艶肌になるためのスキンケアとは?40代が顔にツヤを仕込むための3ステップ
フレッシュな印象を与えるツヤ肌。
最近では「水光肌」という言葉が広がりを見せるなど、ツヤ肌ブームは続いています。
そんなトレンドのツヤ肌ですが、若い人であればわりと簡単に作ることができます。
なぜなら、肌のキメが整っていて、ハリもあり、水分で十分に満たされているから。
しかし、年齢肌はそうはいきませんよね。
45歳の私もなんとかメイクのテクニックでツヤを出そうとしましたが、なかなかうまくいかないものです。
「ツヤ肌にしたつもりが、ただのテカリ肌になってしまった」
なんて経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、ツヤ肌を作るためには、土台となるすっぴんの時点でツヤを仕込んでおくことがマスト。
メイクの前のスキンケアが、非常に重要なのです。
そこで今回は、ツヤ肌になるためのスキンケア法を徹底解説。
実際にスキンケアをしながら、年齢肌でも美しいツヤを出すためのコツをご紹介していきたいと思います。
さらに、ツヤ肌に欠かせない生活習慣の改善もご紹介。
食生活や睡眠まで、あらゆる視点からツヤ肌を作る習慣をご紹介していきます。
若い頃のようなツヤがなくなってきたと諦めかけているあなた、今回ご紹介するスキンケア法や生活習慣の改善で、美しいツヤ肌を目指してみてくださいね。
  • 肌のツヤってそもそも何?
  • 肌にツヤがない原因は何?
  • 肌にツヤを出すスキンケア法とは?
  • 肌にツヤが出るおすすめの化粧水は?
  • 40代以上でもツヤ肌になれる?
  • ツヤ肌になる食べ物とは?
以上のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ参考になさってくださいね。

1.ツヤ肌とは?

ツヤ肌とは?
そもそもツヤ肌とは、一体どのような肌なのでしょうか。
その特徴をチェックしておきましょう。

1-1.光が当たるとツヤが見える肌

ツヤ肌とは、光が当たるとツヤを放つような肌です。
ただうるおっているわけではなく、内側から光を放っているような透明感のある状態。
こめかみから目の下のCゾーン、顎先、鼻筋など、高い位置にある部分に光が当たったときに、美しいツヤを放ちます。
若々しい印象を与えるツヤ肌は、現代のトレンド。
年齢にかかわらず、ツヤ肌を目指す人が増えています。

1-2.テカリ肌との違い

ツヤ肌と似て非なるのが「テカリ肌」。
同じく光っていても、2つには大きな違いがあります。
テカリ肌は、過剰な皮脂分泌によって、べたついている状態。
光が当たっているわけでもないのに、小鼻や額などがテカテカしているような肌です。
テカリ肌はメイクも崩れやすく、ニキビや毛穴のひらきなどの肌トラブルにもつながります。
水分と油分のバランスを整えるスキンケアをすることが大切です。

2.ツヤ肌になるための3つの条件

3つの条件
ツヤ肌になるためには、肌はどのような状態にしておくべきなのでしょうか。
欠かせない3つの条件をご紹介します。

2-1.キメが整っている

肌にツヤを出すためには、キメが整っていることが第一条件。
皮膚には、凹凸があり、凹の部分を皮溝(ひこう)、凸の部分を皮丘(ひきゅう)といいます。
皮溝の深さがほどよく、均一であるのが、キメが整った状態。
キメが整っている肌は、光を均一に反射するため、美しいツヤを放ちます。

2-2.うるおいがある

ツヤ肌には肌のうるおいも欠かせません。
肌が乾燥してしわっぽかったり、ごわついたりしていると、ツヤは生まれません。
角質層が十分な水分で満たされていることで、ふっくらした肌となり、みずみずしいツヤが生まれるのです。

2-3.透明感がある

透明感もツヤ肌に欠かせない要素です。
ツヤ肌に色の白さは関係ありません。
どんな肌色でも、大切なのは「透明感」。
肌の色が濃くても、しみやくすみがなく、明るく透明感のある肌は、きれいに光を反射してツヤ肌になります。

2-4.水分と油分のバランスが取れている

水分と油分のバランスが取れていることも、ツヤ肌には大切。
健やかな肌は、角質層が十分な水分で満たされ、肌表面は適度な皮脂によって膜が張られています。
しかし過剰に皮脂が出ていたりすると、その部分がテカってしまい、本来のツヤ肌とはかけ離れたものになってしまうのです。

3.ツヤ肌になるためのスキンケア方法

スキンケア方法
ツヤ肌になるためには、どのようなスキンケアをすればよいのでしょうか。
化粧水、美容液、乳液、クリーム、シートマスク、アイクリームなど、さまざまな基礎化粧品がありますが、今回は3つのアイテムに絞って、ツヤ肌を作っていきたいと思います。
酵素洗顔
ひとつめが、酵素洗顔。
不要な角質が溜まっていると、肌がくすんで透明感が消失。
ツヤが出なくなってしまいます。
こちらは、ツヤ肌を遠ざける不要な角質や過剰な皮脂をオフしてくれる洗顔料です。
酵素洗顔のなかでは比較的マイルドな洗浄力でデイリーに使えますが、もちろん週1のスペシャルケアとして取り入れてもOK。
ごわついた肌が柔らかくなるので、ターンオーバーが遅くなっている年齢肌世代には一度試して欲しいアイテムです。
クレイが余分な皮脂を吸着してくれるので、Tゾーンのテカリが気になる方にも有効です。
乳酸菌配合の化粧水
次に化粧水。
今回使ったのは、乳酸菌配合の化粧水『肌美水』。
近年人気を博している「発酵コスメ」のひとつです。
いわゆる「美肌菌」を育ててくれる化粧水で、キメの整った健やかな肌を目指すことができます。
肌が敏感になっているときも使いやすいので、私は通年、常備しています。
ピュアセラ美容オイル
3つめが、セラミド配合の『ピュアセラ美容オイル』。
年齢肌世代は、水分だけでなく油分も減ってきているので、油分を適切に補うことも大切です。
また、うるおいには欠かせないセラミドも、年齢と共に減少。
化粧品で補いながら、外的刺激に負けないうるおいのある肌を目指していきます。
なかでも「ヒト型セラミド」配合のコスメがおすすめ。
肌なじみと保湿力が高いので、セラミド化粧品をお探しの方は、ぜひ「ヒト型セラミド」配合のものを見つけてみてくださいね。

3-1.洗顔で不要な角質を取り除く

それではさっそく、スキンケアに入っていきたいと思います。
洗顔で不要な角質を取り除く
まずは、しっかり汚れを落とすことから。
メイクをしている場合は、丁寧なクレンジングを行いましょう。
その後、洗顔料で、肌に溜まった皮脂や汚れ、不要な角質を取り除いていきます。
注意したいのが「摩擦」。
摩擦は、シミや黒ずみなど、あらゆる肌トラブルの原因となり、ツヤ肌を遠ざけてしまいます。
肌に塗るだけ
今回使ったクレイの洗顔料は、肌に塗るだけなので摩擦はゼロ。
これを皮脂の多いTゾーンから順に塗ることで、水分と油分のバランスを整えていきます。
全体に塗布できたら、ぬるま湯ですすぎを。
熱すぎるお湯は、肌を乾燥させるのでNGです。
すっきりと明るい肌
寝起きの肌は茶色くくすみ、Tゾーンもテカテカしていましたが、洗顔ですっきりと明るい肌に近づいてきました。

3-2.ブースターで肌を柔らかくする

肌が清潔になったら、ここからが本格的なツヤ肌づくりです。
時間を置くと水分がどんどん蒸発してしまいますので、速やかにスキンケアに入りましょう。
ブースターで肌を柔らかくする
今回、洗顔直後に塗ったのは、ブースターとして使える美容オイル。
ごわついた肌を柔らかくして、化粧水の浸透を高めてくれます。
ほんの2~3滴のオイルを手に伸ばしたら、頬や目元など、乾燥しやすい部分を中心に塗布。
ハンドプレスしながら浸透させていきます。
その後、手に残ったオイルをTゾーンに塗ります。
Tゾーンはもともと皮脂が多い場所なので、多く塗ってしまうとテカリ肌になるのでご注意を。
皮脂が多い方は、Tゾーンへの塗布は省いてもOKです。
ちなみに、生理前の黄体期は皮脂の分泌が盛んになる時期。
私はその時期、Tゾーンに塗布するオイル量を減らすようにしています。
酵素洗顔とブースターオイルを使ったこの時点で、だいぶ肌がふわっと柔らかくなりました。

3-3.水分で満たす

水分で満たす
柔らかくなった肌に、化粧水をたっぷり与えます。
推奨の量よりも、多めの塗布するのがツヤ肌になる秘訣です。
一度全体に塗布したら、ハンドプレスで浸透させて、足りない部分は重ね付けを。
肌を化粧水で満タンにするイメージで、たっぷり与えましょう。
私は4~5回付け足しています。
このときも、摩擦が起きないようにやさしく塗布。
コットンパックをしてもOKです。
ツヤっぽく
重ね塗りを続けているうちに、徐々に頬や頬骨のあたりがツヤっぽくなってきました。

3-4.油分で蓋をする

そして最後に、乳液、クリーム、オイルなど、油分のあるもので蓋をします。
そうすることで、水分の蒸発を防ぐことができて、内側から発光しているようなツヤ肌を目指すことができます。
乳液は、水分と油分の両方をバランスよく補えるアイテム。
クリームやオイルは、油分をしっかりと補うことができます。
今回は、ブースターと同じ美容オイルで蓋をしました。
現在は6月。
湿気の多い時期なので、塗布量は少なめにしました。
これくらいのツヤ
スキンケアの時点で、これくらいのツヤを仕込んでおくと、ファンデーションも少量で済み、ツヤ肌が作りやすくなります。
朝のスキンケアでは、その後UVケアも忘れずに行いましょう。
ツヤ肌が作りやすくなります
軽いメイクをしたのがこちら
スキンケア後、軽いメイクをしたのがこちら。
日焼け止め、おしろい効果のある化粧下地、色付きリップのみですが、ツヤ肌を作ることができました。
とくに、年齢肌になるとファンデーションやコンシーラーを重ねれば重ねるほど、若々しいツヤ肌から遠ざかってしまうことがあります。
メイクテクニックがとても高い方であればクリアできるのかもしれませんが、スキンケアの時点でしっかり土台を整えておくことが、誰にでもできるツヤ肌への近道。
ぜひ試してみてくださいね。

4.ツヤ肌をつくる生活習慣

ツヤ肌をつくる生活習慣
ツヤ肌を目指すには、肌そのものの健やかさも重要。
正しいスキンケアに加えて、次のような生活習慣もツヤ肌を作るためには有効です。

4-1.水分をしっかり摂る

肌の水分量を上げるためには、水分をしっかり摂取して内側からうるおすことも大切。
お通じもよくなって、肌のターンオーバーの改善にもつながります。
摂取量は、体の大きさにもよりますが、1日1.5リットル程度を摂取することが望ましいと言われています。
一気に飲むと胃腸に負担をかけてしまうので、少量ずつ飲むのがポイント。
一日を通して、ちょこちょこ飲むように心がけましょう。

4-2.保湿効果のある食べ物を食べる

保湿効果が期待できる食べ物を摂取するのもおすすめ。
たとえばバリア機能の要であるセラミドは、化粧品を塗るだけでなく、飲食物から補うこともできます。
次にあげる飲食物は、セラミドを補うことができます。
  • 牛乳
  • こんにゃく
  • ごぼう
  • 小麦
など
また緑黄色野菜など、抗酸化作用のある食品を食べることは、セラミドをスムーズに作らせることにつながります。
こちらの記事に、より詳しく解説しておりますので、併せてチェックしてくださいね。

4-3.良質な睡眠を取る

睡眠は最高の美容液と言われるように、ツヤ肌作りにも欠かせません。
寝ているあいだに、細胞の修復にかかわる成長ホルモンが分泌されます。
なかでも就寝後3時間は、成長ホルモンが大量に分泌されるタイミング。
活性酸素を生み出すストレスも、良質な睡眠によって軽減させることができるので、ツヤ肌作りには重要です。
寝る前にスマホを見ない、カフェインを摂らない、部屋を暗くするなどして、寝入りにぐっすり眠れる環境を整えましょう。

5.まとめ

今回はツヤ肌を作るスキンケアについて、解説してきました。
ツヤ肌になるためには、土台である肌をいかに美しく整えておくかが鍵。
スキンケアの時点でしっかりツヤを仕込んでおくことで、ナチュラルメイクでもツヤを出しやすくなります。
今の肌に必要なスキンケアアイテムを選ぶこと、塗布するタイミング、量、塗り方などいくつかのポイントを見直して、キメの整った肌を明るい肌を作りましょう。
またスキンケアに加えて、生活習慣を整えることもツヤ肌作りには大切です。
今回ご紹介したいくつかの方法で、ぜひ内側から光を放っているような美しいツヤ肌を作ってみてくださいね。
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