夏になると毎日使う日焼け止めですが、
「日焼け止めってどうやって塗るのが正解なんだっけ?」
「塗り直しっていつすればいいの?」
などといった疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回この記事では、
- 日焼け止めの正しい塗り方
- 塗り直しのタイミング
- 塗り直しをするときの注意点
といった内容を分かりやすく紹介・解説していきますよ。
ぜひこの記事を参考に正しく日焼け止めを使えるようになり、強い日差しの中でも美白を守りましょう!
Contents
1.日焼け止めっていつ塗るべきなの?
「日焼け止めは外出前に塗れば大丈夫」と思っている方も多いと思いますが、実はそれは半分正解で半分間違い。
というのも、日焼け止めは塗ってから皮膚になじんで効果が発揮されるまで30分ほどの時間が必要と言われており、外出する直前に塗ってしまうと汗によって落ちやすくなったり衣類にくっついてしまいやすくなるため。
そのため、日焼け止めは外出する30分前までに塗っておくようにしましょう。
また、日焼け止めを塗るタイミングについては「スキンケアの後、ベースメイクの前」が基本です。
日焼け止めに含まれる成分の中にはお肌を乾燥させる作用があることから、保湿をしっかりした後に日焼け止めを塗ることで乾燥を防ぐことができますよ。
なおメイクをするときの注意点としては、
- 日焼け止め効果が含まれている化粧下地
- 化粧下地として使える日焼け止め
といったアイテムを使っている場合は、どちらか一つだけを使えば日焼け止め効果は十分です。
2.日焼け止めの正しい塗り方
先ほどは日焼け止めを塗るタイミングについてご紹介しましたが、「そもそも日焼け止めってどうやって使うのが正解なんだっけ?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこでこの章では、日焼け止めの正しい使い方について、
- 塗り方と順番
- 塗るときの注意点
といった2つの項目に分けて簡単にご紹介していきますよ。
日焼け止めは年齢を重ねても日常的に使うアイテムなので、ぜひこの際に正しい使い方を覚えてみてくださいね。
それでは順番に詳しく見ていきましょう。
2-1.基本の塗り方と順番
日焼け止めを顔に塗るときは、以下の5STEPを意識して塗るようにしましょう。
- 日差しを受けやすい箇所に日焼け止めを5点置きする(おでこ、両頬、鼻頭、あご)
- 叩き込むように中心から外側へ徐々に広げていく
- 再度5点置きして重ね付けする
- ハンドプレスでしっかりとなじませる
- 首や耳の裏、あご下、デコルテといった塗り忘れやすい箇所にも塗る
このように日焼け止めを塗っていくことで、塗りムラを防止しつつ効果的に日焼け止めを使うことができますよ。
また、範囲の広いボディに塗る際には、日焼け止めをお肌に直接線状に出してから大きな円を描くように全体になじませるようにしましょう。
2-2.日焼け止めを塗るときの注意点
日焼け止めを塗るときに抑えておきたい注意点は大きく3つあり、
- 手で広げてから塗らない
- 無理やり塗り広げない
- 使う量を減らさない
といったことが挙げられます。
それではこれらについて詳しく見ていきましょう。
2-2-1.手で広げてから塗らない
日焼け止めは手に出して広げてから顔に塗ってしまうと、均一に塗ることが難しく塗りムラにつながり、さらに手に日焼け止めが残って顔に十分な量を塗ることができません。
そのため手で広げてから塗っている方は、先ほどご紹介した5点置きをより意識してぬるようにしましょう。
2-2-2.無理やり塗り広げない
伸びが悪い日焼け止めだからといって無理やり塗り広げると、お肌に負担がかかってさまざまな肌トラブルにつながってしまいます。
また、伸びが悪い原因は日焼け止め自体の場合とお肌の保湿不足の場合があるので、伸びづらさを感じる場合は、まずは徹底した保湿を意識すると良いでしょう。
2-2-3.使う量を減らさない
べたつきが苦手だったり、日焼け止めがもったいないからといってパッケージなどに記載されている規定量よりも少ない量で日焼け止めを使ってしまうと、当然のことながら十分な紫外線防御効果を得ることはできません。
また、日焼け止めはアイテムによって規定の量は異なり、「これくらいでいいだろう」という意識で使っていると十分な量を使えていないこともあるので、新しい日焼け止めを使う際には必ずパッケージの記載をチェックするようにすると安心ですよ。
3.塗り直しのタイミングは?
日焼け止めは外出前に塗った後、どのタイミングで塗り直せばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
また、SPF値やPA値が高い日焼け止めを使っているから塗り直しは不要、と考えている方もいるかもしれません。
ですが、実は日焼け止めは想像以上に汗や衣類との摩擦によって落ちやすく、こまめに塗り直さなければ効果を持続することは難しいんです。
そのため、よく汗をかく季節には2〜3時間おきに塗り直すことで、日焼け止めの効果をキープすることができますよ。
また、紫外線は夕方になっても強いままなので、日が落ちてきたからといって塗り直しをおろそかにしてしまうとシミやそばかすを引き起こす原因になるため注意が必要です。
4.日焼け止めの塗り直し方法
先ほどは、日焼け止めはこまめに塗りなおすことが大事であることをお伝えしましたが、「塗り直すときのポイントってあるの?」と気になりますよね。
また、特に顔はメイクをしているためボディとは違って日焼け止めの塗り直しが難しく感じる方も多いでしょう。
そこでこの章では、日焼け止めの塗り直し方について、
- 顔、首
- ボディ
の2つに分けて塗り直しのポイントを解説していきますよ。
それではさっそく見ていきましょう。
4-1.顔・首
まずは顔と首の塗り直しのポイントについて。
外出先で日焼け止めを塗り直す際に、メイクを一度全部落としてから塗り直すのは現実的ではないですよね。
そのため、メイクをした上から日焼け止めを塗り直すためには、「スプレータイプの日焼け止め」や「UVカット効果のあるフェイスパウダー」などを使うのがおすすめです。
このうち、スプレーは直接顔にかけて使うと塗りムラやメイクよれの原因になるため、一度手に噴射してから顔につけていくことがポイント。
また、UVカット効果のあるフェイスパウダーを使えば、簡単な化粧直しと日焼け止めの塗り直しが一度にできるのでおすすめですよ。
以上2つのアイテムの具体的な使い方は以下の通りです。
- 顔の皮脂をティッシュなどで軽く落とす
- 通常のフェイスパウダーを使って化粧直しをする
- スプレーをよく振ってから手に噴射する
- 顔全体を押さえるようにしてなじませる
- 顔の皮脂をティッシュなどで軽く落とす
- フェイスパウダーを顔全体につける
4-2.ボディ
続いてはボディの塗り直しのポイントについて。
ボディの塗り直しについては、顔のようにメイクをしていないことから比較的シンプルに塗りなおすことができます。
そのため、意識したいポイントは「日焼けしやすい部位」と「塗り忘れ」の2つといえるでしょう。
ボディの中で日焼けしやすい部位は、
- 肩
- 胸元
- 手や足の甲
- 背中
などがあるので、これらの部位は念入りに塗り直すようにしましょう。
また塗り忘れやすい部位としては、
- 膝、膝裏
- 手や足の甲
- 身体の側面
などが挙げられるため、以上の部位も意識的に塗り直すことが大事ですよ。
5.日焼け止めに関するQ&A
「日焼け止めは日常的に使っているのに正しい知識がなかなか覚えられない…。」という方も多いと思います。
そこでここでは、日焼け止めに関するよくある質問をQ&A形式で解決していくので、今後の日焼け止めを使うときの参考にしてみてください。
それでは順番に詳しくチェックしていきましょう。
Q1.晴れの日以外は日焼け止めを塗らなくていいの?
A.天気に関係なく日焼け止めは塗りましょう
紫外線は日差しが強い日に降り注ぐイメージがありますが、実際はくもりや雨の日でも地表に到達しているんです。
そのため、天気や季節に関係なく日焼け止めを塗ることを習慣づけておくことがおすすめですよ。
Q2.部屋の中でも日焼け止めは必要?
A.室内でも日焼け止めを使うことが理想です
実は紫外線は窓を透過しやすい性質を持っていることから、室内であっても紫外線のダメージを完全に防ぐことはできないんです。
そのため、紫外線対策を徹底したい方は部屋の中で過ごすときにも日焼け止めを塗ることが好ましいといえるでしょう。
ただし、窓が小さい部屋や外の光が入りにくいような部屋の場合は、当然紫外線による影響も少なくなるため、自分の部屋に合った対策をするようにしましょう。
6.まとめ
今回この記事では、日焼け止めの塗り方について紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、日焼け止めを塗るタイミングと塗り直しのポイントをまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。
- 塗ってから皮膚になじむ時間を作るために、外出する30分前が理想
- 順番は「スキンケアの後、ベースメイクの前」
- 顔や首…スプレータイプの日焼け止めやUVカット効果のあるフェイスパウダーを使う
- ボディ…日焼けしやすい部位や塗り忘れやすい部位を意識的に塗り直す
ぜひこの記事を参考に効果的な日焼け止めの使い方を覚えて、紫外線によるダメージを最小限に抑えましょう!