年齢を重ねるとともに気になるお肌の乾燥…。
そんな乾燥を改善するために「導入美容液」を使い始める人が増えていることをご存じですか?
しかし、導入美容液を使ったことがない方からすると、
「導入美容液ってどんな効果があるの?」
「使い方もよくわからない…。」
などといった疑問や不安を感じることもあるでしょう。
そこで今回この記事では、
- 導入美容液とは
- アイテム選びのコツ
- 正しい導入美容液の使い方
といった内容をわかりやすく紹介・解説していきますよ。
ぜひこの記事を最後まで読んで導入美容液について詳しくなり、乾燥しづらいしっとり肌を実現しましょう!
Contents
1.導入美容液とは?
一般的に美容液というと化粧水の後に使うイメージがありますが、導入美容液は「導入」という名称の通り、化粧水の前に使うことが大きな特徴。
また導入美容液は、「ブースター」や「導入化粧品」と呼ばれることもありますよ。
そんな導入美容液について、この章では使うことで得られる効果に加えて、間違いやすい導入化粧水との違いについて詳しく解説していきます。
それでは順番にチェックしていきましょう。
1-1.導入美容液の効果
まずは導入美容液の効果について見ていきます。
導入美容液を使うことで得られる効果は大きく以下の3つです。
①スキンケアがなじみやすくなる
まず1つ目の効果は、「スキンケアがなじみやすくなる」です。
そもそも人間の皮膚(角質層)は疎水性が高く、水をはじきやすい性質を持っていることから、洗顔や入浴後のお肌に水性成分の多い化粧水をつけても、成分が皮膚内部に浸透しづらいんです。
そこで、水分と油分をなじませる界面活性剤などが含まれている導入美容液を使うことで、導入化粧水の後に使う化粧水などの成分がお肌になじみやすくなり、高い保湿効果を期待できるようになります。
そのため、毎日のスキンケアに導入美容液をプラスして使うだけで、今まで使っていたスキンケアアイテムの効果をより引き出しやすくなるといえるでしょう。
②美容成分が肌内部に浸透しやすくなる
次に2つ目の効果は、「美容成分が肌内部に浸透しやすくなる」です。
美容液などに含まれる美容成分は、人間の皮膚の一番外側にある角質層に浸透することでより高い効果を発揮するとされています。
しかし、乾燥や紫外線によるダメージを受けた角質層は硬くゴワついており、美容成分が浸透しづらくなっています。
そんなゴワついたお肌に導入美容液を使うことによって、美容液の油分が角質層を柔らかくし、美容成分が浸透しやすい肌環境を構築してくれるんです。
また、導入美容液自体にも美容成分や保湿成分が含まれていることも多いため、自分の肌悩みにアプローチできる成分が配合された導入美容液を使えば、より効果的に肌悩み解消を実現できるでしょう。
③柔らかくキメの整ったお肌になる
最後に3つ目の効果は、「柔らかくキメの整ったお肌になる」です。
先ほども触れたように導入美容液には角質層を柔らかくする効果があり、乾燥したお肌と比べると見た目もふっくらと柔らかくなります。
また加齢や乾燥によってキメが乱れたお肌も、導入美容液を使って保湿力がキープされることで、キメの整った肌状態をつくることができますよ。
それに加えて、導入美容液にはお肌をより健康的な状態に導く、
- セラミド…皮膚のバリア機能のカギとなる成分
- スクワラン…ヒトの皮脂膜をつくるのに欠かせない成分
- トコフェロール…血行促進や抗炎症作用
などといった整肌成分が配合されていることも多いため、肌状態の改善にも効果を発揮する便利なアイテムといえるでしょう。
1-2.導入化粧水との違い
ここまでは導入美容液の効果について解説してきましたが、「導入化粧水と名前が似てるけど、違いってあるの?」と感じる方もいるのではないでしょうか。
先に結論からお伝えすると、導入化粧水は導入美容液の一種であり、使用後のスキンケアの浸透力を上げるという点では同様の効果があります。
ただ、一般的に導入化粧水は「拭き取り化粧水」という名称で販売されていることが多く、お肌に溜まった古い角質や汚れをオフすることによって導入化粧水使用後のスキンケアの浸透力を上げているんです。
そのため、
◇導入美容液…皮膚の表面を柔らかくして浸透しやすい肌環境をつくる
◇導入化粧水…汚れや角質を除去して浸透しやすい肌環境をつくる
といったように導入美容液と導入化粧水は効果は似ているものの、アプローチの仕方に違いがあるんです。
2.導入美容液の選び方
ここまでは導入美容液の基本的な部分について解説してきましたが、これから初めて導入美容液を使う場合、「アイテム数が多くてどれを選べばいいのかわからない…。」と選び方も気になりますよね。
そこでこの章では、導入美容液を選ぶ際に知っておきたい4つの選び方をご紹介していくので、アイテム選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
それでは順番に詳しく見ていきましょう。
2-1.肌タイプ
まず1つ目の選び方は、「肌タイプ」です。
これは導入美容液以外にも共通して言えることですが、スキンケアアイテムは肌タイプによって実感できる効果の差が大きいことから、自分の肌タイプに合ったアイテムを選ぶことが肌悩みや肌質改善への近道となります。
肌タイプごとにおすすめのアイテムの特徴は以下の通りです。
乾燥肌
乾燥肌の方は、気になるカサつきをケアできる高保湿成分が配合された「オイルタイプ」のアイテムがおすすめ。
オイルタイプの導入美容液は、お肌を柔らかくする効果も高いため、その後の化粧水や乳液の保湿成分もしっかりとお肌に届けることができますよ。
また具体的な保湿成分としては、
- セラミド
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
といった成分が配合されたアイテムには高い保湿効果を期待できるでしょう。
脂性肌(オイリー肌)
脂性肌の方は、お肌に水分を補いながら過剰な皮脂の分泌を抑えることができる「ローションタイプ」のアイテムがおすすめです。
またローションタイプの美容液はサラっとした使い心地なので、油分が気になる方にピッタリですよ。
なお、毛穴に皮脂が詰まってできる角栓が気になる方は、ピーリングや拭き取り系の美容液を使うのも良いでしょう。
混合肌(インナードライ肌)
混合肌の方は、部分的な乾燥を保湿しつつ脂っぽい部分にも使いやすい「炭酸泡タイプ」のアイテムがおすすめ。
というのも炭酸泡タイプの導入美容液は細かい泡がお肌の深くにまで浸透し、乾燥しがちな頬や顎だけでなく皮脂の量が多いTゾーンにもピッタリなため。
また、「ビタミンC誘導体」などの皮脂の分泌を抑える効果がある成分が配合されたアイテムもおすすめですよ。
敏感肌
敏感肌の方は、肌トラブルが起きにくい「低刺激処方」のアイテムがおすすめ。
導入美容液の中には、
- 敏感肌向け
- 低刺激
- お肌にやさしい処方
などといった記載がされた肌トラブルが起きにくいアイテムがあるため、敏感肌の方はそれらの記載を目印にアイテム選びをするようにしましょう。
また低下したバリア機能を正常化させるために、高保湿成分が配合された導入美容液もおすすめです。
ただし一口に敏感肌といっても、肌荒れが起きる成分は人によってさまざまなので、自分がどの成分に刺激を感じるのかあらかじめ把握しておくことが何より大事ですよ。
2-2.年齢
次に2つ目の選び方は、「年齢」です。
人間の皮膚は年齢によって変化していくため、自分の年齢に合ったアイテム選びも大切なポイント。
20代
20代のお肌は代謝が良く、お肌の水分と油分のバランスがとりやすいものの、お肌が揺らぎやすいため、サラッとしたテクスチャのアイテムがおすすめですよ。
30~40代
乾燥が気になり始める30?40代のお肌は、保湿成分にこだわったアイテム選びがおすすめ。
また、乾燥小ジワやハリ不足が気になる方はエイジングケア成分が配合された導入美容液も選択肢に入れてみてください。
40~50代
さまざまな肌トラブルが顕在化してくる40~50代のお肌は、角質層を柔らかくする効果の高いオイルタイプのアイテムがおすすめ。
特にセラミドなどの高保湿成分が配合されたオイルタイプの美容液は、うるおいの補給と成分の浸透を両立できるため、年齢による肌トラブルを改善しやすくなりますよ。
2-3.種類
次に3つ目の選び方は、「種類」です。
導入美容液には大きく分けて以下の4種類があり、それぞれに異なる特徴があります。
そのため、自分のお肌の状態や求める使い心地などを考慮したうえで、ピッタリのアイテムを選びましょう。
- オイルタイプ…お肌を柔らかくする効果が高く、高保湿アイテムも多い
- 炭酸泡タイプ…細かい泡がお肌の内部に浸透する
- ジェルタイプ…伸びが良く、テクスチャはアイテムによってさまざま
- 拭き取りタイプ…ベタつきにくく、洗顔で取り切れない角質の除去もできる
2-4.+αの効果
最後に4つ目の選び方は、「+αの効果」です。
導入美容液は後のスキンケアの効果を高めることが一番の効果ですが、アイテムによっては+αの効果を期待できるものもあります。
そのため、自分の肌悩みにアプローチできるアイテムがあれば積極的に選ぶことがおすすめといえるでしょう。
例を挙げると、
- 美白ケア
- 抗炎症成分配合
- 高保湿成分配合
など多種多様な効果が期待できるアイテムがあるので、年齢や肌タイプなどを加味したうえで+αの効果もチェックしてみてくださいね。
3.導入美容液の正しい使い方
この記事ではここまで導入美容液の効果や選び方などをお伝えしてきましたが、初めて使う場合だととくに「導入美容液ってどうやって使えばいいんだろう?」と気になりますよね。
そこでこの章では、導入美容液を使う際に知っておきたい2つのポイントをご紹介していくので、これから使う方はぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
3-1.洗顔後の清潔な状態で使う
まず1つ目のポイントは、「洗顔後の清潔な状態で使う」です。
導入美容液は化粧水などのスキンケアをより浸透させるために使うものであるため、洗顔後の清潔な肌状態で、化粧水を塗る前に使うようにしましょう。
また具体的な使い方としては以下のような手順で、化粧水と同じように使うのが一般的ですよ。
STEP1:導入美容液を手のひらに出す
STEP2:手のひらで人肌程度まで温める
STEP3:顔の内側から外側に向けて塗り広げる
なお、さらっとしたテクスチャで手で使いづらい場合は、コットンに染み込ませてから使うのも良いでしょう。
3-2.肌悩みに合ったスキンケアアイテムを取り入れる
次に2つ目のポイントは、「肌悩みに合ったスキンケアアイテムを取り入れる」です。
導入美容液を使った後のお肌は、美容成分がぐんぐん浸透しやすい状態。
その状態で自分の肌悩みにアプローチできるスキンケアアイテムを使うことで、より効果的に肌悩みの改善が見込めますよ。
また導入美容液は夜だけでなく朝にも使うことを意識して、効果を高める土台を常に作ることが肌悩み・肌質改善のコツです。
以上のポイントを意識して導入美容液を使うことで、導入美容液の効果を実感しやすくなるでしょう。
また使用するアイテムとしては、記事上部でも触れた高保湿成分のセラミドと同等の効果があるとされる「ヒト型セラミド」が高濃度で配合された「ピュアセラ 美容オイル」がおすすめですよ。
こちらのアイテムは着色料や香料といったお肌の刺激になりやすい6つの成分が無添加なので、敏感肌の方でも使いやすいこともうれしいポイント。
4.まとめ
今回この記事では、導入美容液について詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
最後にもう一度、導入美容液の効果と選び方についてまとめるので、一緒に振り返っていきましょう。
◇導入美容液の効果
- スキンケアがなじみやすくなる
- 美容成分が肌内部に浸透しやすくなる
- 柔らかくキメの整ったお肌になる
◇導入美容液の選び方
- 肌タイプ
- 年齢
- 種類
- +αの効果
ぜひこの記事を参考に自分のお肌にピッタリの導入美容液を選んで、ワンランク上のスキンケアを始めましょう!