年齢を重ねていくとお肌の悩みも増えてきますが、
「毎日のスキンケアがヒリヒリする…。」
「すぐにお肌がつっぱってしまう…。」
などといった敏感肌に悩む方はとくに多いですよね。
実はそんな敏感肌の悩みには、美容オイルがおすすめなんです。
そこで今回この記事では、
- 敏感肌の原因
- 美容オイルのメリット
- 正しい美容オイルの選び方
といったことを分かりやすく紹介・解説していきますよ。
ぜひこの記事を最後まで読んで敏感肌と美容オイルの関係について詳しくなり、肌悩みを減らすきっかけを見つけましょう!
Contents
1.敏感肌ってどんな状態?
「敏感肌」という言葉はよく目にしますが、具体的に敏感肌とはどんな状態なのか知っている方は少ないのではないでしょうか。
そこでまずは敏感肌のメカニズムを簡単に解説していきます。
実は敏感肌とは「お肌のバリア機能が低下している状態」のことを指し、スキンケアアイテムや大気中のホコリなどの刺激に対して過剰に反応してしまう特徴があります。
また、お肌のバリア機能とは皮膚の一番外側にある角質層に備わっている天然の保護システムのことであり、あらゆる外的刺激からお肌を守っています。
具体的には、角質層内にあるアミノ酸などの天然保湿因子(NMF)が肌内部の水分をキープし、皮脂や細胞の間を埋める役割のあるセラミドが水分の蒸発を阻止。そのうえで脂肪酸などの細胞間脂質が肌全体を守っているんです。
しかし、乾燥を中心とするさまざまな要因でバリア機能が低下することによって外的刺激が直接肌に到達し、
- かゆみ
- チクチクとした痛み
- ヒリヒリとする感覚
といったような敏感肌の症状が出てしまうんです。
2.敏感肌の原因とは
先ほどは敏感肌のメカニズムを解説しましたが、その敏感肌を引き起こす原因には大きく分けて「内的要因」と「外的要因」の2つがあります。
そこでこの章では、それら2つについて詳しく解説していくので、自分の敏感肌がどんな原因で引き起こされているのか確認してみてくださいね。
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
2-1.内的要因
まず初めに「内的要因」について。
内的要因とは人間の内部に問題がある原因のことであり、敏感肌を引き起こす内的要因は主に以下の3種類が挙げられます。
【生活習慣の乱れ】…冷凍食品やコンビニ弁当が中心の栄養バランスが偏った食事や、不規則な生活リズム、不十分な睡眠時間、運動不足など
【ホルモンバランスの乱れ】…ストレスの多い生活や生理などによるホルモンバランスの変化
【加齢や老化の影響】…年を取ることによって肌の保湿力が衰えていき、乾燥しやすくバリア機能が低下しやすい肌環境
これらが敏感肌の原因と考えられる場合は、自炊を心掛けたり適度な運動をする習慣を取り入れること、保湿をより意識したスキンケアなどが肌質改善に有効ですよ。
2-2.外的要因
続いて「外的要因」について。
外的要因とは、内的要因とは反対に人間の外部に問題がある原因のことであり、敏感肌を引き起こす外的要因は主に以下の4種類が挙げられます。
【間違ったスキンケア】…熱いお湯での洗顔やゴシゴシ擦るクレンジングなどのお肌への刺激になるスキンケアや、保湿成分にこだわらずにスキンケアアイテムを選ぶことなど
【空気が乾燥した環境】…クーラーや暖房などをつけっぱなしにして、お肌の水分が蒸発しやすい環境など
【大気中の汚れや花粉などの付着】…洗顔やクレンジングで落としきれなかった大気中の汚れや花粉が毛穴に詰まって肌トラブルの原因になっている
【紫外線によるダメージ】…繰り返し紫外線を浴びることでお肌がダメージを受けて乾燥を招き、バリア機能低下につながる
これらが敏感肌の原因と考えられる場合は、正しいスキンケア方法を覚えることや加湿器の使用、日焼け止めを意識的に使うことなどが肌質の改善に有効ですよ。
また、乾燥により引き起こされる敏感肌にはスキンケアに美容オイルを導入することも効果的なので、次章では美容オイルについて詳しく解説していきます。
3.敏感肌には美容オイルがおすすめ
ここまでは敏感肌の状態や原因について解説してきましたが、記事冒頭でもお伝えしたように、乾燥によってバリア機能が低下した状態である敏感肌のお悩みにはオイルでのケアが効果的なんです。
そこでこの章では、敏感肌の方が感じられる美容オイルのメリットを3つご紹介していくので、美容オイルをまだ使ったことがない方はぜひ参考にしてみてください。
それでは順番に詳しく見ていきましょう。
3-1.お肌が柔らかくなる
まず1つ目のメリットは、「お肌が柔らかくなる」です。
というのもオイルが角質層になじむことでお肌のキメが整い、その結果お肌本来の柔らかさを取り戻すことが期待できるため。
また、柔らかくなった皮膚には美容成分や栄養が浸透しやすくなるため、毎日のスキンケアによる効果も実感しやすくなる、といったメリットもありますよ。
3-2.保湿効果をすぐに実感できる
次に2つ目のメリットは、「保湿効果をすぐに実感できる」です。
バリア機能が低下している状態の敏感肌は、化粧水や乳液を使ってもすぐに乾燥してしまったり、スキンケア自体が刺激に感じることもありますよね。
しかし美容オイルは他の保湿アイテムに比べて油分が多いことから肌なじみが良いアイテムが多く、使ったらすぐにお肌への保湿効果を感じられることが多いんです。
そのことから、敏感肌でも効果を実感しやすい美容オイルはおすすめといえるでしょう。
4.美容オイルの選び方
前章では敏感肌の方向けの美容オイルのメリットをお伝えしましたが、実際にアイテム選びをしようと思っても「種類が多くてどれを選べばいいのかわからない…。」と悩むことがありますよね。
そこでこの章では、敏感肌の方がチェックするべき美容オイルを選ぶ際のポイントを3つ厳選してご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは一つずつ詳しく確認していきましょう。
4-1.オイルの成分で選ぶ
まず1つ目のポイントは、「オイルの成分」です。
美容オイルはアイテムによって含まれる成分はさまざまですが、成分の中でチェックしたいポイントは「ベースになっているオイル」と「保湿成分」。
まずベースになっているオイルについては、人間が分泌する皮脂に近い性質を持つ「天然油脂」が使われているオイルがおすすめであり、具体的な成分名としては、
- マカデミア種子油
- ホホバ種子油
- アボカド油
などが挙げられます。
また保湿成分としては、お肌のバリア機能の主役となる成分の「セラミド」がおすすめです。セラミドが十分に満たされた状態のお肌は外部からの刺激に強いため、敏感肌の改善が見込めます。
それに加えてセラミドは皮膚や細胞の間を埋める役割もあるため、セラミド配合の美容オイルを使うことで、うるおうだけでなくキメの整ったお肌にも期待できますよ。
そのため敏感肌の方には、天然油脂がベースでなおかつセラミドが配合された美容オイルがおすすめといえるでしょう。
さらに敏感肌は多くの成分がお肌への刺激となってしまうため、天然由来の成分で作られたオーガニックの美容オイルもおすすめですよ。
そこでおすすめなのが「ピュアセラ」です。
ピュアセラは「ホホバ種子油」や「マカデミア種子油」といった天然油脂がベースとなっている美容オイルであり、そのうえセラミドの中でもとくに肌なじみの良い「天然ヒト型セラミド」が高濃度で配合されているんです。
また、着色料や香料といったお肌の刺激になりやすい6つの成分が無添加なので、敏感肌の方でも使いやすいこともうれしいポイント。
4-2.価格で選ぶ
次に2つ目のポイントは、「価格」です。
敏感肌はさまざまな肌トラブルの元になっているうえに、加齢やホルモンバランスの乱れなどの避けられない原因がある厄介な肌質といえます。
そのため美容オイルによって敏感肌が改善しても、使い続けなければまた敏感肌の悩みが復活する恐れもあります。
以上のことから、無理なく使い続けられる価格帯の美容オイルを選ぶことは、敏感肌の方にとってはとても大事といえるでしょう。
ただ、価格を気にしすぎて安い美容オイルを使い続けても効果を実感できないケースもあるので、成分にこだわったうえで値段を判断することがおすすめです。
4-3.使用感で選ぶ
最後に3つ目のポイントは、「使用感」です。
美容オイルには水に近いようなテクスチャーのアイテムから、とろみの強いテクスチャーのアイテムまでさまざまあります。
美容オイルの使用感は、ベースとなっているオイルのテクスチャーによって異なります。
ホホバオイルやマカダミアナッツオイルなどは比較的さらっとしたテクスチャーのものが多く、アルガンオイルなどは重めのテクスチャーのものが多いです。
また、複数のオイルがブレンドされたオイルの場合は、オイルの配合比率によってテクスチャーが変わります。
成分表示は、配合量が多い順に書かれていますので、ブレンドオイルを選ぶ際は成分表示も確認してみましょう。
また、ボトルやビンのタイプは量の調整がしやすい「スポイト式」のアイテムがおすすめといえるでしょう。
5.美容オイルに関するQ&A
美容オイルを初めて使う場合などは、使うにあたっていろいろな疑問を感じることもあると思います。
そこでここでは、あらかじめ疑問をなくしたうえで美容オイルを使えるように、よくある疑問をQ&A形式で解決していきますよ。
それでは順番にチェックしていきましょう。
5-1.使用期限ってあるの?
開封後は3か月を目安に使い切りましょう。
美容オイルは開封後に空気に触れた瞬間から徐々に酸化が進んでいく特徴があり、実はほかのスキンケアアイテムと比べても使用期限が短いんです。
もちろんメーカー側も3か月程度で使い切れる量で販売してますが、もったいないからと言って少しずつ使っていると、酸化したオイルを使うことで逆に肌へのダメージになることもありますよ。
そのため、アイテムのパッケージの裏や公式サイトに明記されている既定の量を使い、3か月を目安に使い切ることを意識しましょう。
5-2.メイクが崩れやすくなるって本当?
正しく使えばメイクの持ちが良くなります。
オイルを使うとメイクが崩れやすくなるイメージを持っている方は多いですが、水分が足りない乾燥しているお肌のほうがメイクが皮膚に密着せず、表情筋を動かすたびにメイクが崩れやすくなるんです。
そのため、美容オイルを使って肌内部の水分と油分のバランスを整えることによって、よりメイクが密着しやすいお肌を実現できますよ。
5-3.ニキビができやすくなるのでは?
ニキビの直接的な原因には関係ありません。
オイリー肌の方にニキビができやすいことからか、オイルを使うとニキビができやすいと考える方は多いですが、そもそもニキビはアクネ菌が毛穴に詰まって繁殖することが主な原因です。
そのため、毎日正しい方法で洗顔を続けていれば美容オイルの使用がニキビのできやすさに直結することはありませんよ。
また正しい洗顔方法としては、
- 手を洗って清潔な状態にする
- ぬるま湯で軽く顔全体の汚れを洗い流す
- 洗顔料をよく泡立てる
- 皮脂が多いTゾーンから泡を乗せ、顔全体に広げる
- ぬるま湯で顔全体を丁寧にすすぐ
といった方法で洗顔をすると肌に負担がかかりにくく、汚れもきれいに落とすことができますよ。
6.まとめ
今回この記事では、敏感肌の方に向けて美容オイルについて詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、美容オイルの効果とアイテムを選ぶ際のポイントをまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。
◇美容オイルの効果
- 肌が柔らかくなる
- 保湿効果をすぐに実感できる
◇敏感肌の方が美容オイルを選ぶ際のポイント
【成分】…天然油脂+セラミド配合がおすすめ
【価格】…成分を考慮した上で、続けやすい価格のものを選ぶ
【使用感】…自分の肌に合ったテクスチャーや処方のアイテムを見つける
ぜひこの記事を参考に自分の肌に合った美容オイルを見つけて、敏感肌改善を目指しましょう!