保湿したあとベタベタで気持ち悪い!考えられる6つ原因と7つの対策を紹介
保湿をした後、ベタベタして気持ち悪いと感じることはありませんか?
肌を乾燥させないために保湿はとても大切なことですが、ベタベタして不快感を覚えてしまうのは嫌ですよね。
スキンケア後のべたつきは、塗布する量や肌質、スキンケア製品の選び方など、さまざまな原因があります。
そこで今回は、保湿後にベタベタしてしまう原因と対策を徹底解説。
保湿後なぜベタベタしてしまうのか、どうしたら心地よいお手入れができるのかなど、詳しく解説していきます。
この記事では、次のようなお悩みを解決することができます。
  • スキンケア後に肌がベタベタするのはなぜ?
  • ベタベタしないためには、どんなスキンケア製品を使えばいい?
  • べたつきを防ぐスキンケアの塗り方は?
  • オイリー肌を改善する方法は?
  • ベタベタしない湿度はどれくらい?
保湿のべたつきが気になる方、自分に合ったスキンケア製品の選び方がわからない方も、ぜひ参考になさってくださいね。

1.保湿後に肌がベタベタするのはなぜ?

保湿後に肌がベタベタするのはなぜ?
まずは、保湿後に肌がベタベタしてしまう原因を探っていきましょう。
考えられる原因は次のようにいくつかあります。

1-1.肌質に合ったスキンケア製品を選んでいない

保湿後のべたつきの原因のひとつに、肌質に合ったスキンケアを選んでいないということが挙げられます。
肌質は大きく分けて次の4つのタイプに分類されます。
  • 普通肌
  • 脂性肌
  • 乾燥肌
  • 混合肌
たとえば、脂性肌の人が、乾燥肌向けのアイテムを使うと、保湿力が高すぎてべたつきを感じてしまうことがあるでしょう。
逆に乾燥肌の人が、脂性肌向けのアイテムを使って保湿不足になってしまった場合、内部の乾燥を守ろうと、肌が過剰な皮脂を分泌させてしまう可能性も考えられます。
そのため、肌に合った製品を選ぶことが大切です。

1-2.使用量が多い

使用量が多すぎるのも、べたつきの原因。
とくに乳液、クリーム、美容オイルなど、油分の多いアイテムを多く塗布ししまうとベタついた仕上がりになります。
製品のパッケージやホームページに記載されている推奨量を参考に、つけすぎに注意しましょう。

1-3.乳液とクリームのダブル使い

保湿後のべたつきの原因として、乳液とクリームのダブル使いが挙げられます。
保湿には、大きく分けて次の2つの役割があります。
  • 肌に水分を与える
  • 水分の蒸発を抑える
水分を与えるのは化粧水の役割。
そして乳液やクリームなどの油分は、水分の蒸発を抑える役割があります。
乳液とクリームは、油分の配合量こそ違いますが、大きな目的としては同じ。
そのため、どちらか一方で大丈夫です。
メーカーによっては、乳液の後にクリームを使うというラインを設計されているところもあるので一概には言えませんが、べたつきが気になる方は、ダブル使いを避けましょう。

1-4.皮脂の多い部分に塗りすぎている

皮脂の多い部分にスキンケア製品を塗りすぎると、ベタベタになってしまいます。
皮脂が多いのは、ズバリTゾーン。
どんな肌質の人もTゾーンは皮脂が多い傾向にあります。
Tゾーンに、乳液やクリームをたっぷり塗ると油分過多の状態に。
毛穴が詰まってニキビを誘発することもあるので、注意しましょう。
後ほどパーツごとの塗り分け方法をご紹介するので、ぜひ参考になさってくださいね。

1-5.季節に合っていない

季節に合っていないスキンケア製品も、ベタベタを引き起こす原因となることも。
たとえば、夏場の湿気が多い時期に、冬用の保湿力が高いアイテムを塗るとベタついた仕上がりになってしまいます。
理由は皮脂量。
皮脂は一年を通して同じ量が分泌されているわけではなく、変動しています。
とくに多いのは夏。
湿度が高くなると皮脂腺が活発に働くため、皮脂量も増加します。
そのため、季節に合ったスキンケア製品をセレクトすることが大切です。

1-6.年齢に合っていない

年齢に合っていないスキンケア製品が、べたつきを引き起こす原因となることもあります。
エイジングケア世代向けのスキンケア製品は、保湿力が高め。
若年層向けのスキンケア製品よりも、油分が多い傾向にあります。
皮脂量の多い若年層の方が、エイジングケア世代向けのスキンケア製品を使うと、べたつきを感じることがあるかもしれません。
逆に、年齢を重ねて肌が乾燥しやすくなっている肌に、保湿力の少ない若年層向けのアイテムを使うと、乾燥して過剰な皮脂分泌を引き起こす可能性もあります。
長年、同じスキンケア製品を使い続けている方は、一度ご自身の年齢や肌質に合っているかチェックしてみてくださいね。

2.保湿後のベタベタを防ぐ方法

保湿後のベタベタを防ぐ方法
以上のように、保湿後に肌がベタベタしてしまう原因はいくつかあります。
では、べたつきを防ぐためには、どうしたらいいのでしょうか。具体的な対処法を見ていきましょう。

2-1.自分の肌質を見極める

スキンケア後のべたつきを防ぐためには、まず自分の肌質を見極めて、肌質に合ったアイテムを使うことが大切です。
オイリー肌向けのスキンケア製品は、皮脂をコントロールし、毛穴の詰まりやニキビを防ぐための製品が多いのが特徴。
逆に、乾燥肌向けのスキンケア製品は、高保湿です。
肌質に合ったアイテムを使うことで、油分過多を防ぎ、べたつきを回避することにつながります。
こちらの記事にて、肌質の見分け方を詳しく解説しております。
ご自身の肌質を勘違いしている場合もあるので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

2-2.オイリー肌を改善

オイリー肌の方は、肌質を改善することもべたつきを防ぐことにつながります。
具体的な改善方法は、大きく分けて2通り。
スキンケアによる改善と、生活習慣の見直しによる改善です。

・スキンケアによる改善

オイリー肌を改善するためには、次のポイントを意識しましょう。
・洗顔
まずは、正しい洗顔を行い、適切に皮脂を洗い流しましょう。
・洗いすぎに注意
オイリー肌の方でも、洗顔は1日2回で十分。
  • 1日何度も洗顔する
  • 長時間洗う
  • ゴシゴシ洗う
  • 熱いお湯ですすぎをする
以上の行為は、肌を乾燥させます。
その乾燥によって過剰な皮脂分泌が起こってしまうので、注意しましょう。
皮脂による毛穴の開きや黒ずみが気になる方は、酵素やクレイの洗顔もおすすめです。
・保湿
洗顔をした後は、速やかに保湿を行います。
オイリー肌はうるおいがあるので保湿を怠りがちですが、放置すると過剰な皮脂分泌が起こってしまいます。肌が乾燥し始める前に、保湿を行いましょう。

・生活習慣の見直し

オイリー肌を根本的に改善したい場合は、次のような生活習慣の見直しも大切です。
・栄養バランスのよい食事
脂質や糖質の多い食事、加工食品、スナック菓子などは、皮脂分泌量を増加させてしまいます。
栄養バランスのよい食事をとるようにしましょう。
なかでも脂質の代謝や分解に関わりのあるビタミンB群は積極的に摂りたい栄養素。その他、ビタミンA、C、E、亜鉛なども、健やかな肌作りに欠かせません。

・質の良い睡眠

質の良い睡眠も、オイリー肌の改善に必要。
ホルモンバランスを整え、肌の健康を保つのに役立ちます。

・ストレスケア

ストレスは、ホルモンバランスに影響を与え、皮脂の分泌を促進する原因。
適切なストレスケアを行うことも、オイリー肌の改善のひとつとなります。
その他、こちらの記事にてオイリー肌の改善策について詳しく解説しております。

2-3.べたつきの少ない保湿アイテムを選ぶ

べたつきの少ない保湿アイテムを選ぶことも、べたつきを軽減することにつながります。
「さっぱり」「しっとり」「とてもしっとり」など、テクスチャーの違う製品が発売されている場合は、軽いテクスチャーの保湿剤を選ぶとよいでしょう。
また、乳液よりもクリームの方が、油分が多い傾向にあります。
べたつきが気になるときは、乳液をセレクトしましょう。
乳液のべたつきが気になる方は、さっぱりタイプの乳液をセレクトしてみてくださいね。

2-4.パーツごとに塗る量を調整する

パーツごとに、塗る量を調整することも大切。
Tゾーンは皮脂が多く分泌されやすい場所。そこに多く塗布してしまうとベタついてしまいます。
まずは、乾燥しやすいUゾーンをしっかり保湿。
Tゾーンは、手に残った成分を軽く塗布する程度でOK。
そうすることで、全体的な油分のバランスを整えることができます。

2-5.乳液をコットンで塗る

スキンケア後のべたつきを防ぐために、乳液をコットンで塗るという方法もあります。
コットンは、化粧水で使うというイメージがありますが、乳液を塗布するときに使うこともできます。
コットンで軽く拭き取ることで、余分な乳液を取り除くことが可能。
これにより、必要な量だけが肌に残り、べたつきが軽減されます。
乳液を塗りすぎてしまう方は、ぜひ行ってみてくださいね。

2-6.軽くティッシュオフ

スキンケア製品を塗りすぎてしまった場合は、軽くてティッシュオフするのも一手。
とくにすぐにメイクしたいときなどは、軽くティッシュオフすることで、肌が落ち着き、メイクがしやすくなります。
その際、ゴシゴシ拭いてしまうと、摩擦や乾燥を招いてしまうので、肌の上から軽く押さえるようにしましょう。

2-7.湿度を管理する

エアコンや除湿機を使って、適切な湿度を保つことも有効。
とくに湿度が60%以上になると、皮脂分泌が増えてべたつきやすくなります。
適切な湿度と言われているのは、40~60%。
べたつきやすい時期は、部屋が適切な湿度になっているか、チェックしてみてくださいね。

3.まとめ

今回は、保湿後に肌がベタベタしてしまう原因と対策について解説してきました。
保湿後のべたつきの原因は、使用量や肌質、季節など、いくつかの原因があります。
その原因を見極め、適切に対処することが大切。
なかでも、ご自身の肌質を正しく把握して、適切なスキンケア製品を選ぶことが、べたつきを防ぐファーストステップです。
これを機に、今お使いのスキンケア製品が肌に合っているか、適切な使用量を使えているかなど、チェックしてみてくださいね。
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