肌質を問わず使える万能な美容オイル、ホホバオイル。
さまざまな使い方ができますが、「普通に顔を保湿するだけ」という方も意外と多いのではないでしょうか。
正しく使えば、乾燥肌の改善や肌荒れの予防、角栓除去に頭皮環境の改善など、多くの嬉しい効果が期待できますよ。
そこで今回は、ホホバオイルの特徴を生かした使い方を10個ご紹介していきます。
スキンケアやボディケア、ヘアケアはもちろん、マタニティケアやメイクアップに使う方法もご紹介しますよ。
お気に入りの使い方を見つけて、ホホバオイルをもっと活用してみてくださいね♪
1.ホホバオイルの効果的な使い方10選
ホホバオイルを効果的に使う方法を10個ご紹介します。
気になった使い方から早速試してみてください。
1-1.ブースター(導入液)で化粧水の浸透アップ
ホホバオイルを保湿に使っている方は、化粧水の【後】ではなく【前】に使ってみてください。
使い方は簡単。洗顔後に軽く水気を拭き取った肌に、ホホバオイル2~4滴を優しくなじませるだけ。
洗顔後すぐにホホバオイルを使うことで肌が柔らかくなり、その後の化粧水が浸透しやすくなりますよ。
「ホホバオイルを化粧水の前に使ったら弾かないの?」と思われるかもしれませんが、心配ご無用。
ホホバオイルは親水性が高く、水とよくなじむ性質があるため、その後に使う化粧水の水分をキャッチして肌に取り込んでくれるんです。
多少弾いてしまうこともありますが、弾く量よりも肌に浸透するメリットの方が大きいので、安心してお使いくださいね。
ホホバオイルのブースター使いは、乾燥肌を改善したい方におすすめの方法です。
1-2.ニキビ肌の保湿に
ニキビの原因は過剰な皮脂の分泌ですが、過剰な皮脂の分泌が乾燥によって引き起こされることがあります。
そのため、ニキビ肌の方にとっても保湿は大変重要です。
ホホバオイルは人の皮脂に似ていて肌なじみがよく、抗菌効果もあることから、ニキビ肌の方でも使いやすいオイルです。
反対に椿油やオリーブオイルなどのオレイン酸の多いオイルは、アクネ菌のエサとなりやすいので気をつけてくださいね。
1-3.うるおいを奪わないクレンジング
ホホバオイルをクレンジングとして使えば、うるおいを残しながらメイクや毛穴汚れを落とすことができますよ。
500円玉大のホホバオイルを手に取り、指の腹でクルクルと優しくなじませながらメイクをオフしてください。
界面活性剤が入っていないのですすぎには多少時間がかかりますが、クレンジングによる肌への負担を抑えることができます。
クレンジング後は、洗顔料で肌に残った油分や汚れを洗い流してください。
1-4.オイルパックで角栓除去
小鼻の角栓を除去するのにも、ホホバオイルが役立ちます。
オイルパックの方法は下記のとおりです。
- 適量のホホバオイルを手に取る
- 角栓が気になるところにホホバオイルを塗布し、指先でクルクルとなでるようになじませる
- 小さめにカットしたラップを鼻の上にかぶせて5分置く
※息ができるように鼻の穴付近は隙間をあけてください - ラップを外して洗顔料でよく洗う
角栓は余分な皮脂と古い角質でできていますので、同じ油分であるホホバオイルを使うことで浮かせることができるんです。
角栓が気になっている方は試してみてくださいね。
1-5.オイルラッピングでボディの乾燥予防
ボディの乾燥が気になるなら、ホホバオイルを浴室で使いましょう。
浴室から出る前にホホバオイルを全身になじませます。このとき、体の水気は残ったままでOK。
肌に水気が残った状態でホホバオイルをなじませることで、肌にうるおいを閉じ込めることができますよ。
全身にまんべんなくなじませたら、タオルで優しく押さえるようにして残った水気を拭き取ってください。
1-6.オイルでボディマッサージ
ホホバオイルはのびがいいので、マッサージオイルとしてもおすすめです。
腕や脚をマッサージするときは、心臓に遠い方から中心に向かって優しくさするようにマッサージしましょう。
同時に保湿もできるので一石二鳥の使い方ですね。
1-7.頭皮クレンジング&ヘアパック
ホホバオイルを使った頭皮クレンジング&ヘアパックもおすすめ。
毛穴汚れがすっきりするので頭皮環境の改善につながり、フケや抜け毛予防効果が期待できます。
また、オイルの保湿効果で頭皮や髪の毛の乾燥も防げますよ。
頭皮クレンジング&ヘアパックのやり方は下記のとおりです。
- 髪の毛をブラッシングする
- ホホバオイルをたっぷり手のひらに取る
- オイルを頭皮全体になじませる
- 指を広げて髪の根元に差し込み、頭皮を包み込んで指先で前後左右に動かす
- 髪の毛先にもオイルをなじませて10分置く
(シャワーキャップやホットタオルで髪をまとめるとなおよし) - お湯で洗い流し、その後シャンプー&トリートメントをする
1-8.デリケートゾーンのケア
ホホバオイルは皮膚を柔らかくし、弾力とハリをもたらしてくれることからデリケートゾーンのケアにも向いています。
日頃の保湿ケアから、出産に備えた会陰マッサージまで、安心して使うことができますよ。
ホホバオイルは肌なじみがいいので刺激を気にせず使えますが、心配な方はパッチテストをしてから使ってくださいね。
1-9.ストレッチマーク(妊娠線)の予防
ホホバオイルは保湿しながら皮膚を柔らかくしてくれるので、ストレッチマーク(妊娠線)の予防にも効果を発揮します。
肌が乾燥していると妊娠線ができやすくなるので、入浴後などは念入りに保湿しましょう。
特に妊娠中は肌が敏感になるなどの変化が起こりやすいですが、ホホバオイルは人の皮脂に最も近いと言われているので安心して使用できますね。
1-10.ファンデーションに混ぜてツヤ肌に
ホホバオイルをメイクに取り入れれば、ツヤ肌を演出することも可能です。
ホホバオイル1滴をリキッドファンデーションに混ぜて使うことで、自然なツヤ感をまとうことができます。
保湿力もアップするので、乾燥が気になる季節には試してみたいですね。
2.ホホバオイルの正しい選び方
さまざまな使い方ができるホホバオイルですが、どんなものを選べばより効果的なのでしょうか。
ここでは、ホホバオイルの正しい選び方をご紹介します。
2-1.敏感肌なら精製タイプがおすすめ
ホホバオイルには「未精製」と「精製」の2種類があります。
未精製タイプは「ゴールデンホホバオイル」と呼ばれ、少し香りがある黄金色のオイルです。
精製されていないので栄養素が多く残っていますが、不純物も多いため肌に刺激となることも。
一方、精製タイプは「クリアホホバオイル」と呼ばれる無色透明のオイルです。
精製されているので栄養素は少し減ってしまいますが、不純物が取り除かれているため敏感肌の方でも使用できます。
もちろん、精製タイプでも主成分のワックスエステルの効果は得られますので安心してくださいね。
2-2.コールドプレス(低温圧搾法)は効果が高い
ホホバオイルを抽出する方法として、「溶剤抽出法」と「コールドプレス(低温圧搾法)」があります。
溶剤抽出法は高温で処理するため、有効成分が変質しがちです。
その点、コールドプレス(低温圧搾法)は圧力をかけてオイルを絞り出すので、栄養が失われず高品質なオイルが取れます。
より効果を感じたい方はオイルの抽出方法にもこだわってみましょう。
2-3.オーガニック(無農薬)は肌質を問わず使える
敏感肌の方には、残留農薬の成分などが肌に刺激となってしまうことがあります。
農薬や化学肥料を使用しないで栽培されたオーガニックのホホバオイルなら、どんな肌質の方でも使えるのでおすすめですよ。
2-4.美容成分が配合されたものだとさらに効果的
ホホバオイルに美容成分が配合されたものも存在します。
ホホバオイルの栄養だけでなく、さらなる有効成分を肌に届けることができるので、肌悩みがある方にはおすすめです。
私は乾燥が気になるので、セラミドが配合されている「ピュアセラ美容オイル」を使っていますよ。
セラミドは肌のうるおいを保つ上で欠かせない成分。セラミドが水分をキャッチすることで肌から水分が蒸発するのを防いでくれるんです。
オイルで保湿しながらセラミドを補うことができるので、乾燥肌の改善に役立ちます。
3.まとめ
ホホバオイルのさまざまな使い方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ホホバオイルを効果的に使うことで、乾燥肌の改善や肌荒れ予防、角栓除去に頭皮環境の改善など、多くの嬉しい効果が期待できます。
今回は下記の10通りの使い方をご紹介しました。
- ブースター(導入液)
- ニキビ肌の保湿
- クレンジング
- オイルパックで角栓除去
- オイルラッピングでボディの乾燥予防
- ボディマッサージ
- 頭皮クレンジング&ヘアパック
- デリケートゾーンのケア
- ストレッチマーク(妊娠線)の予防
- ファンデーションと混ぜてツヤ肌に
さまざまな使い方ができる万能なホホバオイル。この記事を参考に、ホホバオイルを賢く活用してみてくださいね。