最もポピュラーなキャリアオイルと言われる、アーモンドオイル。
比較的手に入りやすく、身近なオイルのひとつですよね。
私が初めてアーモンドオイルに出会ったのは、ベビーマッサージ教室。
赤ちゃんの肌にも使えるオイルとして、紹介されていたのがスイートアーモンドオイルでした。
それからアーモンドオイルに魅了されて、いろいろなケアにトライ。
アーモンドオイルは赤ちゃんのスキンケアはもちろん、大人の全身ケアにも大活躍してくれるんですよ♪
今回は、私が行っているアーモンドオイルの全身ケアの方法を、写真付きでご紹介していきたいと思います。
- アーモンドオイルって何?
- スイートアーモンドオイルとアーモンドオイルって別のもの?
- アーモンドオイルを使ったスキンケアを知りたい
- アーモンドオイルによる頭皮マッサージの効果とは?
- ナッツアレルギーでもアーモンドオイルは使える?
- アーモンドオイルの使用上の注意点を知りたい
このような疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
アーモンドオイルで、全身まるごとうるうるに仕上げましょう♪
Contents
1.アーモンドオイルとは
アーモンドオイルとはどのようなオイルなのでしょうか。
まずはその概要をチェックしておきましょう。
1-1.アーモンドの種子から採れるオイル
アーモンドオイルとは、アーモンドの種子から採取されるオイルのこと。
古代ギリシアの時代から、人々に重宝されてきたと言われています。
現代でも比較的リーズナブルで手に入りやすいことから、アロマテラピーのキャリアオイルとして愛用されている、とてもポピュラーなオイルです。
1-2.販売されているのは、ほとんどがスイートアーモンドオイル
日本で一般的に流通しているアーモンドオイルは、「スイートアーモンドオイル」と記載されています。
実はアーモンドには、「ビター」と「スイート」があります。
ビターアーモンドは、一部の国で食品の香り付けなどに利用されている程度。
大量に摂取すると有害になることから、国によっては輸入を禁止しているところもあるようです。
日本で販売されているのは、ほとんどが「スイートアーモンドオイル」。
スイートアーモンドオイルの中でも「食用」と「スキンケア用」がありますが、今回はスキンケア用のスイートアーモンドオイルをご紹介していきたいと思います。
1-3.さらさらしていて伸びのいいテクスチャー
スイートアーモンドオイルは、さらさらした軽いオイル。
このように手のひらにオイルを出すと、指のすきまからたらっと流れてしまうほどさらさらしています。
伸びもよいため、全身のマッサージオイルにも使いやすいテクスチャーです。
2.アーモンドオイルの成分
アーモンドオイルは、どのような成分でできているのでしょうか。
詳しくチェックしていきましょう。
2-1.アーモンドオイルの脂肪酸
次の表は、アーモンドオイルの主な脂肪酸の構成比です。
脂肪酸 | 含有率 |
オレイン酸 | 65% |
リノール酸 | 24% |
パルミチン酸 | 6% |
その他 | 5% |
注目したいのは、65%を占めるオレイン酸。
オレイン酸は、非常に肌なじみがよく、肌を保湿して柔らかくしてくれる成分です。
また24%を占めるリノール酸は、角質の水分保持をサポートしてくれる脂肪酸。
このように、保湿力の高い脂肪酸で構成されているため、ごわごわした肌を柔らかくして、乾燥によるかゆみや炎症を抑える効果が期待できるのです。
2-2.ビタミンEが豊富
またビタミンが豊富であることも、アーモンドオイルの魅力のひとつ。
なかでも「ビタミンE」は豊富に含まれています。
ビタミンEは抗酸化作用や血行促進効果など、美肌作りにうれしい効果をもたらしてくれるビタミンです。
3.アーモンドオイルを使ったフェイスケア
それではさっそく、アーモンドオイルを使ったフェイスケアをご紹介していきたいと思います。
今回使用したのは、生活の木のスイートアーモンドオイルです。
3-1.スキンケアの仕上げに
最初にご紹介するのは、スイートアーモンドオイルをスキンケアの仕上げに使う方法。
洗顔後、化粧水や乳液で肌を整えた後に、スイートアーモンドオイルを塗布します。
数滴のスイートアーモンドオイルを手のひらに伸ばして、頬を包み込みます。
さらに目や口の周りなど、乾燥が気になる部分に重ね塗り。
最後に手に残った油分をTゾーンに塗ったら完成です。
Tゾーンはもともと皮脂が多いので、少量で大丈夫。
とくにオイリー肌の方は、多く塗布しすぎるとべたつきや毛穴の詰まりなどのトラブルを引き起こす可能性があるので気をつけましょう。
3-2.クレンジング
スイートアーモンドオイルは、クレンジングにも使用可能。
とくにナチュラルメイクであれば、問題なく落とすことができます。
どの程度落ちるのか、手の甲に塗布したメイクアップ化粧品で試してみますね。
上がアイブロウのパウダー、下が口紅(ティントではないもの)です。
左部分にスイートアーモンドオイルをくるくるなじませました。
メイクがふわっと浮いてきます。
ティッシュペーパーで拭き取れば、このとおりきれいにオフできました。
ただし、一般的なクレンジングオイルのように界面活性剤が入っているわけではないので、すすぎにくいというデメリットも。
クレンジングのあとは、必ず洗顔をして肌に残ったオイルをしっかり流しましょう。
3-3.毛穴ケア
スイートアーモンドオイルは、毛穴ケアにも使えます。
なかでも、小鼻の周りにできやすい角栓毛穴対策にはおすすめ。
まずは、蒸しタオルで毛穴を開かせます。
(蒸しタオルは電子レンジで簡単に作ることができます。作り方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね→
続いて、スイートアーモンドオイルで角栓が気になる部分をくるくる。
その後、再度蒸しタオルでオイルを拭き取ります。
最後に洗顔をして、いつもどおりのスキンケアを終えたら完了です。
ただしオフできるのは、柔らかくて白い角栓。
黒ずんでいる角栓は、すでに酸化して硬くなっているのでスイートアーモンドオイルだけでは完全に取ることはできませんでした。
しつこい毛穴の黒ずみには、酵素洗顔など専用のアイテムをおすすめします。
4. アーモンドオイルを使ったヘアケア
スイートアーモンドオイルは、次のようにヘアケアにも使うことができます。
4-1.頭皮マッサージ
スイートアーモンドオイルは、頭皮マッサージにも使えます♪
血流を促進してくれるビタミンEが豊富なので、健やかな髪を育てる効果が期待できますよ。
頭がスッキリするので、リフレッシュしたいときに行ってみてはいかがでしょうか。
まず、500円玉大のオイルを手に取ります。
オイルを頭皮になじませながら、指のはらを地肌につけて、頭皮を動かすイメージでマッサージしていきます。
指の位置を少しずつずらして、頭全体をマッサージしましょう。
4-2.アウトバストリートメント
シャンプー後に塗布すれば、アウトバストリートメントに♪
ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。
仕上がりがペタッとならないように、毛先の傷んでいる部分に、少量のオイルを揉みこむようになじませましょう。
4-3.スタイリングの仕上げに
スイートアーモンドオイルは、スタイリングの仕上げにも使えます。
パサついた毛先に塗布すると品よくまとまってくれますよ♪
ただし頭頂部に塗るとぺたんとしてしまうので、毛先のみに使うことをおすすめします。
5. アーモンドオイルを使ったボディケア
スイートアーモンドオイルは、ボディケアにも最適です。
伸びのいいテクスチャーによって、広い面もケアしやすいのでおすすめです。
次のようにいくつかの用途があるので、ご自身に合うものを見つけてみてくださいね。
5-1.マッサージに
伸びがよく、リーズナブルなスイートアーモンドオイルは、マッサージに最適。
少量のオイルでマッサージすると摩擦が起きてしまうので、気兼ねなくたっぷり使えるスイートアーモンドオイルは、私も重宝しています。
老廃物が溜まっていそうな場所や、脂肪が気になる部分などに使ってみてくださいね。
ちなみに私は鎖骨と二の腕のマッサージをよく行っています。
5-2.保湿に
スイートアーモンドオイルは、保湿にも使えます。
ごわごわした肌を柔らかくしてくれますよ♪
- ひじ
- ひざ
- かかと
- 手
- 指
- 爪
など乾燥が気になる部分に使ってみてくださいね。
5-3.ベビーマッサージに
肌にやさしいスイートアーモンドオイルは、ベビーマッサージにも大活躍。
保湿効果だけでなく、赤ちゃんとのスキンシップになり、情緒が安定すると言われています。
胸やおなか、背中などをやさしくマッサージしてあげましょう。
その際、エッセンシャルオイルは使わずに、スイートアーモンドオイルだけでマッサージするようにしてくださいね。
6. アーモンドオイルの注意点
アーモンドオイルには、次のような注意点があります。
ご使用の前にチェックしておきましょう。
6-1.ナッツアレルギーの人は使用しない
ナッツアレルギーの人は、スイートアーモンドオイルでアレルギーを起こす可能性があります。
使用を避けましょう。
6-2.スキンケア用のオイルを使う
スイートアーモンドオイルには、食用とスキンケア用があります。
食用のオイルは思わぬ肌トラブルを招く可能性があるので、スキンケアには必ずスキンケア用のオイルを使いましょう。
6-3.保管に注意する
スイートアーモンドオイルは、比較的酸化しにくいオイルではありますが、それでも保管状態によっては、酸化してしまいます。
酸化したオイルは、肌トラブルを引き起こす原因になるので注意が必要です。
- 使用後はしっかり蓋を閉める
- 直射日光の当たらない冷暗所に保存する
以上の点に注意して使用しましょう。
7.まとめ
今回は、人気の「アーモンドオイル」をピックアップしてきました。
アーモンドオイルは、デリケートな赤ちゃんの肌にも使えるほど肌にやさしく、肌なじみがよいのが特徴。
顔、髪、ボディとあらゆるケアに使える万能オイルです。
ただしナッツアレルギーの人は使えないのでご注意を。
一本あればいろいろなオイル美容を楽しめる、アーモンドオイル。
あなたも毎日のケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。