意外と人に見られている「ひじの黒ずみ」。
ふと袖をまくったときにひじが黒ずんでいると、なんだか残念な印象を与えてしまいますよね。
そこで今回は、ひじの黒ずみの原因と対策を徹底解説。
ひじをつるつるにするためのケア方法やケアアイテムをご紹介していきたいと思います。
- ひじの黒ずみはどうしたら治る?
- ひじの黒ずみの原因は?
- ひじの黒ずみの洗い方は?
- ひじの黒ずみをとるアイテムは?
- ニベアはひじの黒ずみに効く?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
1.ひじの黒ずみができるメカニズム
ひじの黒ずみはどのようにして起こるのでしょうか。
そのメカニズムを見ていきましょう。
1-1.角質肥厚
まずひとつめの原因が、角質肥厚。
本来、肌はターンオーバーによって、うるおいがあり、やわらかい状態に保たれます。
ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのこと。
部位や年齢にもよりますが、だいたい4~6週間で古い角質が剥がれ落ちていきます。
しかし、何かしらの理由でターンオーバーが乱れてしまうと、古い角質が蓄積。
角層が剥がれ落ちずに、くすみのあるごわごわした状態になってしまうのです。
1-2.メラニン色素の沈着
さらにひじの黒ずみを悪化させるのが、メラニン色素の沈着。
メラニン色素は、摩擦や紫外線などの外的刺激から身を守ろうと反応して生まれます。
本来、ターンオーバーによって排出されますが、ひじのように角質肥厚が起こっているパーツでは、うまく排出されずに表面に留まってしまうことがあります。
こうして色素が沈着して、さらなる黒ずみとなってしまうのです。
2.ひじの黒ずみの原因
では具体的に、ひじの黒ずみはどのようなことが原因で起こるのでしょうか。
掘り下げてチェックしていきましょう。
2-1. 摩擦
ひじの黒ずみの大きな原因となるのが「摩擦」。
ひじやひざなどの関節部分は、摩擦が起こりやすいパーツです。
摩擦が起こると、刺激から内部を守ろうと、肌は角質を厚くします。
これは肌の自然な防御反応。
次のような日常の何気ないシーンで、ひじの摩擦が起こってしまうので注意しましょう。
・洋服との擦れ
ひじの摩擦の原因のひとつが、洋服の擦れ。
長袖を着用する秋冬には防ぎようのないことですが、気になる方は肌にやさしい素材のものを着るなどして、できるだけ摩擦を軽減するようにしましょう。
・テーブルに肘をつく
テーブルに肘をつく行為も、摩擦を発生させる原因。
できるだけひじをつかないように、意識して過ごすようにしましょう。
・ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗う
角質を剥がそうとして、ナイロンタオルのような硬いタオルでゴシゴシ洗うのもNG。
強い摩擦が起きてしまいます。
のちほど、おすすめの洗い方をご紹介しますので、チェックしてみてくださいね。
・スポーツによる接触
スポーツでも、ひじの摩擦が起こる場合もあります。
たとえば、バスケットボールやバレーボールのプレイ中に他者と接触したり、スケートボードやスノーボードなどで床や雪面などと接触することもあります。
このようなひじの接触をともなうスポーツをしている方は、保護具を使うなどして摩擦を軽減することをおすすめします。
2-2.乾燥
肌の乾燥も、ひじの黒ずみを引き起こす原因のひとつ。
肌の乾燥はターンオーバーの乱れの原因となり、角質肥厚を引き起こしてしまいます。
ひじは、洋服に触れることでうるおいを奪われやすいパーツ。
顔のように丁寧な保湿をすることも少ないため、乾燥が進みやすいのです。
2-3.日焼け
日焼けもひじの黒ずみの原因のひとつ。
紫外線はメラニン色素を発生させて、色素沈着の原因になります。
さらに強い紫外線は肌を乾燥させて、ターンオーバーを乱す原因に。
角質肥厚を促進して、より黒ずみを悪化させてしまいます。
ひじは摩擦によって日焼け止めが落ちやすい部分でもあるので、こまめな塗り直しを心がけましょう。
3.ひじの黒ずみケア① ピーリング
以上のように、黒ずみやすい条件を兼ね備えているひじ。
ひじの黒ずみを改善するために、まず必要なのが「ピーリング」です。
ピーリングによって、蓄積してしまった古い角質を除去することで、なめらかで明るい肌を目指しましょう。
ただし、頻繁に行うと肌を乾燥させてしまう可能性があるので、週1回か月に2回程度など、肌状態によって頻度に気をつけながら行いましょう。
3-1.スクラブやピーリング剤を使う
効果的なのは、ボディスクラブやピーリングジェル。ひじやひざ専用のピーリング剤もありますが、顔用で代用することができます。
スクラブが大きすぎるものは、肌を傷つける可能性もあるので、気をつけながら使用しましょう。
3-2.基本のピーリングのやり方
使い方は商品によって違いますが、基本的なやり方は次のとおりです。
- ひじを洗う
まずは、ひじに付着している汚れをオフします。
汚れが強い場合は、ボディソープなどの洗浄剤を適宜お使いください。
その際、ゴシゴシせずに、やさしく泡で洗うようにしましょう。 - ぬるま湯でやわらかく
次に、ひじをぬるま湯に数分つけて、角質を柔らかくします。熱すぎるお湯は肌を乾燥させるので、ぬるま湯で行いましょう。 - ピーリング剤を塗る
ピーリング剤を塗布します。放置時間や塗布の仕方については、商品説明をご参照ください。 - ぬるま湯で洗い流す
ピーリング剤を、ぬるま湯で洗い流します。
3-3.重曹によるピーリング
掃除や料理に活躍する重曹を使って、軽いピーリングを行うこともできます。
重曹はアルカリ性であるため、弱酸性が保たれている肌表面の古い角質をやわらかくして除去してくれるのです。
また、重曹は結晶が丸いため、研磨剤のような役割も果たしてくれます。
私も実際やってみましたが、やり方はとても簡単。
ピーリング効果も感じたので、角質が厚いひじやひざなどに適したケアだと思いました。
こちらの記事にて詳しくやり方を記載しておりますので、チェックしてみてくださいね。
3-4.酵素&クレイのパック
スクラブやピーリング剤、重曹などの刺激が気になる方は、洗顔料を使うのもおすすめ。
「洗顔料なんかで、ひじのごわつきが改善するの?」と思うかもしれませんが、酵素&クレイ配合の洗顔料であれば、ひじの角質にもアプローチできます。
酵素によって汚れを浮かせて、クレイが吸着してくれるため、ひじに蓄積した角質をマイルドに除去。パックタイプであれば、ゴシゴシする必要もなく、摩擦も防げます。
ここから実際にやってみた様子をレポートしますね。
酵素洗顔料を手に出します。
ひじに塗ります。
この状態で5分ほど放置。
こちらの商品は、顔の場合は15秒~1分で洗い流していいのですが、ひじは角質が厚いので長めにやってみました。
洗い流したあとは、ざらつきが消えて表面がなめらかに。
くすみも消えて、明るくなっています。
使い続けることで、ひじやひざなど角質がやわらかくなってきますよ♪
スクラブやピーリング剤ほどの刺激がない分、やさしくケアできるので、コツコツケアしたい人におすすめです。
4.ひじの黒ずみケア② 保湿
次に行いたいのが「保湿」。
保湿は、毎日行います。
とくにピーリング後は、スキンケア製品の浸透がアップしているタイミング。
肌も乾燥しやすくなっているので、入念に保湿を行いましょう。
4-1.ローションで水分を補給
ひじは、ボディークリームなどで保湿するのが一般的ですよね。
しかし、黒ずみを改善するためには、顔のスキンケアと同様、ローションで水分を与えてから、クリームなどの油分で蓋をするのがおすすめです。
体に顔用の化粧水を塗るのはもったいないと思われる方は、ハトムギ化粧水のようなリーズナブルなものでもOK。惜しみなく使えることが大切です。
まずは、角質にしっかりと水分を与えて、しっとりやわらかくしてあげましょう。
4-2.油分で蓋をする
次に、油分で蓋をしましょう。
そうすることで、水分の蒸発を防ぐことができて、やわらかい状態をキープできます。
市販されているものの中では、ニベアやワセリンなどがおすすめ。
こっくりとしていて、硬いひじにもなじみやすいテクスチャーです。
これらは、水分の蒸発を防ぐ効果はありますが、肌の水分を増やす効果はないので、先述したように化粧水で先に水分を与えておくのがおすすめです。
ちなみにニベアは、その白さから「美白効果があるのでは?」と噂されることがありますが、そのような効果はありません。
あくまで得られるのは保湿効果。
ひじの黒ずみに関しては、メラニン色素への作用はなく、保湿によって乾燥を防ぐことでターンオーバーのサポートとなり、間接的にくすみの改善につながると考えましょう。
4-3.セラミド化粧品をプラス
化粧水で保湿しても乾燥が改善されない場合は、セラミド配合の化粧品をプラスするのもおすすめ。
セラミドは、もともと私たちの角質にある成分。
水分を挟み込んで蒸発を防ぐことで、肌の水分量をアップさせてくれる強い味方です。
しかし、加齢とともに減少してしまうのが実状。
化粧水を与えても乾燥してしまう場合は、肌がセラミド不足になっている可能性もあります。
そのような方は、セラミド配合化粧品で補ってあげてくださいね。
5.まとめ
今回は、ひじの黒ずみについて、ピックアップしてきました。
ひじは、摩擦や乾燥によって、角質肥厚が起こりやすいパーツ。
メラニンも排出されにくくなり、黒ずみやすくなってしまいます。
ひじの黒ずみに必要なケアは、ピーリングと保湿。
ピーリングで古い角質を除去して、しっかり保湿してあげることで、やわらかくなめらかなひじを目指すことができます。
ピーリングは週1回か月に2回程度、保湿は毎日行い、つるつるのひじを手に入れましょう。