ベビーパウダーは顔に塗っちゃだめ?ニキビが悪化する?大人の正しい使い方を伝授
赤ちゃんのあせもやおむつかぶれに使用されるベビーパウダー。
赤ちゃん専用というイメージがありますが、大人がスキンケアとして取り入れることも可能です。
一方で、「ベビーパウダーを顔に塗るのはよくない」「ニキビが悪化する」というネガティブな噂もちらほら。
実際、ベビーパウダーを顔に塗るのはよくないのでしょうか。
今回、そんな疑問にクローズアップ。
ベビーパウダーを大人のスキンケアに取り入れるための方法を詳しく解説していきます。
  • ベビーパウダーは顔に塗ってもいい?
  • ベビーパウダーは肌にどんな効果があるの?
  • ベビーパウダーを顔に塗るのはいつ?
  • 寝る前にベビーパウダーを顔につけるとニキビが治る?
  • ベビーパウダーを顔に塗るとテカリ防止になる?
  • ベビーパウダーの大人の使い方を知りたい
  • ベビーパウダーは毛穴に詰まる?
  • ベビーパウダーは肌荒れしない?
  • ベビーパウダーを顔に塗るのはやめた方がいい?
  • ベビーパウダーは毛穴詰まる?
  • ベビーパウダーはフェイスパウダー代わりになる?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひ参考になさってくださいね。

1.ベビーパウダーとは

ベビーパウダーとは
そもそもベビーパウダーとは一体どのような製品なのでしょうか。
その特徴をチェックしていきましょう。

1-1.赤ちゃんのおむつかぶれなどに使われる粉末状の製品

ベビーパウダーとは、粉末状のスキンケア製品。
吸水性があり、汗をかきやすい赤ちゃんのあせもやおむつかぶれのケアに使用されることが多いため「ベビー」という名がつけられました。

1-2.大人の顔にも使える

「ベビー」という名がついていますが、ベビーパウダーは大人でも使うことができます。
また、赤ちゃんのおしりに使うイメージがあるので、顔には使えないような気もしますが、顔のスキンケアにも使うことが可能です。
後ほど詳しい使い方について解説するので、ぜひ参考になさってくださいね。

1-3.ベビーパウダーの主な成分

ベビーパウダーの主な成分は、タルクとコーンスターチです。

・タルク

タルクとは、天然鉱物のひとつ。
過去にアスベストに汚染されたタルクが使用されたコスメが回収されたこともあり、ネガティブなイメージを持たれる方もいらっしゃいますよね。
しかし、現在日本で販売されている製品は、品質管理が厳重化されており、そのような危険性はないと言われています。
タルクに期待できる効果は、皮膚を乾燥させて、蒸れや摩擦から肌を保護することです。

・コーンスターチ

コンスターチは、とうもろこしから抽出される澱粉(でんぷん)の粉末。
湿気を吸収する効果があり、肌をさらさらにしてくれる成分です。

1-4.ベビーパウダーの形状

ベビーパウダーとひとえに言ってもいくつかの形状があります。
それぞれ一長一短あるので、ライフスタイルに合わせてセレクトしてくださいね。

・粉タイプ

粉タイプは、最もメジャーな形状。
大きめのパフがついており、広範囲に塗布することができます。
ボディに使いやすいといえるでしょう。
ただし、粉が飛びやすいというデメリットがあります。
吸い込んでしまわないように気をつけましょう。

・固形タイプ

固形タイプは、ファンデーションのようにコンパクトに固められている形状。
持ち運びにも便利で、粉が舞いにくいため、化粧直しにぴったりです。
ただ1回に塗布できる量が少ないので、ボディなど広範囲に塗布したいときには不向きだと言えるでしょう。

・シェイカータイプ

シェイカータイプは、ボトルに穴がついている形状。
逆さに振ることで、適量を出すことができます。
パウダーを簡単に手に取ることができ、使いやすいというメリットがあります。
ただし、全てのシェイカータイプにパフがついているわけではないので、パフで塗布したい方は注意しましょう。

1-5.香りつきと無香料

ベビーパウダーは香りつきタイプと無香料タイプがあります。
香りつきは、ラベンダーやローズなど、製品によっていろいろな香りがついています。
香りを楽しみたい方、香りでにおいをカバーしたい方などにおすすめ。
無香料タイプは、香料が使われていない分、敏感肌でも使いやすいというメリットがあります。

2.大人が使うベビーパウダーの効果

大人が使うベビーパウダーの効果
ベビーパウダーを大人が使う場合、どのような効果が期待できるのでしょうか。
掘り下げて見ていきましょう。

2-1.テカリや化粧崩れの防止

ベビーパウダーは、テカリや化粧崩れの防止に使うことができます。
ベビーパウダーを塗布することでさらっとした肌になるので、ベタつきが気になる箇所などを中心に軽く塗布するとよいでしょう。

2-2.ノーファンデの日に

「今日はノーファンデにして肌をお休みさせたい」という日にも、ベビーパウダーは大活躍。
スキンケアのあと、軽くベビーパウダーを乗せることで、すっぴん感を軽減できます。
ただし、日焼け止め効果はないので、ベビーパウダーの前には必ず日焼け止めを塗布してから使うようにしましょう。

2-3.ワキ汗防止

ベビーパウダーは、ワキ汗防止に効果的。
吸湿性があるので、汗による群れを軽減し、ワキ汗を予防してくれます。
夏場など、お風呂の後に汗が引かず、なかなか服を着られないという時も、ベビーパウダーを塗布することでさらりとした肌になり、服を着やすくなりますよ。

2-4.足の蒸れ、臭いの防止

ベビーパウダーは、足の蒸れや臭いが気になる方にもおすすめ。
ベビーパウダーの吸湿性によって足の蒸れを防止。
また、足の湿気を吸収して乾燥させることで、雑菌の繁殖を抑える効果が期待できます。
香りつきのベビーパウダーは、足の臭いをマスクするのにも役立つでしょう。

2-5.摩擦の防止

ベビーパウダーは、肌の摩擦防止にも役立ちます。
パウダーが皮膚表面に均一に広がることで、物理的な摩擦を軽減できるのです。
たとえば、靴との摩擦。
ベビーパウダーを、足回りに塗布することで、靴擦れを軽減することができます。
他にも、近年使う機会が増えたマスクにも効果的。
マスクが当たりやすい場所にベビーパウダーを塗布することで、摩擦を予防することができます。
また吸湿性もあるので、マスク内の群れを予防できるというメリットも。
こちらの記事にて、ベビーパウダーによるマスクの肌荒れ予防について解説しております。
併せてチェックしてみてくださいね。

2-6.襟汚れ防止

ベビーパウダーは襟汚れの防止にも使うことができます。
首周りに少量のパウダーを塗ることで、汗や皮脂を吸収。
これにより、襟元の汚れや黄ばみを軽減してくれます。
黄ばみが目立ちやすい衣服を、清潔に保ちたいときにおすすめです。

2-7.髪のべたつき防止に

ベビーパウダーは、髪のべたつき防止にも大活躍。
べたついてしまった部分に均一に塗布することで、さらさらとした髪に。
オイルやバームをつけすぎてしまった時などに大活躍しますよ。
ただし、つけすぎるとパウダーが目立ってしまうことがあるので気をつけましょう。

3.ベビーパウダーを顔に使う方法

ベビーパウダーを顔に使う方法
それではここから、大人がベビーパウダーを顔に使う際のやり方をご紹介していきます。

3-1.タイミング

ベビーパウダーを顔に塗るタイミングはいくつかあります。

・夜のスキンケアの最後に

まず一つが夜のスキンケアにベビーパウダーを塗る方法。
夜寝る前にベビーパウダーを塗布することで、寝具との摩擦や、湿気から肌を保護してくれます。
スキンケア製品が、寝具についてしまうのが気になる方などにもよいでしょう。
ただし、パウダーが多すぎると、寝具を汚してしまうので気をつけましょう。

・ファンデーションの前に

ベビーパウダーをファンデーションの前に塗布するという方法もあります。
ベビーパウダーを塗布することで皮膚の表面が滑らかになり、ファンデーションの塗りやすさがアップ。
余分な皮脂を吸収して、ファンデーションの持ちを良くしてくれると考えられます。

・メイクの仕上げに

ベビーパウダーを、フェイスパウダー代わりとしてメイクの仕上げに使うのも有効。
余分な皮脂を吸収してくれることで、メイク崩れの予防につながります。
またパウダーを肌表面に均一にのせることによって、なめらかな肌を演出。
マットな肌づくりをしたいときにおすすめです。

3-2.つける場所

ベビーパウダーを顔につける場合、次のような場所があります。

・Tゾーン

皮脂の多いTゾーンは、ベビーパウダーをつける場所として最適。
ブラシで少量を取って、Tゾーンだけ軽く塗布すると、化粧崩れの予防につながります。

・顔全体

メイクの仕上げの時は、顔全体にベビーパウダーを塗ることもあります。
その際、皮脂の多いTゾーンに対して、乾燥しやすい口周りは少なめにするなど量を調整することをおすすめします。

3-3.量

ベビーパウダーを顔につける際、少量から付けるようにしましょう。
つけすぎると、顔が不自然に白くなってしまったり、肌を乾燥させてしまいます。
付けすぎを防止するためには、粉タイプのものよりも固形タイプがおすすめ。
その際、少量の粉をつけたパフでなでるようにするか、ブラシでさっと払うようにつけるとよいでしょう。
粉タイプのものを顔に使う場合は、余分な粉はしっかり落とし、パフについた粉を少量にしてから塗りましょう。

4. ベビーパウダーを顔につける際の注意点

ベビーパウダーを顔につける際の注意点
ベビーパウダーを顔に塗る際、次のようにいくつか注意点もあります。

4-1.乾燥肌の人にはおすすめしない

乾燥肌の人が、顔にベビーパウダーを塗るのはおすすめしません。
ベビーパウダーは吸湿性があるため、肌を乾燥させる作用があります。
乾燥肌の方が使ってしまうと、余計に肌が乾燥してしまうので、使用を控えましょう。
また皮膚は、乾燥しすぎると余計な皮脂分泌を促すことも。
それにより、皮脂を好むアクネ菌が増殖してニキビが引き起こされる可能性もあります。
どうしても使いたい場合は、皮脂の多いTゾーンに少量だけにするなど、塗布する箇所や量を調整するようにしましょう。

4-2.ニキビがあるときは使わない

ベビーパウダーは、ニキビがあるときは使わないようにしましょう。
パウダーが毛穴を塞いで炎症が悪化してしまう可能性が考えられます。
また「寝る前にベビーパウダーを顔につけるとニキビが治る」という情報もあるようですが、ベビーパウダーにニキビ改善効果はありません。
ニキビができてしまったときは、低刺激のスキンケア製品に切り替える、ニキビ治療薬を使う、皮膚科を受診するなど、適切な方法でケアしましょう。

5. まとめ

今回は、ベビーパウダーを大人の顔に塗る方法について解説してきました。
ベビーパウダーは、赤ちゃんのおむつかぶれやあせも予防に使われる粉状の製品。
大人の顔にも使うことができます。
メイク崩れの予防や摩擦の防止、髪のべたつき防止など、さまざまな用途で使うことができます。
ただし、肌を乾燥させたり、ニキビを悪化させる可能性もあるので、使う際には注意が必要です。
今回、正しい使い方と注意点について解説したので、ぜひ参考になさってくださいね。
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