数年前からブームを起こしているオイル美容。いまもなお、その人気は衰えることを知りません。
さまざまなオイルがありますが、なかでも今回ピックアップしたいのがアルガンオイルです。
40代を迎えて、妊娠・出産をしたあとの筆者の肌は、かなり疲れ気味。
30代では気にならなかったしわや毛穴、シミなど、いろいろなエイジングサインが顔を出してきました……。
髪もしかり。
産後の抜け毛が落ち着いたものの、ゆっくりケアする時間はなく、毛先はパサパサでまとまりがないのです。
そこで、肌にも髪にもいいと噂のアルガンオイルにトライ!
半年ほど使ってみたところ、かなり調子が整ってきました。
今回は、そんなアルガンオイルの魅力をたっぷりお伝えしたいと思います。
合わせて、アルガンオイルの効果的な使い方を徹底解説していきますので、肌や髪にうるおいが欲しい!という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
Contents
アルガンオイルとは?
アルガンオイルとは、モロッコ南西部にしか存在しない広葉常緑樹アルガンツリーの種子から採取されるオイルのこと。
大量の実からわずかなオイルしか絞ることができず、さらに抽出にも大変手間がかかることから、とても希少なオイルといわれています。
「モロッコの黄金」とも呼ばれるこのアルガンオイル、現地では、古くから食用だけでなくスキンケアとして使われてきました。
乾燥ケアや日焼け止めなど、幅広い用途として使われているのが、アルガンオイルの魅力です。
アルガンオイルの注目成分
そんなモロッコの黄金のアルガンオイル。
美容業界でも大人気となった理由に、アルガンオイルに含まれている豊富な美容成分があります。
それらの成分が、肌にどのような効果をもたらしてくれるのか、さっそくチェックしてみましょう!
「若返りビタミン」ビタミンEがたっぷり!
まず注目したいのが、アルガンオイルに含まれているトコフェロールというビタミンE!
なんとオリーブオイルの2~3倍の量のビタミンEが含まれています。
ビタミンEは「若返りビタミン」と呼ばれるほど、美容効果の高い栄養素。
次のような美肌効果が期待できます。
① 抗酸化作用で肌老化を防ぐ
ビタミンEが若返りのビタミンと呼ばれる、その最大の理由は高い抗酸化作用!
体内に発生する活性酸素を除去する効果があるのです。
活性酸素は、紫外線、ストレス、汚染された空気、喫煙、激しい運動、食品添加物などさまざまな要因で発生。
増えすぎると、健康への影響はもちろん、コラーゲンやエラスチンを変形させて、肌老化の原因にもなってしまいます。
また、空気や紫外線に当たると、肌表面にある皮脂も酸化してしまいます。
この酸化した皮脂は、過酸化脂質と呼ばれ、ニキビやシミなどの肌トラブルの原因に。
ビタミンEは、この過酸化脂質の予防にも繋がるのです。
抗酸化作用により、さまざまなトラブルから肌を守ってくれるビタミンE。
そのビタミンEが入ったたっぷり入っているのが、アルガンオイルなのです。
② 皮膚の血液循環をよくして、くすみを改善
さらにビタミンEには、皮膚の血液循環をよくしてくれる効果もあります。
あまり気にしたことがないかもしれませんが、実は血液循環と美肌には深い関係があります。
血液循環が悪いと、肌がくすんでしまったり、スムーズに栄養が届かずに肌トラブルを起こしてしまうのです。
ビタミンEの効果で、血液循環がよくなれば、血色がよく栄養の行き届いた健康的な肌を目指すことができます。
オレイン酸
次に注目したいのが、アルガンオイルの約50%を占めているオレイン酸です。
オレイン酸は、保湿効果が高く、肌をしっとりさせてくれます。
またオレイン酸は、人の皮脂と同じ成分でできているため、肌なじみがいいのも魅力!
オイルなのに、肌に塗ってもべたつかないのです。
私も初めてアルガンオイルを塗ったとき、スーッと肌になじむ感触に驚きました。
さらに、アルガンオイルは人の肌と同じ成分でできているので、刺激が少ないのもうれしいポイント。
私は肌が荒れているときや、花粉が舞っている時期、生理前などは、肌が敏感になりやすく、普段使っている化粧品が少しピリッとしてしまうこともあります。
そんなときも、使いやすいのがアルガンオイル。
刺激を感じることなく、いつでも使うことができました。
リノール酸
アルガンオイルには、リノール酸と呼ばれる必須脂肪酸も含まれています。
必須脂肪酸は、体内で作ることができないため、外から摂取する必要があります。
不足するとさまざまな体の不調や、肌荒れなどの肌トラブルの原因に。
このリノール酸は、肌をふっくら柔らかくする効果があります。
ゴワつきがちな肌も柔らかくなれば、化粧水が入りやすくなりますよね。
アルガンオイルが、化粧水前のブースターとしてよく使用されるのも納得です。
アルガンオイルの使い方 ~スキンケア編~
このように、魅力的な栄養素がたっぷり含まれているアルガンオイル。
具体的には、どのような使い方ができるのでしょうか。
まずは、スキンケアでの使い方をご紹介していきます。
ブースター
アルガンオイルの使い方として、まず王道なのがブースター。
(※ブースターとは、化粧水の前に塗布することで、肌を整えたり、柔らかくしてくれる導入化粧品です。)
肌を柔らかくする効果があるアルガンオイルは、ブースターにぴったりです。
洗顔後、化粧水の前にアルガンオイルを塗布することで、肌が柔らかくなって、その後のスキンケア製品の浸透がアップ!
肌のゴワつきが気になる方は、ぜひ試してみてくださいね。
【使い方】
① 洗顔後、アルガンオイルを1~3滴手のひらにのせます。
② 手のぬくもりでアルガンオイルを少し温めます。
③ ハンドプレスしながら、顔全体に塗布します。
あとは、通常どおりのスキンケアをしてください。
注意点は、Tゾーン。
もともと油分の多いTゾーンは、少なめに塗る方が化粧崩れを防ぐことができます。
とくにテカリが気になる方は、Tゾーンは省いて頬や口周りだけもOKです。
毛穴クレンジング
毛穴の黒ずみやザラザラが気になる方は、アルガンオイルで毛穴クレンジングするのもおすすめ!
毛穴の黒ずみやザラザラの正体は、皮脂や角質、汚れなどが混ざり合った角栓。
これをアルガンオイルは、やさしく落としくれます。
私は10~20代のころ、毛穴の黒ずみが気になったときは、シートタイプの毛穴パックをしていたのですが、30歳を過ぎたころから、ピリピリするようになりました。
でも、アルガンオイルのクレンジングは刺激はなし!
私のような年齢肌の毛穴にもマイルドに効いてくれるのが、アルガンオイルの毛穴クレンジングです。
しかし、やりすぎは禁物です。
皮脂を落としすぎると、乾燥の原因になりますので、週1程度のスペシャルケアとして取り入れていきましょう。
【使い方1.ベーシックケア】
まずは、手軽にできるベーシックな毛穴クレンジングの方法です。
① クレンジングでメイクを落としておきます。
② 毛穴の黒ずみが気になるところにアルガンオイルを塗布して、クルクルとマッサージします。
③ オイルをやさしくふきとり、いつもどおりの洗顔をします。
【使い方2.蒸しタオルを使ってスペシャルケア】
次に、蒸しタオルを使った方法。
少し手間がかかりますが、毛穴が開いてより汚れが落としやすくなるので、おすすめの方法です。
① クレンジングでメイクを落としておきます。
② タオルを濡らして絞り、レンジで20秒温めます。
③ 温めたタオルを顔にのせて、1分待ちます。
④ 手のひらに10円玉大くらいのアルガンオイルをのせて、少し温めます。
⑤ 毛穴の黒ずみやザラザラが気になるところにアルガンオイルを塗布して、クルクルとマッサージします。
⑥ 蒸しタオルでオイルをやさしく拭き取ります。
⑦ いつもどおりの洗顔をします。
化粧水や乳液と混ぜる
アルガンオイルは化粧水や乳液と混ぜることもできます。
お使いの化粧水や乳液に1~2滴混ぜると、保湿力アップ!
いつもの化粧水や乳液が、よりリッチなテクスチャーになり、肌がふっくらもっちりします。
また、アルガンオイルはSPF5~9程度あるとされているので、朝、化粧水や乳液に混ぜれば、UVケアも期待できそうです。
ただし、十分な紫外線防止効果があるわけではないので、その後に日焼け止めをしっかり塗りましょう。
アルガンオイルの使い方 ~メイク編~
アルガンオイルはメイクにも大活躍♪
ほんの1滴で、ちょっとしたお助けアイテムになります。
リキッドファンデーションやクリームファンデーションに混ぜる
アルガンオイルは、リキッドファンデーションやクリームファンデーションに混ぜてもOK!
簡単にツヤ肌がつくれるので、私はヘルシーな雰囲気を出したいときに使っています。
このときも、アルガンオイルは1滴で充分。
入れすぎると、ファンデーションが塗りにくくなるので注意しましょう。
メイク直しに
さらに、メイク直しにも使えるのがアルガンオイル。
長時間外出するときは、1本持ち歩いて、メイク直しに使っています。
【使い方1.ファンデーションがよれた部分に】
① 指かスポンジに、1~2滴のアルガンオイルをとります。
② ファンデーションがよれた部分に、トントンなじませます。
③ 再度、お粉かファンデーション薄く塗布します。
【使い方2.パンダ目のオフに】
また、マスカラが落ちてパンダ目になってしまったときにもおすすめ。
① 綿棒にアルガンオイルを含ませます。
② パンダになってしまった部分を①の綿棒でクルクルして、マスカラを落とします。
③ お粉かファンデーションを薄く塗布します。
【使い方3.マスクの中の乾燥ケアに】
また、メイク直しとは少し違いますが、最近ではマスクと肌の摩擦による乾燥も気になります。
私は、口周りが乾燥するな~というときに、マスクを外して、ファンデーションの上から少量のアルガンオイルをトントンして乾燥を防いでいます。
アルガンオイルの使い方 ~ヘアケア編~
アルガンオイルはヘアケアにも使うことができます。
香りがほとんどないので、シャンプーや香水など他の香りとぶつかることもなく、気軽に使えるのもうれしいポイントです。
アウトバストリートメント
まずは、アウトバストリートメントとしての使い方。
髪は濡れているときにキューティクルが開いた状態になるので、洗ってタオルドライをしたあとに、なるべく早くドライヤーをかけてあげるのが鉄則。
でもドライヤーの熱も、髪を傷ませてしまわないか心配ですよね。
そこでおすすめなのが、アルガンオイルのアウトバストリートメント。
オイルで髪をコーティングすることで、ドライヤーの熱から守ることができます。
【使い方】
① 髪を洗って、タオルドライをします。
② 毛先にアルガンオイルをなじませます。
③ ドライヤーで髪を乾かします。
④ しっとりまとめたいときは、毛先にもう一度アルガンオイルを塗布します。
ただし、アルガンオイルをなじませるのは毛先のみ。
トップは油分が多いので、べたついたり、ぺたんこになってしまうので気をつけましょう。
頭皮マッサージ
アルガンオイルは頭皮マッサージにも使用可能!
ストレスや血行不良、ホルモンバランスなど、さまざまな原因で頭皮は硬くなってしまいます。
抜け毛や白髪が気になる方は、健やかな髪が生えてくるように、マッサージで血行をよくして予防しましょう。
また、顔のたるみが気になる方にもおすすめ。
頭皮が硬くなっていると、顔のたるみにもつながってしまうので、定期的にマッサージして、たるみを予防しましょう。
【使い方】
① 髪を洗います。
② 頭皮に適量のアルガンオイルをなじませます。
③ 指の腹で頭皮をマッサージします。
④ アルガンオイルをよく洗い流します。
ちなみに、シャンプー前の乾いた髪にアルガンオイルを塗布して、マッサージしてもOKです!
マッサージ後、シャンプーしてアルガンオイルを洗い流してください。
毛先のトリートメントに
アルガンオイルは毛先のトリートメントにもおすすめ。
ドライヤー後はもちろん、枝毛や毛先のパサつきが気になったときには、いつでもOKです。
毛先に数滴なじませてあげると、しっとりまとまりのある毛先になります。
紫外線による乾燥からも守ってくれるので、朝、おでかけの前の髪の仕上げにも重宝しますよ。
アルガンオイルの使い方 ~ボディパーツケア編~
顔や髪にうるおいを与えてくれるアルガンオイル。もちろん、ボディパーツにも使えます。
ネイルオイル
肌はメイクで隠せても、手指の老化は隠せないもの。年齢が現れてしまいがちですよね。
そこで、ぜひ使って欲しいのがアルガンオイル。
アルガンオイルはネイルオイルとしても使えるんです。
とくに、ジェルネイルをしている人にはおすすめ!
ジェルネイルは、乾燥すると剥がれやすくなってしまいます。
アルガンオイルで保湿することで、長持ちしますよ。
また、指先のささくれが気になる方も、こまめに保湿することで予防になります。
【使い方】
① アルガンオイルを1~2滴、爪周りに塗ります。
② クルクルと軽くマッサージします。
ひじ・ひざ・かかとのケア
肌を柔らかくしてくれるアルガンオイルは、ひじやひざ、かかとなどのケアにも。
かさつきが気になる部分にアルガンオイルをなじませることで、しっとりします。
私はとくに、かかとのガザガザが気になるので(泣)
アルガンオイルをすりこんで、靴下を履いて過ごしています。
もちろん、上記以外にも、キャリアオイルとして精油を混ぜてボディ全体のマッサージにも使えます。
でもそれには、たくさんのアルガンオイルを消費してしまいますよね。
それにはアルガンオイルは、ちょっと高価すぎるかな……?と個人的に思い、私はボディ全体には使っていません。
ということで、今回はパーツケアの紹介をさせていただきました♪
ホホバオイルとどう違うの?
アルガンオイル同様、人気のオイルでホホバオイルがあります。
両者には一体、どのような違いがあるのでしょうか?
主成分が違う
そもそも、同じオイルという名前がつきますが、ホホバオイルの主要成分はワックスエステル。ホホバオイルは、オイルではなくワックスに分類されます。
ワックスエステルは、人の肌の皮脂にも20~30%含まれるため、肌なじみがよいのが特徴です。
一方、アルガンオイルの主成分はオレイン酸やリノール酸などの脂肪酸。オイルに分類されます。
オレイン酸の含有量の違い
次に大きな違いとしてピックアップしたいのが、オレイン酸の含有量。
アルガンオイルには約50%含まれているのに対して、ホホバオイルは約10%です。
これだけ聞くと、美肌効果の高いオレイン酸が多い方がいいと思いますよね。
でも、ニキビのある方は要注意。
オレイン酸はアクネ菌のエサになるので、アルガンオイルがニキビを悪化させてしまう可能性があるのです。
とくに、思春期やもともとオイリー肌でニキビでお悩みの方は、ホホバオイルの方が安心してお使いいただけるでしょう。
保湿の仕方の違い
ホホバオイルとアルガンオイル、どちらも保湿力があります。
しかし、その保湿の仕方には違いがあります。
アルガンオイルは、肌に浸透して保湿します。
一方、ホホバオイルは、肌をバリアして水分の蒸発を防ぐ効果があります。
仕上がりの違い
アルガンオイルは、肌をふっくら柔らかくする効果があります。
肌のゴワつきが気になる方、年齢肌でお悩みの方は、アルガンオイルがうれしい効果をもたらしてくれそうです。
一方、日焼け後の乾燥が気になる方や、ニキビが気になる方はホホバオイルがおすすめ。
低刺激で、優しく肌を保湿して守ってくれます。
どちらもなかなか捨てがたい、魅力的な要素がありますよね。
私はこの違いを知ってから、どちらを使おうか悩みました。
思春期ニキビで悩んでいるわけではないので、ホホバオイルも使えそうだし、保湿力はどちらも高そうだ……。2つを混ぜて使うこともできるらしいけど、両方買うと高くついてしまうな……。
そして悩んだ末に、ホホバオイルとアルガンオイルのどちらもが含まれている美容液をみつけました!
ホホバオイルとアルガンオイル、両者の恩恵を受けられる上、セラミドや和漢植物など、他にも美肌成分がたっぷり入っているので、かなり満足しています♪
アルガンオイル100%ではなく、いろいろ美容成分が入っているオイル美容液をお探しの方には、絶対おすすめです。
アルガンオイルのQ&A
このように幅広い使い方ができる万能アルガンオイルですが、疑問に思う点もありました。
一緒にチェックしておきましょう。
油焼けはしないの?
油焼けとは、肌に塗布した油分が太陽の紫外線や熱で酸化して、それが色素沈着してシミやくすみを引き起こす現象のこと。
石油の精製技術が未熟だったころ、ワセリン等には不純物が混入しており、その不純物が油焼けを引き起こしていました。
では、アルガンオイルは油焼けするのでしょうか?
答えはNO!
アルガンオイルは油焼けの心配がないオイルです。
大量のビタミンEを含んだアルガンオイルは、酸化しにくいのが特徴。
現地モロッコでは、紫外線対策としても使われてきたのがアルガンオイルなのです。
充分な日焼け止め効果があるわけではないので、日焼け止めは使う必要がありますが、朝のスキンケアにも積極的に取り入れられるのがアルガンオイルのうれしいところです。
どこに保存すればいいの?
保存料が入っていないアルガンオイル、長持ちするか心配……という方もいますよね。
アルガンオイルは酸化しにくい性質はあるものの、やはり直射日光が当たる場所や高温多湿の場所に長時間置いておくと、劣化の原因になります。
直射日光が当たる場所を避けて、常温で保存しましょう。
また遮光瓶に入っているものを選ぶか、遮光瓶に移し替えて使用すれば、より長持ちします。
オイリー肌でも使えるの?
美肌効果の高いアルガンオイルですが、オイルはオイル。
もしオイリー肌の人が使っても、大丈夫なのでしょうか?
答えは、「人による」です。
オイリー肌といっても、もともと肌が乾燥していて、油分と水分のバランスが崩れて、皮脂が過剰分泌されてしまう場合もあります。
そのような肌には、保湿力の優れたアルガンオイルを使ってもOK!
しっかり肌の内面が保湿されることで、過剰な皮脂分泌が抑えられることもあるのです。
注意したいのは、思春期ニキビでお悩みの方や、もともとオイリー肌でニキビがある方。
アルガンオイルに含まれているオレイン酸は、アクネ菌のエサになります。
そのため、アルガンオイルによってニキビが悪化してしまう可能性も。
そのような方には、抗炎症作用のあるホホバオイルがおすすめです。
食べてもいいの?
スキンケアとしてのアルガンオイルの使い方をご紹介していきましたが、食用もあります。
栄養を壊さないように、小さじ1杯程度をサラダにかけたり、そのまま飲んだりと、熱を加えないで摂取するのがおすすめです。
当たり前ですが、美容用のアルガンオイルではなく、食用のものを使ってくださいね!
まとめ
今回は、アルガンオイルの美容効果について解説してきました。
アルガンオイルは、3つの優れた美容成分が含まれています。
まずは、トコフェロールというビタミンE。
抗酸化作用が老化予防につながり、また皮膚の血液循環をよくして、くすみのない健康的な肌をもたらしてくれます。
次に、保湿力があり肌なじみをよくしてくれるオレイン酸。
そして、肌を柔らかくしてくれるリノール酸など、魅力的な成分がたっぷり含まれています。
さらに、顔、髪、ボディへと、幅広い使い方ができるのもアルガンオイルの魅力。
スキンケアでは、
・ブースター
・毛穴クレンジング
・化粧水や乳液と混ぜて
といった3つの使い方をご紹介しました。
また、メイク時にも、次のように取り入れることができます。
・リキッドファンデーションやクリームファンデーションに混ぜる
・メイク直し
・マスクの摩擦による乾燥ケア
ヘアケアでは
・アウトバストリートメント
・頭皮マッサージ
・毛先のトリートメント
としてお使いいただけます。
さらに
・ネイルオイル
・ひじ、ひざ、かかとのケア
などボディパーツにも使えます。
同様に人気のあるホホバオイルとの違いもご説明させていただきました。
・オレイン酸の含有量の違い
・保湿の仕方の違い
・仕上がりの違い
など、いくつか相違点があります。
肌質や用途によって使い分けてみてくださいね。
最後に、アルガンオイルで気になる疑問も取り上げてみました。
・油焼けの心配はなし
・直射日光が当たる場所を避けて、常温で保存がおすすめ
・オイリー肌の人は、人によってはNG。思春期ニキビがある方や、もともとオイリー肌でニキビがある方は、ニキビを悪化させる可能性もあるので避けた方が無難
・アルガンオイルは食用もあり
このように魅力がたっぷりのアルガンオイル。
1本でいろいろな使い方ができて、肌も髪もうるうるにしてくれて、すっかり手放せない存在になりました。
とくに乾燥が気になるこれからの季節、みなさんもぜひ試してみてくださいね。