バイオイルは色素沈着にも効果アリ?口コミは?顔と体への使い方を写真付きで解説
オイル美容液の中でも、ひときわ高い人気を誇る。Bioil(バイオイル)。
傷跡やニキビ跡に効果があると、話題を集め続けています。
あまりにも話題性が高いので、「一体バイオイルの何がいいんだろう?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、バイオイルについてメーカーに質問。
どんな効果があるのか、傷跡やニキビ跡はどのようなメカニズムで目立たなくなるかなど、気になるポイントを聞いたので、回答をシェアしていきたいと思います。
さらにバイオイルの効果と口コミを徹底リサーチ。
45歳・乾燥肌の私も実際に使ってみて、どのような使用感だったのかを詳しくレポートしていきたいと思います。
  • バイオイルの何がいいのか?
  • バイオイルは毎日使える?
  • バイオイルはシミやニキビ跡に効果がある?
  • バイオイルで毛穴が目立たなくなる?
  • バイオイルの効果的な塗り方は?
  • バイオイルを体に使う場合、どのように使えばいい?
  • バイオイルの使用量はどのくらい?
  • バイオイルはなぜ効くの?
  • バイオイルは手術跡に効果がある?
  • バイオイルに副作用はある?
  • バイオイルはアトピーの色素沈着にも効果がある?
以上のような疑問をお持ちの方、自分に合う美容オイルをお探しの方は、ぜひ参考になさってくださいね。

1.『Bioil(バイオイル)』とは?

『Bioil(バイオイル)』とは?
『Bioil(バイオイル)』とは、一体どのような製品なのでしょうか。
その特徴をチェックしていきましょう。

1-1.小林製薬から発売されているオイル美容液

『Bioil(バイオイル)』は、小林製薬株式会社から発売されているオイル美容液。
製造しているのは南アフリカにあるユニオンスイス社で、小林製薬が独占販売契約を締結しています。
1987年に発売され、のちにグローバル展開されて欧米を中心に大ヒット。
ここ日本では、2006年以降販売されるようになり愛用者を増やしています。

1-2.跡ケア

バイオイルの最大の特徴は、跡ケア。
傷跡、ニキビ跡、妊娠線など、跡になってしまった肌をケアできるオイルとして、大きな注目を集めています。

2.バイオイルの効果と口コミ

バイオイルの効果と口コミ
バイオイルにはどのような効果があるのでしょうか。
アットコスメに寄せられた口コミの要約とともにご紹介していきます。

2-1.保湿効果

バイルオイルに、まず期待できるのが保湿効果。
油分が水分の蒸発を抑制してくれることで、肌のうるおいをキープすることができます。
それにより、乾燥による小じわも目立たなくなると考えられます。

2-2.保湿効果に関する口コミ

保湿効果に関して、次のような口コミが見られました。
  • 少量でうるおう
  • 翌朝の肌のうるおいが違う
  • 軽いけどしっかりうるおう
  • 目の周りの小じわが目立たなくなってきた

2-3. ニキビ跡や傷跡への効果

バイオイルには、ニキビ跡や傷跡への効果が期待されます。
それはバイオイルによる保湿効果によるもの。
その効果について詳しくメーカーに確認したところ、「色素沈着した部分が薄くなるわけではなく、あくまで保湿効果によってきれいに見える。」ということでした。
ニキビ跡や傷跡の部分は、健康な皮膚に比べて乾燥しており、くすんでいます。
そんな肌を保湿することで肌が柔らかくなり明るく見え、結果的にきれいに見えるというメカニズム。
ちなみにクレーター状に凹凸がついたニキビ跡には、効果を発揮しないそうなので、お気をつけください。

2-4. ニキビ跡や傷跡への効果に関する口コミ

ニキビ跡や傷跡への効果に関して、次のような口コミが見られました。
  • 茶色かったニキビ跡が、ピンクっぽくなってきた
  • 膝の色素沈着が薄くなった
  • やけどによるシミ跡が、2日で消えた
  • 小さい頃についた傷跡が薄くなってきた
  • ニキビ跡が2週間ぐらいで治った

2-5.妊娠線への効果

バイオイルには、妊娠線(ストレッチマーク)にも効果が期待されます。
こちらもバイオイルによる保湿効果によるもので、肌を保湿することで肌が柔らかくなり、目立たなく見えるようです。
ちなみに、妊娠線の予防だけでなく、すでについてしまった妊娠線を薄くすることはできるのかとメーカーに問い合わせたところ、次のような回答をいただきました。
「バイオイルは薬品ではございませんので、すでに付いてしまった妊娠線を薄くすることはできません。しかし、保湿効果によって皮膚が柔軟化することで明るくなり、妊娠線が目立ちにくくなることがあります。
妊娠線は一度ついてしまうとセルフケアで消すことは難しいので、妊娠中からしっかりケアしておくことをおすすめします。
妊娠期は敏感な時期ですので、安定期に入ってから使うのが推奨されています。

2-6.妊娠線への効果に関する口コミ

妊娠線への効果に関して、次のような口コミが見られました。
  • バイオイルを塗っていたら妊娠線ができなかった
  • ついてしまった妊娠線がマシになってきた
  • ニベアとバイオイルをダブル使いすると妊娠線が目立たなくなる

3.バイオイルの成分

バイオイルの成分
以上のようにさまざまな口コミが寄せられているバイオイル。
いったいどのような成分でできているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

3-1.全成分

バイオイルの全成分は以下のとおりです。
全成分
ミネラルオイル、トリイソノナノイン、エチルヘキサン酸セテアリル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸レチノール、酢酸トコフェロール、ラベンダー油、ローズマリー葉油、ローマカミツレ花油、ビサボロール、トウキンセンカ花エキス、ダイズ油、ヒマワリ種子油、トコフェロール、香料、赤225

3-2.注目成分

以上のなかから、注目したい成分をピックアップして解説していきます。

・ミネラルオイル

ベースとなっているのはミネラルオイル。
石油から精製されるオイルです。
石油と聞くと肌に悪そうなイメージがありますが、不純物はしっかり取り除かれているので安全性の高いオイル。
さらっとしたテクスチャーが特徴です。
ちなみにミネラルオイルの安全性については、こちらの記事にて解説しておりますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

・ピュアセリンオイル

エチルヘキサン酸セテアリルとミリスチン酸イソプロピルの混合成分は、ピュアセリンオイルと呼ばれるエモリエント成分。
このピュアセリンオイルの働きにより、成分が角質層の深部まで浸透。
べたつかず、サラッとした仕上がりになるようです。

・パルミチン酸レチノール

バイオイルにはレチノールも配合されています。
レチノールは、ターンオーバーを正常にしてシミ予防効果が期待できる成分。
またしわ改善効果も認められています。
バイオイルは医薬部外品ではないので、美白やしわ改善の効果までは期待できませんが、 ターンオーバーが乱れている肌にはよいサポートとなると考えられます。
ちなみにバイオイルに配合されているのはパルミチン酸レチノールという、レチノールのなかでも刺激の少ない成分。
配合量は微量なようなので、皮むけ等のA反応の心配はないと考えられます。

4.バイオイルの正しい使い方

バイオイルの正しい使い方
バイオイルは、どのようにして使うのでしょうか。
顔への使い方と体への使い方をそれぞれご紹介していきたいと思います。

4-1.顔への使い方

まずは顔への使い方を解説します。

・タイミング

バイオイルは、朝晩のスキンケアに使用することができます。
レチノールが配合されているので、念のためメーカーに紫外線の影響はないかと質問したところ次のような回答をいただきました。
紫外線を浴びる環境での使用制限はありませんので、朝のスキンケアでもお使いいただけます。紫外線からお肌を守るためにも、朝のスキンケアでは日焼け止めをお使いいただくとよいと思います。」

・順番

順番
バイオイルを使用するのは化粧水の後。乳液やクリームはその後、塗布します。

・塗布量

バイオイルの1回の使用量は、1~2滴。
部分使いの場合は、1滴でもOKです。

・塗り方

手のひらに薄く伸ばします
バイオイル1~2滴を手に取り、手のひらに薄く伸ばします。
顔全体に塗ります
顔全体に塗ります。
指のはらで重ねて念入りになじませます
傷跡など気になる部分には、指のはらで重ねて念入りになじませます。

4-2.体への使い方

次に体への使い方をご紹介します。

・タイミング

体に塗布するタイミングは、基本的に朝晩が推奨されています。
ただし乾燥が気になるときは、いつでも使ってOKです。
入浴後など、体が清潔なタイミングで塗布しましょう。

・塗り方

軽くマッサージ
円を描くように、軽くマッサージしながらやさしくなじませます。

5.バイオイル 45歳・乾燥肌のレビュー

バイオイル 45歳・乾燥肌のレビュー
それではここから、45歳の私が実際にバイオイルを使ってみた感想を、詳しくレビューしていきたいと思います。

5-1.香り

ベビーパウダーのような、なんとも懐かしい香り。
美容オイルではとても珍しいタイプの香りだと思います。
私は好きな香りですが、強めに香るので好き嫌いが分かれると思います。
とくに妊娠期は香りに敏感になるので、ご注意ください。

5-2.テクスチャー

バイオイルはさらりとしたテクスチャー
バイオイルはさらりとしたテクスチャー。
手の甲に載せたところ、さーっとすぐに垂れていきました。

5-3.使用感

化粧水で肌を整えた後
化粧水で肌を整えた後、バイオイルを塗布してみました。
1滴では足りず、2滴で顔全体を保湿することができました。
伸びが良いので、あまり量を必要としないと思います。
塗布後の肌はしっかり保湿されて、ややペタペタ感が残りました。
試しに、乳液やクリームを省いて「化粧水+オイル」のみで過ごしてみたところ、時間がたつにつれ、やや乾燥してきました。
やはりスキンケアの仕上げには乳液やクリームを塗布した方がよさそうです。
ただ、かなりしっとり感があるので、クリームにすると季節によっては重たく感じるかも。
私の場合、バイオイルの後は、乳液でちょうどいいと思いました。

5-4.跡への効果

顔にある傷跡と、腹部にある手術跡に、バイオイルを1週間ほど塗り続けてみました。
口コミにあったように、劇的に消えたということはありませんでしたが、やはり保湿されることで肌は柔軟になり、やや目立ちにくくなっているような気もします。

6.バイオイルのQ&A

メーカーに聞いてみた
最後にバイオイルの気になるポイントをメーカーに質問してみました。
その回答をシェアしていきたいと思います。

6-1.バイオイルはシミも消えるの?

あいにく、シミを消す効果を謳っている製品ではございません。
保湿効果によって肌が明るくなるため、シミが目立ちにくくなったり、ターンオーバーが正常化することで、メラニンを含んでいない細胞が表面化されるということも考えられますが、「シミが消える」と明言できる製品ではないことをご了承ください。

6-2.バイオイルは毛穴にも効果がある?

あいにく、バイオイルは毛穴への効果を謳っている製品ではありません。
ただ、人によっては保湿効果によって毛穴がふっくらし、目立ちにくくなるということも考えられます。
黒ずみ毛穴や開き毛穴への効果は、薄いと考えられます。

6-3.バイオイルはアトピーの色素沈着に効果がある?

アトピーの症状をお持ちの方も、お試しいただき、お肌に合うようであればお使いいただくことができます。
しかし、残念ながら、色素沈着への効果を謳っている製品ではございません。
保湿効果によって、跡が目立ちにくくなることはございますが、色素沈着を改善できる製品ではないとお考えください。

6-4.バイオイルに副作用はある?

どの化粧品にも言えることですが、赤みやかゆみ、ヒリヒリ感などの肌トラブルが発生した場合は、お肌に合っていないので使用を中止してください。

7.まとめ

今回は、大人気美容オイル「バイオイル」にクローズアップしてきました。
バイオイルは、ニキビ跡や傷跡、妊娠線のケアなど「跡ケア」に効果があると話題のオイル。
実際にメーカーに確認してみたところ、色素沈着が消えるわけではなく、保湿効果によって、肌が柔軟になり、目立ちにくくなるということでした。
やはり、魔法のようなオイルはなく、ターンオーバーを促すには、こつこつ保湿して健やかな肌作りをすることが大切なのだと実感。
傷跡、ニキビ跡、妊娠線などが気になる方は、しっかり保湿をして肌を柔らかく保ちましょう。
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