意外と見落としがちな顔のコリ。
あなたはコリを感じていますか?
顔のコリを放置しておくと、シワやたるみの原因にもなるため、適切にケアすることが大切です。
そこで今回は、顔のコリのほぐし方を徹底解説。
芸能人が行っているケア方法や、美顔器のメリット、デメリットなど、さまざまなアプローチを紹介していきます。
顔のコリについて詳しく知りたい方、しわやたるみが気になる方は、ぜひ参考になさってくださいね。
Contents
1.顔のコリとは?
まずは顔のコリとは、どのようなものか見ていきましょう。
1-1.顔の筋肉の緊張
顔のコリとは、顔の筋肉が緊張して硬くなった状態のこと。
筋肉に老廃物や疲労物質がたまり、血行やリンパの流れが悪くなっています。
顔の筋肉は、誰もが日常で使用する筋肉。
使いすぎても、あまり使わないのも、疲労が蓄積して、コリにつながることがあります。
1-2.顔のコリの原因
顔のコリには、次のようなさまざまな原因が考えられます。
- 姿勢の悪さ
顔のコリの原因のひとつとして、まず挙げられるのが、姿勢の悪さ。前かがみや猫背になると、首や肩の筋肉が緊張しやすくなり、血流が悪化。緊張が顔の筋肉にも伝わり、顔全体の筋肉も硬直しやすくなります。 - 眼精疲労
眼精疲労も、顔のコリの原因のひとつ。長時間目を酷使すると、目の周りにある眼輪筋が緊張。
その緊張が他の筋肉にも伝播して、顔全体のコリにつながります。 - 加齢
顔のコリの原因として、加齢も挙げられます。加齢に伴い、筋肉の柔軟性が低下。
顔の筋肉が、硬くなりやすくなります。また、加齢に伴い表情が乏しくなることも多く、筋肉があまり使われなくなり、コリが生じてしまうこともあります。 - 食いしばり
食いしばりも、顔のコリを引き起こす原因。食いしばりによって、咬筋や側頭筋などの筋肉が緊張して、硬直。
これにより、顎周りや顔全体の筋肉にコリが生じることがあります。食いしばりは、ストレスや睡眠中の歯ぎしりなど、無意識で行ってしまうため、知らず知らずのうちに顔のコリが生じてしまいます。
2.顔のコリが引き起こすエイジングサイン
以上のように、さまざまなことが原因で起こる顔のコリ。
次のようなエイジングサインを引き起こす原因になります。
2-1.むくみ
顔のコリによって、血流やリンパの流れが悪化。顔がむくみやすくなります。
2-2.しわやたるみ
顔のコリによって筋肉が緊張すると、血行が悪化。
すると、酸素や栄養が行き渡りにくくなり、肌の弾力が低下して、しわやたるみが生じやすくなります。
2-3.くすみ
顔がこっていると血流が悪くなり、くすんだ印象になります。
3.顔のコリを解消するセルフケア
それでは、ここから顔のコリを解消するセルフケアを、気になるエイジングサイン別にご紹介していきます。
3-1.たるみ
見た目年齢を大きく左右する、肌のたるみ。
咬筋、側頭筋のマッサージを行うことで、顔のコリが解消されて、たるみの予防につながります。
・咬筋のマッサージ
咬筋は、耳の前の部分に位置している筋肉。食いしばりぐせのある方は、硬くなりやすいので、こまめにマッサージしてほぐしてあげましょう。
マッサージの手順は以下の通りです。
- 口を軽く開けると、耳の前に目立つのが咬筋。両手の指で、咬筋を軽く押します。
- 円を描くようにやさしくマッサージしたり、指圧したりしましょう。
・側頭筋のマッサージ
側頭筋は、耳の上部から頭の側面にかけて広がる筋肉。
指の腹を使って、側頭筋の部分をやさしく押したり、つまんでほぐしましょう。
3-2.ほうれい線
ほうれい線は、鼻の横から口元に伸びる線。
しわのようですが、頬のたるみがもたらすエイジングサインです。
直接、ほうれい線顔に触れると摩擦が起きて、結果的に悪化させてしまう可能性も。
こちらの記事にて、肩回しや鎖骨ほぐしなど、間接的に血行を良くする方法をご紹介しております。
3-3.目の下のたるみ
疲れた印象を与えてしまう、目の下のたるみ。
目の周りを覆っている眼窩脂肪が、目の下にずり落ちて起こります。
目の周りの皮膚は非常に薄いため、直接触れるのではなく、肩回しや鎖骨ほぐしなどで血液やリンパの流れを良くすることが有効。また前頭筋のマッサージは、まぶたのたるみケアにつながります。
3-4.ゴルゴ線
ゴルゴ線とは、目頭から頬にかけてつながる線のこと。
骨の形状や脂肪の量によって、目立つことがあります。
表情筋を豊かにするようなエクササイズで、頬の筋肉を刺激。
ゴルゴ線のできにくい肌を目指します。
具体的な方法に関しましては、こちらの記事にて掲載しております。
3-5.マリオネットライン
口角からあごに向かって伸びるマリオネットライン。
こちらの記事にて、間接的なリンパマッサージや、口周りの筋肉を刺激する方法をご紹介しております。
3-6.眉間のしわ
不機嫌な印象を与える眉間のしわ。
ストレスや眼精疲労による顔のコリによって、目立ちやすくなります。
鼻根筋や皺眉筋のエクササイズが有効です。
4. MEGUMIさんがやっているたるみケア法
ほうれい線を改善したと話題のMEGUMIさんは、どのようなケアを行ってきたのでしょうか。
書籍に書かれていたケアをいくつかピックアップしてご紹介します。
4-1.シートパック
MEGUMIさんの書籍の冒頭で紹介されていたのが、シートパック。
朝晩、1日2回シートパックをすることで、肌にしっかりうるおいを届けて、ほうれい線の目立ちにくいふっくらした肌を目指すことができるそうです。
4-2.美顔器やマッサージアイテム
MEGUMIさんは、多機能美顔器やスチーマーなど、頭皮をマッサージするアイテムなど、さまざまな美顔器も愛用されているそうです。
また、頭皮をほぐすアイテムも毎日お使いなのだとか。
顔と頭の皮は繋がっているので、頭のコリをほぐすことで顔もリフトアップするといいます。
顔のコリを感じている方は、頭皮のコリを感じている人も多いので、参考にしてみてくださいね。
4-3.口周りのマッサージやエクササイズ
MEGUMIさんは、口周りのマッサージやエクササイズも取り入れているとのこと。
口の中をほぐすことで、頬のコリが取れてすっきり。
ほうれい線の予防にもなるそうです。
4-4.美容医療
MEGUMIさんは、以上のようなセルフケアに加えて、美容医療にも頼ることがあるそうです。
ハイフなど顔のたるみに効くメニューも、定期的に取り入れているとのこと。
MEGUMIさんの美容法については、こちらの記事にてまとめてご紹介しております。併せてチェックしてみてくださいね。
5.美顔器のメリット・デメリット
MEGUMIさんのケアにもあったように、美顔器も顔のコリをほぐすのに有効。
どのようなメリット・デメリットがあるのか、チェックしておきましょう。
5-1.メリット
美顔器のメリットとして、次のことが挙げられます。
・手軽
美顔器は、自分の好きなペースで手軽に行えるのが魅力。
美容皮膚科やエステに通う手間などを、省くことができます。
・自分の肌に合った製品がある
美顔器はいろいろな種類が発売されています。
顔のコリやたるみなど、自分の悩みにフォーカスした製品を選ぶことができるのも魅力のひとつでしょう。
5-2.デメリット
一方で、美顔器は次のようなデメリットもあります。
・化粧品より高価
美顔器はスキンケア製品に比べて高価。
美容にお金をかけたくない人にとっては、デメリットとなるでしょう。
・間違った使い方をすると危険
美顔器は自分で行うため、間違った使い方をすると肌を痛めてしまう可能性もあります。
・効果や即効性に欠ける
美顔器はあくまで自分で行えるケアであるため、美容医療に比べると効果や即効性に欠けるでしょう。
6.顔のコリを予防・改善する生活習慣やスキンケアの見直し
顔のコリを予防するためには、次のような生活習慣の改善も重要です。
6-1.姿勢に気をつける
顔のコリを予防するためには、日々のを姿勢に気をつけることが大切。
猫背や首が前に出る姿勢は顔のコリを悪化させます。
とくにデスクワークやスマートフォンを見ているときは、悪い姿勢になっていないか、ときどきチェックして、首や肩に負担がかからないように気をつけましょう。
6-2.バランスのよい食生活を心がける
肌は食べたもので作られるため、バランスのよい食生活を送ることも重要。
栄養バランスの偏った食事は避け、野菜や果物はもちろん、肌の材料となるたんぱく質など、バランスよく摂取するようにしましょう。
6-3.表情豊かに過ごす
表情豊かに過ごすことで、顔の筋肉を自然に動かすことができます。
とくにテレワークやマスク生活は無表情になりがちなので、表情豊かに過ごすようにしましょう。
6-4.紫外線に気をつける
紫外線に気をつけることも大切。
顔のコリがある人は、しわやたるみなどのエイジングサインも出やすい状態にあります。
紫外線は、日焼けやシミはもちろん、シワやたるみなどの原因にもなるので、気をつけましょう。
季節や天候にかかわらず、一年中UVケアをすることが大切。
日焼け止めは、こまめに塗り直すようにしましょう。
6-5.保湿を入念に行う
保湿を入念に行うことも重要。
顔にコリを感じている人は血行が悪く、細胞に必要な栄養が届きにくくなっているので、肌の乾燥やごわつき、くすみが起きやすくなっています。
スキンケアで入念な保湿を心がけましょう。
肌が乾燥しやすい方は、セラミドや天然保湿因子など、肌のうるおいに必要な成分を補給してあげることをおすすめします。
7.まとめ
今回は、顔のコリについて解説してきました。
顔のコリは、シワやたるみなど、さまざまなエイジングサインを引き起こす原因。
姿勢の悪さや食いしばりグセなど、いくつかの原因によって起こります。
今回、さまざまなケア方法をご紹介したので、ぜひ参考になさってくださいね。