あなたは「バクチオール」という成分をご存じですか?
次世代レチノールとも呼ばれるこの成分。
エイジングケアに有効であると、大きな注目が集まっています。
私もシミ、しわ、くすみなどさまざまなエイジングサインに悩む40代。
バクチオール配合の化粧品に興味があります。
そこで今回は、バクチオールについて徹底リサーチしましたよ!
ちなみに私は、いつも新しい成分を学ぶときにチェックしているサイトがあります。
それは美容を教える化学の先生、かずのすけさんの発信。
TwitterやYouTubeなどで、化粧品の成分や特性をわかりやすく解説してくれる方です。
今回は、かずのすけさんはバクチオールについての発信をしているか、さらにレチノールとの違いや効果など、詳しく解説していきたいと思います。
- かずのすけさんは、バクチオールについて発信している?
- バクチオールはどんな効果がある?
- レチノールとどう違う?
- バクチオールに副作用はある?
- バクチオールは敏感肌でも使える?
- バクチオールは効果がない?
- バクチオール配合の化粧品ってどんなものがある?
このような疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みくださいね。
Contents
1.かずのすけさんはバクチオールについて発信している?
https://twitter.com/kazunosuke13/status/1556964036163485698
今回、美容を教える化学の先生「かずのすけ」さんがバクチオールについて情報発信しているか、以下のツールで調べてみました。
- YouTube
- ブログ
しかし残念ながら、2023年2月2日現在ではまだ発信されていないようです。
ただし、YouTubeでは、「毎日使えるレチノール」について発信されています。
かずのすけさん自身も敏感肌だそうで、レチノールの製品によってはピリピリしてしまうなど、思わしくない反応が起きてしまうとのこと。
そんなかずのすけさんも、毎日使っても問題なかったレチノール製品を紹介されています。
レチノールの副作用が気になる方や肌が敏感で使えない方は、参考にしてみてくださいね。
いつかバクチオールについての情報発信もしてくださると、期待して待っていましょう♪
2.バクチオールとは
ではバクチオールとは、一体どのような成分なのでしょうか。
その特徴をチェックしていきましょう。
2-1.植物由来の成分
バクチオールとは、オランダビユというマメ科の植物から抽出される天然成分。
アメリカや韓国などで大注目されている成分で、最近ではここ日本でも話題となっています。
次のように、さまざまな製品に配合されています。
- 化粧水
- 美容液
- クリーム
- 目元専用クリーム
- ハンドクリーム
2-2.次世代レチノール
バクチオールが大きな注目を集めている理由。
それには、あの「レチノール」と同じような効果が期待できることにあります。
そのため、バクチオールは、「次世代レチノール」などと呼ばれているほど。
どのような点が似ているのか、後ほど詳しく解説しますね。
3.そもそも「レチノール」って?
バクチオールが注目されるきっかけとなった「レチノール」とは一体どのような成分なのでしょうか。
まずは、その特徴を押さえておきましょう。
3-1.レチノールとは
レチノールとはビタミンAの一種。
資生堂の申請によって厚生労働省でしわ改善効果が認められたことで、大きな注目を集めた成分です。
レチノールは脂溶性ですので、主に油分の多い「クリーム」に配合されます。
3-2.レチノールの効果
レチノールは、角質層の代謝を促進して、ターンオーバーを正常化。
メラニンを含んだ細胞をスムーズにして、シミができにくい肌を目指すことができます。
また真皮層にもアプローチ。
コラーゲンやエラスチンの働きを高める作用があります。これにより肌のハリや弾力が生まれ、しわ改善効果が期待できるのです。
さらに、皮脂分泌を抑制する働きによって、ニキビや毛穴トラブル予防にも繋がります。
3-3.レチノールのデメリット
このように、うれしい美肌効果をいくつも持つレチノールですが、次のようなデメリットもあります。
・副作用がある
レチノールを肌に塗布すると、赤みが出たり、皮がポロポロと剥けるなどの反応(A反応)が出ることがあります。
・使用制限がある
レチノールは酸素や紫外線に弱い成分。
種類によっては、日光に当たると肌にダメージを与えてしまうため、朝のお手入れで使えない製品もあります。
・ビタミンCと併用する際には注意が必要
ビタミンCと併用にも注意が必要。
互いの働きを阻害してしまうことから、レチノールよりも先にビタミンCの化粧品を使う必要があります。
即効性もあり、優れた効果を期待できる一方で、このように気をつけなければいけないポイントが多いのがレチノールなのです。
4.バクチオールの美容効果
そこで近年、大きな注目を集めているのがバクチオールです。
バクチオールには、次のような美肌効果が期待されています。
4-1.シミ予防
バクチオールは、シミを予防する効果が期待できます。
その理由のひとつが、ターンオーバーの正常化。
バクチオールは、ターンオーバーを活性化させるので、シミが表面にとどまることなく、排出されやすい環境にしてくれるのです。
また、メラニンの生成に関係する酵素の働きを抑制する効果も期待されています。
それによりシミが作られにくい肌へと導いてくれるのです。
4-2.しわ改善
さらに、バクチオールの効果として挙げられるのが、「しわ改善」。
コラーゲンの生成を促進して、肌のハリや弾力をもたらす効果が期待されています。
またバリア機能を高めてうるおいを保持。
乾燥による小じわの改善にも、よいサポートとなりそうです。
4-3.毛穴の詰まり
バクチオールは、毛穴の詰まりにも効果的です。
ターンオーバーを正常にする効果があるため、毛穴が詰まりにくい肌環境に導いてくれるでしょう。
いちご鼻にお悩みの方にはうれしい効果のひとつです。
4-4.ニキビの改善
バクチオールは、ニキビの改善効果も期待できます。
バクチオールはニキビの原因菌である「アクネ菌」に作用。
ニキビができにくい肌へと導いてくれると言われています。
また抗炎症作用もあるため、すでにできてしまったニキビの改善のサポートにもよい効果をもたらしてくれそうです。
5.バクチオールのメリット
以上のように、レチノールの美肌効果と同じような効果が期待できるバクチオール。
さらに、次のようにレチノールのデメリットをカバーしてくれる一面もあります。
5-1. 使用制限はない
バクチオールは、使用制限がありません。
レチノールのように紫外線や熱、酸素に弱いわけではなく、比較的安定している成分です。
そのため、朝のお手入れで使うことも可能。
ビタミンCと併用することもできます。
毎日エイジングケアをしたい年齢肌世代にとっては、うれしいポイントですね。
5-2.副作用がない
赤みや皮むけなど、副作用がないのもレチノールと比べて優れた特徴。
肌に負担をかけることなく、エイジングケアを行うことができます。
肌が敏感な方や、常に肌をさらさなくてはならないお仕事の方なども使いやすい成分と言えるでしょう。
5-3.いろいろな製品に配合されている
レチノールは脂溶性なので、クリームなど油分の多い製品に配合されています。
一方、バクチオールは、化粧水や美容液など配合されている製品はさまざま。
みずみずしいお手入れが好きな方もスキンケアに取り入れやすい、というメリットがあります。
6.バクチオールのデメリット
一方で、バクチオールには、次のようなウィークポイントもあります。
6-1.効果はマイルド
バクチオールはレチノールに比べて、効果はマイルド。
レチノールほどのわかりやすい効果は期待できません。
副作用が出ても確実に効果を感じたいのであればレチノール、肌に負担をかけることなく毎日エイジングケアをしたい方にはバクチオールがよいでしょう。
6-2.即効性がない
バクチオールは、レチノールのような即効性もありません。
効果を感じるまで、時間がかかるのが実状。
長い期間、しっかりお手入れし続けられる人に向いていると言えるでしょう。
6-3.バクチオールは、あくまで「化粧品」
レチノールとバクチオールは、分類にも違いがあります。
化粧品は、大きく分けて「化粧品」と「医薬部外品」の2つの種類があります。
- 化粧品……人体に対する作用が緩和なもの。人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚や毛髪をすこやかに保つ効果がある。
- 医薬部外品……厚生労働省が認めた効果・効能に有効な成分が配合され、予防や衛生を目的に作られている製品のこと。
バクチオールは「化粧品」、レチノールは「医薬部外品」の有効成分として配合されます。
このことからも、バクチオールはレチノールよりも作用が緩和であることがわかります。
7. レチノールとバクチオールの違い一覧
では最後に、バクチオールとレチノール、それぞれの違いをまとめておきましょう。
バクチオール | レチノール | |
分類 | 化粧品 | 医薬部外品 |
由来 | 植物由来 | 主に動物由来 |
効果 | ・シミ予防 ・しわ改善 ・毛穴の詰まりの改善 ・ニキビ予防 など |
・シミ予防 ・しわ改善 ・毛穴の詰まりの改善 ・ニキビ予防 など |
副作用 | ほとんどない | ・赤み ・皮むけ など |
使用制限 | 特になし | ・製品によって、朝は使えない ・ビタミンCと併用には注意が必要 |
即効性 | なし | あり |
いずれも、エイジングケアにうれしい効果が期待できますが、副作用や使用制限に大きな違いがあります。
ご自身の肌に合わせて、適切なものを選ぶようにしましょう。
8.まとめ
今回は、次世代レチノールと呼ばれる成分「バクチオール」について、ピックアップしてまいりました。
リサーチしたところ、2023年2月2日現在で、かずのすけさんはまだバクチオールについての発信はされていませんでした。
バクチオールは、注目の植物性成分。
レチノールと同じく、シミ予防、しわ改善、毛穴の詰まり、ニキビの予防などの効果が期待されています。
またレチノールのような副作用や使用制限もなく、毎日使えるエイジングケア成分として大きな注目が集まっています。
一方で、レチノールに比べて効果はマイルド。
即効性もないのがウィークポイントでもあります。
肌にマイルドに働きかけるバクチオール、少々刺激的で即効性のあるレチノール。
あなたの肌とよく相談して、選んでみてくださいね。