ナイアシンアミドとレチノールの相乗効果がすごい!?46歳の目元で試してみた
40代半ばを過ぎたあたりから、かなり深刻になってきた目元のしわ。
思いっきり笑っている写真を見たら、目の周りがしわくちゃで、悲しくなりました。
「目尻のしわは幸せの象徴」なんていうけれど、やっぱりハリのある目元を取り戻したいのが本音です。
最近は美容医療も身近になって来たけれど、なかなか勇気が出ないまま、悩みつづけて現在46歳。
あるアイクリームに出会いました。
それは、ナイアシンアミドとレチノールが配合されている目元専用化粧品。
ナイアシンアミドとレチノールは、近年しわ改善効果が認められた成分。
さまざまな化粧品メーカーが、しのぎを削って配合化粧品を発売しているのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
そんな2つの注目成分ですが、併用による相乗効果がすごいそうなんです!
今回は、ナイアシンアミドとレチノールの相乗効果について解説。
併せて、私が最近愛用している、ナイアシンアミドとレチノール配合のアイクリームについて、詳しくレポートしていきます。
目元のエイジングケアに興味がある方は、ぜひ参考になさってくださいね!

1.ナイアシンアミドとレチノールの概要

ナイアシンアミドとレチノールの概要
まずは、ナイアシンアミドとレチノールは一体どのような成分なのか、解説していきます。

1-1.ナイアシンアミドとは

ナイアシンアミドとはビタミンB3の一種。
水溶性の成分であり、化粧水や美容液などのみずみずしいアイテムにも配合されています。
美白としわ改善を同時に実現してくれる成分として、大人気。最近では、プチプラ化粧品にも多用されています。
主に、次のような効果が期待されます。

・しわ改善

ナイアシンアミドの注目すべき効果のひとつとして、まず挙げられるのが、しわ改善効果。
ナイアシンアミドには、真皮層に働きかけて、コラーゲンの生成を促す効果があります。
コラーゲンは、加齢や紫外線などによって減少。
ハリや弾力を失って、しわやたるみの原因となります。

・美白

ナイアシンアミドは、美白効果も認められています。
皮膚は、紫外線などの刺激を受けると、メラノサイトとよばれる細胞でメラニンを生成。
ナイアシンアミドは、このメラニンの受け渡しを抑制することで、シミを予防します。

・バリア機能の向上

またナイアシンアミドは、セラミドを増やして肌のバリア機能を高める効果もあります。
セラミドは、もともと私たちの肌に備わっている成分。
肌のバリア機能の要として、次のような働きをしています。
  • 外界からの異物の侵入や攻撃から体を守る
  • 体内から水分が蒸散するのを防ぐ
ナイアシンアミドは、このセラミドを増やすことで、刺激に負けない肌に導いてくれるのです。

1-2.レチノール

レチノールとは、ビタミンAの一種。
脂溶性で、油分の多いクリームに配合されることが多いのが特徴です。
しみ、しわ、ニキビ、くすみなど、あらゆる肌トラブルにアプローチしてくれるのが最大の魅力です。
具体的には、次のような効果があります。

・しわ改善効果

レチノールは、しわ改善効果が認められている成分。
真皮にあるコラーゲンやエラスチンの働きを活性化することで、肌にハリと弾力をもたらして、しわを改善します。

・シミ、くすみの改善

レチノールは、シミやくすみの改善にも効果的。
表皮の角質層の代謝を促進して、ターンオーバーを正常化します。
不要な角質や、メラニンを含んだ細胞がスムーズに排出されることで、シミやくすみを予防・改善。透明感のある明るい肌に導いてくれます。

2.あまり効果を感じられなかったレチノール化粧品

あまり効果を感じられなかったレチノール化粧品
そんな魅力的なナイアシンアミドとレチノール。
実は、過去にレチノールの化粧品をいくつか使ってみたことがあります。
美容液、オイル、アイクリームなど、国内の人気メーカーのものから、韓国コスメまで、いろいろなタイプを試してきました。
しかし、どれも期待していたしわ改善効果は得られなかったのです。
厚生労働省にも効果を認められているレチノールですが、どうやらすべての商品に効果を感じられるというわけではなさそう……。
そうこうしているうちに、目元のしわは深刻になっていくばかり。
目尻のしわはもちろん、まぶたや目の下のたるみも気になり始めてきて、本当に美容医療にトライしようか悩んでいました。

3.【新常識】レチノールはナイアシンアミドと併用せよ!

レチノールはナイアシンアミドと併用せよ
とはいえ、勇気が出ず、美容医療には踏み出せない日々。
どうにかしてハリのある目元を手に入れたくて、プチプラの製品から高級デパコスまで、いろいろなレチノール配合のアイクリームを試していました。
そんな中見つけたのが、ナイアシンアミドとレチノールが両方配合されたアイクリーム。
これまで、レチノールだけのアイクリームは試してきましたが、ナイアシンアミドも一緒に配合されているアイクリームは初めてです。
これが大当たり!レチノール製品にありがちな副反応も全く起こらず、目元のうるおいやハリを感じることができたんです。
どうやらナイアシンアミドとレチノールの相乗効果は、化粧品業界でも注目されている新常識のようです。
どんな効果があるのか、リサーチしてみました。

3-1.表皮と真皮にアプローチできる

ナイアシンアミドとレチノールの相乗効果として、まず挙げられるのが、「表皮と真皮の両方にアプローチできる」という点。
肌の構造は次のようになっています。
肌の構造
一番外側が表皮。その次に真皮があります。
真皮には、肌のハリや弾力を司るコラーゲンやエラスチンが存在します。
ナイアシンアミドがアプローチするのは、真皮。
真皮にあるコラーゲンの生成を促進することで、ハリのあるなめらかな肌を保ち、しわを改善します。
そして、レチノールは、表皮にあるヒアルロン酸の生成を促進。
ヒアルロン酸は多くの水分を保持できる成分ですので、ふっくら柔らかい肌になることで、しわを改善します。
このように、ナイアシンアミドとレチノールはそれぞれ違う箇所にアプローチしてくれるため、より高いしわ改善効果が期待できるのです。

3-2.レチノールの生産をナイアシンアミドが活性化

また、レチノールの生産をナイアシンアミドが活性化してくれるという効果もあります。
レチノール成分は、肌内で「レチノール→レチナール→レチノイン酸」へ変換されるのが特徴。
この変換は、「レチノールデヒドロゲナーゼ」という脱水素酵素により行われます。
レチノールデヒドロゲナーゼは、ナイアシンアミドがあることで、酵素としての作用をより活性化。レチノールの効果がより高く得られるようになるのです。
「だったら、いきなりレチノイン酸を塗布すればいいのでは?」と思われがちですが、それは危険。
そのままレチノイン酸を肌に塗布すると、刺激が強く、赤みや皮むけを引き起こすレチノイド反応が出やすくなってしまいます。
肌を安全に守りながら、より高い効果を引き出すには、ナイアシンアミドとレチノールを併用するのがよいと言えるでしょう。

3-3.刺激が軽減されて、敏感肌にも使いやすい

そして何より私が実感したのが、こちら。
ナイアシンアミドとレチノールを併用することで、レチノールの刺激が軽減されるという点。
レチノールには角質層のターンオーバー(細胞が生まれ変わるサイクル)を促進する効果があります。
しかし肌が乾燥しているときや敏感になっているときは、ターンオーバーが早くなりすぎることも。
すると角質層の天然保湿因子(NMF)やセラミドなどの細胞間脂質が減ってしまい、バリア機能が低下。刺激を感じやすくなってしまうのです。
そこで活躍するのがナイアシンアミド。
先述したように、ナイアシンアミドは、バリア機能をサポートする作用があります。
また、炎症を抑制する作用もあるので、レチノールによる刺激が和らげることができるのです。
有効成分がレチノールのみのアイクリームでは刺激を感じ感じてしまった私の肌ですが、ナイアシンアミドとレチノールの両者が配合されているアイクリームが問題なく使えたのは、このような原因があるからと考えます。

4.ナイアシンアミドとレチノールが配合された『リペアアイクリーム』

リペアアイクリーム
今回、私が出会ったそのアイクリームとは、『リペアアイクリーム』。
ピュアセラというメーカーから新発売されたアイクリームで、こちらの美容オイルがかなりよかったので、アイクリームも試してみることにしました。

4-1.4種のレチノールとバクチオール

4種のレチノールとバクチオール
レチノールと言ってもいろいろな種類がありますが、『リペアアイクリーム』には、なんと4種類ものレチノールが配合されています。
なかでもピュアレチノールは、セラミド膜でナノリポソーム化。
刺激を感じやすいレチノールが、マイルドに肌に届くように設計されています。
さらに、次世代レチノールと呼ばれるバクチオールも配合。
最先端の注目成分の恩恵を受けられるのも魅力です。

4-2.高配合されたナイアシンアミド

高配合されたナイアシンアミド
ナイアシンアミド配合の化粧品はたくさんありますが、『リペアアイクリーム』はナイアシンアミドが10%というかなりの高配合。
医薬部外品として承認されるナイアシンアミドの配合濃度は、製品の種類や用途によって異なりますが、一般的には5%以下が推奨されています。
それを大きく上回る10%であるため、化粧品として分類されているようです。
ユーザーとしては、有効成分がより多く配合されている方がうれしいですよね。

4-3.4種類のペプチド配合

4種類のペプチド配合
『リペアアイクリーム』は、4種のペプチドも配合されています。
ペプチドは真皮層に働きかけ、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する成分。
レチノールとは違ったアプローチで、ハリのある若々しい肌をサポートします。

5.『リペアアイクリーム』の使用感

『リペアアイクリーム』の使用感
それでは、ここから私の目元を健やかに導いてくれた『リペアアイクリーム』の使用感をレポしていきたいと思います。
プッシュ式
プッシュ式で、こっくりとしたテクスチャーのクリームが適量出てきます。
ちなみに、1プッシュは米粒よりも大きめのこれくらい。
香りはとくにないので、香りに敏感な方でも問題なく使えそうです。
1プッシュは米粒よりも大きめ
伸びはよく、1プッシュで両目の広い範囲を十分保湿できます。
個人的に、重いテクスチャーのアイクリームって、伸びが悪いし、髪の毛がくっついちゃったりして苦手なのですが、これはスムーズに塗れて好みのテクスチャーでした。
塗った直後はしっとりしますが、べたつきはそこまで強くありません。
朝のメイク前に塗っても、とくに邪魔にならない感じです。
(ただし、レチノールは紫外線の影響を受けやすいため、朝のお手入れで使用したあとは、必ず日焼け止めを塗りましょう)
べたつきはそこまで強くありません
そして、気になる刺激ですが、全く感じません。
時間が経ったらピリピリするかな~と慎重に観察してみたのですが、とくに何も起こりませんでした。
3日続けて使用しましたが、赤みや皮むけが起こらず、しっかり保湿できている感じでした。

6. 『リペアアイクリーム』を1本使い切った感想

『リペアアイクリーム』を1本使い切った感想
そして、現在『リペアアイクリーム』を1本使い切ったところ。
気になるしわ改善効果ですが、小じわが目立たなくなって、以前よりハリがでている感じがします♪
とくに感じるのは朝と夕方。
私は乾燥肌で、皮膚が薄く、いつも目の周りがカサカサしてしまうのですが、『リペアアイクリーム』をしっかり塗ってあげると、翌朝もしっとり。
また、ファンデーションやコンシーラーがしわに入り込んでヨレてしまっていたのですが、これを朝に塗っておくと、うるおいもキープされて夕方崩れにくい気がします。
今は、朝1プッシュで両目の周りをケア、夜は贅沢に2プッシュを使っています。
これからの本格的な冬に突入するので、毎晩しっかり塗り込んで、うるうるの目元をキープしたいと思っています。

7.ほうれい線や額のしわにも

ほうれい線や額のしわにも
『リペアアイクリーム』は、ほうれい線や額のしわなど、目の周り以外のしわにも使えるとのこと。
目元のしわに悩む世代って、ほうれい線や額のしわも、同じように気になっていますよね。
目の周りに塗って余ったクリームは、ほうれい線や額のしわに塗れるので、総合的なエイジングケアをしたい私には、かなりうれしいポイントです。

8.まとめ

目元に自信
今回は、私が頼もしいアイクリームに出会ったお話を書かせていただきました。
目元に自信が生まれてからは、思いっきり笑えるようになった気がします。
美容医療に手を出せないでいた私ですが、しばらくこのアイクリームで粘ってみるつもり。
同じように目元のエイジングにお悩みの方、レチノールの刺激が苦手な方なども、ぜひナイアシンアミドとレチノール、両方配合されているアイクリームを見つけてみてくださいね!
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