シンプルなパッケージと手に取りやすい価格帯で、愛用者の多い無印良品の化粧品。
なかでも美容オイルは、6種類の製品が発売されており、人気を集めています。
しかし豊富なラインナップに魅力を感じる一方で、どれを選んだらいいかわからないという方もいらっしゃいますよね。
そこで今回は、無印良品の美容オイルを徹底比較。
6種類のオイルを実際に試して、テクスチャーや伸び、肌なじみなどに、どのような違いがあるのか解説していきたいと思います。
ぜひ、今後のお買い物の参考にしてくださいね。
1.無印良品の美容オイルとは?
無印良品の美容オイルとは、一体どのような製品なのでしょうか?その特徴をチェックしておきましょう。
1-1.植物から抽出したピュアオイル
無印の美容オイルは、全6種類。
- ホホバオイル
- オリーブオイル
- オリーブスクワランオイル
- スイートアーモンドオイル
- ローズヒップオイル
- アルガンオイル
いずれも、植物から抽出されたピュアオイルです。
ピュアオイルとは、他の成分が配合されていないオイルそのもののこと。
化粧品用に精製されており、色は透明です。
また香りも付いていません。
そのオイルならではの香りが漂う製品もありますが、天然の香り。
人工的な香料が苦手な方でも、使いやすいオイルです。
1-2.さまざまな用途に使える
無印良品の美容オイルは、顔や体の保湿やマッサージ、ヘアケアなどに使うことができます。
ただし、オイルによって、伸びがよく全身を保湿しやすいものや、重いテクスチャーで部分使いに向いているものなど、テクスチャーや使用感に違いがあります。
のちほど詳しく解説しますので、参考になさってくださいね。
1-3.サイズ展開が豊富
無印の美容オイルは、サイズ展開も豊富。
それぞれ、次のような種類があります。
美容オイルのサイズ展開
- ホホバオイル……50ml・100ml・200ml
- オリーブオイル……50ml・100ml・200ml
- オリーブスクワランオイル……50ml・100ml・200ml
- スイートアーモンドオイル……50ml・100ml・200ml
- ローズヒップオイル……50ml
- アルガンオイル……30ml・100ml
ローズヒップオイル以外は、2~3種類のサイズ展開があるので、少量から試してみて、気に入ったら大きなサイズを購入するなど、好みに合わせて選ぶことができますね。
2.無印良品ピュアオイル6種のランキング
無印の公式HPには、美容オイルの人気ランキングが掲載されています。
7月13日現在のランキングは次のとおりです。
- 1位 ホホバオイル
- 2位 スイートアーモンドオイル
- 3位 オリーブオイル
- 4位 アルガンオイル
- 5位 オリーブスクワランオイル
- 6位 ローズヒップオイル
なかでも首位のホホバオイルは、200mlの大容量タイプが一番人気。
愛用者が多いことが伺えます。
3. 無印良品ピュアオイル6種の特徴
それではここから、無印良品の美容オイル6種類を、徹底比較していきたいと思います。
3-1.ホホバオイル
一番人気のホホバオイルは、安定性が高いオイル。
酸化しにくいので、朝晩のスキンケアやヘアケアにも使えます。
ニキビの原因菌のエサとなるオレイン酸も少なく、ニキビが気になる方でも、使いやすいオイルと言えるでしょう。
・テクスチャー
テクスチャーは軽め。
さらっとしていて、手の甲に乗せたところ、すぐに垂れていきました。
・伸び
伸びがよく、広範囲に塗布しやすいため、全身のケアに向いていると思います。
・肌なじみ、保湿力
ホホバオイルは肌なじみがよく、塗布した後の肌は、さらっとした仕上がりです。
オイル特有の重さが苦手な方でも、比較的、使いやすいオイルと言えるでしょう。
ホホバオイルの効果的な使い方については、こちらの記事にて掲載しております。
無印良品のホホバオイルは、とても人気がある一方で、あまり良くないという口コミも見られます。
そこで、実際に全身のスキンケアを行ってみたところ、私の場合はとくに肌トラブルが起こることはありませんでした。
こちらの記事にて、詳しくスキンケアをした様子を掲載しておりますので、併せてご覧くださいね。
3-2.スイートアーモンドオイル
スイートアーモンドオイルは、オレイン酸やリノール酸を豊富に含んだオイル。
コスパもよいため、キャリアオイルとしても親しまれています。
・テクスチャー
スイートアーモンドオイルは、やや重めのテクスチャー。
手の甲に乗せたところ、少し時間をかけて垂れていきました。
・伸び
伸びがよいので、全身のマッサージにも使いやすいでしょう。
・肌なじみ、保湿力
スイートアーモンドオイルの肌なじみはよく、塗布した後の肌は、柔らかくしっとりしていました。
3-3.オリーブオイル
オリーブオイルは、肌を柔軟にしてくれるオレイン酸を豊富に含んだオイル。
料理で使われることが多いオイルですが、化粧用のオリーブオイルも人気があります。
・テクスチャー
テクスチャーは重め。
粘性が高く、ゆっくり垂れていきました。
・伸び
こっくりしているので、伸びはそこまでよくありません。
広範囲に塗布しにくいため、ひじやひざかかとなど部分的なケアに向いているでしょう。
・肌なじみ、保湿力
オリーブオイルは肌なじみがよく、塗布した後の肌はかなりしっとり。
現在は7月ですので、やや重いと感じました。
冬場の部分的なスキンケアに活躍してくれそうな保湿力です。
3-4.アルガンオイル
アルガンオイルは、オレイン酸やビタミンEを豊富に含んだオイル。
抗酸化作用や血流促進効果が期待できるため、年齢肌のお手入れにもおすすめです。
公式ではヘアケアとしての使用も推奨されていますが、酸化しやすいため、夜のヘアケアがおすすめです。
・テクスチャー
アルガンオイルのテクスチャーは普通。
手の甲に乗せたところ、少しずつ垂れていきました。
・伸び
伸びはよく、全身や髪など、広範囲の保湿にも使うことができます。
ただし、高額なためコスパが悪いのがウィークポイントです。
・肌なじみ、保湿力
アルガンオイルは、肌なじみ抜群。
塗布した後の肌は、柔らかくなり、しっとりしています。
リッチな仕上がりで、私は気に入っています。
3-5.オリーブスクワランオイル
次にご紹介するのは、オリーブスクワランオイル。
「オリーブスクワランオイルとオリーブオイルって、何が違うの?」と思う方もいらっしゃいますよね。
オリーブの実から抽出されたのがオリーブオイル。
そのオリーブオイルに含まれるスクワランと言う成分を抽出して化粧品用に精製されたものが、オリーブスクワランオイルです。
オリーブオイルよりも、安定性が高いのが特徴。
保湿はもちろん、メイク落としとしても使いやすいオイルです。
・テクスチャー
オリーブスクワランオイルのテクスチャーは、非常に軽め。
さらっとしていて、手の甲に乗せたところ、すぐに垂れていきました。
・伸び
伸びも抜群。
軽いので広範囲に塗布しやすいと感じました。
・肌なじみ、保湿力
肌には適度に馴染み、塗布した後の肌はさらさら。
私たちの皮膚にはスクワレンというスクワランに似た成分があるので、肌になじみやすい性質があります。
オイル特有のべたつきが苦手な方でも、使いやすいと思いました。
3-6.ローズヒップオイル
ローズヒップオイルは、無印良品の中のランキングでは最下位でしたが、美容成分が豊富で女性に人気のあるオイルです。
50mlしか販売されていませんが、酸化しやすいので、速やかに使い切るようにしましょう。
・テクスチャー
テクスチャーはやや軽め。
過去にトリロジーのローズヒップオイルを使用したことがありますが、無印良品のローズヒップオイルの方がさらっとしていると感じました。
他のオイルと違って印象的なのが香り。
ローズヒップオイル特有の香りがしました。
・伸び
伸びは、そこまでよいとは思いませんでした。
酸化もしやすいため、全顔に塗るよりも、エイジングサインが気になる部分だけに使うなど、スポット的な使い方がおすすめです。
・肌なじみ、保湿力
肌なじみはよく、塗った後は、肌がとても柔らかくなり、しっとりしました。
4.無印良品の美容オイル朝晩の使い分け
以上のように、それぞれ使用感やテクスチャーに個性のある、無印良品の6つの美容オイル。
実際にスキンケアに取り入れる際、朝と夜に使い分けるのがおすすめです。
4-1.使い分けの理由
なぜ朝晩のスキンケアで使い分けると良いのでしょうか?
その理由は、「酸化しやすさ」にあります。
オイルはそれぞれ構成している脂肪酸が違い、それによって紫外線に当たった際に、酸化のしやすさが変わります。
酸化したオイルはシミやニキビなどの肌トラブルにつながる可能性があるので、朝のスキンケアには不向きと考えましょう。
4-2.朝夜のオイルと夜のオイル
以上のことを踏まえて、朝夜どちらも使えるオイルと、夜しか使えないオイルに分けてみました。
・朝晩使えるオイル
紫外線の影響を受けにくく、朝晩使えるオイルは次の2つです。
- ホホバオイル
- オリーブオイルスクワランオイル
・夜のみ使えるオイル
一方で、紫外線の影響を受けやすいオイルは次の4つ。
夜のお手入れにおすすめです。
- オリーブオイル
- ローズヒップオイル
- スイートアーモンドオイル
- アルガンオイル
ただし、スイートアーモンドオイルとアルガンオイルは無印の公式ページによると、朝も使えると記載されています。心配な方は夜のみ使うようにしてください。
5.まとめ
今回は、無印良品の美容オイルをピックアップしてきました。
無印良品の美容オイルは全6種類。
一番人気のホホバオイルをはじめ、保湿やマッサージに使えるオイルが豊富に揃っています。
それぞれ、サイズ展開、価格、テクスチャー、肌なじみ、伸びの良さ、保湿力などいくつかの点に違いがありました。
また、なかには紫外線の影響を受けやすく、朝のお手入れで使えないものも。
今回ご紹介した情報を参考に、スキンケアに取り入れてみてくださいね。