エイジングケア効果が期待できるとして、話題沸騰中の美容成分「レチノール」。
ここ日本だけでなく、海外でもあらゆるメーカーからレチノール化粧品が発売されています。
なかでも今回ピックアップするのは、アメリカのコスメブランド「キールズ」のレチノールクリーム。
刺激が感じられやすいレチノール製品ですが、キールズのレチノールクリームは刺激が少なく、敏感肌でも使えるとして注目を集めています。
そこで今回は、さまざまなレチノール製品を試してきた45歳の私が、キールズのレチノールクリームの使用感を徹底レビュー。
A反応は起こるのか、肌にどのような効果があったのか詳しく解説していきたいと思います。
- キールズはどこの国のブランド?
- キールズのレチノールはA反応が起こる?
- キールズのレチノールはピリピリしない?
- キールズのレチノールは、目の周りに塗ってもいい?
以上のような疑問をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
1.キールズとは?
キールズとは、いったいどのようなブランドなのでしょうか?
その特徴をチェックしていきましょう。
1-1.170年以上続く、老舗コスメブランド
キールズの発祥は1851年のニューヨーク。
薬草などの原料を用いて薬やお茶を調合するアポセカリーとしてスタートしました。
現在では、スキンケア、ボディケア、メンズ化粧品、ヘアケア製品など、さまざまなジャンルの商品を販売しています。
1-2.スタイリッシュなデザイン
キールズの魅力のひとつが、そのスタイリッシュなデザイン。
英字が多く記載された洗練されたパッケージは、SNS映え抜群ですよね。
プレゼント用としても大変人気があるブランドです。
1-3.効果と安全性の追究
ブランドが創業以来追及している「効果」と「安全性」の高さも、人気を保ち続ける理由のひとつです。
薬学、ハーブ、科学の知識をもとに、厳選された天然由来成分を配合。
敏感肌の方からも支持を集めています。
2.キールズ 『DS RTN リニューイング セラム』の基本情報
そんな老舗コスメブランド・キールズから、今回ピックアップしているのは、レチノール美容液。どのような商品なのか、その特徴を見ていきましょう。
2-1.ベストセラー商品
キールズ のレチノール美容液の商品名は、『DS RTN リニューイング セラム』。
2021年に発売されて以来、キールズのベストセラー商品となりました。
ここ日本でもSNSを中心に話題となり、愛用者が増えています。
2-2.容量、価格
『DS RTN リニューイング セラム』は、10mlのお試しサイズと、30mlと50mlの3種類。
価格はそれぞれ次のとおりです。
- 10ml……3,300円(税込)
- 30ml……8,910円(税込)
- 50ml……12,320円(税込)
リーズナブルなレチノール製品が世界中で発売されているなか、キールズのレチノール美容液は50mlで1万円越え。比較的、高額なコスメだと言えるでしょう。
2-3.特徴
高額にも関わらず、人気を保ち続ける『DS RTN リニューイング セラム』。
他のレチノール製品との違いとして、刺激を感じにくいという魅力があります。
『DS RTN リニューイング セラム』は、キールズの独自処方により、レチノールによる刺激が抑えられており、皮膚の薄い目尻や目の下、敏感肌にも使いやすい処方になっています。
ただ、これはレチノールの刺激が抑えられているということであり、A反応が全く起こらないということではないようです。
実際、私も使ってみてしっかりA反応が起きたので、後ほど詳しくレポートしますね。
万が一、レチノールでA反応が出た場合は無理して使わず、一旦肌が落ち着くまで使用を控えましょう。肌が落ち着いたら使用を再開することで、重大な肌トラブルを回避することにつながります。
レチノールのA反応に関しては、こちらの記事にて詳しく解説しておりますので、よかったらご覧ください。
3.キールズ 『DS RTN リニューイング セラム』の口コミ
キールズ 『DS RTN リニューイング セラム』は、どのような口コミがあるのでしょうか。
よい口コミと悪い口コミ、A反応に関する口コミを、それぞれをチェックしてみましょう。
3-1.よい口コミ
Twitterでは次のような良い口コミが見られました。
3-2.悪い口コミ
一方で、次のような悪い口コミも見られました。
3-3.A反応に関する口コミ
A反応に関しては、反応があったという声となかったという声が、それぞれ見られました。
・A反応が起きた人の口コミ
・A反応が起きなかった人の口コミ
4. キールズ 『DS RTN リニューイング セラム』を使ってみた
以上のように、賛否両論あるキールズのレチノールクリーム。
45歳乾燥肌の私もトライしてみました。
ちなみにレチノールは過去に何度も経験済み。
レチノールが初めての方は1日置きから始めるのが良いとキールズの公式に記載されていますが、私は初日から毎日使ってみました。
その使用感をレポートしていきます。
4-1.色
色は、黄みがかったクリーム色。
この黄みは、レチノールとβカロテンという酸化防止剤による影響のようです。
4-2.軽やかなクリーム
『DS RTN リニューイング セラム』のテクスチャーは軽め。
イニスフリー、COSRX、エリクシールなど、他社のレチノール製品と比べてみるとこのような感じ。
『DS RTN リニューイング セラム』は、こっくりしているように見えますが、伸ばしてみるとクリームというよりも「美容液」という名が相応しい、みずみずしいテクスチャーです。
伸びも良く、広範囲に塗布できるのがうれしいポイント。
ただし脂性肌の方の中には、やや重くべたつきを感じる方もいるようです。
4-3.A反応について
それではここから、私の肌に起きたA反応について、まとめておきたいと思います。
・7日間のA反応
使い始めの7日間は、次のような反応がありました。
【1日目】
初日に塗布したのは1プッシュ分。
普段、使っている化粧水のあとに塗布しました。
伸びがよく、顔全体(上まぶたを除く)に塗布することができました。
塗った後のヒリヒリ感、赤み、かゆみなどはありません。
【2日目】
メーカー推奨の2プッシュを塗布。
ヒリヒリ感、赤み、かゆみはありませんでした。
【3日目】
夜の洗顔後、あご周りに若干の皮ムケを確認。
※本来であれば、ここで使用を一旦中止してA反応が落ち着くのを待つのが良いそうですが、少量の皮剥けだったため、使用を継続しまました。
2プッシュを塗布。
ヒリヒリ感、赤み、かゆみなどはありませんでした。
【4日目】
朝の洗顔後、昨日よりも多めの皮ムケと、3つの吹き出物を確認。
メイクノリが悪くなるほどの皮ムケではなく、保湿すれば目立たなくなる程度です。
この日も2プッシュを塗布。
ヒリヒリ感、赤み、かゆみなどはありませんでした。
【5日目】
朝起きたら、吹き出物はなくなっていました。
あごの皮ムケは、少しずつ減ってきています。
しかし、昨日までは反応がなかった首に、赤みとかゆみが出ました。
【6日目】
あごの皮ムケは、ほんの少し残っている状態。
首の赤みは継続中です。
塗布後、頬にヒリヒリ感がでました。
頬の赤み、かゆみなどはありません。
【7日目】
あごの皮ムケは、ほぼ落ち着きました。
首に赤みは継続中。
塗布後、昨日と同じような頬のヒリヒリ感がありました。
頬の赤み、かゆみなどはありません。
A反応がしっかり出てきたので、ここで一旦使用を中止しました。
まとめると、次のようになります。
・ハーバルトナー後
キールズの『ハーバルトナー CLアルコールフリー』の後にレチノール美容液を塗るとピリピリするという口コミも見られました。
そこで、2日目の洗顔後、『ハーバルトナー CLアルコールフリー』→『DS RTN リニューイング セラム』の順で塗布。
しかし、私の場合は、ヒリヒリ感も赤みも感じませんでした。
両者は併用しない方がよいのか、念のためメーカーに電話で問い合わせてみました。
すると次のような回答をいただきました。
「2つの製品の相性が悪いということはありません。リニューイングセラムはレチノールが入っているので、どうしてもヒリつきや皮ムケなどの反応が起こる可能性もあります。ハーバルトナーを併用したからではなく、レチノールによる反応だと思われます。」
以上の回答から、『ハーバルトナー CLアルコールフリー』によって、A反応が悪化するということはなさそうです。
4-4.A反応が起きたときの対処法
今回皮ムケが起きた際、キールズにチャット相談をしてみました。
すると次のようなアドバイスをいただきました。
- 皮むけが落ち着くまではレチノール美容液を休止する
- 保湿ケアをたっぷりとして肌の様子をチェックする
- 肌が落ち着いたら、2日に1回、少量から再開する
- 「化粧水⇒乳液/クリーム⇒レチノール美容液」の順に使うとより刺激を抑えられる
万が一、A反応がでた場合は、上記を参照に一旦使用を中止してみてくださいね。
5.まとめ
今回は、キールズのレチノールクリーム『DS RTN リニューイング セラム』についてピックアップしてきました。
刺激を抑えた処方になっていますが、口コミをチェックしてみるとA反応が起きた人も多くいらっしゃいました。
実際、私が使ってみたところ、皮ムケ、赤み、ヒリヒリ感を感じました。
反応が出た場合は無理に使い続けるのではなく、一旦中止をして、肌の様子を見ながら再開するようにしましょう。