ハトムギ化粧水はニキビに効果がある?悪化したときの対処法や合う肌質などを解説
コスパ抜群のハトムギ化粧水。
プチプラ化粧水のなかでも、高い人気がありますよね。
さっぱりしたテクスチャーのハトムギ化粧水ですが、「ニキビが悪化した」、「肌荒れした」というネガティブな口コミもあるようです。
実際、ハトムギ化粧水とニキビは、どのような関係があるのでしょうか。
そこで今回は、ハトムギ化粧水に関するニキビへの影響を徹底解説。
ニキビに影響を与える成分や、ニキビが悪化してしまった時の対処法などを紹介していきます。
ハトムギ化粧水とニキビの関係を知りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

1.ハトムギ化粧水でニキビ・肌荒れするのは本当?

.ハトムギ化粧水でニキビ・肌荒れするのは本当?
実際、ハトムギ化粧水でニキビや肌荒れをした人がいるのか、アットコスメやSNSをチェックしてみました。

1-1.Xに寄せられた口コミ

Xには、次のような口コミが見られました。

1-2.アットコスメの要約

人気ハトムギ化粧水に関して、アットコスメには次のような口コミもありました。要約してお伝えします。
  • ニキビができた
  • ヒリヒリする
  • 肌に沁みた
  • 肌が赤くなった
  • くしゃみが止まらなくなった

2.ハトムギ化粧水でニキビや肌荒れを起こす人がいるのはなぜ?

ハトムギ化粧水でニキビや肌荒れを起こす人がいるのはなぜ?
なぜハトムギ化粧水でニキビや肌荒れを起こす人がいるのでしょうか。
どのような人が、ハトムギ化粧水が合わないのか、影響を与える成分があるかなど、具体的にチェックしてみましょう。
今回、次の3つの人気ハトムギ化粧水の成分に注目してみました。
  • ナチュリエ ハトムギ化粧水
  • セザンヌ スキンコンディショナー
  • パエンナ ハトムギ美容水inビタミンC誘導体

2-1.イネ科のアレルギーがある人

イネ科のアレルギー
まず注意したいのが、イネ科の植物にアレルギーがある人。
いずれのハトムギ化粧水にも、ハトムギエキスが配合されています。
そのアレルギー反応によって、肌が荒れてしまう可能性があるので注意しましょう。

2-2.乾燥肌の人

また乾燥肌の人の中には、ハトムギ化粧水が合わない人がいます。
その原因は、保湿不足。
ハトムギ化粧水は、保湿化粧水ですが、比較的さっぱりしたテクスチャーで、強い乾燥を感じている人には、物足りなく感じることも。
保湿不足により肌が乾燥すると、内部を守ろうと過剰な皮脂分泌が引き起こされ、それが毛穴に詰まりニキビにつながることがあります。
乾燥肌の方は、保湿が足りているか、今一度チェックし、不足していると感じる場合は、他の化粧水に切り替えるか、他のアイテムをプラスして保湿力を補うなどしましょう。
ちなみに乾燥肌かつ年齢肌の私は、ハトムギ化粧水を使う際、保湿力の高いセラミド配合のブースターと組み合わせて、うるおいを保っています♪
乾燥肌の人

2-3.敏感肌の人

敏感肌の人も、ハトムギ化粧水によってニキビや肌荒れを起こすことがあります。
考えられる成分は、次に上げる防腐剤。
防腐剤
  • メチルパラベン
  • プロピルパラベン
  • フェノキシエタノール
製品を長く安定的に保つために有益に働く成分ですが、一部の人々に皮膚刺激を引き起こす可能性があります。
とくに敏感肌の人はバリア機能が弱まっているため、刺激を感じやすい可能性が。
肌が敏感に傾いているときは、新しい化粧水を試すなどせず、肌に合うやさしい化粧水をつかうようにしましょう。

2-4.グリセリンが合わない人

グリセリン
またハトムギ化粧水に配合されているグリセリンも、場合によってはニキビや肌荒れを誘発する可能性があります。
グリセリンは一般的な保湿剤ですが、人によっては刺激になることも。
また、過剰な量のグリセリンを使用すると、毛穴を詰まらせ、ニキビの原因になることがあります。
これにより、ニキビや肌荒れにつながることもあります。
グリセリンを配合していないハトムギ化粧水もあるので、合わない人はそのような製品を選ぶようにしましょう。

3.製品選びや使い方のポイント

製品選びや使い方のポイン
では逆に、ハトムギ化粧水が向いている人はどのような人なのでしょうか。

3-1.ニキビがある人は、グリセリンフリーのものを

すでにニキビがある人はグリセリンフリーのものを選ぶようにしましょう。
グリセリンが必ずしもニキビを誘発するとは言い切れませんが、使用量や肌の状態によっては 毛穴を詰まらせて、ニキビが悪化する可能性があります。
グリセリンフリーのさっぱりしたテクスチャー製品を、セレクトしてみてくださいね。

3-2.敏感肌の方は、低刺激性の製品を

敏感肌の方は、できるだけ低刺激性の製品を選びましょう。
香料や着色料、アルコール、合成界面活性剤などは、バリア機能が弱まった肌に刺激を与える可能性があります。
これらの成分が含まれていない製品を選ぶことで、肌への負担を軽減できます。

3-3.パッチテストを行う

使用する前に、パッチテストを行うことも大切。
とくにアレルギーがある方や敏感肌の方はパッチテストをして、赤くなったり刺激を感じた場合は、使用を中止しましょう。

3-4.やさしく塗布する

ハトムギ化粧水を使う際、やさしく塗布することも大切。
コットンに浸して強くパッティングしたり、ゴシゴシ塗布すると、摩擦が起きてしまいます。
摩擦によって皮脂の過剰分泌や角質層の損傷が促進されると、炎症が引き起こされる可能性が高まります。
コットンでも手でもどちらでもかまいませんが、摩擦を起こさないようにやさしく塗布しましょう。

3-5.清潔な手で

ハトムギ化粧水を手でつける場合は、清潔な手で行いましょう。
手には多くの雑菌が付着しています。
とくにニキビがすでにできている場合は、手の雑菌が入り込んでしまうことがあるので注意が必要です。

3-6.推奨の量を守る

ハトムギ化粧水を使う際、推奨の量を守るようにしましょう。
使用量が少なすぎる場合と多すぎる場合、それぞれ次のようなリスクがあります。

・使用量が少なすぎる

保湿不足に陥り、肌が乾燥。その乾燥を防ごうと、肌が過剰な皮脂分泌を引き起こし、毛穴を詰まらせニキビにつながる恐れがあります。

・使用量が多すぎる

使用量が多すぎると肌が過剰に保湿されて、皮脂分泌が過剰に抑制される可能性も。これによって、皮脂のバランスが崩れ、皮脂が詰まりやすくなり、ニキビの原因となります。
メーカー推奨の適量を使い、水分と油分のバランスの整った肌を目指すことが、ニキビの予防・改善につながります。

4.ハトムギ化粧水でニキビができてしまった時の対処法

ハトムギ化粧水でニキビができてしまった時の対処法
ハトムギ化粧水によって、ニキビや肌荒れを起こしてしまった場合は、次のように対処しましょう。

4-1.使用を中止する

まずは、ニキビや肌荒れの原因となったハトムギ化粧水の、使用を中止することが大切。
ハトムギ化粧水は大容量のものが多いので、つい「もったいないな」と感じて使い続けたくなりますが、ニキビや肌荒れを悪化させる可能性があります。
速やか使用を中止して、体に塗っても問題がない場合は、ボディ用の保湿剤として使うとよいでしょう。
ハトムギ化粧水は、サラサラのテクスチャーのものが多いので、スプレーボトルに詰め替えることも可能。背中の保湿もしやすいですよ。

4-2.スキンケアの見直し

ハトムギ化粧水でニキビができたときは、スキンケア全体を見直すことも大切。

・洗顔

ニキビケアには、洗顔は欠かせません。
1日2回、丁寧な洗顔を行いましょう。
その際、気をつけたいのが摩擦。
しっかり泡立てて、指と肌が直接触れないようにモフモフと優しく押し洗いするように洗います。
皮脂が多い方や、ニキビができやすい方は、毛穴に詰まった皮脂や角質をスムーズにオフできる、酵素洗顔料がおすすめです。

・保湿

化粧水や美容液で終わりにしてしまうのはNG。
水分が蒸発して肌は乾燥してしまいます。
スキンケアの最後には、乳液やクリームで蓋をしましょう。
ニキビができやすいオイリー肌の方も、しっかり保湿をすることで、過剰な皮脂分泌を防ぎます。さっぱりした乳液を使うなどして、肌に合った製品で入念に保湿してくださいね。

・UVケア

紫外線は、肌を乾燥させてニキビや肌荒れの原因となります。
夏以外の季節も紫外線は降り注いでいるので、朝のスキンケアの最後には必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。
すでにできてしまったニキビも、紫外線を浴びることで悪化する可能性も。
肌にやさしい日焼け止めを塗布して、紫外線による刺激から守りましょう。

4-3.皮膚科を受診

ハトムギ化粧水によってニキビや肌荒れが治らない場合は、皮膚科を受診しましょう。
適切な処置をすることで、悪化を防ぐことができます。
その際、ニキビや肌荒れの原因となったハトムギ化粧水を持っていて状況を説明するとよいでしょう。

4-4.ニキビ治療薬を使う

軽度なニキビであれば、ニキビ治療薬を取り入れるという方法も。
ニキビ治療薬は、ニキビの原因菌を殺菌したり、炎症を鎮める効果が期待できます。
皮脂分泌の盛んな思春期の方には、余分な皮脂を吸着する効果がある成分が配合された治療薬が有効です。
ニキビの治療薬については、こちらの記事にて解説しておりますので、気になる方は、チェックしてみてくださいね。
急にニキビが増えるときの原因は?突然大量発生したときの対処法を紹介

4-5.ニキビを隠すメイク

軽度なニキビであれば、メイクで隠すことも可能。
コンシーラーやファンデーションで上手くカモフラージュすることができます。
こちらの記事にて、具体的な隠し方を解説しておりますので、併せてご覧くださいね。

5.まとめ

今回は、ハトムギ化粧水がニキビや肌荒れを引き起こすのか、という疑問にクローズアップしてきました。
ハトムギ化粧水は、人によってはアレルギー反応や保湿不足、防腐剤などによる刺激などで、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルにつながることがあります。
万が一、ニキビができてしまった場合は、速やかに使用を中止して、皮膚科を受診するなどして、適切に対処しましょう。
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