首ニキビの原因と対策!繰り返さないために知っておきたい予防&改善法
自分ではあまりよく見えないものの、意外と人によく見られている首。
そんな首周りに、ニキビができてしまうことはありませんか?
とくに、首の後ろにニキビができやすいという方もいらっしゃいますよね。
実はニキビは、顔だけでなく首にもできてしまうもの。
悪化すると、痛みを感じたり、跡が残ってしまうこともあります。
そこで今回は、首ニキビの原因と対策について徹底解説。
なぜ首にニキビができてしまうのか、どうしたら予防できるのかなど、詳しく解説していきたいと思います。
次のような疑問をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
  • 首にもニキビができる?
  • 首の後ろにニキビができるのはなぜ?
  • 首ニキビができたらどうする?
  • 首ニキビを防ぐスキンケアを知りたい
  • 首ニキビを防ぐ生活習慣とは?
首ニキビを繰り返さないためにも、正しい予防法や改善策を知っておきましょう。

1.首ニキビの原因は?

首ニキビの原因は?
なぜ首ニキビはできてしまうのでしょうか。その原因を掘り下げていきましょう。

1-1.皮脂の過剰分泌

首ニキビの原因の一つが、皮脂の過剰分泌。
顔と同様、首にも皮脂腺があるため、皮脂が分泌されます。
皮脂は肌のうるおいを保つ大切なものですが、過剰に分泌されるとニキビなどの肌トラブルの原因になることもあるのです。
皮脂の過剰分泌
過剰に分泌された皮脂が毛穴の中に溜まると、アクネ菌が増加。
毛穴の中に炎症が起こり、赤く腫れてニキビとなります。
とくにフェイスラインに近い首の前側は、皮脂の過剰分泌によってニキビができやすいパーツです。

1-2.肌の乾燥

肌の乾燥も、首ニキビの原因のひとつ。
実は首の皮膚は顔よりも薄く、水分を保持しにくいパーツでもあります。
肌は乾燥しすぎると、うるおいを守ろうとして、過剰に皮脂を分泌。
大量の皮脂が毛穴に詰まってしまい、ニキビにつながってしまいます。
これはいわゆる大人ニキビができるメカニズム。
皮脂分泌の多い思春期と違い、大人の乾燥肌でもニキビができてしまうのです。

1-3.ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーの乱れも、首ニキビの原因。
本来、古い角質はターンオーバーによって剥がれ落ちていきます。
しかし加齢や紫外線など、何かしらの理由によってターンオーバーが乱れてしまうと、古い角質が蓄積。
毛穴の出口を塞いでしまい、皮脂が詰まりやすくなってしまいます。
するとアクネ菌が増加して、炎症が発生。ニキビができてしまうのです。
とくに首の下部やデコルテ付近は、ターンオーバーが乱れやすいパーツ。
日焼け止めやスキンケア製品を塗り忘れてしまったり、保湿が不十分でターンオーバーが乱れてしまうこともあります。
また首こりや肩こりがある方は、デコルテ付近は血行不良になりやすく、細胞に必要な栄養が滞ることで、ターンオーバーが乱れてしまうことも。
このように、さまざまな理由で首の肌のターンオーバーは乱れてしまいます。

1-4.汚れによる毛穴の詰まり

また汚れの蓄積も、首ニキビの原因のひとつ。
とくに首の付け根や後ろのあたりは、洗い忘れや、シャンプーのすすぎ残しが起こりやすいパーツ。
毛穴に汚れが詰まってしまい、ニキビを引き起こす可能性もあります。

2.首ニキビを予防するスキンケア

首ニキビを予防するスキンケア
では、どのような方法で首ニキビを予防することができるのでしょうか。
具体的な方法をチェックしていきましょう。

2-1.丁寧な洗浄

首のニキビを予防するためには、丁寧な洗浄で、余分な皮脂や古い角質をオフしておくことが大切です。

・洗顔ついでに首も優しく洗う

硬いボディタオルで首をゴシゴシ洗ってしまうと、肌を痛めてバリア機能を低下させてしまう可能性もあります。
「デコルテまでが顔」というイメージで、顔と一緒にやさしく丁寧に、首も洗いましょう。
しっかりすすぎをすることも大切です。

・角質ケア

顔と同様、首の角質ケアをするのも効果的。
ピーリングや酵素洗顔などで、首に蓄積した古い角質をオフすることができます。
しかし首の皮膚は薄く、やりすぎると肌を痛めてしまうことがあるので、週1か月2回程度のスペシャルケアとして取り入れるのがおすすめ。
(商品によっては、デイリーに使えるマイルドな酵素洗顔などもあります。)
とくに首は、紫外線が当たりやすい部分でもありますので、十分に注意しながら角質ケアを行いましょう。

2-2.保湿

首ニキビの予防には、保湿も大切。
とくに乾燥による大人ニキビを繰り返している方は、首にもしっかりとうるおいを与えることが大切です。

・水分と油分を与える

保湿の基本は化粧水で水分を与えて、乳液やクリーム、オイルなどの油分で蓋をすること。
顔はそのようなスキンケアをしていても、首はあまり保湿をしていない方もいらっしゃると思います。
顔をお手入れする際に、首までスキンケア製品を伸ばして、しっかり保湿を行いましょう。

・バリア機能の回復にはセラミド

乾燥しやすく、バリア機能が低下している肌には、セラミド配合の化粧品もおすすめ。
セラミドは本来私たちの肌にあるものですが、30代以降から徐々に減っていきます。
まさに大人ニキビができやすくなる年代ですよね。
セラミドは、バリア機能の要として、水分を保持したり、外部刺激から肌を守ってくれる存在。大人ニキビの予防にも大きな効果を発揮します。
なかでもヒト型セラミドは、保湿力と肌なじみが抜群。
長時間潤いを保つことができるので、セラミド化粧品をお探しの方は、ぜひヒト型セラミドが配合されたものを選んでみてくださいね。

2-3.UVケア

紫外線は、肌を乾燥させてバリア機能を低下させる原因のひとつ。
しっかりUVケアをすることが、首ニキビの予防にもつながります。
とくに首は、日焼け止めの塗り忘れが多い部分。
耳の後ろ、うなじ付近、デコルテなど、自分では見えにくい部分にも、忘れず塗布するようにしましょう。
私は首の下の方やデコルテの塗り忘れがないように、服を着る前に日焼け止めを塗るようにしています。
紫外線は 、365日降り注いでいます。
雲や窓ガラスも通過するので、一年を通して外出の有無に関係なくUVケアをしましょう。

3.首ニキビを予防する生活習慣

首ニキビを予防する生活習慣
首ニキビを予防するためには、次のような生活習慣の見直しも有効です。

3-1.栄養バランスのよい食生活

脂質や糖質の多すぎる食事や、栄養バランスが偏った食事は、ニキビの原因になります。
そのため、首ニキビを予防するためには、栄養バランスの良い食生活が大切。
なかでも次の栄養素は、ニキビ予防におすすめです。

・ビタミンB2

肌のターンオーバーを助けたり、皮脂分泌の調整をする。
多く含まれる食材……しそ、うなぎ、レバーなど

・ビタミンB6

肌のターンオーバーを助けたり、皮脂分泌の調整をする。
多く含まれる食材……レバー、肉類、魚介類、卵黄など

・ビタミンA

皮膚の角化や乾燥を防止する。
多く含まれる食材……ほうれん草、にんじん、かぼちゃなど

・βカロテン

活性酸素を抑制したり、皮膚の免疫を維持する。
多く含まれる食材……春菊、小松菜、にんじんなど

3-2.睡眠環境を整える

首ニキビを予防するためには、睡眠環境を整えることも大切です。

・質の良い睡眠を取る

傷ついた細胞は、寝ている間に修復されます。
とくに寝入りの3時間は、細胞の修復に関わる成長ホルモンが大量に分泌されるタイミング。
長い時間、睡眠時間を確保できない日でも、寝入りにぐっすりと寝られるように、睡眠環境を整えることが有効です。
質の良い睡眠を摂取することで、肌のターンオーバーも正常になり、ニキビができにくい健やかな肌を目指すことができますよ。

・寝具を清潔に保つ

枕やシーツなどの寝具を、清潔に保つことも大切。
雑菌が付着した枕やシーツを放置しておくと、ニキビの悪化につながる可能性もあります。
こまめな洗濯を心がけましょう。

3-3. ストレスを解消

ストレスも大人ニキビを引き起こす原因のひとつ。
適度に解消していくことが、首ニキビの予防にもつながります。
ご自身に合ったストレス解消法を見つけて、ストレスがたまらないように心がけましょう。

4.首ニキビができてしまったら

.首ニキビができてしまったら
もし首ニキビができてしまったら、どうしたらいいでしょうか。
ここで対処法をご紹介しておきます。

4-1.触れない、つぶさない

できてしまった首ニキビは、絶対に触れないようにしましょう。
手には見えない雑菌がたくさん付着しています。
ニキビを悪化させてしまう可能性があるので、触れないことが回復への近道です。
ニキビをつぶすのはもってのほか。
雑菌が混入して化膿して、跡が残りやすくなるのでやめましょう。

4-2.服や髪が触れないようにする

首にニキビができると、服や髪で隠したくなってしまいますが、それは逆効果。
摩擦が刺激となって、悪化してしまう可能性もあります。
髪を結ぶ、タートルネックやスカーフやマフラーは避けるなどして、できるだけ刺激をしないようにしましょう。

4-3.ゴシゴシ洗いやスクラブは禁止

ニキビができている部分をごしごし洗ったり、スクラブをするのはNG。
刺激となって悪化の原因になります。
洗浄する際は、やさしく泡を転がすように丁寧に行いましょう。

4-4.悪化したら皮膚科へ

首ニキビがなかなか治らないときや、悪化してしまったときは、皮膚科へ行きましょう。
以前、わたしも首の後ろに赤いポツポツが現れ、皮膚科に行きました。
ニキビがある部分と、虫に刺された部分が混在していたようで、それぞれに合った薬を出していただきました。
とくに首の後ろは自分で見えにくい場所なので、自己判断せず、専門医に相談してみてくださいね。

5.まとめ

今回は、首ニキビについてピックアップしてきました。
首は顔と同様、ニキビができる場所。
とくに首の後ろのニキビに悩む人は多くいらっしゃいます。
過剰な皮脂分泌、ターンオーバーの乱れなど、基本的な原因は顔のニキビと同じ。
丁寧なスキンケアや、生活習慣の見直しなどが改善につながります。
悪化してしまったら、自己判断せずに皮膚科に行くことも、早く治すための近道です。
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