洗顔後やスキンケア時に鏡を見ると、顎のざらつきが気になることはありませんか?
またそういった悩みを抱えている方の中には、
「洗顔をしっかりやっているのになんでざらつくんだろう…。」
「どんなケアをすれば顎のざらつきは改善するの?」
などの疑問や不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回この記事では、
- 顎のざらつきやブツブツの原因
- おすすめのケア方法
- やってはいけないNGケア
などを分かりやすいように紹介・解説していきますよ。
ぜひこの記事を最後まで読んで、顎のざらつきの原因とケアについての理解を深め、スベスベ肌を目指しましょう!
Contents
1.顎のざらつきの正体
顎のざらつきに悩んでいる方は、「そもそも顎のざらつきってなんでできるの?」とざらつきの正体が気になりますよね。
先に結論からお伝えすると、顎のざらつきの正体は「毛穴に詰まった角栓」なんです。
角栓とは、肌が分泌する皮脂や古くなった角質などが固まってできるものであり、無数にできた角栓の突起をざらつきと感じています。
それに加えて顎は皮脂の分泌が多い部位であり、位置的にも洗いづらいため角栓がたまりやすいこともあって、ほかの部位よりざらつきを感じやすいんです。
また、ざらつきには以下のようないくつかの種類があるため、自分のざらつきがどのタイプなのか鏡で顎をよく見ながら確認してみましょう。
【毛穴汚れが溜まっている】
…肌が分泌した余分な皮脂や古い角質が溜まっている状態で、白くざらざらしている
【黒ずみ毛穴が目立っている】
…顎にできる角栓は見つけにくく、その角栓が放置された結果、空気に触れて酸化・変色している状態
【乾燥による皮膚のめくれ】
…肌が乾燥することによって外部からの刺激に対する耐性が低くなり、皮膚が小さく丸いダマのようにめくれやすくなっている状態
2.顎のざらつき・ブツブツの原因3選
前章では顎のざらつきができるメカニズムをお伝えしましたが、このざらつきは毎日の行動やケアによって生まれやすくなっている肌悩みでもあるんです。
そこでここでは、顎のざらつき・ブツブツをつくってしまう主要な原因を3つご紹介していくので、自分に当てはまっていないかチェックしながら見ていきましょう。
それでは一つずつ詳しく解説していきます。
2-1.皮脂やメイクの洗い残し
まず1つ目の原因は、「皮脂やメイクの洗い残し」です。
角栓は皮脂や角質、汚れなどが毛穴に詰まってできるものであるため、洗顔時の皮脂やメイクの洗い残しは角栓の生成に直結してしまいます。
また先ほども少し触れましたが、顎はTゾーンや頬に比べて位置的にどうしても洗顔やクレンジングがおろそかになりがちであるため、洗い残しが生まれやすい箇所でもあります。
そのため、洗顔時には見える部位はもちろんのこと、顎などの見えにくい部分を意識的に洗うことを心がけるとよいでしょう。
なお、肌は水分量と皮脂量のバランスが取れた状態が理想ですが、乾燥や外部からの刺激、ストレスなどのさまざまな要因で皮脂が過剰に分泌されることも。
こういった皮脂の過剰分泌も洗い残しを生む一つの原因となっていますよ。
2-2.ターンオーバーの乱れ
次に2つ目の原因は、「ターンオーバーの乱れ」です。
聞いたことがある方も多いと思いますが、ターンオーバーとは約1か月の周期で行われるお肌の新陳代謝(生まれ変わり)のことであり、健全な肌状態を保つために必要な機能です。
そんなターンオーバーの周期は、早すぎるとうまく新陳代謝ができない未熟な細胞が角質の基になってしまい、逆に遅すぎても古い角質が毛穴に溜まって角栓が生成されやすくなる、という特徴があります。
そのため、ターンオーバーの周期が乱れることで結果的に角栓ができやすくなって顎のざらつきにつながってしまうんです。
2-3.マスク着用による肌環境の変化
最後に3つ目の原因は、「マスク着用による肌環境の変化」です。
新型コロナウイルスの流行によってマスクを着用することが当たり前になっていますが、実はマスクを長時間着用し続けることは角栓ができる原因にもなっているんです。
というのもマスクの内側は常に高温多湿の状態であり、肌が蒸れることで毛穴が開きやすくなり、角栓の基である皮脂の分泌量が多くなるため。
またそれだけでなく、マスクを着用しているとお肌に摩擦によるダメージが生まれるタイミングが多くなり、その摩擦が肌本来のバリア機能を低下させ、角質肥厚(お肌の表面の角質が剥がれ落ちにくく厚く硬い)状態を引き起こしてしまうんです。
そのため、マスク着用による肌環境の変化は顎のざらつき、角栓の生成の大きな原因になっているといえるでしょう。
3.顎のざらつきにおすすめのスキンケア
先ほどは顎のざらつきの原因を解説してきましたが、「原因は分かったけど、具体的にどんなケアをすれば改善するの?」と気になりますよね。
そこでの章では、顎のざらつきを改善するためのおすすめスキンケアを3つご紹介していくので、ぜひ毎日のスキンケアに取り入れてみてください。
それでは順番に詳しく見ていきましょう。
3-1.顎からクレンジング・洗顔をする
まず1つ目のケアは、「顎からクレンジング・洗顔をする」です。
記事内でも触れているように、顎は洗い残しやすい部位であることから、クレンジングや洗顔をする際に顎から始めるように意識することで洗い残しを防ぐことができます。
また同様にクレンジング剤や洗顔料をすすぐ際にも、顎から洗い流すようにすることで、角栓が溜まりにくい清潔な肌状態がつくりやすくなるでしょう。
また、洗顔料にはさまざまなタイプがありますが、顎のざらつきや角栓のお悩みには「酵素タイプ」の洗顔料がおすすめです。
というのも、酵素洗顔には角栓の原因である皮脂やタンパク質(角質)を分解する効果があり、角栓ができにくい肌環境をつくることが期待できるため。
なお具体的なアイテムとしては、酵素で皮脂やタンパク質を分解しながらクレイが汚れを吸着できる洗顔がおすすめで、角栓が原因のざらつきにお悩みの方にピッタリといえるでしょう。
3-2.成分にこだわった保湿ケアをする
次に2つ目のケアは、「成分にこだわった保湿ケアをする」です。
角栓はターンオーバーの乱れが原因の一つであることをお伝えしましたが、ターンオーバー周期の乱れは主にお肌の乾燥によって引き起こされることから、保湿ケアを徹底することが角栓の生成を防ぎ、顎のざらつきを改善することにつながります。
また保湿成分にはさまざまな種類があり、違いが分かりにくいと感じる方も多いと思いますが、顎のざらつきには「セラミド」が配合された保湿アイテムがおすすめ。
というのもセラミドはヒトの肌に元々ある成分で肌なじみが良く、それに加えてセラミドが十分に満たされたお肌はバリア機能が向上して外部からの刺激に強くなることから、肌状態がゆらぎにくくなることが期待できるため。
そのため、化粧水や乳液といった基本の保湿ケアはもちろんのこと、美容オイルもセラミドが配合されたアイテムを使うことがおすすめですよ。
中でもより肌なじみが良い「ヒト型セラミド」が豊富に配合されているものですと、肌の柔らかさと保湿の2つの効果を同時に実感できるでしょう。
4.やってはいけないNGケアとは
前章では顎のざらつきにおすすめのスキンケアをご紹介しましたが、反対にやってはいけないケアも存在します。
そこでここでは、顎のざらつきに悩む方には絶対NGのケアを2つ解説していくので、自分がやっていないか振り返りながらチェックしてみてくださいね。
それでは一つずつ解説していきます。
4-1.角栓を押し出す
まず1つ目のNGケアは、「角栓を押し出す」です。
顎のざらつきが気になると角栓を押し出してしまいたくなりますが、無理やり角栓を押し出すことは肌のダメージにつながるだけでなく、角栓が抜けた毛穴が広がってしまう恐れもあるため絶対NGなんです。
また、角栓を押し出す刺激によって皮脂の分泌が活発化することもあるので、角栓を減らすために押し出すことは逆効果ともいえます。
4-2.ゴシゴシ擦って洗う
次に2つ目のNGケアは、「ゴシゴシ擦って洗う」です。
角栓がある部分を洗顔する際に、「擦れば落とせるんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、お肌が摩擦によるダメージを受けることで肌環境が悪化しやすくなるため優しく洗うことを心がけましょう。
また角栓をなくすためには頻繁に洗顔をすればいい、と考える方も少なくないですが、高頻度の洗顔は肌本来のバリア機能を低下させる恐れがあるため、1日あたり朝と夜の2回の洗顔をすることがおすすめです。
5.知っておきたい!顎のざらつきを予防する方法
ここまでは顎のざらつきの原因からおすすめ・NGケアまでお伝えしてきましたが、「そもそも顎のざらつきをつくらないようにするためにできることってあるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの章では、顎のざらつきを予防するためにできる3つのことを解説していくので、できそうなものから取り組んでみてくださいね、
それでは順番に詳しくチェックしていきましょう。
5-1.栄養バランスの取れた食生活
まず1つ目の予防法は、「栄養バランスの取れた食生活」です。
顎のざらつきの原因である角栓は、糖質や脂質といった皮脂の分泌を促す栄養素が多く含まれた食生活によっても生成されます。
そのため、冷凍食品やコンビニ弁当などといった食事を見直し、栄養バランスの整った食生活をすることが顎のざらつきの予防につながりますよ。
また、以下の栄養素は角栓の予防にとくに効果的なので、意識的に毎日の食事に取り入れてみてください。
【ビタミンA】…皮膚や粘膜の水分量を保ち、健康を維持する(レバーや卵黄、ほうれん草、ニンジンなど)
【ビタミンB6】…皮脂の分泌量の調整や、ターンオーバーをサポートする(ニンニクやゴマ、マグロや鶏むね肉など)
【ビタミンE】…血行を促進したり、皮脂の酸化を防ぐ作用がある(アーモンドや豆乳、ツナ缶やうなぎなど)
5-2.睡眠の質の向上
次に2つ目の予防法は、「睡眠の質の向上」です。
人間は睡眠時に成長ホルモンが活発に分泌され、この成長ホルモンがお肌のターンオーバーを促します。
成長ホルモンは、眠ってから3時間の間に大量に分泌されるので、寝入りにぐっすり眠ることが大切です。
また、ターンオーバーの周期が整うことで角栓ができにくい肌環境を望めるため、睡眠の質を向上させることは顎のざらつきの予防に効果的といえます。
5-3.定期的なストレス発散
最後に3つ目の予防法は、「定期的なストレス発散」です。
人間の肌はストレスを感じることでバリア機能が乱れて皮脂の過剰分泌をするといわれており、ストレスを溜め込んだままにすることは角栓の生成に深く関わっていると考えられています。
そのため、
- 定期的に運動する
- 趣味の時間を確保する
- 大きな声を出す
などのような自分に合ったストレス発散法を見つけて、できるだけストレスを溜め込まない生活を意識することが、顎のざらつきだけでなくさまざまな肌トラブルを予防することにつながりますよ。
6.まとめ
今回この記事では顎のざらつきについて詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、顎のざらつき・ブツブツの原因と正しいケア方法をまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。
◇顎のざらつき・ブツブツの原因
- 皮脂やメイクの洗い残し
- ターンオーバーの乱れ
- マスク着用による肌環境の変化
◇おすすめのスキンケア方法
- 顎からクレンジング・洗顔をする
- 成分にこだわった保湿ケアをする
ぜひこの記事を参考にして正しいスキンケアを取り入れ、悩みのないツルっとしたお肌を手に入れましょう!