首のシワがひどい!その5つの原因と年齢別ケアをご紹介

若さのバロメーターといわれる「首のシワ」
顔はキレイなのに、首にシワがあるとぐっと老けた印象を与えてしまいますよね。

43歳の私も、いよいよ首のシワが気になってきました。
半年前のある日、テレビに出ている石原さとみさんの首があまりにも美しく、ふと自分の首を鏡で見てみてみたら、首に小さなイボがいくつかできているのを発見!
さらに、30代まではあまり気にならなかった首のシワが、くっきり刻まれていることに気がついたんです!

そういえば、「首をボディの一部」と思って雑に扱っていたなぁ、と反省。
それからは、首は顔と同じくらいしっかりケアするようにしました。
石原さとみさんとは程遠いものの、首のシワが目立ちにくくなりましたよ♪

今回は、そんな「首のシワに特化したケア」について解説。

  • 首のシワはなぜできるの?
  • 首のシワはいつごろからできる?
  • 首のシワを予防するにはどうしたらいい?
  • できてしまった首のシワ、目立たなくさせるには?
  • 年齢別の首のケアが知りたい!

このように思っているあなた、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

1.首のシワの種類

首のシワの種類

首のシワには大きく分けて次の2つがあります。まずは、それぞれの特徴について把握しておきましょう。

1-1.横ジワ

すべての人についているのが「横ジワ」。

これは、首を動かす動作によってできてしまうので、シワの深さや数の違いはありますが、誰にでもついています。

こちらは3歳の子供の首。

横ジワ

よく見ると、うっすらついていますよね。

このような横ジワは、加齢などあらゆる原因によって増えて、深くなります。

それは、日常のちょっとしたクセが原因になることも。

のちほど詳しく解説するので、ご自身のクセが当てはまるかチェックしてみてくださいね。

1-2.縦ジワ

そして、さらに年齢を感じさせてしまうのが「縦ジワ」。

これは若い頃はあまりついていませんが、皮膚や筋肉の衰えなどが原因で、徐々に目立ってきます。

縦ジワがあると一気に老けた印象を与えてしまうのも事実。
できるだけ縦ジワができないようにするためには、日頃のスキンケアも大切です。

2.首のシワの原因

首のシワの原因

では、なぜ首のシワができてしまうのか、その原因を詳しくみていきましょう。

2-1.加齢

首のシワができる原因のひとつは「加齢」。

年齢が進むにつれ、皮膚の弾力を司るコラーゲンやエラスチンが変形、減少します。すると肌がたるんで、皮膚が寄ることでシワができてしまいます。

2-2.紫外線

紫外線も首のシワをもたらす大きな原因。
首も顔と同様、外にさらされている時間が長いため、紫外線の影響を受けやすい部分です。

紫外線といえば、肌を黒くしたり、シミを作るような肌トラブルが思い浮かびますよね。
実は「シワ」も紫外線の影響のひとつです。

紫外線は、次の3種類に分類されます。

  • UV-A
  • UV-B
  • UV-C

炎症を起こしたり、肌を黒くさせる、いわゆる「日焼け」を起こすのはUV-B。
シミの原因にもなり、主に7~8月に多く降り注ぎます。

一方で、シワの原因になるのがUV-A。
波長が長く、真皮層まで到達してハリや弾力を司るコラーゲンやエラスチンを変形させてしまうのです。

UV-Aが多く降り注ぐのは、4~9月と比較的長い期間。
雲を通過するので、曇りの日もケアが必要です。

さらに窓ガラスも通過してしまうため、屋内にいても窓際にいるとUV-Aを浴びてしまうことも。

UV-Bのように肌が黒くなったりヒリヒリするなど、わかりやすい肌ダメージがないため、油断してしまいがちですが、日常生活で浴びやすいのです。

首のシワを作らせないためには、このUV-Aを意識した紫外線ケアが大切となります。

2-3.乾燥

肌の乾燥も首のシワの原因になります。

首には汗腺が多く、乾燥に気がつきにくいのですが、実は皮膚が薄いので乾燥しやすいパーツです。

さらに汗が蒸発する際に水分も一緒に奪われるので、さらに乾燥が進んでしまうこともあります。

乾燥が続くと、角質層の水分が蒸発して、細かいいわゆる「ちりめんジワ」ができてしまいます。
浅いシワなので、通常の化粧品による保湿である程度目立たなくさせることはできますが、そのまま放置しつづけると深いシワに繋がることも。

顔と同様、首もしっかり保湿をして、うるおいをキープしておくことが大切です。

2-4.枕の高さが合っていない

枕の高さが合っていないことも、首のシワの原因になります。

とくに高すぎる枕は要注意。

枕が高すぎると、顎と首が近づいて、うつむいた状態に。
これにより、首の前方に折ジワがついてしまいます。

これでは毎日6~8時間、折りジワをつけているようなもの。もちろん寝返りもするのでずっと同じ体勢で寝ているわけではありませんが、少なくとも数時間は折ジワを刻んでいることになります。

他の部分は若々しいのに、首のシワだけが目立つという方は、枕の高さもチェックしてみてくださいね。

2-5.姿勢が悪い

姿勢の悪さも、首のシワの原因になります。

とくに、パソコンやスマートフォンを使うときの姿勢は注意したいポイント。

姿勢が悪い

うつむいた状態

イラストのようにうつむいた状態でパソコンやスマートフォンの画面をみると、顎と首が近づいた状態になります。

これによりできてしまうのが、首の折ジワ。

デスクワークの方は、1日7~8時間ほどパソコンを使用します。
さらに2021年のスマートフォンユーザーの利用時間の平均は、1日あたり3時間46分とのこと。

個人差はあると思いますが、これだけの長い時間、うつむいた状態で画面を見ていたら、首の折ジワもくっきりしてしまいますよね。

のちほど、パソコンやスマートフォンを使用する際の正しい姿勢をご紹介しますので、ぜひ参考になさってくださいね。

3.【20~30代向け】首のシワの予防

首のシワの予防
それでは、できるだけ首のシワが目立たないようにするには、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。年齢別に解説していきたいと思います。

首のシワがまだ目立っていない20~30代は、「予防」に力を入れましょう。
今は目に見えませんが、この地道なケアをすることで40代以降に差が出てきます。
以下のポイントを参考に、首のシワを予防してみてくださいね。

2-1.紫外線ケア

まず徹底したいのが、紫外線ケア。
顔に紫外線が当たるのは気にしても、首まで意識していない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

顔よりも、化粧をしていない首は、意外にも多く紫外線にさらされているのです。

先述したように、シワの原因となるのはUV-A。

UV-Aは4~9月と、長い期間降り注いでいます。
そのため、年間を通して日焼け止めを首にも塗るようにしましょう。

UV-Aは曇も窓ガラスも通過するので、曇りの日や屋内にいる日も日焼け止めは必須。

さらに、紫外線が強くなる時期は、

  • ストールを巻く
  • タートルネックの服を着る
  • つばの広い帽子をかぶる
  • 日傘を差す

などをプラスして、首を紫外線から徹底的に守ってあげてくださいね。

2-2.清潔に保つ

首を清潔に保っておくことも大切です

首は皮膚が薄くキメが細かいので、角質が溜まりやすい部分でもあります。
清潔に保ち、肌のターンオーバーが正常に行われるようにしていきましょう。

朝は洗顔の際に、首も一緒に洗います。

夜も、ボディと一緒にゴシゴシ洗うのではなく、首全体を上から下に向かって、泡でやさしく洗いましょう。
(ボディソープでもOKですが、私は刺激が少ない洗顔料を使っています。)

垢が溜まっている部分は、その後のスキンケア製品も浸透しません。
とくにシワの溝に汚れが溜まりやすいので、意識的に洗ってあげてくださいね。

洗いながら、リンパを流すように軽くマッサージするのもおすすめ。
のちほど、マッサージのポイントをご紹介するので併せて参考にしてみてくださいね。

2-3.保湿

清潔にしたあとは、しっかり保湿して乾燥を防いでいきましょう。

やり方は、とても簡単。
普段お使いの化粧品を、首まで伸ばせばOK!
化粧水や乳液、クリームを、顔だけではなく一緒に首まで塗り広げます。

特別なネッククリームなどがなくても、まずは、普段お使いの化粧品でしっかりケアしてあげてください。

塗り方は、顔と同様、やさしくプレスするように。
前、横、うしろと両手のひらで包み込むように、首全体を保湿します。
前側は少し顎を上げてシワが伸びた状態で塗るとGood。

ちなみに私はフェイスパックを使ったあと、半分に折って3分程度首に乗せています♪
余裕があれば首のうしろ側にも。

保湿

短い時間でも首全体がしっとりして、パックも最大限に活用できて一石二鳥です。

2-3.枕の高さを調整する

首のシワが気になる方は、枕の高さも見直してみましょう。

私は、高すぎる枕を使っていたので、低い枕を購入しました。
(楽天やAmazonで「枕 低め」などと検索するとたくさんでてきますよ♪)

枕の高さを調整する

なんと5cmの薄さ!

以前使っていたものと比べるとこんなに差があります。

以前使っていたものと比べる

でも私は首が短いので、これくらいでちょうどよく、肩こりも楽になりました。

ただ最近では使いすぎてより薄くなってしまったため、最近ではこんな風にタオルをプラスして調整しています。

タオルをプラス

まくらを調節すると、首のシワはもちろん、首こりや肩こりにも効果があるので、ぜひ試してみてくださいね。

2-4.パソコンやスマホを見るときの姿勢に気をつける

パソコンやスマートフォンを見ているときの姿勢も意識しましょう。

・パソコンの姿勢

パソコンの姿勢

イラストのように、下向きにならずに画面を見られるような状態を作りましょう。
ノートパソコンで高さの調整が難しい場合は、お使いのテーブルや椅子でうまく調整してみてくださいね。

また、ブラインドタッチができるようにしておくことも一手。
文字を打つたびに、下を向いてキーボードを見るたびに、折ジワができてしまいます。

ブラインドタッチ、または目線だけでキーボードをチラッと見て作業ができるとよいでしょう。

・スマートフォンの姿勢

スマートフォンの姿勢

スマートフォンを使うときの姿勢も要注意。

イラストの左側のように、首がまっすぐになるように、スマートフォンを高めに持って使いましょう。

これは今問題視されている「ストレートネック」の予防にもなります。

私もこの姿勢を意識するようになって、首コリが軽減されました。
ぜひ意識してみてくださいね。

3. 【40代以上】首のシワを目立たなくさせるケア

首のシワを目立たなくさせるケア

40代にさしかかると、徐々に首のシワも目立ち始めてきます。
先述した首のシワの予防に加えて、次のような積極的なケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。

3-1.リンパマッサージ

まずおすすめしたいのが、リンパマッサージ。

とくに長時間同じ姿勢でいる方は、リンパも滞りやすくなっています。
リンパが滞ると、たるみやむくみが起きて、太く縮んだ首に。

首周りにあるリンパを流すことで、老廃物や余分な水分が流れ、新陳代謝が促されます。
血行もよくなるので、細胞に必要な栄養もスムーズに届くように。
こまめにリンパマッサージを行い、シワの無いすっきりした首元を目指しましょう。

【リンパマッサージのやり方】

リンパマッサージ

  1. 左の図のように耳の下から鎖骨に向かって、やさしく押し流します
  2. 中央の図のように人差し指と中指で鎖骨を挟むようにして、やさしくさすります
  3. 鎖骨から脇の下に流します

マッサージをする際は、滑りをよくするために、オイルなどを使うようにしてください。
摩擦が起こると、角層細胞が水分を保持しにくい状態になり、肌が乾燥して小ジワに繋がります。

ちなみに私は、ブースターで使用しているヒト型セラミド入りのピュアセラ美容オイルで、ついでに首のマッサージをしています。

ピュアセラ美容オイル

ヒト型セラミドは、ヒトの体内に存在するセラミドとほぼ同じ構造をしているセラミド。
保湿力が高く乾燥を防いでくれるので、小じわケアにもうれしい効果をもたらしてくれます。

3-2.ストレッチ

ついてしまった首のシワにはストレッチも有効。
こまめに折ジワを伸ばして、目立たなくさせましょう。

・首の前側のストレッチ

首の前側のストレッチ
まずご紹介するのが、首の前側のストレッチです。

  1. 図のように、両手をクロスして鎖骨のあたりに置きます。
  2. 上を向いて30秒キープします。その際、息は止めずにリラックスしながら呼吸を続けましょう。

・首の側面のストレッチ

首の側面のストレッチ

  1. 図のように、左の手のひらを右の鎖骨付近にセットします。
  2. 斜め上を向くように、左側に頭をかしげて、30秒キープします。その際、息は止めずにリラックスしながら呼吸を続けましょう。

同様に、右側も行います。

3-3.ネッククリーム

首のシワが気になる方は、毎日のお手入れにネッククリームを取り入れるのもよいでしょう。

つい後回しになりがちな首のケアですが、首専用の化粧品に投資することで、意識的にケアできそうです。

ベタつきが少なく朝も使いやすいクリームや、デコルテやバストまで一緒にケアできるクリームなど、いろいろなクリームが発売されています。

ネッククリームをつけながら、3-1でご紹介したリンパマッサージをしてもOK。
好きなテクスチャーや香りの製品をみつけて、投資してみてはいかがでしょうか。

6.まとめ

今回は、年齢のバロメーターといわれる「首のシワ」について解説してきました。

首のシワは、加齢はもちろん、紫外線、乾燥、枕の高さ、姿勢の悪さなど、さまざまな原因が引き起こします。

まだまだ首のシワが目立ちにくい20~30代は、紫外線ケア、保湿、枕の調整、姿勢改善などで、予防していきましょう。

首のシワが目立ち始める40代以降は積極的なケアが功を奏します。
マッサージ、ストレッチ、ネッククリームへの投資など、ご自身に合うケアを見つけてみてくださいね。

若々しさの宿る美しい首元を目指して、一緒にケアしていきましょう♪

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