あなたは、こめかみにニキビができた経験がありますか?
私はこの夏、久々に大きなこめかみニキビを作ってしまいました。
なかなか治らずに、苦労しましたよ(汗)
また先日、街でとても可愛いらしい女の子を見かけました。
その美しさに目を奪われて、女の私も思わず目が釘付けに♡
しかしすれ違って女の子の横顔を見ると、こめかみに痛々しいニキビがたくさんあったのです。
こめかみのニキビは正面だとわかりにくいのですが、横から見ると意外と目立つんですよね。
自分よりも他人の目に映りやすいこめかみのニキビには、十分気をつけなければいけないな、と痛感しました。
実はこめかみは、ニキビができやすい部分。
ニキビが悪化しやすい場所でもあるので、しっかり対処しましょう。
- どうしてこめかみにニキビができるの?
- こめかみのニキビ、早く治すためにはどうしたらいい?
- こめかみのニキビを予防する習慣を教えて
このようにお考えの方は、ぜひお読みください。
1.こめかみのニキビの特徴
こめかみのニキビは、一体どのような特徴をもっているのでしょうか。
チェックしていきましょう。
1-1.こめかみのニキビは誰にでもできる可能性がある
思春期やオイリー肌の人はTゾーン、大人ニキビはUゾーンといったように、肌質や年代によってニキビができやすい場所があります。
一方で、肌質や年代に関わらず、あらゆる人の肌にできるのが「こめかみのニキビ」。
シャンプーのすすぎ残しなど、あらゆることが原因になるので、皮脂の多い思春期だけでなく、大人の肌にもできることがあるのです。
1-2.こめかみのニキビは長引きやすい
こめかみのニキビは長引きやすいという特徴があります。
それは、こめかみがあらゆる刺激を受けやすい場所だから。
詳しくは次章で解説させていただきますので、チェックしてみてくださいね。
2.こめかみにニキビができる6つの理由
こめかみのニキビは、なぜできてしまうのでしょうか。
その理由を、掘り下げてみましょう。
2-1.皮脂腺が多い
こめかみは、皮脂腺が多いという特徴があります。
皮脂腺から分泌された皮脂は、皮膚をコーティングして、水分の蒸発を防いだり、外的刺激から肌を守る役割をしています。
しかし角質肥厚により毛穴の出口が狭くなると、皮脂が溜まり、ニキビの原因菌であるアクネ菌が増加。毛穴内に炎症が起こり、ニキビができてしまいます。
2-2.洗顔料のすすぎ残し
洗顔料のすすぎ残しも、こめかみのニキビの原因。
汚れや洗浄成分が肌に残ってしまうと、ニキビを引き起こす原因になってしまうのです。
残った泡はタオルで拭かずに、再度ぬるま湯ですすぎなおしましょう。
すすぎ残しがなくなるまで、しっかり泡を流すことが大切です。
2-3. シャンプーやコンディショナーのすすぎ残し
シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しも、こめかみのニキビの原因に。
シャンプーやコンディショナーが皮膚に付着したままだと、ニキビを引き起こしたり、炎症を悪化させてしまいます。
これは背中や首のニキビ、頭皮のかゆみの原因にもなるので気をつけましょう。
ショートやミディアムで2分、ロングであれば3分ほどを目安に、ぬるつきがなくなるまで、しっかりすすぎをしてください。
私も、小さな子供と一緒にお風呂に入るときはバタバタ!
シャワーの奪い合いの末、いい加減にすすぎをしてしまうことがあります。
私のこめかみに大きなニキビができたのも、おそらくこれが原因。
子供と急いでシャワーを済ませた翌朝に、大きなニキビがこめかみと頭皮にできてしまいました。以後、どんなに忙しくてもすすぎはしっかりするように心がけています。
2-4.髪の毛や帽子が触れている
髪の毛や帽子が触れやすいことも、こめかみにニキビができやすい理由のひとつ。
ニキビができた部分に髪の毛や整髪料が触れると、刺激となってしまいます。
すると炎症が悪化する可能性も。
また帽子を被る人も要注意。
帽子にファンデーションなどの汚れが付着していると、それが炎症を悪化させてしまいます。
私のニキビも常に髪が触れていたせいか、最初は白かったのですが、最終的に赤く大きなニキビに進行してしまいました。
- ニキビができたら髪の毛が触れないようにアップスタイルにする
- 汚れている帽子は着用しない
などして、ニキビを刺激しないように気をつけましょう。
2-5. 保湿不足になりがち
こめかみは保湿不足になりがちなパーツ。
それがニキビを引き起こす原因にもなります。
保湿とニキビ、一見、関係がないように感じられますが、実は深い関係があるんです。
肌は乾燥しすぎると、それを守ろうと肌は皮脂を過剰に分泌。
すると過剰な皮脂が毛穴に詰まって、ニキビが引き起こされてしまうのです。
皮脂分泌が少ない大人で乾燥肌の人でも、こめかみにニキビができてしまうのは、保湿不足が原因かもしれません。
たしかに、こめかみを意識して保湿することは、あまりないですよね。
頬や目の周りなどは意識して塗布していても、こめかみは「なんとなく」という方が多いのではないでしょうか。
とくに乾燥肌の方は、しっかり洗顔したあと、こめかみまでたっぷり保湿しましょう。
2-6. ドライヤーの熱が当たりやすい
こめかみは、ドライヤーの熱が当たりやすい場所でもあります。
熱と風により、肌は乾燥してしまいますよね。
先述したように、肌の乾燥はニキビの間接的要因になりますので、気をつけなければいけません。
- ドライヤーの風をできるだけ、こめかみに当てないようにする
- 熱すぎない温度で乾かす(ドライヤーによっては『スカルプモード』のような、頭皮にやさしい温度設定が選べる場合があります。)
以上の点を意識して、髪を乾かしましょう。
3.こめかみにニキビができたときの対処法
もしもこめかみにニキビができてしまったときは、どのように対処したらいいのでしょうか。
詳しくチェックしておきましょう。
3-1.手や髪が触れないように
ニキビができてしまうと、つい触ってみたくなりますよね。
しかし、手には雑菌がたくさん付着していて、悪化の原因に。
ニキビには触れないようにしましょう。
また、ニキビをつぶすのもNG。
雑菌が入って化膿する可能性があります。跡にもなりやすいので、つぶさないようにしましょう。
髪が触れている場合は、アップスタイルにするなどして、刺激を減らすことも治癒への近道です。
3-2.丁寧な洗顔
ニキビができたからといって過剰に洗顔すると、それがかえって肌の乾燥を招いてしまうことも。
肌の乾燥は、過剰な皮脂分泌を招く恐れがあるので、ニキビ予防のためにもやさしい洗顔を心がけましょう。
- 洗顔料をしっかり泡立てて、泡をころがすようにして、やさしく洗う
- ぬるま湯ですすぐ
- 清潔なタオルで、やさしく押さえるように水分を拭き取る
以上のポイントに注意して、摩擦を避けながら洗顔してくださいね。
3-3.パッティングは避ける
ニキビができたときは、コットンによるパッティングも避けましょう。
刺激となり、炎症を悪化させてしまう可能性があります。
清潔な手に化粧水をのせてやさしくハンドプレスするか、コットンでやさしく押さえるように塗布しましょう。
3-4.UVケア
ニキビの炎症があるときは日焼け止めを塗らないほうがいいのか、迷いますよね。
しかし、紫外線のダメージから肌を守ることは何より大切。
ニキビができてしまったときは、肌にやさしい日焼け止めを塗ることをおすすめします。
開封後、1年以上経過している古い日焼け止めは使用せず、できるだけフレッシュな製品を使うようにしましょう。
また次のような製品も、肌に負担をかけにくい製品なのでおすすめです。
・ノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止め
「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載されているのは、アクネ菌のエサになりにくい製品。ニキビができやすい肌質の方におすすめです。
・紫外線吸収剤不使用の製品
紫外線吸収剤とは、紫外線のエネルギーを熱などの別のエネルギーに変換する成分。
多くの日焼け止めに使用されていますが、肌に負担がかかることもあります。
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めは、製品によっては白浮きすることがありますが、肌に負担がかかりにくいアイテムなので、ニキビができてしまったときにもおすすめです。
3-5.炎症が強い場合は皮膚科へ
ニキビの炎症が強いときや、炎症が長引いているときは、皮膚科を受診することをおすすめします。
「ニキビくらいで……」
「そのうち治るし」
そう思うかもしれませんが、ニキビの進行具合に合わせた適切な処置を受けることで、悪化を防ぐことができます。
症状に合わせて、内服薬や外用薬を処方されるので、気になる場合はぜひ受診してくださいね。
4.ニキビを防ぐ生活習慣
こめかみに限らずニキビ全般に言えることですが、生活習慣を整えることも、ニキビの予防には大切です。
4-1.質の良い睡眠をとる
ニキビケアに「質の良い睡眠」は欠かせません。
なかでも寝入りの3時間は、細胞の修復に関わる成長ホルモンが分泌されるタイミング。
たとえ長時間寝られなくても、寝入りにぐっすりと寝られるように、環境を整えておきましょう。
4-2.バランスの良い食生活
栄養バランスのよい食生活も、ニキビを予防するためには大切です。
ジャンクフードや脂っこい食事、血糖値を急上昇させる食べ物などはニキビができやすいので注意。
ビタミンやミネラルなどの栄養素を、バランスよく摂取することが大切です。
4-3.ストレスをこまめに解消する
ストレスも、ニキビを引き起こす原因の一つ。
ストレスは自律神経を乱して、皮脂分泌を活発にさせてしまいます。
あまり溜め込まず、あなたに合った方法でこまめに解消してくださいね。
5. まとめ
こめかみにできるニキビについて、解説してきました。
こめかみは、皮脂腺が多くニキビができやすい場所。
またシャンプーなどのすすぎ残しなどによって、刺激を受けやすい部分でもあります。
すすぎ残しや保湿不足など、ニキビの原因になることを避け、生活習慣を整えるなどしてニキビを予防しましょう。
万が一ニキビができてしまったら、できるだけ刺激をしないことが大切です。
意外と目立つこめかみニキビ。しっかりケアして、美しい横顔を作りましょう♪