あなたは「顔ダニ」の存在を知っていますか?
「顔にダニがいる」と聞くとちょっと気持ち悪いと感じる方もいるかもしれませんが、実は誰の顔にも存在している常在菌のひとつです。
顔ダニがいることは決して悪いことではありませんが、増えすぎると肌荒れを引き起こしたり、抜け殻や死骸によってかゆみなどの炎症が生じる場合もあります。
芸能人のりゅうちぇるさんも、以前顔ダニによる肌荒れに悩まされたそうですよ。
顔のかゆみや肌荒れが気になっている方は、もしかしたら顔ダニが原因かもしれません。
今回は、そんな「顔ダニ」について詳しくご紹介します。
- 顔ダニって何?
- 顔ダニがかゆみや肌荒れを引き起こすって本当?
- 顔ダニが繁殖する原因は?
- 顔ダニを増やさないためには?
こんな疑問についてお答えしてまいります!
顔ダニについて正しい知識を身につけて、かゆみや肌荒れが気にならない素肌を手に入れましょう♪
Contents
1.顔ダニとは?
顔ダニの正式名称は「毛包虫性ざ瘡(もうほうちゅうせいざそう)」と言います。
体長は約0.1~0.4mm、透明に近い色の体をした小さなダニです。
人の顔にはなんと約200万匹もの顔ダニが住み着いており、人の皮脂をエサにして生活しています。
夜行性のため、私たちが寝ている間にエサである皮脂を食べて、毛穴に戻ります。
ちなみに顔ダニは下記の2種類いますよ。
毛根周辺に生息するダニ。6~8匹の群れで存在しています。
皮脂腺に生息するダニ。ニキビダニとは違い、単独で存在しています。
2.顔ダニがかゆみや肌荒れを引き起こす理由
誰の顔にも存在する顔ダニですが、肌荒れやかゆみを引き起こしてしまうことがあります。
ここでは、顔ダニがかゆみや肌荒れを引き起こす理由を解説します。
2-1.抜け殻や死骸のせい
顔ダニは寿命が14日しかなく、生涯を私たちの肌の上で終えますが、孵化してから3回もの脱皮をおこなうため、たくさんの抜け殻が発生します。
また、顔ダニには肛門がなく、その死骸には排泄物が溜め込まれたままになっています。
- 大量の抜け殻が毛穴に詰まることでニキビができる
- 死骸から有害物質が発生することで肌に炎症が起こる
顔ダニの存在そのものというよりも、その抜け殻や死骸が、かゆみや肌荒れを引き起こす原因なんです。
2-2.皮膚病を媒介するダニのせい
通常、私たちの顔にいる顔ダニ(ニキビダニ、コニキビダニ)は、常在菌のひとつのため悪さはしません。
しかし、ヒセンダニなどの別のダニは疥癬(かいせん)という皮膚病を媒介するため、そのせいで顔がかゆくなったり炎症を起こしてしまうことがあります。
疥癬は、人から人へうつる病気で、免疫力が低下しているときにかかりやすくなります。
疥癬には「通常疥癬」と「角化型疥癬」の2種類あり、前者は赤いブツブツが、後者は灰色から黄白色のザラザラとした垢のようなものが出るのが特徴です。
このような症状が出た場合は、早めに皮膚科で治療してください。
3.顔ダニが異常繁殖する原因
顔ダニの存在自体は有害なものではありませんが、数が増えすぎてしまうと肌にとってよくありません。
ここでは、顔ダニが異常繁殖してしまう原因をご紹介します。
3-1.生活習慣の乱れ
ストレスが多かったり、睡眠不足だったりすると、ホルモンバランスが乱れます。
すると、男性ホルモンが増え、皮脂の分泌量が増加してしまいます。
皮脂は顔ダニのエサとなるため、皮脂が増えると顔ダニも繁殖しやすくなります。
3-2.食生活の乱れ
脂質や糖質の多い食べ物は、皮脂の分泌を促します。
ジャンクフードやお菓子、甘い飲み物などをよく摂取する方は、顔ダニが増えやすくなるおそれがありますよ。
日頃から栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
また、ビタミン類は皮脂の分泌をコントロールしてくれる効果があるので、積極的に摂りたい栄養素です。
3-3.皮脂やメイクの落とし残し
水だけ洗顔やクレンジングシートのみでのメイク落としなどで、皮脂やメイクがきちんと落とせていないと、顔ダニは増えてしまいます。
皮脂やメイク残りなどは、顔ダニにとってはかっこうのエサ。
エサがたくさんあれば、その分顔ダニも増えてしまうので、正しいケアで汚れをきちんと落としましょう。
ちなみに、汚れたメイク道具を使い続けることも、顔ダニが増える原因になります。
メイク道具にも皮脂や汚れが残らないように、定期的に洗浄しましょう。
3-4.顔の洗いすぎ
顔ダニが嫌だからといって顔を洗いすぎると、かえって顔ダニを増やしてしまいます。
顔の洗いすぎは肌の乾燥を招き、皮脂の過剰分泌を引き起こします。
すると、結果的に顔ダニが増えやすくなるのです。
清潔を心がけるのは大切ですが、やりすぎは禁物です。
4.顔ダニを増やさないために
顔ダニを増やさないためには、生活習慣を整えたり、食生活の乱れを改善することが有効です。
そして、なんと言っても大切なことは、正しい洗顔をすること。
洗いすぎによる乾燥を避け、余分な皮脂を取り除くことで、顔ダニの数を一定に保つことができますよ。
正しい洗顔方法は下記のとおりです。
- 洗顔前に手をよく洗う
- 規定量の洗顔料を手に取り、水分を少しずつ足しながら泡立てる
- 泡立てた洗顔料をTゾーンにのせる
- 残りの泡をUゾーンに広げる
- 泡をクッションにしながら顔全体をクルクルとマッサージする
- ぬるま湯(32℃程度)で全体をよく洗い流す
- タオルを顔に押し当てるようにして水気を拭き取る
正しい洗顔って、意外と工程が多いですよね(^_^;)
もし、上記の洗顔方法が「面倒だな…」と感じる方には、時短できる洗顔料を使うことをおすすめします。
「ディープクレイ」は、濡れた顔に塗って15秒パックして洗い流すだけで洗顔ができる優れものです。
泡立て不要のため、手に取って直接塗り広げればOK。
酵素とクレイが余分な皮脂を分解・吸着してくれるので、手軽に清潔な肌をキープできます◎
ニキビや毛穴などの肌悩みにも効果的なので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね♪
5.まとめ
今回は、顔ダニについて詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?
顔ダニは、誰の顔にも存在する常在菌のひとつです。
人の皮脂を食べるため、適正な数であれば、肌の皮脂量を適切に保ってくれる存在です。
しかし、生活習慣や食生活の乱れ、皮脂やメイクの落とし残し、顔の洗いすぎなどで数が増えすぎると、かゆみや肌荒れの原因になってしまいます。
顔ダニの数を適正にするには、
- 生活習慣を整える
- 食生活の乱れを改善する
- 正しく洗顔する
などが重要です。
中でも洗顔は、すぐに取り組めるため最も手軽な方法です。
余分な皮脂だけ取り除けるよう、摩擦に気をつけながら、優しく手早く洗顔してくださいね。
正しい洗顔は工程が多くて面倒…という方には、時短アイテムの「ディープクレイ」をおすすめします。
濡れた顔に塗って15秒パックして洗い流すだけで洗顔できるので、忙しい朝も疲れている夜も手軽に摩擦レス洗顔ができますよ。
顔ダニの数を一定に保って、健康的な肌を手に入れてくださいね。