マスクによる肌荒れが増える中、新たな問題が発生しています。
それは、「マスクを着けるときに化粧するのか?しないのか?」問題!
肌が荒れているときは肌に負担がかかることはなるべく避けたいものですが、そもそも化粧って肌にいいの?悪いの?どっち?!
「マスクするときは化粧しない方がいい?」
「すっぴんでマスクを着けるのって本当に肌にいいのかな…」
こんな疑問をお持ちのそこのあなた!
今回は「すっぴんでマスク」「化粧してマスク」のどちらが肌荒れ予防になるのか徹底比較したいと思います。
それぞれのメリット・デメリットを知って、肌荒れを防ぐマスクの着け方を身につけちゃいましょう♪
1.そもそもマスク肌荒れの原因は?
肌荒れを防ぐマスクの着け方を確認する前に、なぜマスクで肌が荒れてしまうのか、その原因をチェックしましょう。
1-1.摩擦
マスクと肌が擦れると、肌との間で摩擦が生じます。
この摩擦が肌への刺激となって角質層を傷つけ、バリア機能を低下させます。
バリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなってしまうため、肌が荒れやすくなります。
1-2.乾燥
マスク内が蒸れると、皮膚がふやけて角質層が乱れます。
すると、乱れた角質層の隙間から肌の水分が蒸発してしまい、肌が乾燥しやすくなります。
肌が乾燥すると、ターンオーバーが乱れたり、皮脂が過剰に分泌される影響で肌荒れが起こりやすくなるのです。
2.マスクの下はすっぴん?化粧?肌にいいのはどっち?
マスクの下はすっぴん、化粧、どちらの方が肌にいいのでしょうか?
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう!
2-1.すっぴんの場合
「マスクをするときはベースメイクはしない」という人も多いはず。
「すっぴんの方が肌にいい」というイメージもありますが、はたして本当のところは…?
・メリット
すっぴんの最大のメリットは「化粧による肌への負担を抑えられる」こと。
ベースメイクをするときは、下地やファンデーションを塗りこむ必要があるため、どうしても肌を擦りがちです。
顔の皮膚はラップと同程度に薄く刺激に弱いため、化粧をしないことで物理的な刺激を避けることができます。
また、クレンジングの必要もなくなるため、クレンジングによる肌への負担を減らすことにもつながります。
・デメリット
すっぴんでマスクを着けた場合、化粧による負担は抑えられますが、マスクとの摩擦による刺激はダイレクトに伝わることになります。
また、マスク内が蒸れて皮膚がふやけると、肌が乾燥しやすい状態になります。
すっぴんの場合、肌表面を保護するものが何もないため、水分の蒸発が進んでしまい、乾燥を引き起こします。
摩擦による刺激や乾燥は肌荒れの原因になりますので、すっぴんでマスクを着けると肌荒れのリスクが高まるんです。
2-2.化粧をした場合
きちんとベースメイクをしてからマスクを着ける場合はどうでしょうか?
・メリット
化粧してからマスクを着けた場合、化粧が肌表面の保護の役割をはたすため、マスクとの摩擦を和らげることができます。
また、肌を保護することで水分の蒸発を防ぎ、乾燥から守ってくれる効果もあります。
さらに、下地やファンデーションに含まれる成分が余分な皮脂を吸着することで、健やかな肌の状態を保つことができるので、肌にとっては化粧をしていた方が快適さをキープできるんですよ。
・デメリット
マスクと擦れて化粧が取れてしまうと肌を保護する効果も弱まってしまうため、こまめに化粧直しをしたり、マスクを取り替える必要があります。
また、化粧やクレンジングの際に必要以上に肌を擦ると、肌に刺激を与えてしまうので気をつけたいですね。
2-3.結論!どちらが肌にいいかと言うと…
すっぴんも化粧もどちらにもメリットはありますが、肌荒れ予防には「化粧してマスク」の方が有効です。
マスク肌荒れは、マスクの着用によって起こる「摩擦」と「乾燥」が原因です。
化粧をすることで摩擦による刺激を軽減できたり、乾燥を防ぐことができるので、肌荒れのリスクを減らせますよ。
ただし、極端に肌が荒れている場合は、化粧自体が肌の負担になってしまうので控えた方がよいでしょう。
3.肌にやさしいベースメイク
ここからは、肌にやさしいベースメイク法をご紹介します。
ポイントはナチュラルに仕上げること。なるべく薄付きにすることでオフしやすくなり、クレンジングの負担も減らせます。
①まずはしっかり保湿
まずはしっかり保湿して、土台の肌を整えましょう。
化粧水でたっぷり水分補給をした後に、乳液やクリームで油分を補ってあげてください。
スキンケアの後にティッシュで軽く顔全体を押さえて余分な油分を取り除くと、ベースメイクがヨレるのを防げます。
②皮脂が気になる人は部分用下地を
皮脂が出やすい肌質の人は、皮脂吸着効果のある部分用下地を仕込むのがおすすめです。
テカりやすい箇所にあらかじめ塗っておくことで、肌がべたつくのを防ぐことができます。
③日焼け止めを塗る
マスクをしていても日焼け止めは必須です。
マスクでは紫外線を完全に防ぐことはできないため、マスクの下にもきちんと日焼け止めを塗りましょう。
日常生活であればSPF30程度で十分です。
※次に使う下地に日焼け止め効果がある場合は、この工程は省いてOK
④コントロールカラー下地で肌色を補正
ベースメイクの厚塗りを防ぐために活用したいのがコントロールカラー下地。
肌色を均一に補正してくれるため、ファンデーションを塗らなくてもきれいな肌に見えます。
大事なポイントは色選びを間違えないこと!下記を参考にして、肌悩みに合わせた色を選んでくださいね。
・赤みが気になる→グリーン
・肌の色ムラを補正したい→イエロー ・肌を白く見せたい→ブルー ・透明感がほしい→パープル ・血色のいい肌に見せたい→ピンク |
※グリーンは全顔に塗るとかえってくすんで見える場合があるので、赤みが気になるところに少しずつ塗るようにしましょう。
⑤色付きフェイスパウダーをファンデの代わりに
ファンデーションの代わりに色付きのフェイスパウダーを使うと、より肌への負担を減らすことができますよ。
パフでやさしく押さえるように塗布すれば、肌を擦る心配もありません。クレンジングで落としやすいのも魅力です。
どうしてもカバー力がほしい人は、パウダータイプのファンデーションを使いましょう。
リキッドファンデーションの方がカバー力もあり崩れにくいですが、密着感が高い=肌への負担が大きいのも事実。
肌へのやさしさを考えるならパウダーファンデーションの方がおすすめです。
4.すっぴん派は「ワセリン」で肌を保護!
「肌にやさしいベースメイク」をご紹介しましたが、中には化粧が負担になってしまう人もいますよね。
そんなときは「ワセリン」を使ったケアがおすすめです。
肌表面をしっかり保護して、摩擦と乾燥から肌を守りましょう。
①化粧水でたっぷり水分補給
ワセリンを塗る前に、化粧水でたっぷり水分を補いましょう。
ワセリンは肌を保護する効果は高いですが、水分を与える力はないので、きちんと水分補給しておかないとかえって肌が乾燥します。
②ワセリンを塗る(※ポイントあり!)
化粧水でしっかり水分補給したら次にワセリンを塗ります。
ただし、ポイントがいくつかあります!
詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
・ワセリンは肌の状態に合わせて選ぶ
ワセリンは純度の違いによって「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」の4種類に分けられます。
肌の状態に合わせて、最適なものを選びましょう。
【黄色ワセリン】
4種類の中では最も純度が低いです。安価で手に入りやすいですが、赤ちゃんや肌が弱い人は刺激やかぶれを生じる可能性も。 【白色ワセリン】 黄色ワセリンの純度を高めたものです。比較的安価で、医療機関でも使われています。赤ちゃんや肌が弱い人は、白色ワセリン以上の純度のものがおすすめです。 【プロペト】 白色ワセリンの純度を高めたもの。目の周りなどデリケートな部位に使用されます。 【サンホワイト】 プロペトの純度を高めたもので、4種類の中では最も純度が高いです。プロペトでも刺激やかぶれが生じてしまう人におすすめ。ただし、ほかのワセリンに比べるとやや高価です。 |
・1回の使用量は米粒1粒分
ワセリンは伸びがいいので、1回の使用量は米粒1粒分で十分。
つけすぎはべたつきの元になるだけでなく、熱がこもってしまい赤みや痒みを引き起こす原因になりますので気をつけてください。
・塗るときは手のひらに伸ばしてからスタンプ塗り
ワセリンを塗るときは、手のひらにしっかり薄く伸ばしてから、手のひらを押し当てるようにして顔全体にまんべんなく塗布しましょう。
こうすることで、肌表面に薄い膜を張って肌を保護することができます。
乾燥が気になる箇所には、ごく少量を重ね塗りしましょう。
③日焼け止めを塗る
すっぴんでマスクを着ける場合でも、日焼け止めだけは必ず塗りましょう。
ワセリンで肌を保護していることで、日焼け止めが直接肌に触れないので、肌への負担を減らすことができますよ。
5.まとめ
「マスクをするときはすっぴんと化粧、どっちがいいの?」という疑問にお答えしてきましたが、いかがでしたか?
マスク肌荒れの主な原因は摩擦と乾燥ですので、この2つを防ぐためには「化粧してマスク」の方がおすすめです。
化粧する際は肌を擦らないように気をつけたり、オフしやすいアイテムを選ぶと、肌へのやさしさをさらに高めることができますよ。
どうしてもすっぴんでマスクを着けたいときは、摩擦と乾燥から肌を守るために「ワセリン」で肌表面を保護するようにしましょう。
すっぴん、化粧、いずれの場合も日焼け止めは必ず塗るようにし、紫外線ダメージから肌を守るようにしてくださいね。
マスク肌荒れを防ぐ方法をしっかり身につけて、マスクと上手に付き合っていきましょう。