こめかみニキビができるのはなぜ?6つの原因と対処法をご紹介

あなたは、こめかみにニキビができた経験がありますか?

私はこの夏、久々に大きなこめかみニキビを作ってしまいました。
なかなか治らずに、苦労しましたよ(汗)

また先日、街でとても可愛いらしい女の子を見かけました。
その美しさに目を奪われて、女の私も思わず目が釘付けに♡

しかしすれ違って女の子の横顔を見ると、こめかみに痛々しいニキビがたくさんあったのです。
こめかみのニキビは正面だとわかりにくいのですが、横から見ると意外と目立つんですよね。

自分よりも他人の目に映りやすいこめかみのニキビには、十分気をつけなければいけないな、と痛感しました。

実はこめかみは、ニキビができやすい部分。
ニキビが悪化しやすい場所でもあるので、しっかり対処しましょう。

  • どうしてこめかみにニキビができるの?
  • こめかみのニキビ、早く治すためにはどうしたらいい?
  • こめかみのニキビを予防する習慣を教えて

このようにお考えの方は、ぜひお読みください。

1.こめかみのニキビの特徴

.こめかみのニキビの特徴

こめかみのニキビは、一体どのような特徴をもっているのでしょうか。
チェックしていきましょう。

1-1.こめかみのニキビは誰にでもできる可能性がある

思春期やオイリー肌の人はTゾーン、大人ニキビはUゾーンといったように、肌質や年代によってニキビができやすい場所があります。

一方で、肌質や年代に関わらず、あらゆる人の肌にできるのが「こめかみのニキビ」。

シャンプーのすすぎ残しなど、あらゆることが原因になるので、皮脂の多い思春期だけでなく、大人の肌にもできることがあるのです。

1-2.こめかみのニキビは長引きやすい

こめかみのニキビは長引きやすいという特徴があります。
それは、こめかみがあらゆる刺激を受けやすい場所だから。

詳しくは次章で解説させていただきますので、チェックしてみてくださいね。

2.こめかみにニキビができる6つの理由

こめかみにニキビができる6つの理由

こめかみのニキビは、なぜできてしまうのでしょうか。
その理由を、掘り下げてみましょう。

2-1.皮脂腺が多い

こめかみは、皮脂腺が多いという特徴があります。

皮脂腺から分泌された皮脂は、皮膚をコーティングして、水分の蒸発を防いだり、外的刺激から肌を守る役割をしています。

しかし角質肥厚により毛穴の出口が狭くなると、皮脂が溜まり、ニキビの原因菌であるアクネ菌が増加。毛穴内に炎症が起こり、ニキビができてしまいます。

2-2.洗顔料のすすぎ残し

洗顔料のすすぎ残しも、こめかみのニキビの原因。

汚れや洗浄成分が肌に残ってしまうと、ニキビを引き起こす原因になってしまうのです。

残った泡はタオルで拭かずに、再度ぬるま湯ですすぎなおしましょう。
すすぎ残しがなくなるまで、しっかり泡を流すことが大切です。

2-3. シャンプーやコンディショナーのすすぎ残し

シャンプーやコンディショナーのすすぎ残しも、こめかみのニキビの原因に。

シャンプーやコンディショナーが皮膚に付着したままだと、ニキビを引き起こしたり、炎症を悪化させてしまいます。

これは背中や首のニキビ、頭皮のかゆみの原因にもなるので気をつけましょう。

ショートやミディアムで2分、ロングであれば3分ほどを目安に、ぬるつきがなくなるまで、しっかりすすぎをしてください。

私も、小さな子供と一緒にお風呂に入るときはバタバタ!
シャワーの奪い合いの末、いい加減にすすぎをしてしまうことがあります。

私のこめかみに大きなニキビができたのも、おそらくこれが原因。
子供と急いでシャワーを済ませた翌朝に、大きなニキビがこめかみと頭皮にできてしまいました。以後、どんなに忙しくてもすすぎはしっかりするように心がけています。

2-4.髪の毛や帽子が触れている

髪の毛や帽子が触れやすいことも、こめかみにニキビができやすい理由のひとつ。

ニキビができた部分に髪の毛や整髪料が触れると、刺激となってしまいます。
すると炎症が悪化する可能性も。

また帽子を被る人も要注意。
帽子にファンデーションなどの汚れが付着していると、それが炎症を悪化させてしまいます。

私のニキビも常に髪が触れていたせいか、最初は白かったのですが、最終的に赤く大きなニキビに進行してしまいました。

  • ニキビができたら髪の毛が触れないようにアップスタイルにする
  • 汚れている帽子は着用しない

などして、ニキビを刺激しないように気をつけましょう。

2-5. 保湿不足になりがち

こめかみは保湿不足になりがちなパーツ。
それがニキビを引き起こす原因にもなります。

保湿とニキビ、一見、関係がないように感じられますが、実は深い関係があるんです。

肌は乾燥しすぎると、それを守ろうと肌は皮脂を過剰に分泌。
すると過剰な皮脂が毛穴に詰まって、ニキビが引き起こされてしまうのです。

皮脂分泌が少ない大人で乾燥肌の人でも、こめかみにニキビができてしまうのは、保湿不足が原因かもしれません。

たしかに、こめかみを意識して保湿することは、あまりないですよね。
頬や目の周りなどは意識して塗布していても、こめかみは「なんとなく」という方が多いのではないでしょうか。

とくに乾燥肌の方は、しっかり洗顔したあと、こめかみまでたっぷり保湿しましょう。

2-6. ドライヤーの熱が当たりやすい

こめかみは、ドライヤーの熱が当たりやすい場所でもあります。

熱と風により、肌は乾燥してしまいますよね。
先述したように、肌の乾燥はニキビの間接的要因になりますので、気をつけなければいけません。

  • ドライヤーの風をできるだけ、こめかみに当てないようにする
  • 熱すぎない温度で乾かす(ドライヤーによっては『スカルプモード』のような、頭皮にやさしい温度設定が選べる場合があります。)

以上の点を意識して、髪を乾かしましょう。

3.こめかみにニキビができたときの対処法

こめかみにニキビができたときの対処法

もしもこめかみにニキビができてしまったときは、どのように対処したらいいのでしょうか。
詳しくチェックしておきましょう。

3-1.手や髪が触れないように

ニキビができてしまうと、つい触ってみたくなりますよね。
しかし、手には雑菌がたくさん付着していて、悪化の原因に。
ニキビには触れないようにしましょう。

また、ニキビをつぶすのもNG。
雑菌が入って化膿する可能性があります。跡にもなりやすいので、つぶさないようにしましょう。

髪が触れている場合は、アップスタイルにするなどして、刺激を減らすことも治癒への近道です。

3-2.丁寧な洗顔

ニキビができたからといって過剰に洗顔すると、それがかえって肌の乾燥を招いてしまうことも。
肌の乾燥は、過剰な皮脂分泌を招く恐れがあるので、ニキビ予防のためにもやさしい洗顔を心がけましょう。

  • 洗顔料をしっかり泡立てて、泡をころがすようにして、やさしく洗う
  • ぬるま湯ですすぐ
  • 清潔なタオルで、やさしく押さえるように水分を拭き取る

以上のポイントに注意して、摩擦を避けながら洗顔してくださいね。

3-3.パッティングは避ける

ニキビができたときは、コットンによるパッティングも避けましょう。

刺激となり、炎症を悪化させてしまう可能性があります。

清潔な手に化粧水をのせてやさしくハンドプレスするか、コットンでやさしく押さえるように塗布しましょう。

3-4.UVケア

ニキビの炎症があるときは日焼け止めを塗らないほうがいいのか、迷いますよね。
しかし、紫外線のダメージから肌を守ることは何より大切。

ニキビができてしまったときは、肌にやさしい日焼け止めを塗ることをおすすめします。

開封後、1年以上経過している古い日焼け止めは使用せず、できるだけフレッシュな製品を使うようにしましょう。

また次のような製品も、肌に負担をかけにくい製品なのでおすすめです。

・ノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止め

「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載されているのは、アクネ菌のエサになりにくい製品。ニキビができやすい肌質の方におすすめです。

・紫外線吸収剤不使用の製品

紫外線吸収剤とは、紫外線のエネルギーを熱などの別のエネルギーに変換する成分。
多くの日焼け止めに使用されていますが、肌に負担がかかることもあります。

紫外線吸収剤不使用の日焼け止めは、製品によっては白浮きすることがありますが、肌に負担がかかりにくいアイテムなので、ニキビができてしまったときにもおすすめです。

3-5.炎症が強い場合は皮膚科へ

ニキビの炎症が強いときや、炎症が長引いているときは、皮膚科を受診することをおすすめします。

「ニキビくらいで……」
「そのうち治るし」

そう思うかもしれませんが、ニキビの進行具合に合わせた適切な処置を受けることで、悪化を防ぐことができます。

症状に合わせて、内服薬や外用薬を処方されるので、気になる場合はぜひ受診してくださいね。

4.ニキビを防ぐ生活習慣

ニキビを防ぐ生活習慣

こめかみに限らずニキビ全般に言えることですが、生活習慣を整えることも、ニキビの予防には大切です。

4-1.質の良い睡眠をとる

ニキビケアに「質の良い睡眠」は欠かせません。

なかでも寝入りの3時間は、細胞の修復に関わる成長ホルモンが分泌されるタイミング。
たとえ長時間寝られなくても、寝入りにぐっすりと寝られるように、環境を整えておきましょう。

4-2.バランスの良い食生活

栄養バランスのよい食生活も、ニキビを予防するためには大切です。

ジャンクフードや脂っこい食事、血糖値を急上昇させる食べ物などはニキビができやすいので注意。

ビタミンやミネラルなどの栄養素を、バランスよく摂取することが大切です。

4-3.ストレスをこまめに解消する

ストレスも、ニキビを引き起こす原因の一つ。

ストレスは自律神経を乱して、皮脂分泌を活発にさせてしまいます。

あまり溜め込まず、あなたに合った方法でこまめに解消してくださいね。

5. まとめ

こめかみにできるニキビについて、解説してきました。

こめかみは、皮脂腺が多くニキビができやすい場所。
またシャンプーなどのすすぎ残しなどによって、刺激を受けやすい部分でもあります。

すすぎ残しや保湿不足など、ニキビの原因になることを避け、生活習慣を整えるなどしてニキビを予防しましょう。

万が一ニキビができてしまったら、できるだけ刺激をしないことが大切です。

意外と目立つこめかみニキビ。しっかりケアして、美しい横顔を作りましょう♪

おすすめの記事