毛穴の黒い角栓はなぜできる? 種類や原因から対策、NGケアまで全解説

鼻や頬などにできる黒いブツブツ…。

そんな黒い角栓ができて悩んでいる方の中には、

「しっかり洗顔しているのに中々改善しないのはなんで?」
「正しいケアって何をすればいいの?」

などといった疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回この記事では、

  • 角栓の種類と原因
  • 正しいケア方法
  • やってはいけないNGケア

などを分かりやすいように詳しく紹介・解説していきますよ。

ぜひこの記事を最後まで読んで角栓ケアの正しい知識を身につけ、清潔感あふれるツルツルなお肌を実現しましょう!

 

1.角栓ができる仕組み

ターンオーバー

まずは角栓がどのようにしてできるのか解説していきます。

角栓に対するイメージとして、皮脂の分泌が多い部位にできやすいことから「角栓は皮脂から作れらるもの」と思っている方も多いかもしれませんが、実は角栓を構成する70%はタンパク質の一種である「角質」からできているんです。

また「角栓」という名称からも分かるように、角栓は角質が毛穴に溜まって蓋をしている状態のことを指しています。

そんな角栓の基となる角質は、表皮の一番下にある基底層の特定の物質が形を変えることで生成されます。生成された角質はお肌が乾燥してターンオーバーの周期が乱れることによって毛穴に詰まりやすくなり、だんだんとお肌に溜まっていき結果的に角栓となってしまうんです。

2.毛穴の角栓は3種類ある

毛穴の角栓は3種類ある

先ほどは角栓ができる仕組みについて解説してきましたが、実は角栓には異なる特徴を持った3つの種類があるんです。

そこでこの章では、それら3種類の角栓の特徴やできる原因について詳しくご紹介していくので、ご自身が悩んでいる角栓についてより深く知るきっかけにしてみてくださいね。

それでは順番に詳しく見ていきましょう。

2-1.黒い角栓

まず1つ目の種類は、「黒い角栓」です。

黒い角栓は多くの人になじみのある角栓であり、「いちご鼻」という名称でもよく目にしますよね。

そんな黒い角栓は、過剰な皮脂の分泌やケア不足などによってお肌のターンオーバーが乱れ、毛穴から排出されるはずの皮脂が毛穴の中で詰まって角栓となり、その角栓が空気に触れて酸化したり大気中の汚れが付着した状態を指します。

また、黒い角栓はTゾーンや小鼻といった皮脂の分泌量が多い箇所を中心にできやすいことが特徴で、この状態を放置したままにすると角栓が大きくなるにつれて毛穴が広がっていく恐れもありますよ。

なお黒い角栓ができる原因としては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 洗顔やクレンジングでの洗い残し
    ファンデーションなどのメイクが落としきれていないと、お肌にある角質や皮脂とメイクが混ざって角栓の基になる
  • 乾燥によるターンオーバーの乱れ
    お肌は乾燥することで皮脂を過剰に分泌する特徴があり、乾燥が角栓を引き起こす/乾燥することでターンオーバーが乱れ、古くなった角質を正常に排出できなくなる
  • 糖質や脂質が多い食事
    ごはんやパン、スイーツといった糖質を多く含む食べ物、揚げ物やバター、マヨネーズといった脂質を多く含む食べ物は、皮脂の分泌を促し角栓ができやすくなる

2-2.白い角栓

次に2つ目の種類は、「白い角栓」です。

白い角栓とは、先ほど解説した黒い角栓の前段階のことであり、角栓が空気に触れて酸化したり大気中の汚れが付着して変色する前の状態を指します。

また、白い角栓は毛穴から少し飛び出ていることや、タオルで拭くとすぐに取れるものの、またすぐにできてしまうことも特徴として挙げられますよ。

そんな白い角栓は触るとザラザラとした感触であり、できやすい箇所も黒い角栓と同様にTゾーンや小鼻などといった皮脂の分泌量が多い部分です。

なお、白い角栓ができる原因も根本的には黒い角栓と同じであり、以下の3つの要因が当てはまります。

  • 不衛生な肌環境
    洗顔やクレンジングが十分でなかったり、排気ガスや大気中の汚れがお肌に付着しやすい環境が身近にある
  • お肌の乾燥
    お肌の負担になる間違ったスキンケア/紫外線からのダメージ
  • 生活習慣の乱れ
    偏った食生活や睡眠不足、ストレス解消ができていない など

2-3.微小面皰

最後に3つ目の種類は、「微小面皰(びしょうめんぽう)」です。

微小面皰は黒い角栓や白い角栓と違って目に見えないほど小さい角栓であり、「コメド」や「ニキビの卵」ともいわれていますよ

そんな微小面皰は、原理としてはほかの角栓と同様に毛穴に皮脂や角質が詰まってしまうことで発生し、皮膚の内部で1㎜以下の小さな角栓となっています。

また微小面皰は目に見えないことからできていても気づきにくいですが、放置したままにするとだんだん大きくなって白い角栓となってしまうことも特徴です。

なお微小面皰ができる原因としては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 男性ホルモンの影響
    男性ホルモンが過剰に分泌されることで毛穴の出口が固くなりやすくなって、角質がうまく排出されないことで角栓の原因になる
  • 皮膚の角化
    紫外線によるダメージやメイクの洗い残しなどといった刺激が加わることで、お肌が硬くなり、毛穴の出口が狭くなって角質が溜まりやすくなる
  • ビタミンやミネラル不足
    お肌の正常な機能をサポートするビタミンやミネラルが不足することで、ターンオーバーの乱れを引き起こす

また、上記で述べた3種類のほかにも黒い角栓と似ている「メラニン毛穴」という肌トラブルを見たり聞いたりしたことがある方もいると思います。

しかしこのメラニン毛穴は角栓が原因ではなく、紫外線の影響やお手入れのし過ぎによる摩擦ダメージによってメラニン色素が毛穴に沈着した状態なんです。

そのためメラニン毛穴にお悩みの場合は、日焼け止めによる紫外線対策や美白成分が配合されたアイテムでケアをすることなどが効果的ですよ。

3.正しい角栓のケア方法3選

正しい角栓のケア方法3選

前章では角栓の種類とその特徴や原因について解説しましたが、「じゃあ角栓はどうやってケアすれば改善するの?」と気になりますよね。

また自己流でケアを続けているものの、なかなか角栓が改善しなくて困っている、という方も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、角栓を改善するために実践したい正しいケア方法を3つご紹介していくので、毎日のケアにぜひ取り入れてみてくださいね。

それでは一つずつ詳しくチェックしていきましょう。

3-1.クレンジングや洗顔で汚れを落としきる

まず1つ目のケアは、「クレンジングや洗顔で汚れを落としきる」です。

先ほどの原因の部分でも解説したように、メイクや皮脂、顔に付着した汚れの洗い残しは角栓の基となってしまうため、毎日のクレンジングや洗顔でしっかり汚れを落としきることがとても重要

そのため、さまざまな汚れをきれいに落とせる洗顔料選びも大事になってきますが、洗顔料には固形石鹸タイプやフォーム(泡)タイプ、ジェルタイプなど様々な種類があってどれを選べばいいのか分からない方もいますよね。

そんな中で角栓のお悩みにピッタリなのは「酵素タイプ」の洗顔料といえるでしょう。

というのも、酵素洗顔には角栓の原因である皮脂やタンパク質(角質)を分解する効果があり、角栓の原因に効果的にアプローチできるため。

なお、酵素洗顔だけでも多種多様なアイテムが展開されていますが、ピュアセラの「ディープクレイ」は酵素とクレイが掛け合わされた洗顔料であり、酵素で皮脂やタンパク質を分解しながらクレイが汚れを吸着するため、角栓や黒ずみのお悩みに最適といえますよ。

そのため、角栓を改善したい方にはディープクレイがおすすめなので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

3-2.保湿ケアを徹底する

次に2つ目のケアは、「保湿ケアを徹底する」です。

角栓は毛穴に詰まった角質がうまく排出されていない(=ターンオーバーが乱れている)状態であることをお伝えしましたが、ターンオーバーの乱れは主にお肌の乾燥によって引き起こされることから、保湿ケアの徹底を意識することで結果的に角栓のお悩みの改善が期待できます。

また、保湿ケアには「セラミド」が配合されたアイテムがおすすめですよ。

というのも、セラミドは元々ヒトの肌にある成分であることから肌なじみが良く、さらにセラミドが十分に満たされたお肌はバリア機能が向上して紫外線や排気ガスといった外部からのダメージを受けにくくなるため。

それだけでなく、セラミドは皮膚や細胞の間を埋める役割があることからキメが細かいお肌の実現が期待でき、角栓ケアと肌質改善の二つの目線から効果的な保湿成分といえます。

そのため、化粧水や乳液といった毎日の保湿ケアにはセラミドが配合されたアイテムを使用することがおすすめですよ。

また、より高い効果を求める方にはスペシャルケアとして「美容オイル+蒸しタオルパック」もおすすめです。洗顔後に蒸しタオルパックで毛穴を開きながら、美容オイルを毛穴の奥深くに浸透させることで、角栓ができにくいお肌環境をつくるための高い効果を見込めます。

なお使用する美容オイルには、先ほど触れたセラミドが配合されているアイテムが効果的です。「ピュアセラ美容オイル」にはセラミドが配合されていることからオイルケアと保湿の2つの効果を実感できるため一石二鳥でおすすめですよ。

それに加えて、ピュアセラ美容オイルには香料や着色料、エタノールといったお肌の刺激になりやすい6つの成分が無添加であるため、多くの方が使いやすいことも魅力といえるでしょう。

3-3.毎日の生活習慣を改善する

最後に3つ目のケアは、「毎日の生活習慣を改善する」です。

角栓は日々の食生活やストレスなども原因になっているため、生活習慣の見直しも効果的なケアといえるでしょう。

具体的には、

  • 糖質や脂質の多い食事を控え、ビタミンAやビタミンB6、ミネラルを多く含んだ食品を摂るように意識する(うなぎ、レバー、バナナ、さつまいもなどがおすすめ)
  • 毎日寝るタイミングを一定にして、最低でも6時間の睡眠を心がける
  • ストレスを溜め込まないように、運動やカラオケなど自分に合ったストレス解消法を見つけ、定期的に発散する

といったことを意識して生活することで、角栓ができにくい肌環境を目指すことができますよ。

4.やってしまいがちな角栓・毛穴NGケア3選

やってしまいがちな角栓・毛穴NGケア3選

先ほどは正しい角栓ケアの方法についてご紹介しましたが、反対にやってはいけないNGケアも存在します。

そこでこの章では、角栓ケアでやってしまいがちなNGケアを3つご紹介していくので、もしやっていたらこの機会に正しいケアに切り替えてみてくださいね。

それではさっそく見ていきましょう。

4-1.必要以上に洗顔をする

まず1つ目のNGケアは、「必要以上に洗顔をする」です。

角栓の原因である皮脂を落とすために頻繁に洗顔をしている方もいるかもしれませんが、お肌にはバリア機能として必要な皮脂もあることから、1日3回以上の過剰な洗顔はかえってお肌に悪影響を与え、乾燥を引き起こしてしまうんです。

そのため、洗顔は朝と夜の2回を心がけるようにしましょう。

また、洗顔時に熱いお湯を使うと過剰に皮脂が落ちてしまい、逆に冷たい水は毛穴が締まって汚れがきれいに落ちなくなってしまうので、32℃程度のぬるま湯で洗顔をするのが理想ですよ。

4-2.角栓を押し出す

次に2つ目のNGケアは、「角栓を押し出す」です。

角栓があると気になって押し出したりピンセットで引き抜きたくなってしまいますが、これらは毛穴が開いてしまう原因になることから絶対にNGです。

また、鼻などに貼って角栓ごと剥がすタイプのシート系アイテムは、お肌の負担になるだけでなく、ダメージを受けて乾燥にもつながってしまうので頻繁に使うのはおすすめできません。

4-3.スクラブを頻繁にする

最後に3つ目のNGケアは、「スクラブを頻繁にする」です。

角栓ケアとして有名なスクラブですが、お肌を擦ってケアをすると摩擦によるダメージを受けて肌環境が悪化する場合もあるため、ほかのケアができる場合はスクラブを控えるのがベター。

また同様に、ゴマージュなども頻繁に行うとお肌のバリア機能の低下につながるので、スクラブやゴマージュを行う場合は低頻度にするようにしましょう。

5.まとめ

今回この記事では、角栓の黒ずみについて詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?

最後にもう一度、正しい角栓ケアとやってしまいがちなNGケアをまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。

◇正しい角栓ケア3選

  • クレンジングや洗顔で汚れを落としきる
  • 保湿ケアを徹底する
  • 毎日の生活習慣を改善する

◇角栓・毛穴NGケア3選

  • 必要以上に洗顔をする
  • 角栓を押し出す
  • スクラブを頻繁にする

ぜひこの記事を参考にして毛穴の角栓悩みに対するケアを続け、つるんときれいなお肌を目指しましょう!

 

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