性上、温度が10度以下の場所に置くと固まることがあります。冬場の保存場所には気をつけましょう。
もし固まってしまった場合は、常温で温めれば問題なく使うことができます。
7-3.アレルギーが心配な人はパッチテストをする
敏感肌や赤ちゃんのお肌にも優しいホホバオイルですが、全ての人に合うとは限りませんので、アレルギーが心配な人はパッチテストを行ってから使用することをおすすめします。
初めてホホバオイルを使う人は刺激の少ないクリアホホバオイルから始めてみるとよいでしょう。
8.ホホバオイルの正しい選び方
ホホバオイルを買うときは、何をポイントに選べばいいのでしょうか?
①ホホバオイルには2種類ある
ホホバオイルには「未精製」と「精製」の2種類があります。
「未精製」とは絞ったそのままのホホバオイルのことで、ビタミンやミネラルなどの栄養素が含まれています。
「ゴールデンホホバオイル」とも呼ばれキレイな黄金色で少し香りがします。
一方「精製」はホホバオイルから不純物を取り除いたものです。
脱臭・脱色されているものも多く「クリアホホバオイル」と呼ばれています。
精製されるため、不純物と一緒にビタミンやミネラルは減ってしまいますが、主成分であるワックスエステルの効果は得られます。
ホホバオイルの効果をしっかり活かすには未精製ホホバを選ぶと良いのですが、敏感肌やお肌の弱い方には、未精製ホホバの不純物が刺激となって肌荒れを引き起こしてしまう恐れがあるので精製品(クリアホホバオイル)がおすすめです。
②コールドプレス(低温圧搾法)が良い!
ホホバの実からホホバオイルを抽出する方法には「溶剤抽出法」と「コールドプレス(低温圧搾法)」というものがあります。
「溶剤抽出法」は、高温で処理するためオイルそのものの有効成分が変質してしまいます。
一方「コールドプレス(低温圧搾法)」は圧力をかけてオイルを絞り出す方法で、熱に弱い栄養素が失われてしまうこともなく、非常に高品質なオイルが取れます。
いま人気のコールドプレスジュースなんかも同じ原理で、野菜や果物の栄養素をそのまま摂取できて美容にいいと言われています。
でもお店で飲むとチョットお高めなんですよね・・・(笑)
ホホバオイルを選ぶときは品質重視でコールドプレスを選びましょう。
③オーガニック(無農薬)がおすすめ
農薬や化学肥料を使用せずに栽培されたオーガニックのホホバオイルは、高品質で美容効果が高く、あらゆる肌質の方におすすめです。
特にお肌の弱い方にとっては、残留している農薬などの成分が刺激になってしまう恐れもありますので、なるべくオーガニックのホホバオイルを選ぶようにしましょう。
④アルガンオイルをブレンドすると「美白効果」アップ
ホホバオイルはそのまま使っても十分効果を得られますが、「アルガンオイル」をブレンドすると美白効果も期待できます。
アルガンオイルとはモロッコにしか生息しないと言われている、とても高価な植物オイルです。
くすみやシミの元になるメラニンの生成を抑制する効果があると最新の研究でわかってきました。
分量はホホバオイル8割に対して、アルガンオイルが2割を目安にするといいでしょう。
みずみずしい潤いに加えて、透き通るような美肌を手に入れることができるかも♡
9.まとめ
いかがでしたでしょうか?
初めてオイル美容に挑戦する方には、まず1本目はホホバオイルがおすすめです。
ホホバオイルはたった1本で髪の毛から、お顔、ボディーまで全身をケアできるオイルです。
ホホバオイルには、
- 乾燥肌や肌荒れを予防する
- シワ、シミ、くすみなどのエイジングサインを予防する
- ニキビや吹き出物を予防する
- 髪に栄養を与えて抜け毛を予防する
などの嬉しい効果がたくさんあります。
ホホバオイルは1本でも十分効果を発揮しますが、慣れてきたら、美白を目指す人だと”アルガンオイル”をブレンドしたり、目的に応じて他のオイルをプラスしていくとよいでしょう。
ではもう一度、ホホバオイルの正しい選び方をおさらいしておくと、大切なのは、とにかく”品質”で選ぶことです。
そのポイントは3つ
- はじめは刺激の少ないクリアホホバがおすすめ!
- 栄養たっぷりのコールドプレス抽出がGOOD!
- オーガニック認証マークがついているものを選ぼう!
そして必ず信頼できるお店で購入するようにしましょう。
製品やお店の情報がしっかりと明記されているか?
ちゃんとスキンケアに詳しいスタッフの方が在籍しているか?
通販を利用するなら購入前にメールや電話で相談してみるのもおすすめです。
あなたもホホバオイルで潤いに満ちた美肌生活をはじめてみませんか♪