「今のスキンケアが自分に合っているかわからない」
「毎日きちんとケアしているのに肌の調子がよくならない」
「保湿化粧品を使っても肌が潤っている感じがしない」
あなたもこんな状態に陥っていませんか?
悩みや年齢に応じたスキンケアができていなかったり、ケアの仕方を間違えていたり…情報や商品があふれているせいでスキンケアがわからなくなってしまう人が増えています。
そんな「スキンケア迷子」から卒業するために、今の自分の肌質や悩みを把握してスキンケアの見直しをおこなってみましょう。
今回は、スキンケア迷子になってしまう原因と、スキンケア迷子を卒業するための正しいスキンケアをご紹介していきます。
自分にぴったりのスキンケアで、肌本来の調子を取り戻していきましょう!
Contents
1.スキンケアが合わなくなる原因
今までのスキンケアが物足りなくなったり、なんとなく合わなくなってきた…なんてこと、ありますよね。
それまでは何の問題もなかったスキンケアが合わなくなってしまう原因、それはズバリ「年齢」です。
私たちの肌は、年齢と共にいろいろと変化しています。
それは、シミやシワの出現などの外側の変化だけでなく、皮脂や水分量の減少といった内側の変化も含みます。
年齢による肌の変化は下記のとおりです。
・20代
酸化を食い止める代謝酵素が20歳をピークに減少します。
インナードライや大人ニキビ、毛穴が気になり始める年代です。
しかし、ターンオーバーが正常なため、肌の調子は取り戻しやすいです。
・30代
ターンオーバーが徐々に遅くなり約40日に。
乾燥や毛穴以外に、くすみや肌のハリ不足も現れやすくなります。
35歳以降は女性ホルモンが徐々に減少することにより、シミ、シワ、たるみなどのエイジングサインが目立ち始めます。
・40代
ターンオーバーが約55日となり、肌の調子が一気に急降下する年代。
30代と比べてエイジングサインがはっきりしてきます。
肌の水分量も低下するため、肌は常に乾燥気味に。
・50代
ターンオーバーが約75日となり、スキンケアの効果が出にくくなります。
シミ、シワ、たるみなどのエイジングサインや乾燥、くすみ、弾力低下など、さまざまな肌トラブルも現れやすい状態に。
女性ホルモンの分泌も急激に減少するため、肌の不調を感じやすい年代です。
・60代
ターンオーバーは約100日となります。
スキンケアが浸透しづらくなり、乾燥やハリ不足を引き起こしやすくなります。
血流も滞りがちになるので、くすみも現れやすいです。
2.年齢や悩みに応じたスキンケア
今までのスキンケアが合わなくなってきたと感じたら、それはスキンケアの変えどきのサイン。
少しずつ変化する肌の状態に合わせて、最適なスキンケアを取り入れていきましょう。
2-1.年齢別スキンケアのコツ
まずは、年齢別のスキンケアのコツをご紹介します。
年齢の変化と共に肌の水分量や皮脂量も変化しますので、それらを考慮してスキンケアをおこなうと効果的ですよ。
・20代
皮脂の分泌量が多いため、肌の乾燥はあまり感じない人が多いです。
しかし、肌の内側が乾燥すると余分な皮脂が出てしまい、ニキビや毛穴トラブルにつながるので、きちんと保湿することが大切です。
化粧水の後は乳液を使い、水分が蒸発してしまうのを防ぎましょう!
・30代
皮脂の分泌量が徐々に減り、肌の乾燥を感じる人が多くなります。
ターンオーバーが遅くなることでさまざまな肌トラブルが表面化しやすく、バリア機能も低下しがちなため、保湿は欠かせません。
セラミドなどの保湿成分が入っているアイテムを選んだり、美容オイルを取り入れるのも効果的です。
・40代
水分量、皮脂量が減って乾燥するだけでなく、シミやシワ、たるみなどのエイジングサインが現れるため、積極的なケアが必要です。
化粧水、乳液、クリームなどの基本的な保湿ケアはもちろんのこと、アイクリームや美容液、美顔器を使ったスペシャルケアも取り入れていきましょう。
・50代
肌の水分や皮脂だけでなく、女性ホルモンの分泌も減少するため、肌の乾燥に拍車がかかり、エイジングサインも顕著になります。
レチノールやビタミンC誘導体、プラセンタなどは、シミ、シワ、ハリ不足に効果があるので、積極的に取り入れたい成分。
化粧品選びの際は、ぜひ成分も確認するようにしてみてくださいね。
・60代
スキンケアが浸透しづらくなっていることから、いろいろなアイテムを使うよりも、一つ一つのアイテムの浸透を高めてあげるのが得策。
化粧水と乳液、クリームなどでシンプルケアを心がけましょう。
肌も敏感になりやすいので、低刺激のアイテムを選ぶのがポイントです。
2-2.肌悩み別スキンケアのコツ
続いて、肌悩みに応じたスキンケアのコツをご紹介します。
スキンケア以外にできる対策も併せてご紹介しますので、悩みの改善に向けてぜひ試してみてくださいね。
・乾燥
乾燥におすすめなのは「美容オイル」を取り入れたスキンケアです。
洗顔後すぐ、化粧水を塗る前に美容オイルを使うことで、化粧水が浸透しやすいやわらかい肌に整えることができます。
美容オイルを塗った後に化粧水を塗布し、その後は乳液やクリームで水分が蒸発しないように蓋をしてあげてくださいね。
乳液やクリームの代わりに、最初に使った美容オイルを少量使うのもおすすめです。
また、保湿成分として「セラミド」が配合された化粧品を使うのもよいでしょう。
セラミドは、人の肌に元々存在する成分で、角層内で水分を抱え込んで肌の潤いを保つ働きがあります。
洗顔や加齢で減少してしまう成分なので、化粧品で補うことでスキンケアの保湿効果をアップさせることができますよ。
乾燥は、シワやたるみなどの原因にもなりますので、早めの対処を心がけたいですね。
セラミドと美容オイルについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。
・毛穴
毛穴のトラブルはいろいろありますが、ここでは代表的な2つのトラブルのケア方法についてお伝えしていきます。
①黒ずみ
毛穴が黒ずむ原因はさまざまありますが、主な原因として挙げられるのが角栓の酸化です。
角栓は、古い角質や余分な皮脂が混ざって塊となったもので、これらが排出されずに毛穴に詰まると、酸化して黒ずんでしまいます。
角栓の排出を促すには、ターンオーバーを整えることが大切です。
ターンオーバーは「睡眠の質を上げる」「栄養バランスのよい食事を摂る」など、生活習慣の改善によって整えることができます。
睡眠の質は「寝る前のスマホの使用を控える」「寝る3時間前までに食事を済ませる」などの行動で簡単に上げることが可能ですよ。
また、ジャンクフードやお菓子の食べ過ぎを控え、肉、魚、野菜をまんべんなく食べるように心がけて、栄養をきちんと摂取することも大切です。
②開き
毛穴の開きは、乾燥によって引き起こされます。
肌が乾燥すると角質が縮んでしまい、毛穴が広がってしまうのです。
また、乾燥により余分な皮脂が分泌されると、その皮脂に含まれる不飽和脂肪酸が毛穴の入り口を溶かしてしまい、毛穴がすり鉢状に広がってしまうことがあります。
先ほどお伝えした「乾燥のスキンケアのコツ」を参考に、余計な皮脂を分泌させない潤った肌に整えることが、開き毛穴改善への近道です。
ポイントは、肌の表面ではなく内側から潤すことです。
化粧水をたっぷり使い、角層を水分で満たすよう意識しましょう。
また保湿を心がけるほか、皮脂の分泌をコントロールできるビタミンC配合の化粧品を取り入れるのもおすすめです。
・大人ニキビ
活発な皮脂分泌が原因でできる思春期ニキビとちがって、乾燥やホルモンバランスの乱れなどが原因でできてしまう大人ニキビ。
その予防と改善には体の内側からのケアが必須です。
「睡眠の質を上げる」「栄養バランスのよい食事を摂る」などに加えて、「ストレスを溜めない」ことも重要です。
ストレスは皮膚の免疫力を低下させるだけでなく、皮膚の再生力も低下させてしまうため、ニキビの炎症が強くなったり、ニキビの治りが悪くなったりしてしまいます。
「ニキビがあること自体がストレス」と思ってしまいがちですが、気にしすぎずに過ごすメンタルも必要です。
自分の好きなことをして気分転換をしたり、ゆっくり休んだりして、大人ニキビと上手に付き合っていきましょう。
また、予防策として「洗顔の見直し」も効果的ですよ。
乾燥が原因の大人ニキビに洗いすぎは禁物ですので、洗顔は1日2回までにとどめ、お湯の温度も32℃程度のぬるま湯になるように心がけましょう。
洗顔料は、規定の量をしっかり泡立てて使い、洗顔中に指とニキビが触れてしまわないようにしましょう。
ニキビに効果的な洗顔方法はこちらの記事に詳しくまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
3.まとめ
スキンケア迷子になってしまう原因と、その解決方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
スキンケア迷子になってしまう原因は、急にスキンケアが合わなくなることや、効果を実感できないことにありますが、その根本的な原因は年齢による肌の変化にあります。
年齢による肌の変化にスキンケアが追いついていないと、思うような効果を得られず、焦っていろいろなスキンケアを試した結果、迷走してしまいがちです。
肌の変化に合わせてスキンケアをアップデートすることで、スキンケア迷子を卒業することができますよ。
早速今日からスキンケアを見直して、効果を実感できるスキンケアにシフトしていきましょう!