角栓を押し出すのがやめられない人必見!やってしまったときの対処法と予防法
毛穴を目立たせる角栓。
押し出すのがやめられない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、角栓を無理やり取り除くのは、実は危険な行為。
毛穴を余計目立たせてしまったり、傷つけてしまう可能性があります。
今回はそんな角栓を無理に取り除いてしまう習慣にクローズアップ。
なぜ角栓を押し出すのはよくないのか、万が一押し出してしまったときのアフターケアなど、詳しく解説していきます。
また角栓を作らせないためのスキンケアもご紹介。
  • 角栓を抜きすぎるとどうなる?
  • 毛穴の白いニョロニョロを押し出すとどうなる?
  • 毛穴パックは肌に悪い?
  • 角栓を抜くのはなぜダメなの?
  • 角栓を抜いた後、毛穴はどうやってケアする?
  • 角栓を作らせない洗顔方法は?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひ参考になさってくださいね。

1.角栓を悪化させるNG行動とは

スティック
角栓を悪化させるNG行動とは、具体的にどのような行為なのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

1-1.指で押し出す

まずひとつめが、指で押し出す方法。
とくに鼻など、油分の多いパーツは、ぎゅっと押し出すことで角栓がにゅるっと出てくることがあります。
道具も不要なため手軽にできますが、悪化の原因になります。

1-2.スティックで押し出す

角栓を押し出すスティックを使用するのも、おすすめできません。
角栓専用として販売されているため安心して使えそうですが、残念ながら悪化の原因になります。

1-3.ピンセットで引き抜く

ピンセットで引き抜くのも、毛穴を目立たせるNG行動のひとつ。
角栓が飛び出しているとピンセットで掴むことができて、一部を引き抜くこともできますが、周囲の肌を傷つける可能性があります。

1-4.毛穴パックで剥がし取る

毛穴パックを使って剥がし取るのも、おすすめできないケア。
とくにシートタイプの毛穴パックは、肌への損傷が大きく悪化の原因となるので、頻度や放置時間など、十分に注意して使用する必要があります。

2.角栓を無理に取り除くのがNGな理由

角栓を無理に取り除くのがNGな理由
以上のように、いくつかの方法で角栓を無理やり取り除くことができます。
しかし、どれもよくないと言われているのはなぜでしょうか。
具体的な理由を見ていきましょう。

2-1.摩擦が起こる

角栓を無理やり取り除こうとすると、周囲の肌に摩擦が起きてしまいます。
この摩擦が悪化の原因のひとつ。
摩擦によって、炎症や赤みが発生してしまうからです。
炎症が発生すると、肌のターンオーバーが乱れて、古い角質が正常に剥がれ落ちない状態に。
毛穴が詰まりやすくなり、角栓も作られやすくなります。

2-2.皮脂腺が刺激される

また、無理やり押し出すことで皮脂腺が刺激されることもあります。
皮脂腺が刺激されると、皮脂が分泌されやすくなり、毛穴が詰まりやすい状態に。
結果、余計に角栓ができやすくなってしまうのです。

2-3.色素沈着が起こる

無理やり角栓を押し出すことで、毛穴の周りにダメージが与えられ、メラニン生成が促進されることも。
それがシミなどの色素沈着につながる可能性があります。

2-4.傷跡ができる

肌にダメージを与えることで、実際に傷ができてしまうこともあります。
傷跡が目立ってしまうこともあり、注意が必要です。

2-5.感染のリスクがある

不潔な指や道具を使って角栓を押し出そうとすると、バイ菌が毛穴に侵入。
炎症や感染を引き起こす可能性があります。

2-6.毛穴が広がる

角栓を無理に押し出すことで、毛穴の周囲の皮膚が引っ張られます。
無理な圧力をかけることで、皮膚の弾力性が低下。
毛穴が広がって元の状態に戻りにくくなることがあります。

2-7.肌が乾燥する

角栓を無理に押し出すことで、肌が乾燥することもあります。
とくに、剥がすタイプのシートパックを長時間放置すると、シートが硬くなり、剥がす際に必要な角質も除去されて、肌が乾燥した状態に。
肌を乾燥しすぎると、内部を守ろうと、過剰な皮脂分泌を促すことで、結果的に新たな角栓やニキビ、黒ずみの原因となってしまいます。

3.万が一角栓を取り除いてしまった場合の対処法

対処法
以上のように、角栓を押し出したり、引き抜いたりすることは、大きなリスクを伴います。
万が一角栓を無理に取り除いてしまった場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。
具体的な方法を見ていきましょう。

3-1.洗顔

角栓を無理やり取り除いた後に、まずすべきことは洗顔。
ぽっかり空いてしまった毛穴やダメージを受けた毛穴周辺の肌にバイ菌が入らないように、肌を清潔に保つことが大切です。
その際、洗顔料をしっかり泡立てて、肌をこすらないようにやさしく、すみやかに洗うようにしましょう。

3-2.冷却

肌が赤くなっているなど、炎症が起きているときは、冷却を行います。
冷水で洗い流すか、冷たいタオルをあてるなどして、肌をやさしく冷却しましょう。

3-3.保湿

最後にしっかり保湿を行います。
無理やり角栓を取り除いた肌は乾燥した状態に。
いつも以上に入念に保湿する必要があります。
その際に使うのは、敏感肌用のスキンケアアイテムが最適。
肌が敏感な状態になっているので、刺激の少ないアイテムでしっかり保湿を行うことが大切です。
アフターケアについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

4.角栓が目立つ原因

角栓が目立つ原因
そもそも角栓はなぜできてしまうのでしょうか。
その原因を詳しく見ていきましょう。

4-1.角栓には役割がある

角栓はとても悪いものに思われますが、実は肌にとってなくてはならないもの。
目立たないだけで、きれいな肌にも存在しています。
角栓が毛穴を塞ぐことによって、外部からの細菌や汚れ、ほこりなどの侵入を防御。
これにより、肌が感染や炎症から守られているのです。

4-2.角栓が目立つ原因

きれいな肌の角栓は、小さく目立ちません。
本来であれば自然と排出されていきます。
一方で、排出されず、つい無理やり押し出したくなるほど角栓が目立ってしまうこともあります。
それはなぜなのでしょうか。原因を見ていきましょう。

・ターンオーバーの乱れ

角栓が目立ってしまう原因のひとつが、ターンオーバーの乱れ。
不適切な洗顔、加齢、紫外線、摩擦など、さまざまな原因でターンオーバーは乱れます。
ターンオーバーが乱れて角質が肌に蓄積してしまうと、毛穴の入り口が狭くなり、皮脂が溜まりやすく、角栓が目立ちやすくなります。

・過剰な皮脂分泌

過剰な皮脂分泌も角栓を目立たせる原因のひとつ。
過剰な皮脂分泌は、ホルモンバランスの乱れ、食事、肌の乾燥、ストレスなど様々な原因があります。
過剰な皮脂分泌によって毛穴に皮脂が溜まりやすくなり、角栓も目立ちやすくなります。

・紫外線

本来角栓は白いものですが、それが紫外線に触れると、酸化して黒い状態に。
白い角栓よりも固く、取れにくい状態になります。

・汚れの放置

メイクや汚れを長時間放置していると、毛穴が詰まりやすくなり、角栓が目立ちやすくなります。

5.角栓を目立たせないスキンケアの方法

角栓を目立たせないスキンケアの方法
以上のように、いくつかの原因で目立ってしまう角栓。
最後に、角栓を目立たせないためのスキンケア方法を、詳しく見ていきましょう。

5-1.クレンジング

角栓を目立たせないためには、適切なクレンジングで、毎日のメイクをしっかりオフすることが大切です。

・帰宅後すぐに

長時間メイクが肌に乗っていると、毛穴が詰まりやすくなります。
とくにメイクしたまま寝落ちは、ニキビや肌荒れの原因に。
できるだけ帰宅後すぐにメイクオフするようにしましょう。

・メイクの濃さに合わせてクレンジン剤を選ぶ

メイクの濃さに合わせてクレンジング剤を選ぶことも大切。
クレンジングオイルは、洗浄力が高い分、肌を乾燥させます。一方、クレンジングミルクは肌にやさしい代わりに、洗浄力も低め。
その日のメイクの濃さに合わせてクレンジングを変えることが、角栓を目立たせなくするポイントになります。

5-2.洗顔

角栓を目立たせないためには、洗顔も重要なステップ。
次のポイントを意識して洗顔を行いましょう。

・洗いすぎに注意

皮脂が多い方は、つい肌を洗いすぎてしまう傾向にありますが、それが肌の乾燥を招き、角栓を目立たせてしまう可能性があります。
1日2回、次のようなやさしい洗顔を行いましょう。
  • ぬるま湯で予洗いする
  • よく泡立てる
  • 肌と指が触れないように、泡でやさしく押し洗いする
  • ぬるま湯ですすぐ
  • 清潔なタオルでやさしく水分を拭き取る

・酵素やクレイの洗顔

角栓が目立ちやすい人や黒ずんだ角栓がなかなかオフできずに困っている方は、酵素やクレイの洗顔がおすすめ。
酵素は角栓の原因となる皮脂や古い角質を分解。
クレイは吸着力に優れていてスムーズにオフすることができます。

5-3.保湿

角栓を目立たせないためには保湿も大切。
保湿をすることで。過剰な皮脂分泌を抑えて、ターンオーバーを正常にします。
角栓ができやすいTゾーンも、化粧水で水分を与えて、乳液などの油分で蓋をすることで、水分の蒸発を防ぐことが大切です。
肌質に合ったテクスチャーの化粧水をセレクトして、しっかり保湿を行いましょう。

5-4.UVケア

角栓を目立たせないためにはUVケアも欠かせません。
紫外線は、肌を乾燥させてターンオーバーを乱し、角栓ができやすい状態に。
さらにできてしまった角栓が黒色化して目立つので、 次のように紫外線から肌を守ることが大切です。
  • 365日UVケアをする
  • 外出しない日も、日焼け止めを塗る
  • 日焼け止めは塗りなおす
また、万が一紫外線を浴びてしまった場合は、入念に保湿を行いましょう。

6.まとめ

今回は、角栓を無理やり取り除く習慣にクローズアップしてきました。
角栓を押し出したり、引き抜いたりすることは、肌にダメージを与えて更なる角栓を生み出す原因となります。
今回、万が一無理やり取り除いてしまった後のアフターケアや、予防するスキンケアをご紹介しました。
大きなダメージに繋がらないように、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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